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  • 湯地 英充, 池田 耕二
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0420
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】現在の理学療法臨床実習は,臨床実習指導者(以下,指導者)に教育資格がない等の諸問題を抱えており,その有り方や指導方法は迷走している。そのため指導を不慣れとする新人・中堅指導者の不安や心理的負担は大きくなっている。こうした問題は,同じ構造をもつ作業療法臨床実習にもあると思われ,後輩・指導者育成という観点から解消すべき問題の一つと考えられる。本研究の目的は,理学療法,作業療法臨床実習(以下,臨床実習)にある新人・中堅指導者の不安増幅プロセスを可視化し,それを視点に不安軽減対策を検討することである。【方法】対象者は,臨床実習を考える勉強会の参加者23名であり,その内訳は,理学療法士17名,作業療法士6名,性別,男性18名,女性5名,平均年齢25.1±3.9歳,平均経験年数は4.0±2.3年であった。方法には構造構成的質的研究法(以下,SCQRM)をメタ研究にしたM-GTAを採用した。手順としては,23名を4つのグループに分け,フォーカスグループインタビューを実施した。各グループにはファシリテーターをつけ,インタビューガイドをもとにグループ内で1時間程度のディスカッションを行い,その内容をICレコーダーに記録した。インタビューガイドは,1)臨床実習指導者に指名された場合,あなたはどのような気持ちになりますか?2)なぜ,そう感じましたかを詳しく教えてください。3)最後に言い忘れたこと,言い残したことはありませんか?とした。次に,インタビューで得られた録音データをテクストデータに変換し,分析ワークシートを用いて概念を生成し,それらを包括するサブカテゴリーやカテゴリーを作成しつつ,臨床実習にある新人・中堅指導者にある不安増幅プロセスに焦点化しながらボトムアップ的にモデル構築を行った。【説明と同意】本研究では,対象者に本研究の目的や方法を説明したうえで口頭にて承諾を得た。【結果】構築されたモデルを以下に説明する(《 》は概念,〈 〉はサブカテゴリー,「 」はカテゴリーを示す)。本モデルでは,臨床実習において新人・中堅指導者は《自分でちゃんと指導できるかなという思い》,《いろんなタイプの学生に対して自分が対応できるのか不安》,《指導方法が正直難しいという迷い》からなる〈指導者の迷いや不安〉と《学生指導ができれば患者指導にもつながる》と《学生を一人前にしたり,成長させるような実習をしなければならないという思い》を有しており,それらを循環させる形で「揺れ動く指導者の思い」を構成している。また,指導する際には《先輩の見守りで自分が助かる》という思いと《経験を重ねた先輩が指導した方が良い実習になる》という思いの間で,「先輩との差から感じる不安」を感じている。こうした不安のなかで行われる臨床実習は,《余裕をもって実習指導を出来ない状況》を生み出し,《学生に対して厳しくなる》となり,「余裕がないことによって生じる事例」を発生さる可能性を高くしている。結果として,本構造を有する臨床実習は,《学生や先輩から評価されているという不安》を生み出し,それが「揺れ動く指導者の思い」に影響し,不安増幅プロセスを形成している。【考察】本研究で用いたSCQRMは視点提示型研究法であり,本構造を視点とすることで事象の捉え方を変化させることができるとされている。これに従えば,臨床実習における新人・中堅指導者の不安増幅プロセスは,指導者の内に抱える「揺れ動く指導者の思い」と「先輩との差から感じる不安」,その結果からくる《学生や先輩から評価されているという不安》によって構成されているといえる。指導者の揺れ動く思いには,適切な指導が自分にできるかという不安や迷いが混在し,その一方で,指導は患者指導にも繋がるという思い(自己還元)や学生を一人前にしたいという責任感を有し,これが指導者の思いを揺さぶり不安を掻き立て増幅させているものと推察される。そのため,指導チーム等でお互いの迷いや不安,責任感等を共有できるような体制を構築しておくことが,不安軽減対策の一つになると考えられる。他方,「先輩との差から感じる不安」は,見守りで助かる面と先輩の方が上手に指導できるという自己嫌悪感からくるものと推察される。よって,不安軽減対策としては,実習施設内で指導者の育成体制を整え,各指導者に自信をつけさせていくことが有効と考えられる。それらの結果,余裕がないことで生じる事例等が回避され,学生や指導者から評価されているという不安を緩和し,新人・中堅指導者の臨床実習にある不安増幅プロセスを軽減していくものと考えられる。【理学療法学研究としての意義】理学療法臨床実習にある新人・中堅実指導者の不安増幅プロセスを可視化し,不安軽減対策を提示できたことに本研究の意義があると考える。
