詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "ロレーヌ地域圏"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 内田 亨
    映像情報メディア学会技術報告
    2012年 36.2 巻 ENT2012-1
    発行日: 2012/01/16
    公開日: 2017/09/21
    会議録・要旨集 フリー
    本稿では、まず、フランスの病院経営の歴史と選定理由を述べる。次にナンシー国立大学病院グループのコミュニケーション部でのフィールド・リサーチから得られた事実を記述し、コミュニケーション部の機能・役割・アクティビティはいかなるものかを解釈する。最後に今後の日本における医療機関の広報受託サービスの可能性を議論する。
  • 岡部 遊志
    経済地理学年報
    2015年 61 巻 2 号 101-120
    発行日: 2015/06/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    フランスにおいては地方分権が進むとともに,地域政策の担い手として「地域圏」の役割が重要になってきている.その重点政策の1つがフランス版のクラスター政策である「競争力の極」政策である.クラスター政策に関しては,その空間的なスケールとガバナンスのありようが問われているが,これらの点を踏まえて本稿では,フランスのミディ・ピレネー地域圏を対象地域にして,「競争力の極」政策が地域の産業集積と政府間関係に果たした役割を明らかにする.フランス南西部のミディ・ピレネー地域圏は,航空宇宙産業が集積するトゥールーズを中心都市としつつも,全体としては農村的で,周辺的な低成長地域として位置づけられてきた.2005年からの「競争力の極」政策により,当地域圏では,西隣のアキテーヌ地域圏と連携しつつ,「アエロスパース・ヴァレー」の名の下で,航空宇宙産業の国際競争力強化が目指されてきた。こうした政策の結果,既存の航空宇宙産業集積とIT産業との融合が図られるなど,研究開発機能の強化が促進された.資金面での中央政府の役割は低下しているものの,産業特性やガバナンスの観点からは,依然として影響力は強い.また,R&Dを促進するために「戦略分野」が設定されているが,これを空間的な観点から分析すると,広域的な連携がなされている一方で,中心都市トゥールーズの中心性が強化される傾向がみられた.
  • 佐藤 香寿実
    人文地理
    2019年 71 巻 4 号 393-416
    発行日: 2019年
    公開日: 2020/02/15
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,フランス,ストラスブールの大モスクの建設過程およびその利用を通じて,言説実践としてのスケールがいかに実質的な効果を生み出したのかについて,「スケールのパフォーマティヴィティ」の観点から論じることである。同モスクは,ライシテ(非宗教性の原則)が重要視されるフランスにありながら,異なる制度を持つアルザス・モーゼル地方法を活用し,地方公共団体からの資金援助を受けて2012年に建てられた。本稿では,人文地理学で発展してきた社会構築主義的な「スケール」視角に依拠し,スケール言説がモスクの建設過程および物質性にいかに作用したか,またモスクの利用を通じて新たなスケール言説がいかに再構築されているか,インタビューで得た語りを引用しながら分析を試みた。分析において,アクターや状況に応じて登場する複数のスケールが,「ここ/よそ」の区別に結び付けられていること,さらにスケールの言説実践を通じて,「ここ/よそ」の境界は絶えず問い直されていることが示された。

feedback
Top