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クエリ検索: "レディズ・コンパニオン"
1件中 1-1の結果を表示しています
  • *佐々井 啓, 坂井 妙子, 好田 由佳, 山村 明子, 米今 由希子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2011年 63 巻 3P-63
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/03
    会議録・要旨集 フリー
    目的 ヴィクトリア朝女性雑誌を網羅的に研究して記事を分析し、文献情報を確立することを目指すとともに、これまで概説書等では充分に解明されていなかったヴィクトリア朝の女性の自立と身体観に関する実態を、演劇、キャラクター、アウトドアファッション、レジャースポーツ、ジャポニスムの観点から明らかにする。
    方法 19世紀に刊行されたイギリスの女性雑誌を調査し、それらの記事を分析して、服飾表現を通して女性の生き方を明らかにする。主として、「
    レディズ
    コンパニオン
    」「クィーン」「ヤング・レディズ・ジャーナル」「マイラズ・ジャーナル」「スケッチ」「ガールズ・オウン・ペーパー」を取り上げる。
    結果 これ等の雑誌記事の分析により、次のことが明らかになった。1.当時の風俗である「新しい女性」をテーマとした劇評によって、当時の人々が女性の生き方や新しい意識についてのどのように考えていたのかが明らかとなった。2.ヨーロッパ19世紀に広く流行していた観相学の視座を応用して、衣服と着用者のキャラクター(心理、性格、本質)の関係をショールの意味論として構築できた。3.女性の戸外での活動に焦点をあて、アウトドアファッションから、女性の新しい身体観が明らかになった。4.レジャースポーツでは、女性たちのライフスタイルと身体表現の意識の変容について検討した結果、機能と表現という服飾の二面性と、女性が服飾に託す自意識の表出を分析した。5.当時の趣向であるジャポニスムを背景として、それまでの西洋の服飾とは根本的な構成が異なる日本の服飾が、それを纏う身体についても着用者に問うものであったことが明らかになった。
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