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クエリ検索: "ロジン"
6,497件中 1-20の結果を表示しています
  • ウインケルマン ヱチエ, ブーゼンブルヒ イービー, 山田 義一
    日本護謨協會誌
    1931年 4 巻 10 号 530-536
    発行日: 1931年
    公開日: 2008/04/15
    ジャーナル フリー
    1)
    ロジン及びロジン
    油はゴムに使用して滿足な結果を得る。
    2)
    ロジン及びロジン
    油はゴム成品中に用ひる爲に各種再製ゴムの製造に使用される。
    3) ゴム•
    ロジン
    はウツド•
    ロジン
    よりも一層可塑性にして、軟かく、強さ少き調合物を得る。
    4) ウツド•
    ロジン
    は酸價高ければ高いほど一層可塑性にて、強さ少き調合物を得る。
    5) 松タールは、混合
    ロジン油或はロジン
    類より可塑性少く、一層硬き、強き調合物を得る。
    6) ゴム•
    ロジン
    或はウツド•
    ロジン
    類、混合
    ロジン
    油或は松タールとの間には〓斷強或は剛性に於て殆んど差異はない。
    7)
    ロジン
    類は老化に於ては他の調合物と比較して遜色無し。
    8)
    ロジン
    は硫化及び非硫化セメントに廣く應用される。
    9)
    ロジン
    はゴム調合物をば水に分散せしむる目的に使用して其の結果申分なし。
  • 本間 之夫, 河邉 香月, トルテ
    ロジン
    研究会
    日本泌尿器科学会雑誌
    2003年 94 巻 2 号 331-
    発行日: 2003/02/15
    公開日: 2017/04/07
    ジャーナル フリー
  • *延寿 里美, 上原 誠一郎
    日本鉱物科学会年会講演要旨集
    2014年 2014 巻 S2-P05
    発行日: 2014年
    公開日: 2019/03/20
    会議録・要旨集 フリー
    ロジン
    岩は蛇紋岩に伴って産出し, Caに富みSiに乏しく非常に多様な鉱物組み合わせを示す。長野県下伊那地域では様々な蛇紋岩化の程度のかんらん岩及び蛇紋岩が見られ, これらの超塩基性岩に伴い
    ロジン
    岩が産する(e.g. 島津 1956)。今回蛇紋岩化の程度の異なる蛇紋岩・かんらん岩に伴う
    ロジン
    岩を用いて, 両者の境界部を中心とした観察から形成時の反応の推定を行った。ほとんど蛇紋岩化していないかんらん岩と
    ロジン
    岩脈の境界部では蛇紋石-緑泥石帯が形成され, かんらん岩側ではAlの変化を伴うメッシュ組織,
    ロジン
    岩側ではAl, Feに富む短冊状組織が見られた。両者の間はAl, Feが緩やかに変化する領域によって接続されていた。それに対し, 蛇紋岩と
    ロジン
    岩の境界部でも蛇紋石-緑泥石帯が形成されていたが蛇紋岩側のメッシュ組織内でのAlの変化は見られず, 不連続に短冊状の組織に切り替わっていた。
  • 高橋 禎介, 山本 浩二
    日本薬理学雑誌
    2015年 146 巻 3 号 150-158
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/10
    ジャーナル フリー
    ルセオグリフ
    ロジン
    水和物(以下ルセオグリフ
    ロジン
    ,製品名:ルセフィ®錠)は,大正製薬株式会社において創製された新規のナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2:sodium glucose cotransporter 2)阻害薬である.ルセオグリフ
    ロジン
    は,SGLT発現細胞を用いたin vitro試験においてSGLT2を介したNa依存的なグルコース取り込みを選択的かつ拮抗的に阻害した.糖尿病モデル動物を用いたin vivo試験では,ルセオグリフ
    ロジン
    は尿糖排泄を増加させてインスリン分泌に依存することなく血糖低下作用を示した.さらに,ルセオグリフ
    ロジン
    は糖尿病ラットへの反復経口投与により糖化ヘモグロビン値を低下させるとともに,インスリン抵抗性改善作用と膵β細胞減少に対する抑制作用を示したことから,2型糖尿病に対する有用性が期待された.日本人健康成人男性を対象にルセオグリフ
    ロジン
    1~25 mgを単回経口投与した結果,血漿中薬物濃度は用量依存的に増加し,消失半減期は9.23~13.8時間であった.また,用量の増加に応じた尿糖排泄作用が確認され,忍容性に問題はなかった.日本人2型糖尿病患者を対象とした第Ⅲ相プラセボ対照二重盲検比較試験では,ルセオグリフ
    ロジン
    は1日1回2.5 mgの24週間投与によりプラセボに比べHbA1c変化量を有意に低下させた.さらに,第Ⅲ相単剤長期投与試験ならびに併用長期投与試験においても,ルセオグリフ
    ロジン
    は1日1回52週間投与により良好な血糖コントロールを示し,忍容性に問題は無かった.以上の非臨床および臨床試験成績から,ルセオグリフ
    ロジン
    は選択的かつ拮抗的にSGLT2を阻害することで血中の過剰なグルコースを尿中に排泄し,2型糖尿病における高血糖を是正することが明らかとなった.選択的SGLT2阻害薬であるルセオグリフ
    ロジン
    は,2型糖尿病の薬物治療において新たな選択肢となることが期待される.