  • 埜中 征哉
    脳と発達
    1994年 26 巻 3 号 202
    発行日: 1994/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
  • 坂本 博
    東アジアへの視点
    2013年 24 巻 3 号 75-82
    発行日: 2013年
    公開日: 2020/11/04
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    長らく続いていた景気の低迷も「アベノミクス」で回復の兆しをみせている。もっともこれが本当であるかどうかはしばらく様子をみる必要がある。今回は,主に月次データを用いて,北九州市の2007(H19)年4月~2013(H25)年3月までの6年分の景気動向を分析する。その際,比較対象として,全国および福岡県(もしくは福岡市)を選び,北九州市経済との同質性と異質性を検討する。  使用するデータは「大型小売店販売額」,「着工新設住宅戸数」,「有効求人倍率(新卒除きパートタイム含む,季節調整値)」,「1世帯当たり実収入額(勤労世帯)」,「輸出額」,「輸入額」,「企業倒産負債総額」,「日銀短観(4半期毎)」の8つの経済指標である(注1)。  また,北九州市については,収集したデータの直近分(2013年3月)から過去3年分の変動傾向をもとに,今後1年間の予測値を算出した。EPA(Economic Planning Agency)法(モデルX−4c)を用いて計算し,最も決定係数が高いケースもしくは最近の予測値と実績値との誤差が小さいケースを採用した(注2)。
  • 原 俊太郎
    ファルマシア
    2003年 39 巻 9 号 846-
    発行日: 2003/09/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 稲垣 治
    ファルマシア
    2003年 39 巻 9 号 846-
    発行日: 2003/09/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 芦澤 一英
    ファルマシア
    2003年 39 巻 9 号 846-
    発行日: 2003/09/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 脳卒中片麻痺患者の障害側別における比較および特性の検討
    松井 倫子, 上原 大生, 宮下 徹也
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 1616
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】一般的に,左大脳半球は言語中枢や論理的思考を担っており,右大脳半球は時間・空間性注意の制御・維持,芸術的創造性の機能を担っているとされている。右大脳半球損傷者の特徴的な症状として半側空間無視がある。これは,現実の環境と片麻痺患者の空間認識とのズレによって生じるものと考えられている。その時の重心偏位は,右片麻痺患者に比べて左片麻痺患者は著明であると報告されている。しかし,視覚情報が重心動揺へ与える影響について,障害側別での差異特性を述べている研究報告は少ない。そこで,本研究では,脳卒中片麻痺患者の障害側別において,視覚の誘導(視覚誘導)における重心動揺とその特性を明らかにし,比較検討する。【方法】対象は,既往に整形疾患がなく立位保持能力を有した脳卒中片麻痺患者20名で,内訳は右片麻痺患者10名(右片麻痺群:年齢57.7±14.9歳),左片麻痺患者10名(左片麻痺群:年齢61.0±13.1歳)とした。重心動揺計(GS2000,周波数20Hz,アニマ社製)を用い,測定肢位は裸足の開眼立位とした。測定条件は,準暗室にて暗視条件と追視条件の順で2条件を行い,各条件の測定時間は60秒間とした。追視条件における視覚誘導には,重心動揺計から50cm前方に設置したスクリーン(縦160×横160cm)に80cm/secで左右方向を往復する円型の指標(赤色,直径20cm)を被験者の眼球の高さに合わせて測定時間内で透写し,追視させた。対象者には,測定前に頭部を動かさずに追視するように指示し,2条件測定後に主観的感覚を聴取した。各群内において,各条件の1)総軌跡長,2)外周面積,3)矩形面積,4)実効値面積を算出し,5)位置ベクトル(Position Vector:PV)は1区域45度で構成される8(A~H)区域の各平均値(count/length)を算出した。