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クエリ検索: "前田憲作"
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  • 苅草 資弘, 土肥 まゆみ, 安藤 亮一, 千田 佳子, 井田 隆, 高元 俊彦
    日本透析医学会雑誌
    2004年 37 巻 12 号 2063-2068
    発行日: 2004/12/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    長期透析患者の死亡例について死亡前の心エコー図検査の経時的変化を後ろ向きに検討し, 血圧, 心拍数とあわせて透析患者の生命予後の予測に簡便で有用なパラメーターとなりうるか否かを検討した. 対象は外来通院慢性維持透析患者で, 死亡直前3か月以内, それより6か月前, 1年前, 2年前にそれぞれ心エコー図検査を施行しえた50例 (平均年齢70.4歳) である. 心エコー図検査はMモード法より左室拡張末期径 (LVDd), 左室収縮末期径 (LVDs), 左房径, 心室中隔厚, 左室駆出率 (EF), 左室心筋重量と心拍数を計測し, 透析開始時の血圧を記録した. EFが全経過中50%以上のもの (EF正常群) 24例, 全経過中50%未満のもの (EF低下群) 13例, 2年前はEF50%以上であったが経過中に50%以下に急低下したもの (EF急低下群) 13例の3群に分けて検討した.
    EF正常群では左房径が2年前35.0±6.2mmから死亡直前37.0±8.2mmに, 心室中隔厚が14.9±3.0mmから15.7±2.9mmに増加した. EF低下群では左房径と心室中隔厚に有意な変化はなかった. EF急低下の原因は12例が虚血性心疾患で, EFの低下に伴ってLVDdが1年前44.2±7.0mmから死亡直前52.1±6.3mmへ, LVDsが1年前31.4±6.4mmから死亡直前42.4±6.2mmへ増大し, 左室心筋重量も増大した. EF正常群では収縮期血圧, 拡張期血圧とも変化がなく, EF低下群では収縮期血圧, 拡張期血圧とも有意に低下した. EF急低下群では心血管事故発生後収縮期血圧が有意に低下し, 心拍数が増加した.
    EF正常例の長期経過観察時には左房径の拡大と心室中隔の肥厚に着目すべきであり, LVDdとLVDsの拡大, 左室心筋重量の増大, 収縮期血圧の急な低下に際しては虚血に基づく心筋障害による心事故発生のリスクを考慮すべきと考えられた.
  • 日本内分泌学会雑誌
    2000年 76 巻 2 号 415-487
    発行日: 2000/09/20
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
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