光学産業は世界的に見れば1400年ころイタリアで眼鏡レンズの生産が始まって以来600年の歴史を有する.歴史が長いだけに
光学機器
の基本的形態は固定化され,その性能も理論的極限に近いもの,あるいは実用的に要求される限界に近いものになっている.したがって
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は基本的には今後も大きくは変化しないと思われる.このように本質的な面で変わりにくい光学産業が2000年に向けどう変わるかを予測するためには
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がどのような変遷をとげてきたかを見るのが一つの筋道である.更に周辺の技術が
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または産業にどのような影響を与えたかを見るのがほかの筋道であると思う.
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