各群内の比較はWilcoxon符号付順位和検定を用い,有意水準は5%未満とした。各群間の比較はMann-WhitneyのU検定を用い,有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言を遵守した倫理委員会で承認を得た。対象者には,実施前に本研究の趣旨と目的を十分に説明し,同意を得た上で実施した。【結果】各群内の比較では,両条件,1)2)3)4)全てで有意差はなく,5)は暗視条件よりも追視条件で平均値は低値となった。右片麻痺群では8(A~H)区域全てに有意差は認められなかったが,左片麻痺群ではD区域のみ有意差を認め(P<0.01),その他の範囲では有意差を認めなかった。両群共に主観的感覚は,「円型の指標の方が立ちやすかった」との回答を得た。各群間の比較では,両条件,1)2)3)4)全てで有意差はなく,5)は両条件で左片麻痺群より右片麻痺群の平均値が8(A~H)区域全てで低値となったが,有意差は認められなかった。【考察】右片麻痺患者の特性として,暗視条件のPVは,比較的上下左右ともに対称的となっている。追視条件でも上下左右の幅に大きな差はなく,暗視条件と比較して全体的には低値になっている。これは,視覚誘導があることで重心位置は定位されやすい傾向にあると言える。左片麻痺患者の特性として,暗視条件のPVは,右(非麻痺側)方向に大きくなっている。このことは,空間認識の障害が左片麻痺者に多くみられることから,暗視条件では体性感覚として捉えやすい非麻痺側優位での立位保持となっていることが考えられる。追視条件では右(非麻痺側)方向へのPVはより低値であった。視覚誘導により麻痺側への空間認識が刺激されたことで,より中心に近い位置で重心位置が定位することができたと考える。左右片麻痺患者間の重心動揺に大きな差は認められないが,視覚情報により重心位置は中心に定位されやすく,左片麻痺患者においては視覚情報による麻痺側への空間認識は促されやすくなることが言える。つまり,左片麻痺患者は空間認識能力の乏しさから体性感覚が優位に働いており,与えられている視覚情報を有効に活用できていない。我々の治療場面において麻痺側への空間認識を促すために,積極的に様々な視覚情報を与えることでその能力を発揮させることができるのではないかと考える。【理学療法学研究としての意義】より安定した立位保持能力を獲得するためには,固定された指標を与えることよりも,動く指標を与えることがより有効であろうと考えられる。今後さらに研究を進めていき,立位・歩行場面の早期回復に至る治療の確立に努めていきたい。
  • 小林 宗霽
    医科器械学雑誌
    1933年 10 巻 7 号 323-324
    発行日: 1933/01/20
    公開日: 2020/01/20
    ジャーナル フリー
  • 清水 夏繪
    耳鼻咽喉科臨床
    1986年 79 巻 Supplement2 号 10-11
    発行日: 1986/01/25
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
  • 原口 信次, 坂口 薫
    日本放射線技術学会雑誌
    1990年 46 巻 8 号 1047-
    発行日: 1990/08/01
    公開日: 2017/06/29
    ジャーナル フリー
    静止画像の観察においては単眼視観察、両眼視観察で違いは見られない。しかし、連続画像の観察においては両者に違いがみられる。なお信号の検出能については今回の測定では信号の移動の有無にかかわらず両眼視観察の方が良かった。
  • 遠藤 保子
    日本女子体育連盟紀要
    1989年 1989 巻 89 号 38
    発行日: 1989/08/02
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
  • 繊維機械學會誌
    1957年 10 巻 8 号 668-669
    発行日: 1957/08/01
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 大脳梗塞患者と小脳梗塞患者の回復過程の追跡
    森本 達次, 松本 有史, 中西 亮介, 西村 翔太, 岡 英世, 岡田 如弘, 李 鍾昊, 筧 慎治, 岡田 安弘
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 B-O-11
