詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する:
全文: "前頭前皮質"
360件中 1-20の結果を表示しています
  • 中尾 敬, 宮谷 真人
    日本心理学会大会発表論文集
    2007年 71 巻 L02
    発行日: 2007/09/18
    公開日: 2018/08/15
    会議録・要旨集 フリー
  • 鍋島 俊隆
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2010年 20 巻
    発行日: 2010/10/25
    公開日: 2019/01/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 濱田(佐々木) 幸恵
    ファルマシア
    2016年 52 巻 9 号 883
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/02
    ジャーナル フリー
    記憶には,ものを覚えること(記銘),覚えていること(保持),覚えていることを想い出す(想起)という過程がある.記銘には,訓練によって何かを習得するという学習と内容的には同じであるが,感覚情報を知覚し,固定して,記憶痕跡とする過程が含まれる.最近では,記憶を情報処理的な観点から取り扱うことが行われており,記銘をコード化,保持を貯蔵,想起を探索と呼んでいる.これまでの研究では,それぞれの記憶過程で個別の神経回路単位が対応しているのか,また記憶を探索して想起するとき海馬以外の領域が関わるかについて実験的に明確になっていない.本稿では,Rajasethupathyらによって報告された,記憶想起に関わる前頭前皮質から海馬への投射経路の役割について紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Rajasethupathy P. et al., Nature, 526, 653-659 (2015).
    2) Frankland P. W., Bontempi B., Nature Rev. Neurosci., 6, 119-130 (2005).
    3) Ressler K. J., Mayberg H. S., Nature Neurosci., 10, 1116-1124 (2007).
    4) Taylor S. F. et al., Biol. Psychiatry., 71, 136-145 (2012).
    5) Wilson S. J. et al., Nature Neurosci., 7, 211-214 (2004).
  • 落合 俊行, 菅沼 満, 榊 晶子, 中川 雅文
    生体医工学
    2018年 Annual56 巻 Abstract 号 S205
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/14
    ジャーナル フリー

    目的:コールセンターのオペレーターは、日々、顧客との「良い対話」を作り出す努力をしている。再現性のある「良い対話」の提供の積み重ねによって企業のブランドが醸成される。そして、「良い対話」の実現は、オペレーターの資質に依存している。今回、われわれは、オペレーターのコンディションおよび通話の品質をバイオマーカーから評価する試みを行った。対象:オペレーター業務従事者5名(男1名、女4名。40代3名、30代1名、20代1名)。方法: 通話開始前、通話中、通話終了後の3つのフェーズにおいて、前頭前皮質領域のNIRS、指尖脈波、通話音声の記録を行った。前頭前皮質のマッピング、脈波のpNN50、音声の1/fゆらぎスコアを求めた。その際、刺激を与えることによってコンディションの改善がなされるかを計測した。結果: 自己申告のコンディションと前頭前皮質の活動、脈波のpNN50値、音声の1/fゆらぎスコアには乖離があった。刺激を与えることでコンディションが改善されることが分かった。コンディションが悪くても経験値の高いオペレーターは低いストレスと高い音声1/fゆらぎスコアを示した。

  • 前田 崇斗, 橋爪 絢子, 松井 岳巳
    生体医工学
    2016年 54Annual 巻 26AM-Abstract 号 S44
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/19
    ジャーナル フリー

    Reduction of Dorsolateral Prefrontal Cortex (DLPFC) blood flow measured by near- infrared spectroscopy (NIRS) is reported to be seen during the wakefulness to the early stage of sleep. DLPFC blood flow can be an index of arousal level, while, NIRS needs to wear an annoying and costly headgear and not suitable for daily use. Using cost-effective and compact Doppler radars attached behind chair back, we conducted multivariate study for 5 healthy subjects (23±1years) to estimate DLPFC blood flow using heart rate and heart rate variability index measured by radars. Estimated DLPFC blood flow correlates with that measured by NIRS (R>0.9) only when DLPFC blood flow decreased with time.

