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クエリ検索: "ヴェロキラプトル"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • 小泉 明裕, 村松 武
    地学教育と科学運動
    2000年 33 巻 57-60
    発行日: 2000/02/25
    公開日: 2018/03/29
    ジャーナル フリー
  • 犬塚 則久
    日本機械学会誌
    1991年 94 巻 870 号 422-427
    発行日: 1991/05/05
    公開日: 2017/06/21
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 青塚 圭一
    日本鳥学会誌
    2018年 67 巻 1 号 41-55
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/11
    ジャーナル フリー
     過去30年間における多くの鳥類化石の発見によって,鳥類はジュラ紀後期には出現し,白亜紀には世界全域に放散していたことが明らかになった.鳥類は飛翔能力の向上に伴い,尾端骨の形成,竜骨突起のある胸骨の発達,高度な翼の発達,そして歯の消失など,その骨格を変化させてきた.また,近年の研究により性戦略や成長形態など様々な生態的な発達があったことも明らかになってきている.中生代に無飛翔性の鳥類の多様性が乏しいことや新鳥類が大量絶滅事件(K-Pg境界)を生き延びた理由は未だ不明であるが,これらは環境面や生理面での制限による可能性がある.本稿では飛翔能力,内温性,そして消化器官の発達が鳥類の繁栄に影響を与えたものであると結論付ける.生理的な特徴は化石として残りにくいものであるが,新たな化石の発見や軟組織を復元するような研究が進むことで,絶滅した鳥類の詳しい生態が明らかになることを期待する.
  • 大島 知一
    Health and Behavior Sciences
    2003年 2 巻 1 号 1-11
    発行日: 2003年
    公開日: 2020/07/22
    ジャーナル フリー
  • 川上 和人, 江田 真毅
    日本鳥学会誌
    2018年 67 巻 1 号 7-23
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/11
    ジャーナル フリー
     鳥類の起源を巡る論争は,シソチョウArchaeopteryxの発見以来長期にわたって続けられてきている.鳥類は現生動物ではワニ目に最も近縁であることは古くから認められてきていたが,その直接の祖先としては翼竜類やワニ目,槽歯類,鳥盤類恐竜,獣脚類恐竜など様々な分類群が提案されてきている.獣脚類恐竜は叉骨,掌骨や肩,後肢の骨学的特徴,気嚢など鳥と多くの特徴を共有しており,鳥類に最も近縁と考えられてきている.最近では羽毛恐竜の発見や化石に含まれるアミノ酸配列の分子生物学的な系統解析の結果,発生学的に証明された指骨の相同性,などの証拠もそろい,鳥類の起源は獣脚類のコエルロサウルス類のマニラプトル類に起源を持つと考えることについて一定の合意に至っている.一般に恐竜は白亜紀末に絶滅したと言われてきているが,鳥類は系統学的には恐竜の一部であり,古生物学の世界では恐竜は絶滅していないという考え方が主流となってきている.このため最近では,鳥類は鳥類型恐竜,鳥類以外の従来の恐竜は非鳥類型恐竜と呼ばれる.
     羽毛恐竜の発見は,最近の古生物学の中でも特に注目されている話題の一つである.マニラプトル類を含むコエルロサウルス類では,正羽を持つ無飛翔性羽毛恐竜が多数発見されており,鳥類との系統関係を補強する証拠の一つとなっている.また,フィラメント状の原羽毛は鳥類の直接の祖先とは異なる系統の鳥盤類恐竜からも見つかっており,最近では多くの恐竜が羽毛を持っていた可能性が指摘されている.また,オルニトミモサウルス類のオルニトミムスOrnithomimus edmontonicusは無飛翔性だが翼を持っていたことが示されている.二足歩行,気嚢,叉骨,羽毛,翼などは飛行と強い関係のある現生鳥類の特徴だが,これらは祖先的な無飛翔性の恐竜が飛翔と無関係に獲得していた前適応的な形質であると言える.これに対して,竜骨突起が発達した胸骨や尾端骨で形成された尾,歯のない嘴などは,鳥類が飛翔性とともに獲得してきた特徴である.
     鳥類と恐竜の関係が明らかになることで,現生鳥類の研究から得られた成果が恐竜研究に活用され,また恐竜研究による成果が現生鳥類の理解に貢献してきた.今後,鳥類学と恐竜学が協働することにより,両者の研究がさらに発展することが期待される.
  • 長谷川 精, 吉田 英一, 城野 信一
    地質学雑誌
    2023年 129 巻 1 号 199-221
    発行日: 2023/03/28
    公開日: 2023/03/28
    ジャーナル フリー

    球状鉄コンクリーションは,地球だけではなく火星の地層でも見られる.本稿では,地球や火星の鉄コンクリーションの産状や元素組成とその成因について,提示されている証拠や仮説を網羅的に紹介した.ユタ州やモンゴルの証拠に基づき,鉄コンクリーションはカルサイトコンクリーションが先駆物質であり,地層中に浸透した鉄分に富む酸性流体との中和反応により形成されたことが示された.さらにメリディアニ平原の鉄小球(ブルーベリー)とゲールクレーターの球状ノジュールの証拠と比較することにより,火星でも先駆物質の炭酸塩小球と,酸性流体の浸透に伴う中和反応により形成された可能性が示唆された.すなわち火星の球状コンクリーションは,ノアキス紀後期~へスペリア紀前期(38~37億年前)の厚いCO2大気下の炭酸塩沈殿と,ヘスペリア紀後期(35~32億年前)の酸性流体による溶解を示す,太古の環境変遷史を記録する重要な遺物である可能性が明らかになった.

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