1. 市販国産白
ワイン
46点およびフランス産白
ワイン
24点の計70点と国産赤
ワイン
33点およびフランス産赤
ワイン
23点の計56点の
ワイン
を25の項目について分析し, その結果について主成分分析を行った。
2. 白
ワイン
では抽出した8つの主成分の累積寄与率は81.7%であった。赤
ワイン
では6つの主成分が抽出され累積寄与率は80.4%であった。
3. 第1主成分 (果汁成分とMLF) と(第4主成分フェノール成分) で国産白
ワインとフランスボルドー産白ワインのグループとブルゴーニュ産白ワイン
が, また第7主成分 (グリセリン) と第8主成分 (残糖) でフランス産白
ワインと国産白ワイン
が類別された。
4. 赤
ワイン
では第2主成分 (ブドウ品種, 高級アルコール) と第3主成分 (
ワイン
の色) で国産
ワイン
, ボルドー産
ワインおよびブルゴーニュ産ワイン
が類別された.
5.
ワイン
を化学成分により, その産地別に類別することが可能であり, それらの成分はその産地に特有の原料, 醸造法に関係するものであった。
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