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クエリ検索: "内観"
10,611件中 1-20の結果を表示しています
  • 真栄城 輝明
    心身医学
    2007年 47 巻 4 号 291-
    発行日: 2007/04/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 牧野 勝, 森 衍, 川口 幸夫, 桜井 謙蔵, 和田 秀之, 広中 博
    犯罪心理学研究
    1968年 5 巻 2 号 7-20
    発行日: 1968年
    公開日: 2020/04/02
    ジャーナル 認証あり

    “Naikan” method cultivated by Ishin Yoshimoto, a religionist, is a unique religious psychotherapy in Japan. This method was adapted in correctional institutions about ten years ago as a technique of treatment, and it is said to be useful for an offender on his adjustment to the institution and social rehabilitation.

    The purpose of this study is to analyse the psychological process of the “Naikan” method and to measure the changes in the self-attitude of subjects before and after the therapy by Stephenson’s Q-technique.

    The main results obtained, were as follows: …………

    1) A comparison of the change in self-attitude before and after the therapy was made between the therapy group and non-therapy group. The therapy group was significantly changed in self-attitude and the non-therapy group was almost not.

    2) As a result of analysing psychological process during the therapy from ratings of the statement of the subject, the model process curve and the non-model curve were found.

    3) Subjects who showed model curves, changed not only in their self-attitude, but also in their behavior in the institution, and subjects who showed non-model curves, hardly changed.

  • 川原 隆造
    心身医学
    2002年 42 巻 6 号 355-362
    発行日: 2002/06/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    内観
    療法は1941年に吉本伊信により確立された.
    内観療法は主として入院患者に行う集中内観と外来患者に行う分散内観
    とがある.集中
    内観は内観
    の基本構造である
    内観
    3項目と集中のための構造から成っている.その治療技法は父性的構え,母性的構え,症状や病理に触れないいわゆる不問,個別性と集団性を備えた治療の場から成る.分散
    内観
    には基本構造だけで集中のための構造はない.治療過程では恩愛感と自責感の情動体験,他者視点と我執からの解放がみられる.したがって,
    内観
    療法では人格面の成長と協調性が認められる.適応症例は神経症,心身症,依存症,遷延うつ病などである.
  • 大学生による内観療法の「してもらったこと」の主観的体験を通して
    橋本 俊之
    箱庭療法学研究
    2023年 36 巻 1 号 53-66
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/29
    ジャーナル 認証あり

    内観
    療法とは主に母,父に対する自分のイメージを,
    内観
    3項目(してもらったこと,して返したこと,迷惑を掛けたこと)から捉え直す方法である。村瀬(1976/1996)によると,愛情の再発見を促す「してもらったこと」が最も重要な一方,現代ではそれを愛情の再発見のみで捉え難い側面がある。そこで筆者は,母に「してもらったこと」を想起する対象者の主観的体験の考察が重要と考え,大学生16名に母および父に「してもらったこと」を想起させる調査を各1回,Zoomを用いた面接法で実施した。得られた基礎データを質的に分析した結果,6個の上位カテゴリーと17個の下位カテゴリーが抽出された。考察として,母イメージ体験の相対化や,五感を通した感覚を促進させる場合,内的な母との感覚の再体験,自立的な感覚が養われる場合が見られた。本研究では,本調査における母イメージの想起体験がある程度認められる所見が得られたと考えられる。

  • 竹元 隆洋
    心身医学
    2003年 43 巻 6 号 333-340
    発行日: 2003/06/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 巽 信夫
    心身医学
    2008年 48 巻 1 号 11-16
    発行日: 2008/01/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
    内観
    療法の目的は我執(自我意識による拘束)からの解放を通じ,あるがままの自己の発現(全生命過程の活性化)を促すところにある.現在医療のあり方は,既存の医学モデルから全人医療や全生涯発達的観点の導入,さらにはコミュニティケアといった方向へとパラダイムシフトしつつある.本稿では,このような時代的潮流を踏まえつつ医療界への
    内観
    導入につき紹介する.具体的には,まずは
    内観
    の具体的方法やその心的転回機制につき述べ,次いで臨床上の活用につきその現代的課題も含め紹介したい.なお,広義にはすべての病は心身症とも考えられるだけに,本稿を通じ医療界への
    内観
    導入が次世代医療モデルの具体的裏づけの一助となることを提示した.
  • クライエント・セラピスト関係による「場」の観点から
    橋本 俊之
    箱庭療法学研究
    2021年 34 巻 2 号 17-27
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/05/13
    ジャーナル 認証あり