  • 松下 泰幸, 大倉 愛, 今井 貴規, 福島 和彦, 加藤 俊之
    紙パ技協誌
    2005年 59 巻 11 号 1685-1693
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/08/25
    ジャーナル フリー
    ロジングリセリンエステルを含む中性ロジン
    サイズ剤は, 中性条件下でも効果のあるサイズ剤として応用が広がりつつある。これまでの研究から,
    ロジングリセリンエステルにはアビエチン酸やマレイン化ロジン
    の溶出を防ぐ役割があることが示されている。今回はこのことを明らかにするため, いろいろな抄紙条件における
    ロジン
    グリセリンエステルの挙動をToF-SIMSでの可視化により解析することを試みた。
    ToF-SIMSを用いてイメージングをする場合, 物質特有のピークを見つけ出さなければならない。我々は,
    ロジン
    グリセリンエステルのみを確実に検出するために, 重水素ラベルの
    ロジン
    グリセリンエステルを合成し, その重水素イオンを検出することとした。自然界には重水素はほとんど存在しないため, 目的とする
    ロジン
    グリセリンエステルのみを選択的に可視化することに成功した。
    ToF-SIMSのイメージングとサイズ度の測定結果から,
    ロジン
    グリセリンエステルは中性条件のみならず, アルカリ条件においても可溶化せずにパルプ表面に留まっていることが明らかとなった。一方,
    ロジン
    グリセリンエステルを含まないサイズ剤を用いた場合, 中性条件やアルカリ条件ではアビエチン酸やマレイン化
    ロジン
    は溶出し, サイズ効果は現れなかった。以上のことは,
    ロジングリセリンエステルはアビエチン酸やマレイン化ロジン
    の溶出を防ぐ役割を担っているという以前の研究結果を支持する。
  • 程 芝, 安 〓南
    紙パ技協誌
    1999年 53 巻 4 号 488-497
    発行日: 1999/04/01
    公開日: 2009/11/19
    ジャーナル フリー
  • 深澤 正徳, 永田 工, 鈴木 昌幸, 鈴木 好幸, 川邊 良樹
    日本薬理学雑誌
    2016年 148 巻 5 号 259-265
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/01
    ジャーナル フリー

    トホグリフ

    ロジン
    水和物(以下トホグリフ
    ロジン
    ,製品名:アプルウェイ®錠,デベルザ®錠)は中外製薬株式会社によって創製された選択的ナトリウム-グルコース共輸送体(SGLT2:sodium glucose cotrasporter 2)阻害薬である.麻酔下カニクイザル・グルコース滴定試験において,トホグリフ
    ロジン
    およびフロリジン(SGLT1,2阻害薬)はグルコース滴定曲線のスプレイ領域を拡大させたが,尿細管グルコース最大輸送活性には影響をおよぼさなかった.麻酔下正常血糖ラットにおける尿糖排泄・内因性糖産生同時測定系において,トホグリフ
    ロジン
    による尿糖排泄の増加は内因性糖産生の増大で代償され正常血糖が維持された.一方,フロリジンはトホグリフ
    ロジン
    よりも大きな尿糖排泄促進作用と内因性糖産生性増加作用を示したが,その血糖降下作用はトホグリフ
    ロジン
    よりも大きかった.麻酔下ラットグルコース滴定試験および正常・低血糖グルコースクランプ試験において,トホグリフ
    ロジン
    は高血糖下のグルコース再吸収を50%以上抑制したが低血糖条件下では抑制しなかった.一方,フロリジンは高血糖下の腎グルコース再吸収を50%以上抑制し,低血糖条件下でも腎グルコース再吸収を20~50%抑制した.腎グルコース再吸収におけるSGLT2の貢献程度は低血糖よりも高血糖条件下で大きく,選択的SGLT2阻害薬であるトホグリフ
    ロジン
    は低血糖下の尿糖排泄を惹起せず,低血糖リスクが低いと考えられた.

