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クエリ検索: "ワライガエル"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • 川村 智治郎, 西岡 みどり
    動物分類学会誌
    1975年 11 巻 61-78
    発行日: 1975/10/30
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー
    日本,韓国およびヨーロッパに分布するトノサマガエル群の進化関係を明らかにするため,5種のカエルと新北沢の1種のカエルを用いて交雑実験を行なった。まず,日本に分布するトノサマガエルRana nigromaculata HALLOWELLと韓国に分布するトノサマガエルとの間で正逆交配を行なったところ,両者間にはほとんど隔離機構がないので,両者は間違いなく同じ種であることがわかった。ヨーロッパのコガタトノサマガエルRana lessonaeCAMERANOとペレジ
    ワライガエル
    Rana ridbunda perezi SEOANEは,トノサマガエルから雑種致死によって完全に隔離されているが,ダルマガエルRana brevipoda ITOからは雑種繁殖不能によって完全に隔離されている。韓国のチョウセンプランシーガエルRana plancyi chosenica OKADAはトノサマガエルとダルマガエルの両者から不完全な雑種繁殖不能によって隔離されているが,チョウセンプランシーガエルとトノサマガエルとの隔離の程度はトノサマガエルとダルマガエルとの間よりも弱く,チョウセンプランシーガエルとダルマガエルとの隔離の程度は後者よりも強い。チョウセンプランシーガエルは,ヨーロッパのペレジ
    ワライガエル
    からは完全に,コガタトノサマガエルからは不完全に,共に雑種繁殖不能によって隔離されている。コガタトノサマガエルとペレジ
    ワライガエル
    とは,もし雑種致死による隔離がないときには,雑種繁殖不能によって強く隔離され,時にはこの隔離が完全である。これらの交雑実験の結果から,旧北区のトノサマガエル群の祖先は,アジア系とヨーロッパ系の二つの枝に分かれ,アジア系はダルマガエル,チョウセンプランシーガエルおよびトノサマガエルに分化し,ヨーロッパ系はコガタトノサマガエルとペレジ
    ワライガエル
    になったと考えられる。新北区のヒョウガエルRana pipiens SHREBERは,5種の旧北区のカエルから雑種致死によって完全に隔離されている。ヒョウガエルの雌または雄を用いて交雑を行なうと,受精卵はすべて変圧の初期に死滅する。
  • ―上皮膜輸送と上皮型Na+チャネルの電気生理学的解析―
    山田 敏樹
    比較内分泌学
    2008年 34 巻 131 号 203-211
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/01/09
    ジャーナル フリー
  • 松井 正文
    爬虫両棲類学会報
    2007年 2007 巻 2 号 164-172
    発行日: 2007/09/30
    公開日: 2010/09/27
    ジャーナル フリー
  • 酒井 理
    日本生態学会誌
    2020年 70 巻 1 号 55-64
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/05/21
    ジャーナル フリー
    近年の動物行動学では行動傾向の一貫した個体差に高い関心が注 がれ、幅広い分類群の動物種において個性の形成要因の探求や評 価手法の確立が進められてきた。しかしながら、発達的な観点が 当該分野の理解を複雑にしており、時間的に安定した個体差を扱 う「個性」と発達的な個体変化を扱う「発達可塑性」では互いに 概念の混乱を招いてきた。本稿では、発達的な観点が個性研究に おいてどのように扱われているかを俯瞰し、行動傾向の一貫した 個体差と個体の発達変化を統合的に扱う枠組みを紹介する。さら に、発達的な観点から個性を扱っている研究例を概観し、そこか ら見えてきた傾向や今後の展望について議論する。概念としては、 対象動物の生活史に基づいて一貫性を評価し、発達段階の変化し ない短期間における個性の存在と、重要な生活史イベントをまた ぐような長期間における個性の安定性とを区別することが重要で ある。また、発達的な観点から個性を扱うには、行動傾向の平均 値、個性の構造、個性の安定性の3点を意識することが有用となっ てくる。さらに、当該分野の文献調査から、様々な動物種におい て個性とその構造が発達段階をまたいで安定していないという傾 向が見受けられた。この結果は、個性は短期的には安定なものだ が長期的には不安定なものとして捉えることの重要性を提起する ものである。しかし現状では、個性の発達変遷や発達段階特異的 な構造に一般的な法則を見出すことが難しく、更なる知見の蓄積 と整理が必要である。
  • 日本内分泌学会雑誌
    2005年 81 巻 2 号 365-407
    発行日: 2005/09/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
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