  • ユディセ ロベルト, 朝野 美穂, 吉田 正樹
    生体医工学
    2016年 54Annual 巻 26AM-Abstract 号 S39
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/19
    ジャーナル フリー

    Using fNIRS and Macaro's model of strategy use among language learners we try to observe changes in brain activity on people learning a new language. Research subjects are taught the Japanese language skill of reading, this means that they become able to understand the meaning and reading behind a group of words written with Chinese characters. A matrix of different words is shown to the subject measuring their brain activity to see their behavior while they lack the proper knowledge, after gaining the proper skills, activity is again measured and compared to the previous acquisition. A combined method of spaced repetition technique and mnemonics is used to make the learning process faster for the subjects. Although the words were studied for only a few minutes subjects were capable of retaining information in a fast manner remembering them even days after the learning session.

  • 小濱 剛, 並河 弘樹, 岡本 亮太, 吉田 久
    生体医工学
    2016年 54Annual 巻 28AM-Abstract 号 S273
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/19
    ジャーナル フリー

    In the measurement techniques of cortical activity by using the functional near-infrared spectroscopy (fNIRS), the differences between resting state and task-performing state is often evaluated. However, the experimental conditions of resting state are not controlled. In this study, we investigated the effects of the low-passed dynamic random-dot patterns (LPDRDs) on the resting-state activities. We measured fNIRS signals from prefrontal cortex (PFC) and right-lateral temporal cortex (rLTC) during a block design paradigms, which is constructed of resting-state block with a LPDRD or a fixation crosshair (FT) after performing a 3-back task. We compared which condition is to be recovered to resting-state earlier after brain activation by the task. The results suggest that the average activity of PFC in the LPDRD condition was significantly lower than in the FT condition, indicating that gazing at the LPDRD in resting-state could be attenuated cortical activity more efficiently.

  • 成田 紀之
    日本口腔顔面痛学会雑誌
    2012年 5 巻 1 号 15-26
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/07/26
    ジャーナル フリー
