症例は77歳男性。AAAに対するEVAR後に,大腿深動脈瘤(DFAA)と膝窩動脈瘤(PAA)を指摘された。DFAAは最大径36 mm, 長さ85 mmでかなり深部で収束するものであった。計測上,十分な中枢,末梢landing zoneの確保が可能であり,侵襲度を考慮してVIABAHNにて治療した。術後2年経過し,瘤の縮小と良好なグラフト開存を得た。近年,末梢動脈瘤に対するステントグラフト治療は海外では多数報告されているがDFAAに留置したものは少なく,若干の文献的考察を加えて報告する。
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