  • 野口 順蔵, 斎藤 智夫, 早川 忠男
    日本化學雜誌
    1959年 80 巻 1 号 82-84
    発行日: 1959/01/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    L-チ
    ロジン
    の銅塩に水素気流中で塩化ベンジルを作用させてO-ベンジル-レチ
    ロジン
    を得た。これにホスゲンを作用させO-ベンジルーレチ
    ロジン
    -N-カルボキシ無水物をつくり,これを重合させてから氷酢酸-臭化水素で脱ベンジル化してボリ-L-チ
    ロジン
    を容易に合成することができた。ポリ-L-レチ
    ロジン
    は溶媒の種類により異常旋光性を示す。メタノール溶液の紫外線吸収スペクトルは2260Å,2790Åに特性吸収を示した。また赤外線吸収スペクトルはポリ-O-ベンジル-L-チ
    ロジン
    の際に見られる1026cm-1の吸収が全く消失するからこの位置の吸収を調べることにより脱べンジル化反応が完結したか否かを容易に知ることができる。
  • 佐藤 正章
    ファルマシア
    1986年 22 巻 5 号 483-487
    発行日: 1986/05/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 栗山 千亜紀
    日本薬理学雑誌
    2016年 148 巻 5 号 245-252
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/01
    ジャーナル フリー

    ナトリウム/グルコース共輸送体(SGLT)2は,腎近位尿細管においてグルコースの再吸収を担う主要な輸送体である.田辺三菱製薬が創製したカナグリフ

    ロジン
    水和物(以下,カナグリフ
    ロジン
    ,製品名:カナグル®錠(国内),INVOKANA®錠(海外))は,2型糖尿病治療薬として米国で初めて承認されたSGLT2阻害薬であり,グルコースの再吸収抑制による尿中排泄促進を機序とした血糖降下作用を示す.我々は,SGLT2及びSGLT1の安定発現細胞を用いて,カナグリフ
    ロジン
    のSGLTへの作用キネティクス及び阻害メカニズムを解析した.カナグリフ
    ロジン
    は,競合的にSGLT2及びSGLT1を阻害し,SGLT1に対して約200倍と中程度のSGLT2選択性を示した.また,14C標識したカナグリフ
    ロジン
    をSGLT2発現細胞に添加すると,Na依存的且つ温度依存的な放射活性の上昇を示すことを見出した.これは,カナグリフ
    ロジン
    のSGLT2を介する細胞内への移行を反映しているものと考えられた.さらに,パッチクランプ法のホールセルモードを用いて,細胞内外からカナグリフ
    ロジン
    を作用させ,[14C]α-メチル-d-グルコピラノシド(AMG)輸送に伴う内向き電流に対する効果を検討したところ,SGLT2及びSGLT1のいずれに対しても細胞外,即ち生体においては管腔側から阻害することが明らかになった.これらの事実と血漿中遊離型薬物濃度から,臨床用量においてカナグリフ
    ロジン
    はSGLT2を十分阻害するが,腎SGLT1には作用しないと考えられた.また,小腸に発現するSGLT1については,投与直後,局所的に管腔側薬物濃度が上昇するため一過性に阻害され,糖質吸収遅延作用につながることが示唆された.以上より,カナグリフ
    ロジン
    は,薬剤特性により,腎における糖再吸収のみならず,小腸における一過性の糖質吸収遅延作用を併せ持つことが示された.