    顎口腔領域のシステム神経科学は,顎口腔の感覚情報処理、随意性の運動実行とその意識,などにかかわる高次性の解明を目的として遂行される神経科学の一分野である.本稿は,このシステム神経科学の観点から,健常者ならびに口下顎ジストニアを対象とした感覚運動機能にかかわる皮質活動性,実験的な口腔感覚遮断や顎筋痛の誘発あるいは補綴治療の介入による前頭前皮質活動性への影響,精神疾患にともなう口腔感覚異常とかかわる口腔の感覚運動機能とその認知,などに関するf-NIRS (Functional Near-Infrared Spectroscopy) 研究,ならびに顎口腔領域の難治性神経疾患への治療指針,口下顎の不随意運動症に対するBotox (botulinum toxin typeA) 治療の実際と顎口腔領域の難治性神経疾患への経頭蓋磁気刺激法 (TMS: Transcranial Magnetic Stimulation) の応用,について概説するものである.
  • 吉田 英樹, 吉田 舞, 中田 農生, 前田 貴哉, 齋藤 茂樹, 岡本 成諭子, 佐藤 菜奈子, 佐藤 結衣
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 A-P-29
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】生体深達性の高い近赤外線を主体とした光線であるキセノン(Xe)光の星状神経節(SG)近傍照射は,局所麻酔薬を用いる星状神経節ブロック(SGB)とは異なり非侵襲的かつ副作用の危険性を伴うことなく交感神経活動の抑制と副交感神経活動の相対的な亢進を引き起こし得る手法である。しかし,Xe光のSG近傍照射に伴う自律神経活動動態の変化が脳血流動態にどのような影響を及ぼすかについては解明されていない。以上から本研究の目的は、Xe光のSG近傍照射実施中の脳血流動態を明らかにすることとした。【方法】健常者29 例(女性15 例,男性14 例,年齢21.1 ± 2.3 歳)を対象とし,以下の2 つの実験を実施順序をランダムとして1 日以上の間隔を空け実施した。<実験1>対象者は,15 分間の安静背臥位保持(馴化)終了後,同一肢位にて両側のSG近傍へXe光照射(Xe-LISG)を10 分間受ける。<実験2>対象者は馴化終了後,Xe-LISGを伴わない安静背臥位保持(コントロール)を10 分間継続する。測定及び分析項目について,自律神経活動動態の指標には心拍変動データを採用し,各実験の馴化開始時からXe-LISG及びコントロール終了時までの間,対象者の心拍変動データを心拍計(RS800、Polar)を用いて連続測定した。その後,各実験の馴化終了時とXe-LISG及びコントロール終了時の心拍変動データを周波数解析し,交感神経活動の指標である低周波成分(LF)と高周波成分(HF)の比(LF/HF)と副交感神経活動の指標であるHFを求めた。その上で、実験1 での馴化終了時とXe-LISG終了時及び実験2 での馴化終了時とコントロール終了時との間でのLF/HF及びHFをWilcoxonの符号付順位和検定により検討した。脳血流動態の指標には総ヘモグロビン量(total-Hb)を採用し,各実験の馴化開始からXe-LISG及びコントロール終了まで間,近赤外線分光分析装置(OEG-16,Spectratech)を用いて前頭部(前頭前皮質)でのtotal-Hbを連続測定した。その上で,各実験とも馴化終了前1 分間のtotal-Hbの平均値を基準値とし,Xe-LISG及びコントロール実施中の前半(0 〜2 分),中盤(4 〜6 分),後半(8 〜10 分)の3 時点でのtotal-Hbの平均値について,基準値からの経時的変化をDunnettの検定により検討した。また,前半,中盤,後半の各時点でのXe-LISGとコントロール間でのtotal-Hbの差を対応のあるt検定により検討した。全ての統計学的検定の有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮、説明と同意】対象者に対しては,本研究の目的や本研究への参加の同意及び同意撤回の自由,プライバシー保護の徹底等について予め十分に説明し,書面による同意を得た。【結果】LF/HF及びHFについては,実験2 では馴化終了時とコントロール終了時との間で両指標ともに明らかな変化を認めなかったが,実験1 では馴化終了時と比較してXe-LISG終了時での副交感神経活動の亢進を示す所見(HFの上昇傾向)を認めた。total-Hbについては,両実験ともに基準値と比較してXe-LISG及びコントロール実施中での明らかな変化を認めなかったが,Xe-LISGとコントロール間での比較ではXe-LISG実施中の前半及び中盤でのtotal-Hbがコントロールと比較して有意に低下していた。【考察】本研究結果から,Xe-LISGは,交感神経活動を抑制し副交感神経の相対的な亢進を引き起こす一方で,Xe-LISG実施中の前頭前皮質領域での脳血流量を低下させる可能性が示唆された。この理由として,Xe-LISGに伴い認められた前述の自律神経活動動態の変化は精神的リラクセーションを示唆する所見でもあり,その結果として前頭前皮質領域の活動が低下し,同部位の脳血流量の低下につながったのではないかと推察される。Xe-LISG以外の介入手段を用いた先行研究においても、精神的リラクセーション時の前頭葉の脳血流量低下が報告されている(岩坂,2007.,下茂,2008.,etc.)。今後の課題としては,Xe-LISG実施中の前頭前皮質以外の大脳皮質領域での血流動態に関する検討が必要と思われるが,脳血流量の低下が問題となる可能性のある虚血性脳血管障害患者等を対象としたリスク管理面での検討を行うことも重要と考えられる。【理学療法学研究としての意義】研究結果は,Xe-LISGにより前頭前皮質領域の脳血流量が低下する可能性を示した。このことは,Xe-LISGにより精神的リラクセーション効果が得られることの裏付けとも考えられるが,脳血流量の低下が問題となるような症例に対するリスク管理面での検討の必要性も示唆しており,今後の発展性や臨床への波及効果などの観点から意義があると考える。
