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ワークは多くのデータ・サービスを運ぶネットワーク基盤として広く展開されており, 高い信頼性が求められている.基幹光伝送網は, 波長多重光伝送技術により, 対地間を1ファイバ当り数百Gbps以上の大容量トラヒックを伝送可能であり, 近い将来数Tbps(1波長当り100Gbps)まで増大されようとしている.そのため, 大規模災害や不測の事態などにより
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ワークが障害になると, 多くの企業向け・コンシューマ向けの通信サービスの信号断につながり, ユーザに多大な影響を与えてしまう.そのため, インフラを提供している通信事業者にとって, 不測の事態に対応すべく, 基幹光伝送路の多ルート化や経路分散化による通信線路の二重化(陸上光ファイバ)などを行い, 常に安定した通信を提供できる環境を整えておく必要がある.本稿では,
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ワークの高信頼化技術として自動障害復旧技術について概観し, 特に波長スイッチング
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ワーク上で制御プレーン技術を用いた最新の自動レストレーション技術並びにその実証実験結果について紹介する.
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