    内観
    療法とは,自分の親について思い出すだけではなく,それに付随する親に対する自分のイメージを見つめることにより,自分を変容させる方法であると考えられる。
    内観
    療法では特定の課題を集中的に行うことを通して,個人レベルの母イメージだけではなく,集合的な意味での母イメージを体験することにより,
    内観
    者の自己変容が促されていると思われる。
    内観
    療法の事例を,クライエントとセラピストの関係としてとらえ直すことにより,イメージからとらえた
    内観
    療法のメカニズムについて,今までにない視点から深く理解できるのではないかと考えている。そのため,本研究では,摂食障害の20代後半の女性の
    内観
    療法事例を通して,イメージがどのように働いているのかを,クライエント・セラピスト関係による「場」の観点から考察してみたい。

  • − 内観者の視点を中心に −
    鈴木 康広, 真栄城 輝明
    内観
    研究

    2022年 28 巻 1 号 117-121
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     集中

    内観
    において「抵抗」が生じることがあるので、
    内観
    の三項目に入る前に自分の人生を振り返るという意味で「生い立ちの記録」を導入した。
    内観
    者にとって「生い立ちの記録」はインテークのように感じられ、
    内観
    の三項目に対するウォーミングアップになり、「三項目に対する抵抗」が減じられた。没頭・集中できれば、「抵抗」全般への有効性もあると思われる。
    内観
    面接者は時代精神の変化を考慮して、質的に生じざるを得ない「抵抗」を踏まえたうえで、「
    内観
    への抵抗」を減ずる工夫をしていく必要があろう。

  • 長島 正博
    内観
    研究

    2009年 15 巻 1 号 59-65
    発行日: 2009/09/05
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     

    内観研究における集中内観
    の想起テーマの順序についての知見は、あまり見当たらない。
    内観
    の想起テーマの順序は、
    内観
    を順調に進めて行くには重要な事柄だが、改めて調べてみると、多様なやり方で行われていることが分かった。そこで
    内観
    の想起テーマの事例を取り上げ、さらに、
    内観原法を確立した吉本が最終的に内観
    の想起テーマの順序をどのようにしたのかについて、吉本が重要視していた「母親」と「嘘と盗み」のテーマと、それに加えて「養育費」のテーマの順序についても検討した。また、
    内観
    の想起テーマを基本・重要・選択テーマに分けて論じた。

  • 河合 啓介
    内観
    研究

    2018年 24 巻 1 号 45-50
    発行日: 2018/09/01
    公開日: 2020/12/26
    ジャーナル フリー

     本稿では、今後の

    内観
    の方向性について三点に分けて述べます。1.
    内観
    の普及とそのための資格制度の推進 
    内観
    は、精神修養や自己啓発から始まり、疾病の治療に発展しました。再度メンタルヘルスに貢献することも重要です。そのためにも資格制度を充実させることは必要です。2.
    内観
    療法の有効性を客観的指標で示す。ランダム化比較試験や脳機能イメージング検査は
    内観
    療法の効果を一般にアピールする手段になります。さらに、
    内観
    療法の新たな理論体系を構築する機会となる可能性があります。3.
    内観
    療法の国際化 
    内観
    療法の国際的な発展は、
    内観
    療法をわかり易い治療法にしていく過程を推進すると思われます。加えて、日本特有の価値観を踏まえて、
    内観
    の真意を深く理論化することを我々は続ける必要があると考えます。

  • − 内観面接での「語り」の変化に焦点を当てて −
    森下 文, 蘆 立群, 真栄城 輝明
    内観
    研究

    2015年 21 巻 1 号 29-41
    発行日: 2015/09/10
    公開日: 2020/12/26
    ジャーナル フリー

     本研究は、

    内観面接における内観
    者の「語り」の変化に焦点を当て、集中
    内観中に内観
    者がたどる心理的変容プロセスを明らかにすることを目的とした。集中
    内観終了後のアンケートで内観
    効果を実感したと回答した15名の
    内観
    者を対象に半構造化面接を実施した。収集した発話データはM-GTAを用いて質的分析した。
    内観者の内観
    面接での「語り」は『面接者との相互関係』『
    内観
    面接の場の特殊性』『<過去>認識変化』という3要因から影響を受け、
    内観者の内観
    の深まりによって3段階で変化することが示された。同時に、其々の影響要因に対する
    内観
    者の認識も変化も示された。
    内観
    者の「語り」の変化過程と影響要因との関係を仮説モデルに示し、
    内観面接における内観
    者の「語り」と
    内観
    者の心理的変容過程との関連について考察を加えた。

