試作した2種類の研究用小型バイオガス・くん炭連続製造装置のうち, クランク式は, 圧縮バイオマスフィーダのシリンダの出口端に押し出し供給されたバイオマスの圧縮圧力を, あらかじめ設定した一定の範囲内に収める制御装置を装着しなければならない。本研究はその開発を試みたものである。そこで, 圧縮バイオマスフィーダのシリンダ出口端に試作した制御装置を装着したバイオガス・くん炭連続製造装置を, 熱分解温度
Td=700及び900℃に設定して運転したところ, 圧縮バイオマスフィーダの圧縮荷重変動があらかじめ設定した目標制御量たる
ps=5.0~8.5MPa{50~87kgf/cm
2} め範囲内に収まった状態で長時間の連続作業を行うことができた。その結果, 開発した制御装置が十分実用できるものであることを確認した。
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