詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "交響曲第3番" メンデルスゾーン
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 曹 有敬
    音楽学
    2020年 66 巻 1 号 1-15
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/10/15
    ジャーナル フリー
      本稿は、音楽におけるコラージュの諸相を、1970年代のマーラー解釈という側面からあぶり出し、アカデミックな領域と音楽実践領域の両者において音楽のコラージュがどのように理解されていたのかを検討するものである。
        音楽のコラージュは20世紀後半以降の現代音楽における重要な作曲技法の一つであるが、従来の研究では、借用技法の下位概念として取り扱われ、その技法的側面のみが注目されてきた。それは、間テクスト性や記号論などといった有意義な分析方法を提示したものの、その文化・歴史的視点は見落とされている。本稿では、上記の方法論の問題を念頭におきながら、これまで音楽技法を理解するための2次文献と扱われてきた言説史料を、当時の思想を表す1次文献として取り扱い、1970年代の音楽におけるコラージュ理解・受容のあり方を解明する。
        1970年代の音楽学者W・デームリング 、T・クナイフ 、そして同時代の作曲家G・リゲティ のマーラー論を取り上げ、「コラージュ」という言葉の用例を分析した結果、当時音楽のコラージュが形式論や意味論、音楽の社会的機能といった異なる視点から多義的に論じられていたことを明らかにした。また、そのような様々な視点の背景として次の2点が解き明かされた。1)当時、コラージュの理論化を目指した他の研究と同様に、彼らのコラージュへの理解も、造形芸術における様々なコラージュ論を前提にしていること、2)音楽学の領域では、コラージュを音楽の内部構造分析または音響認識の側面に焦点が当てられた一方、音楽的実践を行なった作曲家の立場では、当時彼らを囲んでいた社会的、文化的状況から得た知見がコラージュに組み込まれていたことである。本稿は、このような背景を明らかにすることで、音楽のコラージュの初期受容への理解に新たな洞察ばかりでなく、1970年代のコラージュ実践の文化的意味に関する今後の研究のための素地も提供する。
  • 古川 康一, 升田 俊樹, 西山 武繁
    人工知能学会第二種研究会資料
    2014年 2014 巻 SKL-18 号 01-
    発行日: 2014/03/14
    公開日: 2021/08/31
    研究報告書・技術報告書 フリー

    オーケストラの合奏指導では,音楽の質の向上のために様々な指導を行うが,その際直接表現に比べて,比喩などの間接表現の方がより効果的であることが多い.本稿ではその効果を生む背景について考察する.

  • 小澤征爾の青春時代
    尾崎 綱賀
    頸城野郷土資料室学術研究部研究紀要
    2023年 2023 巻 105 号 1-24
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/01/31
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
feedback
Top