詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "共通祖先"
1,160件中 1-20の結果を表示しています
  • 横内 圀生, 阿部 猛夫
    日本家禽学会誌
    1977年 14 巻 1 号 45-46
    発行日: 1977/01/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • 児玉 一宏, 松川 昭義, 吉永 民雄, 中島 宣好
    西日本畜産学会報
    1981年 24 巻 17-19
    発行日: 1981/07/27
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    今回, 熊本県内の褐毛和種繁殖雌牛の血統分析を行ったところ, (1) 基礎雌牛の父親を中心とした系統分類では, 5系統に大別され, 地域により偏りがあった。 (2) 近交係数の平均値は1.33%で, 大部分のものは0であった。 (3)
    共通祖先
    との血縁関係からみた系統分類では系統13.4%, 準系統15.2%, 大部分のものは交雑であった。
  • 横内 圀生
    日本家禽学会誌
    1976年 13 巻 6 号 250-251
    発行日: 1976/11/25
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
  • *相見 滿
    霊長類研究 Supplement
    2006年 22 巻 A-13
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/02/14
    会議録・要旨集 フリー
    これまで、霊長類の
    共通祖先
    は夜行性だとおもわれてきた。しかし最近になり、錐体視物質の研究や、化石の研究にもとづいて、昼行性だったという説があらわれてきた。一方、霊長類の活動リズムにも、夜行性と昼行性だけでなく、夜も昼も動き回るという周日行性(cathemerality)が加えられた。そして、周日行性は、霊長類に限らず、多くの哺乳類で知られている。
    そこで今回、祖先的形質を備えているとされる曲鼻類の活動リズムと、錐体視物質の種類と色覚、タペタム(輝板)の有無などを調べ、霊長類の夜行性起源説の妥当性を検討した。
    アイアイやスローロリスをはじめ、多くのものが2色性である。有胎盤類の祖先は2色性であったと思われるので、霊長類の
    共通祖先
    も2色性色覚だったと思われる。単色性や多色性のものは、その後、派生したのだろう。
    霊長類のタペタムは全て、細胞性で、リボフラビンが有効成分とされている。何回かにわたる収斂進化ではなく、単一起源と思われる。夜行性のものはもちろん、昼行性、周日行性のものにもみとめられる。チャイロキツネザル類(Eulemur)とエリマキキツネザル(Varecia) はタペタムを欠くが、失ったと思われる。霊長類の
    共通祖先
    はタペタムを持っていたと思われる。
    したがって、霊長類の
    共通祖先
    は2色性色覚で、タペタムを持っていたと思われる。
    共通祖先
    が夜行性だったとしたら、なぜ2色性か?昼行性だったとしたら、現生曲鼻類の全ての昼行性のものがタペタムをそなえるのはなぜか? 現生哺乳類で一般的な活動リズムである周日行性だったとしたら、周日行性のチャイロキツネザル類がなぜタペタムを失ったのか? 化石では、曲鼻類の最も祖先的なものとしてNotharctusがあげられるが、昼行性だったとされる。まだ解決すべき問題がたくさんある。
  • 主に電子計算機のために
    阿部 猛夫, 西田 朗
    日本家禽学会誌
    1971年 8 巻 4 号 245-249
    発行日: 1971/10/30
    公開日: 2008/11/12
    ジャーナル フリー
    主に電子計算機による近交係数および血縁係数の計算のため, 完全に機械的な操作と最も単純な判断だけで全ての手順を進行させうる方法の1つとして, 細分血統による両係数の計算法を提案した。この方法は, 血統が複雑で径路図による
    共通祖先
    および関係径路の認定に誤りが生じやすい場合には確実な, そして再現性のある結果が得られるという点で手計算のために用いても有用である。
  • 工藤 昭夫
    応用統計学
    1980年 9 巻 2 号 59-66
    発行日: 1980/12/15
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    遺伝学の基礎概念である,表現型,遺伝子型,遺伝子頻度,任意交配,近親交配,などについて述べた後,著者の工夫による,系図の二進法的表現を用いた方法で,近交係数を定義する.方眼紙に長方形を描き,近親交配の
    共通祖先
    に相当する部分に影をつけると影の部分の面積と全体の面積との比が近交係数に等しくなる.この計算方法は,性染色体上の遺伝子についての近交係にも利用できる.また,自殖が可能な生物,さらには,父親候補が複数あってその確率が既知な場合にまで適用できる.
  • *相見 滿
    霊長類研究 Supplement
    2005年 21 巻 B-11
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/06/07
    会議録・要旨集 フリー
    これまで、霊長類の
    共通祖先
    は夜行性だとおもわれてきた。しかし最近になり、錐体視物質の研究や、化石の研究にもとづいて、昼行性だったという説があらわれてきた。一方、霊長類の活動リズムにも、夜行性と昼行性だけでなく、夜も昼も動き回るという周日行性(cathemerality)が加えられた。
     そこで今回、曲鼻類の活動リズムと、錐体視物質の種類と色覚、タペタムの有無の関係を調べ、化石の資料を参考にし、霊長類の
    共通祖先
    の活動リズムを復元した。
    夜行性のものはすべて、タペタムを備え、その色覚は2色性である。昼行性のエリマキキツネザル(Varecia variegates)はタペタムを欠き、一方、シファカ(Propithecus coquereli)はタペタムを備えるが、ともに、その色覚には2色性と3色性の多型がみとめられる。周日行性のものはすべて2色性で、タペタムを欠くものがある。
     霊長類のタペタムはすべて、細胞性で、リボフラビンが有効成分とされている。夜行性のものはもちろん、昼行性、周日行性のものにもみとめられる。色覚はすくなくとも2色性であり、なかにはシファカのように3色性を示すものもいる。かつて、霊長類の
    共通祖先
    もタペタムを備え、2色性をしめしていたものと思われる。
     