  • 茶木 茂之, 福本 健一, 小池 宏幸
    日本生物学的精神医学会誌
    2016年 27 巻 1 号 27-32
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/09/26
    ジャーナル オープンアクセス
    グループⅡ代謝型グルタミン酸(mGlu)受容体拮抗薬は既存薬が奏功しないモデルを含む種々動物モデルにおいて抗うつ作用を示した。また,その抗うつ作用はケタミンと同様に即効性および持続性が認められた。グループⅡ mGlu 受容体拮抗薬の抗うつ作用に AMPA 受容体活性化を介したBDNF─TrkB シグナル活性化および mTOR シグナル活性化の関与が示唆された。さらに,内側前頭前皮質における AMPA 受容体活性化を介した背側縫線核セロトニン神経活性化の関与が示唆された。グループⅡ mGlu 受容体拮抗薬は,これらの分子レベルおよび神経回路レベルにおける機序に関してケタミンと共有することが認められた。以上の結果から,グループⅡ mGlu 受容体拮抗薬はケタミンと同様に治療抵抗性うつ病患者に対して即効性および持続性の抗うつ作用を示すことが期待される。
  • 安藤 哲也, 小牧 元
    心身医学
    2008年 48 巻 6 号 465-
    発行日: 2008/06/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 岡本 百合, 岡本 泰昌, 三宅 典恵, 白尾 直子, 黒崎 充勇, 山脇 成人
    心身医学
    2008年 48 巻 6 号 465-
    発行日: 2008/06/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 苑子, 渡部 誠二, 柳本 憲作, 宍戸 道明
    科学・技術研究
    2017年 6 巻 1 号 25-30
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル フリー
    現代社会において過度なストレスを抱え、心身に影響を及ぼす人が増加している。ストレスを緩和させる方法としては、音楽鑑賞やアロマテラピーが挙げられる。これらの方法は、手軽に行えることから、補完代替医療への応用が期待されている。しかし、その効果は官能評価に依存している。本研究では、近赤外線分光法によって、安静時およびストレス負荷時から聴覚・嗅覚刺激を生体に与え、前頭前皮質のOxy-Hb濃度を計測し、生体への影響の評価を行った。被験者10名(男性6名、女性4名)に対し、①安静と刺激を交互に与える実験、②ストレスと刺激を交互に与える実験を行った。安静時間は1から10の数を繰り返し数えることを求めた。刺激時間では、聴覚刺激は1/fゆらぎをもつ3種類の音楽を聴取させ、嗅覚刺激はリラックス効果を有するとされる3種類の精油を吸入させた。ストレス時間は百マス計算を行わせた。Oxy-Hb濃度変化は、実験①の聴覚刺激および実験②の全刺激において、時間の経過と共にその濃度が減少していた。さらに、各時間におけるOxy-Hb濃度の平均値を求め、その差を比較し各刺激の評価を行った。実験①では、聴覚刺激時は安静時よりもOxy-Hb濃度が減少した。実験②では、Oxy-Hb濃度はストレス時よりも全刺激において減少が確認された。また、両実験におけるOxy-Hb濃度差を、t検定を用いて比較した結果、全刺激における左前頭前皮質においてOxy-Hb濃度の有意差が確認された(p < 0.05)。よって、本実験で使用した刺激は、ストレス緩和において有効性があることが示唆される。
  • 土井 剛彦, 牧迫 飛雄馬, 島田 裕之, 堤本 広大, 上村 一貴, 朴 眩泰, 李 相侖, 吉田 大輔, 阿南 祐也, 伊藤 忠, 鈴木 隆雄
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 B-S-02
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】軽度認知障害(mild cognitive impairment: MCI)はアルツハイマー病の臨床的前駆症状の一つと捉えられている。MCI高齢者において、認知機能低下だけでなく身体機能低下も認知症発症リスクの一因とされており、とくに歩行能力の低下が認知症発症リスクを上昇させると報告されている。近年では、高齢者の歩行能力は前頭前野の灰白質容量の減少と関連することが報告されており、脳機能と歩行との関連を明確にすることは、理学療法研究においても重要な情報を提供できるものと考える。また、MCI高齢者ではdual-task歩行能力が低下するとされており、dual-task歩行能力は前頭前皮質を中心に役割を有する遂行機能と関連するものと考えられている。これらのdual-task歩行能力と認知機能との関係に関する知見については、観察・実験研究を中心に散見されるものの、それらの関係性を裏付ける脳賦活状態や脳容量の影響などといった神経生理学的な知見は十分に得られていない。そこで、本研究はMCI高齢者におけるdual-task歩行能力が前頭前野における灰白質容量と関係性を有しているかを検討することを目的とする。