  • 檜杖 昌則, 越智 靖夫, 伊村 美紀, 山上 英臣
    日本薬理学雑誌
    2014年 143 巻 4 号 203-213
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/04/10
    ジャーナル フリー
    フェソテ
    ロジン
    はムスカリン受容体拮抗作用を作用機序とする新規過活動膀胱治療薬である.経口投与後,速やかに活性代謝物である5-ヒドロキシメチルトルテ
    ロジン
    (5-HMT)に加水分解され,血液中にフェソテ
    ロジン
    は検出されない.5-HMTは,ムスカリン受容体のいずれのサブタイプ(M1~M5)に対しても高い親和性を有し,各サブタイプ発現細胞でのアセチルコリン誘発反応,摘出排尿筋のカルバコール誘発収縮および電気刺激誘発収縮を抑制した.In vivoでは,無麻酔ラット膀胱内圧測定試験で,排尿圧力低下,膀胱容量増加および収縮間隔延長作用を示した.さらに,ヒト排尿筋,膀胱粘膜および耳下腺組織における結合親和性,ならびにアセチルコリン誘発膀胱収縮および電気刺激誘発流涎に対する抑制作用の比較から膀胱組織選択的な抗コリン作用が示唆された.また,中枢移行性が低いことが確認され,フェソテ
    ロジン
    投与による中枢のムスカリン受容体機能への影響は少ないと考えられた.フェソテ
    ロジン
    の臨床投与量は4 mgと8 mgである.臨床薬理試験で血漿中濃度は,2用量間で2層性を示した.臨床試験で,フェソテ
    ロジン
    は,プラセボやトルテ
    ロジン
    より過活動膀胱の症状を有意に改善し,その効果は用量依存的であった.実臨床に近い可変用量のデザインを用いた治療満足度試験では,患者の半数が8 mgへの増量を希望し,その結果8割の患者がフェソテ
    ロジン
    の治療に満足と回答した.この結果より,4 mgで効果に不満足でも忍容性がある場合は,増量により満足に至る可能性が示された.日本人を対象とした長期試験では,遅発性の有害事象は認めず,忍容性は良好であった.フェソテ
    ロジン
    は,患者の状態に合わせ4 mgと8 mgを有効に使い分けることで,患者の治療満足度を向上し,OAB治療で重要な治療継続率の向上に繋がることが期待される.
  • アラム添加によるSEM, TOF-SIMS及びESCAからの表層パラメータの変化による検討
    尾崎 靖, 佐渡 篤
    紙パ技協誌
    2001年 55 巻 7 号 987-995,018
    発行日: 2001/07/01
    公開日: 2010/10/27
    ジャーナル フリー
    ロジン無添加の状態でアラムの添加量を変えて得た手すきシートをエマルション型ロジン
    の希薄な水溶液に浸漬し, 再度乾燥させた手すきシートの表面について, 走査型電子顕微鏡 (SEM), 飛行時間型二次イオン質量分析法 (TOF-SIMS), X線光電子分光法 (ESCA) 及び接触角法のデータを検討し, シート中における
    ロジン
    とアラムの分布の実態について考察を行った。
    SEMによる二次電子像観察結果とTOF-SIMSによる
    ロジン
    に関するフラグメントイオンのイメージング結果は異なっていた。そして,
    ロジン
    のシート表面における分布状態はSEM単独では把握しきれない場合があることが判った。このことは, 手すきシートを加熱溶融した場合に特に顕著であった。ESCAによる相対強度 (Ci15/O15) の値により, パルプ繊維壁内部においてはパルプ繊維表層と比べて
    ロジン
    濃度が小さいことが判った。また, 相対強度 (Al2p/C15) の値により,
    ロジン
    水溶液に浸漬することによりアルミニウムが結果として手すきシート表面での濃度を大きく増加させることが判った。
    手すきシート表面における
    ロジン
    の表面被覆率が増加するに従って接触角が高くなった。また,
    ロジン
    の表面被覆率と水の接触角の関係は乾燥方法の如何によらず, 類似した傾向を示した。手すきシートの
    ロジン
    の表面被覆率の大小は接触角の変化と強い相関を示した。
  • 高須 俊行, 高倉 昭治, 濱田 香理
    日本薬理学雑誌
    2016年 148 巻 5 号 266-271
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/01
    ジャーナル フリー

    イプラグリフ

    ロジン
    L-プロリン(以下イプラグリフ
    ロジン