    共通祖先
    が夜行性だったとしたら、なぜ2色性か?昼行性だったとしたら、なぜタペタムをそなえるのか?現生の哺乳類で最も多い、周日行性だったとしたら、なぜタペタムを失ったものが現れたか?化石では、曲鼻類の最も祖先的なものとしてNotharctusがあげられるが、昼行性だったとされる。まだ、解決すべき問題が山積している。
  • 赤沼 哲史
    地球化学
    2016年 50 巻 3 号 199-210
    発行日: 2016/09/25
    公開日: 2016/09/25
    ジャーナル フリー

    Understanding the origin and early evolution of life is fundamental to improve our knowledge on ancient living systems and their environments. Information about the environment of early Earth is sometimes obtained from fossil records. However, no fossil records of ancient organisms that lived more than 3,500 million years ago have been found. Instead, we can now predict the sequences of ancient genes and proteins by comparing extant genome sequences accumulated by the genome project of various organisms. A number of computational studies have focused on ancestral base contents of ribosomal RNAs and the amino acid compositions of ancestral proteins, estimating the environmental temperatures of early life with conflicting conclusions. On the other hand, we experimentally resurrected inferred ancestral amino acid sequences of nucleoside diphosphate kinase that might have existed 3,500–3,800 million years ago. The resurrected proteins are stable around 100℃, being consistent with the thermophilic ancestry of life. Our experimental data do not exclusively indicate the thermophilic origin of life; rather, our conclusion is compatible with the idea that the hyperthermophilic ancestor was selected for increased environmental temperatures of early Earth probably caused by meteorite impacts.

