本稿は、広報デザイン活動の重要性を示した事例として、足立区の行政と連携した取り組みである、こどモード@足立における平成23年度の広報デザイン活動を取り上げ、そのプロセス、デザイン、効果の報告と考察である。 足立区の地域性や事業の内容からデザインコンセプトを決め、活動に関わる人々に親しみを持ってもらうための広報ツールとして「アダラ」というキャラクターを制作した。広報用の印刷物を7種類ほど制作し、情報発信に努めた。本格的に広報を始めた10月から受講者数が伸び、特に若い世代の受講者が増加した。
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