    ,商品名:スーグラ®錠)は,アステラス製薬株式会社と寿製薬株式会社との共同研究により見出されたC-グリコシドタイプの選択的sodium/glucose co-transporter(Na/グルコース共輸送担体:SGLT)2阻害薬であり,2014年1月に同クラスの糖尿病治療薬として国内で初めて承認された.本薬は腎近位尿細管においてグルコースの再吸収を担う糖輸送担体であるSGLT2を阻害し,血液中の過剰なグルコースを尿糖として体外に排泄することによって高血糖を是正する.我々は,腎尿細管におけるイプラグリフ
    ロジン
    の作用をポジトロン放出核種である11Cで標識したmethyl-α-d-glucopyranoside(11C-MDG)を用いて直接的かつ動的にイメージング画像として捉えた.また,高脂肪食を負荷して惹起した肥満モデルラットにおけるイプラグリフ
    ロジン
    の体組成,特に脂肪量に対する作用をdual-energy X-ray absorptiometry(DEXA)及びcomputed tomography(CT)を用いて検討したところ,イプラグリフ
    ロジン
    が脂肪組織量を選択的に減少させることを見出した.さらに,非アルコール性脂肪性肝炎(nonalcoholic steatohepatitis:NASH)/非アルコール性脂肪性肝疾患(nonalcoholic fatty liver disease:NAFLD)モデルの一つであるコリン欠乏性l-アミノ酸置換食(choline-deficient l-amino acid-defined (CDAA) diet)負荷ラットにおいて,イプラグリフ
    ロジン
    は肝臓の脂肪滴サイズを縮小し肝臓中TG含量を低下させるとともに,肝臓中のハイドロキシプロリン含量ならびに線維化スコアを低下させた.イプラグリフ
    ロジン
    は国内市販後臨床試験において,2型糖尿病患者のHbA1c及び空腹時血糖値を改善するとともに体重低下,ウエスト周囲長の低下,体脂肪量の減少及び肝酵素の低下をもたらした.これらの臨床試験成績は,上記の肥満モデルラット及びNASH/NAFLDモデルラットで得られた成績と同様,イプラグリフ
    ロジン
    の新たな可能性を示唆するものである.選択的SGLT2阻害薬イプラグリフ
    ロジン
    は2型糖尿病患者の血糖管理に貢献するだけでなく,2型糖尿病に伴う肥満やNASH/NAFLDといった合併症の改善にも寄与することが期待される.

  • 高須 俊行, 高倉 昭治, 加来 聖司
    日本薬理学雑誌
    2015年 145 巻 1 号 36-42
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/01/10
    ジャーナル フリー
    イプラグリフ
    ロジン
    L-プロリン(以下イプラグリフ
    ロジン
    ,商品名:スーグラ®錠)は,選択的sodium/glucose co-transporter(Na+/グルコース共輸送体:SGLT)2阻害薬として2014年1月に国内で初めて承認された新しい糖尿病治療薬である.腎近位尿細管においてグルコースの再吸収を担う糖輸送体であるSGLT2を阻害し,血液中の過剰なグルコースを尿糖として体外に排泄することによって高血糖を是正する.イプラグリフ
    ロジン
    はヒトSGLT2強制発現細胞を用いた実験において,SGLT2に選択的な阻害作用を示すことが確認された.マウスおよびラットへ単回経口投与したところ用量依存的に尿糖排泄促進作用を示し,また2型糖尿病モデルマウスへ4週間反復経口投与したところ尿糖排泄促進作用に加え,血糖値およびヘモグロビンA1c(HbA1c)低下作用を示した.さらにメトホルミンまたはピオグリタゾンとの反復併用投与により各々の単独投与よりも強いHbA1c改善作用を示した.高脂肪食を負荷して惹起した肥満モデルラットにおいてイプラグリフ
    ロジン
    は体重増加抑制作用および脂肪量減少作用を示した.2型糖尿病患者を対象とした国内第Ⅲ相臨床試験において,イプラグリフ
    ロジン
    は2型糖尿病患者のHbA1cおよび空腹時血糖値を改善し,優れた有効性および安全性を示した.低血糖の発現率は,イプラグリフ
    ロジン
    群とプラセボ群で同程度であった.以上,非臨床薬理試験および臨床試験の結果から,イプラグリフ
    ロジン
    はSGLT2阻害というインスリン作用とは異なる作用機序により血糖降下作用を発現し,2型糖尿病に対して治療効果を示す薬剤であることが示された.選択的SGLT2阻害薬イプラグリフ
    ロジン
    は2型糖尿病患者におけるより質の高い血糖管理の実現に貢献できるものと期待される.
