大山小学校ではふるさと教育として、大山緑の少年団(5、6年生)が地域の特産品であるスイカの栽培に取り組んでいます。ところが、せっかく栽培しても鳥獣害にあってしまい、ほとんど収穫できない状況となっていました。そこで、2021年度から大山小学校と地域団体(大山振興会)、NPO法人里地里山問題研究所、
丹波篠山市
と4者で協力して、以下の被害対策に取り組むことになりました。
1. 自動撮影カメラで、身近にどんな野生動物が生息しているか調べる。
2.
丹波篠山市
の獣害の問題や農村の課題を知る。
3. 簡便かつ安価に特産品のスイカを守る方法を小学生が実証する。
4. 被害に困っている地域の方にも守り方を知ってもらい、高齢化で生産者が減少している特産品を守ることに貢献する。
タヌキやアライグマ・カラスなどの被害が深刻でしたが、小学生でも設置可能な簡便な柵の設置により、野生動物による被害はゼロとなりました。授業や農地での実習を経て、小学生みずからが対策に取り組んだ内容とその効果について、報告します。
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