【方法】2011年8月~2012年2月に実施されたObu Study of Health Promotion for the Elderly (OSHPE) に参加した65歳以上の地域在住高齢者5,104名のうち、多面的認知機能評価の結果からPetersonの基準に則りMCIに該当し、一般特性、歩行計測ならびに頭部MRI撮像を行い、すべてのデータが得られた373名(平均年齢71.5歳、女性196名) を本研究の対象とした。歩行計測は、通常歩行とdual-task歩行 (歩きながら数字の逆唱を行う) の2条件にて各々1試行とし、11m歩行路の中央5mにおける歩行速度を測定した。MRIは3.0T (TIM Trio, Siemens, Germany)にて撮影し、Voxel-based morphometry 8 (VBM8)を用いた解析を行った。また、pick atlasを用いて前頭前野を関心領域に設定した。歩行条件による歩行速度の比較には、paired-t-testを用いた。VBM8を用いた解析では、各々の歩行指標を目的変数とした重回帰モデルを作成し、調整変数として年齢、性別、教育歴、Mini-Mental State Examinationの点数を設定した上で、各条件での歩行速度と灰白質容量との関係性を検討した。統計学的有意水準はp < 0.05に設定した。【倫理的配慮、説明と同意】本研究は独立行政法人国立長寿医療研究センター倫理・利益相反委員会の承認後に実施し、事前に書面と口頭にて研究の目的・趣旨を説明し、対象者から同意を得た。【結果】通常歩行とdual-task歩行における歩行速度はそれぞれ1.36 ± 0.22m/s、1.24 ± 0.32m/sであり、dual-task歩行での歩行速度が有意に遅かった (p < 0.001)。通常歩行速度と関連が認められた灰白質の部位は、右中前頭回から下前頭回にかけて背外側前頭前皮質 (Brodmann area: BA46)、三角部 (BA45) を中心とした領域であった (threshold of p < 0.001 uncorrected)。一方、dual-task歩行における歩行速度と関連したのは、下前頭回における右三角部 (BA45) を中心に、左眼窩前頭前皮質 (BA11)、さらに両側の背側前帯状皮質 (BA32) であった (threshold of p < 0.001 uncorrected)。また、両条件の歩行速度と共通して関連が認められた下前頭前野領域については、dual-task歩行と関連している領域の方が通常歩行に比べ容量が大きかった。【考察】MCI高齢者における歩行速度と前頭前野の灰白質容量との関連を調べた結果、通常歩行速度と関連していた領域は、右中前頭回から下前頭回にかけての灰白質領域であった。通常歩行速度と脳の灰白質容量や皮質厚との関係を検討した研究では、歩行速度と前頭前野の関連性が示唆されており、本研究ではそれらを支持、拡大する結果が得られた。一方、dual-task歩行速度と関連していたのは、両側の下前頭回における前頭前皮質だけでなく、前帯状部も含む灰白質領域であった。前帯状部は前頭前皮質と密に相互連結し、パフォーマンス自体を監視し、遂行機能と前頭前皮質に対して介在的関係にあるとされている。このように、前頭前野における複数の領域においてdual-task歩行と灰白質との関連性が示されたことにより、これまでに観察・実験研究によって推察されてきたdual-task歩行能力が遂行機能と関係しているという説を強く支持すると考えられる。今後、他の歩行指標における検討を続けることで、認知機能障害を有する高齢者における歩行能力低下の要因を理解する一助となると考えられる。【理学療法学研究としての意義】歩行能力が低下した高齢者を対象とし、その能力を改善させることは、理学療法の大きな目標の一つとなる。本研究はdual-task歩行能力に前頭前野が関わっていることを示し、dual-task歩行のもつ臨床的意義を明らかにするためのエビデンスの一つになると考えられる。
  • 溝口 博之
    ファルマシア
    2017年 53 巻 9 号 923
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/09/01
    ジャーナル フリー
    前頭前皮質は高次の学習記憶を司る脳部位であり,ニコチン性アセチルコリン受容体(nAChR)を介したアセチルコリン神経の投射・支配を受けている.統合失調症などの精神疾患患者は,前頭前皮質の機能が低下(hypofrontality)しており,また,喫煙率が高い傾向がある.最近,ゲノムワイド関連解析により,nAChRのα5サブユニットを司るヒトCHRNA5遺伝子に一塩基多型(SNP)が存在することが分かり,この変異が喫煙や統合失調症のリスクを高める可能性が報告された.基礎研究においても,マウスのα5サブユニット遺伝子を欠損させると,前頭前皮質の形態学的変化や行動に異常が生じることが報告されているが,ヒト遺伝子多型が,細胞活性あるいは神経回路にどのような影響をもたらすのか,さらには統合失調症患者で観察されるような行動障害や,hypofrontalityを引き起こすかは不明である.
    本稿では,ヒトα5サブユニット変異体(α5SNP)を発現するマウスを用いて,α5SNPがもたらす皮質機能障害について検討したKoukouliらの研究を紹介する.
    なお,本稿は下記の文献に基づいて,その研究成果を紹介するものである.
    1) Tobacco and Genetics Consortium., Nat. Genet., 42, 441–447(2010).