  • 糸瀬 龍次, 酒井 一成, 内田 貞幸
    紙パ技協誌
    2012年 66 巻 11 号 1215-1220
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    ジャーナル フリー
    世界の
    ロジン
    生産量(2009年)は約113万トンで,国内では当社が唯一トール
    ロジン
    を製造している。また米国化学会社モメンティブ社から
    ロジン
    関連事業を買収してローター社を設立したことにより,ハリマ化成グループの
    ロジン
    取り扱い量は世界のトップレベルになった。
    ロジン
    を原料とする
    ロジン
    系サイズ剤と硫酸バンドとを組み合わせたサイジングシステムは,酸性から弱酸性領域での抄紙条件において効率良く紙へサイズ性を付与することができ,日本では最も普及している。しかし当社がサイズ剤を供給している国別で見ると,日本やブラジルでは,
    ロジン
    系サイズ剤が製紙用サイズ剤の主流となっているが,米国では
    ロジン
    系サイズ剤は市場の3割を占めるにとどまり,中国ではAKDサイズ剤が主流となっており,各国でのサイズ剤の使用状況は異なる。
    当社の弱酸性から中性系を対象とした
    ロジン
    系エマルションサイズ剤は,“填料(炭カル)とのイオン的な相互作用を抑制すること”を開発コンセプトの一つとしている。填料は比表面積が大きいことに加えて,ワンパスリテンションの低い抄紙系では,エマルションサイズ剤の填料への吸着特性がサイズ剤の歩留りに対して無視できない因子になるためである。また効果的にサイズ性を発現させるためには,硫酸バンドを介した定着機構を有効に利用することや,抄紙条件に応じた歩留り剤を選定することが重要である。
    当社では,
    ロジン
    系サイズ剤の使用環境が今後も変化していくと予想しており,抄紙系全体での薬品の最適化を考慮した製品の開発に取り組んでいく所存である。
  • 栗山 千亜紀, 植田 喜一郎, 荒川 健司
    日本薬理学雑誌
    2015年 146 巻 6 号 332-341
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/10
    ジャーナル フリー
    カナグリフ
    ロジン
    水和物(以下カナグリフ
    ロジン
    ,製品名:カナグル®錠(国内),Invokana®錠(海外))は,2型糖尿病治療薬として2013年3月に米国で初めて承認されたナトリウム/グルコース共輸送体(SGLT)2阻害薬である.2014年7月には,国内でも承認を取得した.1990年,田辺三菱製薬は世界に先駆け,尿糖排泄促進による経口糖尿病治療薬の創薬研究に着手し,経口投与でSGLTを阻害するT-1095の創製に成功した.さらに治療薬としてより適した化合物を探究し,誕生したのがカナグリフ
    ロジン
    である.カナグリフ
    ロジン
    は,腎近位尿細管において糸球体ろ過された大部分のグルコースの再吸収を担うSGLT2を選択的かつ競合的に阻害し(SGLT1とのIC50値の比は158倍),血中の過剰なグルコースを尿糖として排泄することでインスリン非依存的に糖尿病モデル動物の高血糖を是正する.肥満モデル動物においては,体重および体脂肪増加を抑制する効果を認めた.Zucker diabetic fatty(ZDF)ラットにカナグリフ
    ロジン
    を反復投与することで,持続的に血糖値を低下し,インスリン分泌能の改善および膵β細胞量の維持をもたらした.また,カナグリフ
    ロジン
    とDPP-4阻害薬テネリグリプチンとの併用投与,およびラットでの消化管内糖質量に関する検討から,小腸SGLT1阻害を介した糖質吸収遅延作用を有することも示された.2型糖尿病患者を対象とした国内外の臨床試験において,カナグリフ
    ロジン
    は持続的なヘモグロビンA1c(HbA1c)改善,体重および血圧低下,eGFRの低下抑制効果等を示しており,実施中のグローバル大規模臨床試験(CANVAS,CREDENCE)の結果にも大いに期待がもたれている.
