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クエリ検索: "北見けんいち"
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  • -学祖の言葉を通して大妻の伝統を学ぶ-
    下坂 智惠, 谷口 新, 中尾 桂子, 中村 邦子, 岡田 小夜子, 玉木 伸介, 堀口 美恵子, 廣瀬 友久
    人間生活文化研究
    2020年 2020 巻 30 号 584-601
    発行日: 2020/01/01
    公開日: 2020/10/06
    ジャーナル フリー

     本学は,専門的な知識や技術の修得だけではなく,女性として人間としての豊かな人格を形成することにも力を注いでいる.本短期大学部では,学生が創立者大妻コタカの建学の精神を学ぶことで,多様な生き方の中から自分らしい生き方をみつけ,新時代に対応できる優れた社会人となるために,2020年度入学生より専任教員が担当する「コタカ学」を必修科目として開講した.8 回全てをオンライン授業で実施し,manaba によるアンケート結果より,学生が短期大学部での2 年間の学びについてどのように捉えたかを把握し,今後の教育の方向性を探ろうとした.出席率は96.7~99.5%と非常に高く,学生の「コタカ学」に対する学修意欲の高さが示された.8 回を通してアンケートの平均点が4.19~4.88(5 段階評価)であり,学生からの評価が高かった.テーマにより学科・専攻間に有意差がみられ次年度以降の参考としたい.全8 回分の自由記述をテキストマイニングによる分析対象のデータとして,KHCorder を用いて多変量解析を行った.

     今年度は対面授業ができず,オンライン授業での実施となり,初年度の「コタカ学」の目標を到達できるか否か危ぶまれたが,学生からの評価は非常に高かった.「人としても成長できる2 年間にしたい」「大妻女子大学短期大学部の目指す学生の理想像や自分の目指す理想像が具体的に見えた気がする」「コタカ先生の言葉から,生きていく上でとても重要なことを学ぶことができたと思う」「女性として自立した立派な女性になりたいと感じた」等々の意見が出された.入学したばかりの学生にとって,「コタカ学」を学ぶことにより,大妻での学びを再認識し,2 年間の目標を掲げることができたことは非常に意義のあることであり,本授業の到達目標を充分に達成できたと考える.「コタカ学」で学んだコタカの含蓄に富む言葉が,学生の今後の人生において重要な指針となることを期待する.

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