  • 吉田 智彦
    日本作物学会紀事
    2003年 72 巻 3 号 309-313
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/05/28
    ジャーナル フリー
    栄養繁殖作物のカンショ, バレイショ, イチゴなどの品種育成では, 限られた育種材料間での交配を繰り返すため近親交配が問題となる. そこで, これら作物で近年育成された品種の近交係数を計算した. 推論型言語であるPrologとパーソナルコンピュータを利用した手軽な処理系で計算プログラムを作成した. カンショ品種のベニアズマ, シロユタカ, サツマヒカリ, ジョイホワイトの近交係数は0.017, 0.073, 0.140, 0.009であった. バレイショ品種のトヨシロ, ニシユタカ, コナフブキ, ベニアカリでは0.043, 0.072, 0.028, 0.018, イチゴ品種の女峰, とちおとめ, 章姫では0.172, 0.262, 0.223であった. バレイショでの値はカンショやイチゴより小さい値であった. カンショでは近交係数が0.1程度までは近交弱勢がみられず, 0.2を超えると近交弱勢が顕著になると思われるが, 本研究で得られた近交係数は, カンショでは近交弱勢の限界値以内, イチゴでは限界値を超えるものであった. 古い祖先品種の記録が正しくない可能性はあるが, 最近の育成品種では祖先品種の由来の違いによる計算値間に大差なく, ここで得られた近交係数の値は概ね正確だと思われる.
  • 寺脇 良悟, 小野 斉
    日本畜産学会報
    1988年 59 巻 9 号 757-762
    発行日: 1988/09/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    種雄牛の利用性を評価する指標として近交係数に基づく方法を検討した.評価は対象となる種雄牛がすべての雌牛に交配される場合を想定し,以下の手順で行なう.1) 生産される個体の近交係数を推定するとき利用する血統情報を対象種雄体および雌牛に関してそれぞれ父親の父系統と母親の父系統とする.2) 生産される個体が近交となるすべての場合を考える.3) 各々の場合が起きる確率を推定する.4) 生産される個体の近交係数を各場合について推定する.5) 生産される個体の近交係数が許容最高値を越えない確率を推定し,この確率を対象種雄牛に関する利用性の指標とする.
  • 大里 久美, 吉田 智彦
    育種学雑誌
    1996年 46 巻 3 号 295-301
    発行日: 1996/09/01
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    育成品種の系譜を解析し,それらがどのような遺伝子源で構成されているか,あるいは品種の血縁関係と収量 品質など品種の性能とにどのような関係があるかといった問題を分析することは育種計画の策定にとって重要なことである.しかし今日の品種は系譜が複雑になっており,しかも適当な解析方法がなかったこともあいまって,比較的系譜の記録が完備しているイネやムギでも,系譜自体の解析や,それと品種の性能との関係の解析が充分行われているとは言い難い.ここでは,福岡農試のイネ育成系統や,品種育成試験に供試された対照晶種などの系譜を解析し,さらに食味と品種の血縁関係との解析も試みた.
  • 国沢 隆
    情報知識学会誌
    2001年 10 巻 4 号 50-51
    発行日: 2001/01/31
    公開日: 2016/12/02
    ジャーナル フリー
  • 前村 一哉, 小野 廣隆, 定兼 邦彦, 山下 雅史
    電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
    2007年 2007 巻 09-1A-02
    発行日: 2007年
    公開日: 2009/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • *松下 裕香, Melin Amanda, Moritz Gillian, Dominy Nathaniel, 河村 正二
    霊長類研究 Supplement
    2012年 28 巻 A-10
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    会議録・要旨集 フリー
    フィリピンメガネザル(Tarsius syrichta)はLオプシン遺伝子、ニシメガネザル(T. bancanus)はMオプシン遺伝子を持っていることが報告されており、メガネザルの
    共通祖先
    におけるL/Mオプシン遺伝子の対立遺伝子多型及びそれによる色覚多型が示唆されている。しかし他のメガネザルのL/Mオプシン遺伝子は明らかにされていない。我々はメガネザルの
    共通祖先
    における色覚多型を検証するために、メガネザルの中で最も分岐の古いスラウェシメガネザル(T. spectrum)のL/Mオプシン遺伝子を調査した。まず東京都恩賜上野動物園のスラウェシメガネザル3個体の口内スワブからDNAを抽出し、L/M オプシン遺伝子のエクソン3から5までのゲノム領域の塩基配列を決定した。その結果、スラウェシメガネザル3個体はすべてLオプシン遺伝子を持っていた。また、フィリピンメガネザル1個体、ニシメガネザル1個体のL/Mオプシン遺伝子についても塩基配列を明らかにし、それぞれ先行研究で報告されていたL/Mオプシンと一致することを確認した。L/Mオプシン遺伝子の塩基配列情報を基に系統樹を作製したところ、イントロン及び同義塩基サイトではスラウェシメガネザル(Lオプシン)を外群としてフィリピンメガネザル(Lオプシン)とニシメガネザル(Mオプシン)がクラスターを形成する種の系統関係を反映した系統樹が得られたのに対し、非同義塩基サイトでは、スラウェシメガネザル(Lオプシン)とフィリピンメガネザル(Lオプシン)がクラスターを形成し、ニシメガネザル(Mオプシン)がその外群となった。このことは、L及びMオプシン遺伝子はこれら3種のメガネザルの
    共通祖先
    集団に対立遺伝子として存在し、少なくともフィリピンメガネザルとニシメガネザルの
    共通祖先
    までは色覚多型が存続していた可能性を支持している。
  • 颯田 葉子
    霊長類研究
    2011年 27 巻 2 号 141-152
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/01/19
    [早期公開] 公開日: 2011/11/30
    ジャーナル フリー
    As genomic studies have progressed, it has become easier to get the nucleotide sequences at several nuclear loci from many species. Molecular phylogenetic studies have provided the branching (diverging) order and divergence time of many primates. Recent phylogenetic studies have revealed that the most closely related species to humans is the chimpanzee, not the gorilla or orangutan. However, there remain arguments about the time of divergence of many species, including the hominoids. In fact, estimates of the divergence time show a large variation among different loci and this may be due to a large extent on ancestral polymorphism. In this article we present the method to estimate the effective size of an ancestral population and the divergence time simultaneously. We showed both estimates in the lineage leading to extant humans. We will discuss the biological meaning and problems of estimating effective sizes of an ancestral population and divergence times in primate evolution.
  • II. 府県集団間の血縁度
    野沢 謙
    日本畜産学会報
    1965年 36 巻 5 号 161-169
    発行日: 1965/05/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    わが国各府県の乳牛集団は種付に関してはほとんど完全な閉鎖集団とみなすことができるが,種畜生産地が限られているためそれを介して血縁的には互に結びついている,府県間の血縁の大きさとその変化の状態を知るため,全国から16個の道府県を抽出し,1950年と1960年にそれらの道府県で登録された雌牛集団相互の血縁係数を推定し,それと道府県集団内の血縁係数とを比較した.その結果,次のことが判明した.
    (1) 府県集団間の血縁度は府県集団内のそれに比して低い.このことは全国の乳牛集団の遺伝子構成が均質ではなく,府県間に遺伝的分化の存することを示している.しかし府県集団間の血縁度は上昇傾向にあり,従つて府県間の遺伝的分化は消失の方向をたどつている.
    (2) 府県集団内の血縁度は急速に上昇しつつある.それにもかかわらず,府県集団間の血縁度も上昇していることは種雄牛が次第に少数のブリーダーから供給されるようになつてきていることを示すと考えられる。
    (3) 府県集団間の遺伝的分化を保持する力となつている要因は,種付に関する府県境の隔壁であるが,それは単に同一府,県内では父親を共有する犢が多いということによるばかりでなく,それより前の世代における種付の隔壁もafter-effectとして作用している.
    (4) 府県集団間の血縁度に府県間距離が関係しているとは認められない.すなわち,わが国の乳牛集団には距離による隔離作用は働かない.これは府県集団間の遺伝的結びつきが種畜のブリ一ダーを介しての間接的なものであることの結果と考えられる.
  • 山田 一憲
    日本の科学者
    2017年 52 巻 2 号 38-44
    発行日: 2017年
    公開日: 2024/02/03
    ジャーナル フリー
  • 樽本 祐助, 服部 太一朗, 田中 穣, 境垣内 岳雄, 早野 美智子
    農業情報研究
    2016年 25 巻 2 号 68-78
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/07/01
    ジャーナル フリー
    育種において交配親をたどる系譜情報は,交配及び選抜において重要である.しかしながら,わが国のサトウキビ育種では,こうした情報が共有されず,育種に関わる機関がそれぞれに管理してきた.そこでサトウキビ育種に関わる機関で情報共有が可能なWebベースのデータベースを開発した.このシステムによって,系譜情報や形質特性を簡易に閲覧することができる.また交配親だけでなく,兄弟や後代の情報も得られる.こうした系譜情報は,交配や選抜における育種担当者の意思決定を支援することができる.さらに,交配においては,その遺伝的な近親性も考慮する必要がある.このシステムには,その指標となる近交係数の計算機能がある.サトウキビでは系譜の欠損値が多いため近交係数の適用には限界があるが,祖父母まで把握できるものでは,系譜上に同一の系統がある割合(重複率)と近交係数を活用することで,近親性が簡便に評価できる可能性が示唆された.
  • 宝来 聰
    動物遺伝研究会誌
    1997年 25 巻 Supplement 号 10-15
    発行日: 1997/11/10
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    アフリカ人, ヨーロッパ人, 日本人と4種の類人猿のミトコンドリア遺伝子の全塩基配列を解析した.オランウータンとアフリカ類人猿の分岐年代 (1, 300万年前) のもとでは, ヒトとチンパンジーが490万年前に分岐したという結果が得られた.この分岐年代に基づいて推定した同義座位およびDループ領域における置換速度を用いることにより, ヒトmtDNAの最後の
    共通祖先
    の年代は143, 000±18, 000年前と推定され, 現生人類ホモサピエンスのアフリカ起源説が強く支持された.
  • 小寺 宏曄
    日本色彩学会誌
    2018年 42 巻 6 号 265-
    発行日: 2018/11/01
    公開日: 2019/01/25
    ジャーナル フリー