  • 川崎 晃彦
    日本皮膚科学会雑誌
    1959年 69 巻 8 号 731-
    発行日: 1959年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    我々は既に各種膠原病患者尿中にフェニールアラニン,チ
    ロジン
    の仮想的中間代謝物とされている2,5-Dihydroxyphenyl pyruvic acid (2,5-DHPPA)が絶えず且つ特異的に排泄されていることを1次元上行性ペーパークロマトグラフィーによって証明し得た1)~5).更にフェニールアラニン,チ
    ロジン
    の一般中間代謝物の尿中排泄量にも膠原病に可なり特異的な異常が存すること6)~8)、L-チ
    ロジン
    負荷が各種膠原病の臨床症状及び臨床諸検査成績を増悪させるか,フェニールアラニン,チ
    ロジン
    減食餌療法は反対臨床症状及び諸検査成績に好影響を与えたことを報告した9)~11).しかし2,5-DHPPAの1次元上行性ペーパークロマトグラフィーでは他にまぎらわしい蛍光を発する斑点が存するため熟練しなければその判定に苦しむ場合かあった.
  • 紫外線吸収法による紙および白水中のロジンサイズ測定法について
    隅川 吉章, 岸 嘉洋, 戸田 久昭
    紙パ技協誌
    1968年 22 巻 3 号 140-146
    発行日: 1968/03/01
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    紫外線吸収法によってサイズ紙および白水中の
    ロジン
    サイズを測定した。
    アビエチン酸ナトリウムおよび市販
    ロジン
    サイズ剤の稀薄溶液は241~243mμに最高吸収波長をもち (Fig.2), この吸光度は
    ロジン
    サイズ濃度と直線関係を示す (Fig.4)。
    再現性のある結果を得るため, 試料溶液は樹脂酸の中和点を含む9~12のpH範囲に調節した。
    白水およびサイズ紙中の
    ロジン
    サイズ複合物は, それぞれ, NaOHの添加によって溶解するか0.5-4.0%NaOH溶液で抽出し, 紫外線吸収法によって測定した。紙中の
    ロジン
    サイズ複合物を抽出するには, TAPPI標準法に採用されたエタノール-HCl溶液よりもNaOH溶液の方が効果的である。
  • 博多 宏一
    ネットワークポリマー
    2010年 31 巻 5 号 248-255
    発行日: 2010/09/10
    公開日: 2014/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
    ロジン変性フェノール樹脂はロジン
    ,アルキルフェノール,ホルムアルデヒド,ポリオールから構成される樹脂であり,フェノール樹脂を天然物の
    ロジン
    で変性したものである。これにより非極性溶媒に対する溶解性を付与して顔料に対する濡れ適性やゲル化剤との反応性によりインキに印刷適性を持たせることができる。このためオフセットインキ用途に広く独占的に使われている樹脂である。ここ数年はインキメーカーや印刷会社において高速印刷や環境対応に重点が置かれている。ここでは
    ロジン
    変性フェノール樹脂の概要とその特性について紹介する。
  • ―ロジンに替わるASAサイジング処方の確立―
    藤原 康史, 松島 輝幸, 小国 正祥
    紙パ技協誌
    2011年 65 巻 8 号 748-753
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/27
    ジャーナル フリー
    日本では内添サイズ剤として
    ロジン
    サイズ剤が最も広く使用されている。この傾向は中性サイズ剤に限定した場合でも同様であり,中性
    ロジン
    サイズ剤の占める割合は,一般的な中性サイズ剤として知られるAKDやASAサイズ剤と比較してかなり高い。これは日本で独自に進化した中性
    ロジン
    サイズ剤の普及によるものである。
    しかし,昨年末以降,
    ロジン
    サイズ剤の主原料である
    ロジン
    の価格が急激に高騰しており,脱
    ロジン
    サイズ剤の動きが高まりつつある。
    そこで,我々は
    ロジン
    サイズ剤に代わるサイズ剤として,ASAサイズ剤に着目し,ASAの乳化剤,乳化方法,抄紙系での使用方法について種々の検討を行った。
    その結果,我々はASAエマルションに優れた分散安定性を付与する新規な乳化用合成ポリマー,および従来のカチオン化澱粉を用いた乳化方法では達成することが困難であったシャープな粒度分布をもつASAエマルションを得るための高せん断型乳化装置の開発に成功した。また,抄紙系での使用方法を検討する中で,サイズ定着剤の極めて優れた効果を見出した。
    この新たな技術は,これまでASAサイズ剤が抱えている最大の問題であったマシン汚れに起因する操業性の低下を根本から解決するものである。
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