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】脳卒中などによる運動障害の客観的評価法の確立はリハビリテーションの方針を立てるためにもその回復過程を評価するためにも極めて重要である.本研究においては,手関節の定量的運動指令解析システム(Lee et al. 2007)を用いて,大脳梗塞患者と小脳梗塞患者の一症例についてのリハビリテーション実施中の回復過程を追跡し,客観的・定量的に評価できるかを検討した.【方法】症例1は右脳梗塞(頭頂葉,被殻)による左片麻痺を発症4週後,当院に入院した39歳男性(MMSE30点).BRSは左上肢Ⅳ,左手指Ⅳ.MAS(左手関節)は1であった.症例2は小脳梗塞(右小脳後葉半球部)を発症4週後,当院入院した78歳男性(MMSE23点)で,右上下肢協調性障害を呈し, MAS(右手関節)は0であった.この2症例に対して手関節のリハビリを1日60分行い,症例1に対しては,リハビリ開始前,1ヶ月後,2ヶ月後,3ヶ月後において,症例2に対しては,リハビリ開始前,1ヶ月後,3ヶ月後において,定量的手関節運動指令解析システムを用いて手関節運動の客観的評価を行った.本システムは,カーソルと目標が表示されているPC画面の前に座り,前腕を支持台の上に載せ,手関節マニピュランダムを操作する.マニピュランダムにはX,Y方向の2個のセンサーが設置され,手関節のX,Y方向への動きの軌跡がPC画面上に表示される.被験者は等速でなめらかに動く指標を追跡する手関節運動を行う.ターゲットとしては右手関節の場合数字の2の形,左手関節の場合数字の2の左右逆形の軌道を描きながら動き,被験者に動いている目標の中にカーソルを保ち続けるように指示する.これを10回施行し,指標追跡率,予測制御,フィードバック制御を計測した.指標と完全に一致した予測制御は低周波数の領域(<0.5Hz) に集まり,高周波成分(>0.5Hz)では指標との誤差と関係が深いフィードバック制御の成分が残ることになるため,両者をフーリエ解析で分離した.低周波成分では,指標との差(予測エラー)を予測制御とし,高周波成分は予測エラーとフィードバック成分の割合(誤差修正の割合)をフィードバック制御として評価した.統計学的手法としてはそれぞれの時期の各パラメータの平均値を比較するため分散分析を行い,その後多重比較を行った.有意水準は5%とした.【倫理的配慮、説明と同意】幸生リハビリテーション病院,加古川脳神経・認知リハビリテーション研究センターの倫理規定に基づき,対象者に本研究の目的と方法,個人情報の保護について十分に説明し,その上で同意を得られたものに対して実施した.【結果】症例1では,左手関節運動による指標追跡率において,リハビリ開始前35%だったものが,1ヶ月後73%,2ヶ月後96%,3ヶ月後97%と2ヶ月後までは有意な上昇(p<0.05)が認められた.予測制御においては,平均予測エラー(角度差)がリハビリ開始前4.9度だったものが,1ヶ月後1.6度,2ヶ月後0.9度,3ヶ月後0.7度と有意な減少(p<0.05)が認められた.フィードバック制御においては,誤差修正の割合がリハビリ開始前0.21だったものが,1ヶ月後0.49,2ヶ月後0.58,3ヶ月後0.63と2ヶ月後までは有意な上昇(p<0.05)が認められた.症例2では,右手関節運動による指標追跡率において,リハビリ開始前67 %だったものが,1ヶ月後83 %,3ヶ月後91 %と有意な上昇(p < 0.01)が認められた.予測制御においては,予測エラーがリハビリ開始前1.8度だったものが,1ヶ月後1.3度, 3ヶ月後1.1度と有意な減少(p < 0.05)が認められた.フィードバック制御においては,誤差修正の割合がリハビリ開始前0.49,1ヶ月後0.48,3ヶ月後0.48と有意差は認められなかった.【考察】大脳梗塞患者において入院後3ヶ月の過程で指標追跡率,予測制御が有意に改善し,入院後2ヶ月の過程においてフィードバック制御で有意な改善が認められた.小脳梗塞患者においても入院後3ヶ月の過程で指標追跡率,予測制御で有意な改善が認められた.フィードバック制御ではリハビリ開始前から3ヶ月後までで変化は認められなかったが,健常者(11名)の誤差修正の割合と比較してみると,健常者の割合が0.48で症例2の誤差修正の割合と比較しても差が認められなかった.このことから,症例2においては,最初からフィードバック制御は障害されていなかったことが考えられた.以上より,本システムを用いて大脳梗塞,小脳梗塞ともに運動障害の程度を客観的に評価することが可能であることが示された.今回は一症例ずつの評価であったため両疾患による運動障害の比較は困難であるが,症例を重ねることによって障害部位と症状の発現の関係性の評価につながると考えられる.【理学療法学研究としての意義】本システムを用いて脳の損傷部位と症状との関係やリハビリ施行中の過程における障害改善の客観的評価に応用できることが明らかになった.