  • 塩崎 伊知朗
    内観
    研究

    2008年 14 巻 1 号 73-78
    発行日: 2008/04/15
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     

    内観
    史上の次の諸問題について考察する。

    1.

    内観
    三問の成立と変化について。

    2.「

    内観
    道場」の「
    内観
    教育研修所」への改称の年代。

    3.吉本伊信と自由経済運動。

    4.ニコルソン牧師のこと。

  • − アンケート調査対象者における検討 −
    長島 美稚子, 長島 正博, 筒井 健雄
    内観
    研究

    2008年 14 巻 1 号 45-57
    発行日: 2008/04/15
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     我々は原法である集中

    内観
    を理論的に解明するため
    内観
    者を良好群と困難群と中断群に分け、各群の特徴を検討してきた。本稿では困難群に焦点を当てた。
    内観
    前の困難群の特徴として、基礎情報因子では医療ジャンルに多いと認められるなど幾つかの有意差を示した。他者評価因子では良好群との比較で有意な差を認められたが、中断群とは認められなかった。自己評価因子(アンケート調査)では感情面と自己認知が否定的と示唆した。次に
    内観
    後に困難群となった背景を検討すると、困難者は自己認知と自己肯定感の低さ、と共に心の余裕のなさが背景にあり、
    内観
    後には感情面と意識面の両面において良好群との間に大きな開きがあった。また
    内観
    の中核である「人に迷惑をかけた」の項目に2群の差異を認めなかったことより、その考察を先行研究の罪悪感から言及し、
    内観
    によって困難群には閉鎖性から開放的罪悪感の萌芽が生じたのであろうと推論した。

  • − 一日内観という方法を通して −
    都甲 陽子, 土橋 義範, 真栄城 輝明
    内観
    研究

    2022年 28 巻 1 号 97-103
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     難しいといわれる日常

    内観
    の継続を促すために、その方策の一つとして真栄城(1999)は「一日
    内観
    」について述べたが、我々はそれを心理相談室における分散
    内観
    として試みた。私設心理相談室の一画にある和室を
    内観
    室として用い、集中
    内観
    体験者による「一日
    内観
    」を個別的かつ継続的に実施し、面接者と
    内観
    者という異なる視点から考察を行った。

     1年間に計5回の「一日

    内観
    」が行われ、
    内観
    者は「日常」と「非日常」を繰り返すことで、集中
    内観
    とは異なる気づきを得た。分散
    内観
    として心理相談室で行う「一日
    内観
    」は、集中
    内観
    の効果を深め、
    内観
    者を支援する方法の一つとして有用と考える。

  • 高橋 美保
    内観
    研究

    2016年 22 巻 1 号 47-57
    発行日: 2016/09/15
    公開日: 2020/12/26
    ジャーナル フリー

     本研究では

    内観
    療法の理論化の一歩として、作用機序について仮説モデルの生成を試みた。筆者自身の
    内観
    者として、面接実習生としての経験を元に、時間軸の中で生じるプロセスの変化と、それに伴う体験の質の変化に注目して分析を行った。その結果、以下の三つのステップが得られた。Step1は【認知レベル】で生じる複眼的視点の獲得であり、そこに至る三つの要素があると考えられた。Step2は【体験レベル】で感じるポジティブな体験への気付きであり、それには三つのレベルがあると考えられた。Step3は【自己概念化レベル】で生じる全人的気付きであり、そこに至るまでに三つの段階があると考えられた。最後に、これらの3つのステップについてサイコセラピーとしての作用機序という視点から考察を加え、
    内観
    療法がサイコセラピーとなりえるポイントについて論じた。

  • − 女性の視点を中心に −
    長島 美稚子
    内観
    研究

    2010年 16 巻 1 号 41-44
    発行日: 2010/09/10
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー
  • 都甲 陽子
    内観
    研究