    2) Schizophrenia Working Group of the Psychiatric Genomics Consortium., Nature, 511, 421–427(2014).
    3) Proulx E. et al., Cell. Mol. Life Sci., 71, 1225-1244(2014).
    4) Koukouli F. et al., Nat. Med., 23, 347–354(2017).
  • 柴田 圭輔
    ファルマシア
    2014年 50 巻 1 号 65
    発行日: 2014年
    公開日: 2016/02/01
    ジャーナル フリー
    世界人口の約16%(およそ10億人)がうつ病関連疾患に悩まされている今日,病態メカニズムの解明および治療法の開発は喫緊の課題である.うつ病に関する研究は古くから行われてきたが,その焦点はほとんど神経細胞に当てられていた.1998年,うつ病患者の前頭前皮質においてグリア細胞数が減少していることが報告されたことを皮切りに,うつ病におけるグリア細胞の重要性が次々に報告されている.しかし,うつ病とグリア細胞機能の関連性はいまだ十分に理解されていない.本稿では,グリア細胞の1つであるアストロサイトが放出するATPが,うつ病の病態メカニズムにおいて重要な役割を担うことを明らかとした論文を紹介する.
  • 西口 周, 山田 実, 谷川 貴則, 積山 薫, 川越 敏和, 吉川 左紀子, 阿部 修士, 大塚 結喜, 中井 隆介, 青山 朋樹, 坪山 直生
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0017
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】一般的に,加齢に伴う脳萎縮などの脳の器質的変化が,アルツハイマー病(Alzheimer’s disease:AD)や軽度認知機能障害(mild cognitive impairment:MCI)の発症リスクを高めるとされている。また,ワーキングメモリ(working memory:WM)低下はADやMCIの前駆症状であり,認知機能低下と共にWMに関連する脳領域の活動性が低下すると報告されている。つまり,ADやMCIの発症を予防するためには,WM関連領域の脳活動を高め,脳萎縮を抑制することが重要であると予想されるが,脳萎縮とWMに関連する脳活動の関連性はまだ十分に検証されていない。そこで本研究では,地域在住高齢者における脳萎縮とWM課題中の脳活動との関連性を機能的磁気共鳴画像法(functional magnetic resonance imaging:fMRI)を用いて明らかにすることを目的とした。【方法】対象は地域在住高齢者50名(73.5±5.2歳,男性27名,女性23名)とした。Mini-Mental State Examination(MMSE)<24点の者,重度な神経学的・整形外科的疾患の既往を有する者は除外した。全ての対象者のWM課題中のfMRI画像及び構造MRI画像は3.0TのMRI装置(シーメンス社MAGNETOM Verio)にて撮像した。WM課題としてはブロックデザインを用いて,画面上に映る点の位置がひとつ前の点の位置と一致するかを問う1-back課題と,画面上に映る点の位置が中心かどうかを問う0-back課題を交互に8ブロック行なった。また,構造MRI画像をVSRAD advanceにより処理し,対象者の脳全体における定量的な灰白質萎縮割合を算出した。統計解析は,統計処理ソフトウェアSPM8を用いてfMRIデータを処理した後,1-back課題と0-back課題のサブトラクションを行ない,WM課題中の脳活動部位を同定した。続いて,相関分析にて脳萎縮割合とWM課題中の脳活動部位の関連性を検討した。なお,WFU PickAtlasを用いて,解析範囲を前頭前野,内側側頭葉に限定した。【倫理的配慮,説明と同意】本研究は当該施設の倫理委員会の承認を得て,紙面および口頭にて研究の目的・趣旨を説明し,署名にて同意を得られた者を対象とした。【結果】本研究の対象者のMMSEの平均値は,27.5±1.9点であった。WM課題において,右の海馬,海馬傍回を中心とした領域,両側の背外側前頭前皮質(Brodmann area:BA9),右の下前頭回(BA45)を中心とした領域に賦活がみられた(p<0.005,uncorrected)。また,脳萎縮割合と関連がみられたWM課題中の脳活動部位は,両側海馬及び両側の背外側前頭前皮質(BA9),右前頭極(BA10)を中心とした領域であった(p<0.005,uncorrected)。