  • 東口 大樹, 大矢 敏久, 高橋 秀平, 西川 大樹, 上村 一樹, 内山 靖
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】 理学療法の臨床現場では学習において視覚によるフィードバック(以下FB)がよく利用されその効果も明らかとなっているが、モニタやスクリーン等の準備が必要となる。一方、聴覚FBは簡易に与えることが可能で臨床現場への応用性が高いが、聴覚FBが及ぼす影響についての報告は限定的である。Ronsseら(2011)は、聴覚FB、視覚FBを与えた際の上肢運動学習において、視覚FBは学習の習熟過程での学習効果が大きいこと、また、それぞれのFBを取り除いたときに視覚FBはその後の学習効果が保持されなかったのに対し、聴覚FBでは学習効果が保持されたと報告している。姿勢制御課題に対する感覚FBの影響について多くの報告があるが、聴覚FB・視覚FBを用いた効果的な運動学習の習熟過程および保持効果への影響は明らかにされていない。本研究では、聴覚FBと視覚FBが姿勢制御課題での運動学習の習熟過程・保持への影響を比較し、その特性を明らかにすると同時に、効果的な運動学習方法を考案するための基礎データを得ることを目的とする。【方法】 対象者は健常大学生32名(年齢21.8±2.4歳)であった。FBの種類と学習習熟過程中にFBを除去するかを考慮し、1)視覚FB群、2) 聴覚FB群、3)視覚FB除去群、4)聴覚FB除去群の4群に分類し、男女によるブロック層別化の上で、無作為に群分けした。対象者は、重心動揺計(アニマ社製ツイングラビコーダ G-6100)上でRomberg肢位となり、運動課題として、足圧中心点(COP)のマーカで、一定速度で動く指標を追従するボディトラッキングテスト(BTT)を1試行あたり30秒間行った。重心動揺計の取り込み時間は50ミリ秒とした。評価指標は、指標とCOPの位置座標との誤差の平均値(以下、誤差平均値)とした。PC画面上に表示される指標を視覚FBとし、一定周波数のメトロノーム音を聴覚FBとした。実験1では、学習の習熟過程にFBの種類およびFBの除去が与える影響を検討するため、同一日内に5試行を1セットとし7セット行った。FB除去群では6セット目から各FBを除去した。実験2では、学習の保持にFBの種類およびFBの除去が与える影響を検討するために、1週間後に、FBを与えた課題と除去した課題を各1セットずつ行った。統計処理は分散分析および事後検定を用い、有意水準は5%とした。【倫理的配慮、説明と同意】 所属施設生命倫理審査委員会の承認を得た上で行った。被験者には、個別に研究内容の説明を行い文書により同意を得た。【結果】 実験1の誤差平均値は、視覚FB群で聴覚FB群に比べ、全セットで有意に小さかった{1セット目;視覚FB群0.70±0.12(cm)、聴覚FB群1.19±0.30(cm)}{7セット目;視覚FB群0.43±0.07(cm)、聴覚FB群0.81±0.19(cm)}。 実験1の6セット目でFBを除去した場合の誤差平均値は、聴覚FB除去群と視覚FB除去群との間に有意に交互作用がみられ、聴覚FB除去群では視覚FB除去群に比べ変化率が有意に小さかった{聴覚FB除去群5セット目1.09±0.34(cm)-6セット目2.14±0.76(cm)、視覚FB除去群5セット目0.63±0.09(cm)-6セット目2.63±0.53(cm)}。実験2の誤差平均値は、視覚FB群では聴覚FB群に比べ、FBを与えた課題で有意に小さかった{視覚FB群0.65±0.11(cm)、聴覚FB群 1.27±0.36(cm)}。また、FBを与えた課題とFBを除去した課題ともに聴覚FB群と聴覚FB除去群に有意な差はみられなかったが、FBを除去した課題の誤差平均値は、視覚FB群で視覚FB除去群に比べ有意に大きかった{視覚FB群3.31±0.88(cm)、視覚FB除去群2.23±0.55(cm)}。【考察】 視覚FBは聴覚FBに比べ、習熟過程および学習の保持において誤差が小さく、学習効果が大きかった。これは、視覚FBは聴覚FBに比べ空間認知情報が多く位置の誤差修正は習熟しやすいためであると考える。また、視覚FB群は学習の習熟後にFBを除去した場合、与え続けた場合に比べ学習効果の保持が良好となる可能性が示された。一方、聴覚FBは視覚FBに比べ、習熟過程や学習の保持において、そのFBを除去した場合でもパフォーマンスに与える影響が少なかった。