    2023年 29 巻 1 号 81-86
    発行日: 2023/09/01
    公開日: 2024/01/30
    ジャーナル フリー
  • − 各施設の内観療法の流れ −
    河合 啓介, 塚崎 稔, 波夛 伴和, 竹元 隆洋
    内観
    研究

    2022年 28 巻 1 号 45-55
    発行日: 2022/09/01
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

     本研究は、集中

    内観
    を実施している4病院での
    内観
    療法の実施内容に関する調査結果を集約した研究である。それぞれの施設間で面接者の
    内観
    面接歴は20年から46年、2例からのべ121例と施設によって大きな違いがあった。対象としている疾患は、精神科では依存症、パーソナリティ障害、うつ病、不安症、心療内科では摂食障害、生活習慣病であった。しかしながら、集中
    内観
    のスケジュール(6泊7日 面接は1日6から7回)や集中
    内観
    の費用(1日8千円から1万円)などの集中
    内観
    の枠組みや、
    内観
    者を肯定的に受容し、気づきをじっと待つ面接者の姿勢は概ね一致していた。今後の
    内観
    療法に有効なこととして、専門医制度の確立、科学的理論の確立、健康保険制度の適応などが挙げられた。

  • -インターネットを活用した試み-
    李 暁茹, 高橋 美保, 呉 国宏, 羅 ウチ
    内観
    研究

    2020年 26 巻 1 号 61-76
    発行日: 2020/09/01
    公開日: 2020/10/30
    ジャーナル フリー

     近年、中国では

    内観
    療法の実践及び効果研究が主に精神疾患を持つ臨床群を対象とする医療領域で盛んに行われており、その有効性が確かめられている。本研究は非臨床群の中国人大学生を対象に
    内観
    をベースとした実践方法を開発・実践すると共に、その効果評価を行った。その際、抑うつなどの精神健康指標に加え、幸福感、気分などの心理指標、自尊心、対人関係などの認知指標を測定し、
    内観
    の効果とそのメカニズムを検討した。実験群には連続で14日間、1日1時間の
    内観
    を行い、インターネットで面接を行った。介入前後の変化を確認したところ、⑴幸福感総得点、感情得点は有意差が見られた、⑵対人関係総得点及び下位尺度の得点では有意差が見られなかった、⑶ポジティブ気分において有意差が見られ、ネガティブ気分に有意差はみられなかった、⑷抑うつ総得点、及び弛緩と苛立ち有意差が見られた、⑸自尊指標は有意差が見られた。

     中国では研修所が普及していないために、

    内観
    は臨床群を対象とした活用が中心的であるが、今後は非臨床群を対象とした活用が期待される。本研究では、非臨床群を対象に開発したインターネットを活用した
    内観
    の実践方法はその有効性が示唆された。このような試みは
    内観の普及と発展や内観
    の国際化に貢献できると思われる。今後、地域や対象を広げることでその有効性を検証し、必要に応じて方法を精緻化する必要があるであろう。

  • − 身体感覚と病状の改善に関する研究 −
    河合 啓介
    内観
    研究

    2023年 29 巻 1 号 9-19
    発行日: 2023/09/01
    公開日: 2024/01/30
    ジャーナル フリー

     

    内観
    は自己啓発、矯正医療での運用に始まり、その後、
    内観
    療法としてアルコール依存症、不安症、うつ状態、摂食障害などの治療に導入された。筆者は、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など心理的要因が症状に影響を与える内科疾患や肥満・糖尿病などの生活習慣病、摂食障害へ
    内観
    療法を適応してきた。
    内観
    療法により、患者は家族を含めた周囲が懸命に自分を支えていた事実に気付き、過去の自分の行動や否認・回避してきた感情に向き合う。その過程で、病気の受け入れが促進され、病気のコントロールが可能となる。その際、重要な記憶の回想時に、皮膚感覚などの身体感覚の想起を伴うと、洞察が進む事例がある。さらに、プレリミナリー研究として、愛情や信頼関係と関連しているオキシトシン濃度を集中
    内観
    時に経時的に測定し、その値の
    内観
    による重要な他者との身体感覚の上昇を確認した。オキシトシンは母子間でのスキンシップ等で分泌が刺激される。
    内観
    による身体感覚の想起と“癒し”との関連が示唆された。

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