なお,これらの関連性は負の相関を示しており,脳萎縮が小さいほど上記の領域の脳活動量が大きいという関連性が認められた。【考察】本研究の結果により,脳萎縮の程度が低いほど,視空間性WM課題中の海馬,背外側前頭前皮質を中心とした領域の脳活動が高いことが示唆された。視空間性WMは前頭前野や海馬の灰白質量と関連すると報告されており,本研究はそれを支持する結果となった。海馬を含む内側側頭葉は記憶機能の中枢であり,一方,背外側前頭前皮質はWMを主とする遂行機能を担う領域とされており,双方ともにともに加齢による影響を受け,萎縮が強く進行する領域であると報告されている。つまり,これらの領域の活動が低下し萎縮が進行することが,記憶機能や遂行機能の低下を主とする認知機能低下を引き起こし,ADやMCIの発症リスクを高める要因の一つになりうると考えられる。今後は,二重課題や干渉課題といったWMの要素を取り入れた複合的な運動介入を行ない,関連領域の脳活動を高めることで,脳萎縮を抑制できるかどうかを検証していく必要があると考える。本研究は横断研究のため脳萎縮と脳活動の因果関係は不明であり,また脳の詳細な萎縮部位は同定していないことが本研究の限界であると考える。今後は,詳細かつ縦断的研究を行なうことが検討課題である。【理学療法学研究としての意義】高齢者の認知機能低下を抑制することは,近年の介護予防戦略において重要な役割を担っている。本研究の結果により,脳萎縮の程度には記憶や遂行機能に関連する領域の脳賦活が関連することが示された。本研究を発展させることで,脳萎縮や認知機能低下抑制を目的とした非薬物療法のエビデンスを構築するための一助となると考えられる。
  • 傳田 健三, 小牧 元
    心身医学
    2009年 49 巻 1 号 18-
    発行日: 2009/01/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 宮田 茂雄, 大澤 匡弘, 亀井 淳三
    日本薬理学雑誌
    2008年 132 巻 4 号 213-216
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/14
    ジャーナル フリー
    ストレスに対する抵抗能力(ストレス抵抗性)の低下は,精神疾患の発症に関わる危険因子の1つである.そのため,精神疾患の病態解明ならびに新規精神疾患治療薬の開発を目的として,動物のストレス反応を利用したストレス抵抗性の評価が盛んに行われてきた.著者らは高所ストレス負荷中に認められる動物のすくみ行動に着目し,行動解析の指標とすることで動物のストレス制御因子を評価できることを初めて明らかにし,高架式プラットホーム試験と呼ぶことにした.また,その後の検討から,マウスのすくみ行動はノルアドレナリン神経系およびセロトニン神経系により調節されていることが確認され,これまでに得られている知見を支持するものであった.また,糖尿病モデルマウスを用いた検討から,糖尿病によるストレス抵抗性の低下と前頭前皮質のセロトニン神経活性の低下との間に関連性を見出すこともできた.したがって,高架式プラットホーム試験法はストレス抵抗性の評価法として有用であり,既存の行動解析法と比べても実験手順の簡便さやストレス負荷法としての妥当性,コスト面で優れているといえる.
  • 石井 礼花
    日本生物学的精神医学会誌
    2014年 25 巻 1 号 7-10
    発行日: 2014年
    公開日: 2017/02/16
    ジャーナル オープンアクセス
    このシンポジウムでは,乳児から思春期の定型および非定型発達の脳の生物学的特徴を fMRI,DTI,NIRS を用いての最近の知見を発表し,討論を行った。第 1 シンポジストのKoyama は,6 ヵ月の乳児聴覚刺激を与えた場合の resting-state の機能的結合への短期的影響および行動変化にどう関連するかを示した。第 2 シンポジストの Choi は,DTI を用いて,両親の言語的虐待や,家庭内暴力の目撃のような心理的虐待が小児期の脳に与える影響を調べた。第 3 シンポジストの Pavuluri は,fMRI や DTI の手法を用いて,小児期双極性障害の機能的構造的な脳の生物学的特徴を示した。第 4 シンポジストの高橋は,学童期 ADHD の NIRS研究で長期的 MPH の内服の脳機能への影響が休薬においても保たれていることを示した。以上のように,このシンポジウムでは,脳機能に環境がどのように作用するか,また病気の経過がどのようにて定型発達から逸脱していくかを明らかにした。このような早期の発達の段階の脳と可塑性についての研究結果は,脆弱な小児期に予防や早期の介入を行う意味を示唆し,有意義なシンポジウムであった。
feedback
Top