天然鉱物粒子の放射線誘起現象である
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測定により, 年代や被曝量と関連した蓄積放射線線量の情報が得られる.
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の信頼性高い測定のために, 単分画再現 (SAR) 法が適用可能なように, 黒体放射の影響を最少限にし, 小型X線照射設備を搭載した
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自動測定システムを開発した. 試料からの微弱な
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を効率良く冷却した光電子増倍管の感光面に導入するために, コア・ロッド型のガラス製ライトガイドパイプが有効であった. 本システムでは, 当研究室で発見された石英粒子からの赤色熱
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(RTL) 以外に, 青色TL (BTL) はもとより, 発光ダイオードを励起光源とした石英粒子を用いた (青色) 光励起
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(B-OSL) とともに, 長石粒子を用いる赤外光励起
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(IRSL) も高感度で自動測定可能であることを確認した.
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