トラッキング課題は純粋なFB制御に加え、予測的な制御が関わるといわれている。聴覚FBは視覚FBに比べ、空間認知情報が少なく、学習が習熟するにつれて、予測的な制御が行われるようになることで、内部モデルの形成が促進されるのではないかと考える。【理学療法学研究としての意義】 高齢者や有疾患者などのバランス練習を行う際に、聴覚FBと視覚FBを組み合わせた効果的な練習方法を考案するための基礎データが得られた。今後、介入研究を行うことで学習の習熟初期では視覚FBを用い、習熟が進行とともに聴覚FBを用いることが有効な練習方法となる可能性が示され、効果的な理学療法への発展が期待できる。
  • 吉田 申次
    医科器械学雑誌
    1933年 10 巻 7 号 324-326
    発行日: 1933/01/20
    公開日: 2020/01/20
    ジャーナル フリー
  • 精密機械
    1940年 7 巻 80 号 277-280
    発行日: 1940/05/25
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
  • 大矢 哲也
    ライフサポート
    2003年 15 巻 2 号 65-66
    発行日: 2003/07/05
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
  • 藤本 美智子, 橋本 亮太, 三浦 健一郎, 山森 英長, 安田 由華, 大井 一高, 岩瀬 真生, 武田 雅俊
    日本生物学的精神医学会誌
    2016年 27 巻 2 号 97
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/02/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 上松 創, 中沢 信明, 松井 利一, 藤井 雄作
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2017年 2017 巻 2P2-L09
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/11/25
    会議録・要旨集 認証あり

    It is thought that the interface using lower limbs is effective as a non-contact interface. Therefore, non-contact interfaces using lower limbs have been proposed in previous research. However, it is difficult to do complex inputs by using lower limbs. Here we focused on fingers which could be moved skillfully. In this paper, we proposed a new non-contact intuitive interface by using multi-finger motions. The developed interface could detect the relative coordinates of the fingertip for the sheet by utilizing projective transformation, binarization and labeling. We applied it to the pointing device in non-contact state. This device was available for movement and a left-click and a right-click of the mouse pointer.

  • 小池 伸二
    日本機械学会誌
    2009年 112 巻 1084 号 221-
    発行日: 2009/03/05
    公開日: 2017/06/21
    解説誌・一般情報誌 フリー
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