     哺乳類の進化を辿ると,

    共通祖先
    の脊椎動物は4色覚であったが,恐竜が栄えた中生代には夜行性の2色覚に後退した.霊長類は恐竜の絶滅とともに昼行性を取戻し,約3500万年前に,人類の祖先は遺伝子複製過程での変異により LMS 3色覚を得たとされる.鳥類は紫外域の錐体をもつ代表的な4色覚であり,太古の祖先の色覚を今に継承している貴重な分類群である.
    共通祖先
    が視ていた紫外の世界を鳥の色覚から垣間できれば興味深い.

     本稿では,ROGU錐体をもつ相思鳥を例に,マトリクスR理論を4色覚に拡張する.拡張射影子R4は分光入力C(λ)を,相思鳥の基本色空間FCS(Fundamental Color Space)へ写像する.相思鳥に視えるのは,この写像された基本分光成分(fundamental)C *4(λ)である.まずsRGBカメラ画像の3刺激値からROGU 4刺激値の線形推定を行い,次にその逆写像からC *4(λ)を復元する.これをROGUに4色分解し,Uを着色して紫外像を可視化する.最後に,C(λ)が既知の計測データに拡張射影子R4を操作して基本分光成分の理論値を求め,提案モデルによる分光推定誤差を評価する.

feedback
Top