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クエリ検索: "半幅帯"
25件中 1-20の結果を表示しています
  • 大竹 この, 佐成 郁子
    家政学雑誌
    1961年 12 巻 4 号 333-338
    発行日: 1961/10/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 坂本 あゆみ, 五十嵐 悠紀
    コンピュータ ソフトウェア
    2022年 39 巻 1 号 1_95-1_104
    発行日: 2022/01/25
    公開日: 2022/02/15
    ジャーナル フリー

    半幅帯
    とは,女性のカジュアルな着物および浴衣に合わせて用いる帯であり,多様な帯結びが存在する.本稿では
    半幅帯
    に注目し,
    半幅帯
    の帯結びを1本のつながったものではなく,パーツの集合体として扱うというアイデアをもとに,3つの提案を行う.第一に,帯結びをデータ化して扱うシステムとして,パーツの組み合わせによって帯結びの形状データを作成する帯結びエディタを提案する.第二に,実世界において,パーツの組み合わせによってさまざまな帯結びに変えられる帯,「組み替え帯」を提案する.第三に,第一の提案である帯結びエディタによって作成したデータから第二の提案である組み替え帯を組み立てるための支援として,帯結びの形状データをもとに実際に組み替え帯で作成する際の,エディタパーツと組み替え帯パーツの対応およびパーツのたたみ方などを示すソフトウェアを実装し,構造図の計算手法を提案する.また,提案システムに対してユーザインタビュー調査を行ったので報告する.

  • 川上 梅
    繊維製品消費科学
    2003年 44 巻 11 号 673-681
    発行日: 2003/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    中学生, 高校生, 大学生女子間のゆかたに対するイメージを比較した.刺激として用いたゆかたは身丈, 袖, 帯が異なる12種類で, 18形容詞対の5段階SD法で評価した.同様の調査を1ヶ月空けて2回行い, 初見時と再見時での服装イメージの変化を検討した.解析は年代別に因子分析を行い, 情報伝達量を算出した.その結果, ゆかたに対するイメージの大半は「伝統一個性」で, 次に「軽快一重々しい」で表現できた.年代が高くなる程, 「伝統」を意識し, ゆかたのイメージの判別能力が高く, 初見・再見間で評価の変化は少なかった.また, 年代に関係なく, 再見時には「しとやか・フォーマル」観が薄れ, 「伝統」とは異なる「明るい・若々しい」などの観点からゆかたを評価する傾向が強くなった.この変化は, イメージの判断基準が初見時には非日常的な和装にあったものが, 再見時には日常着の服装に移行したことによるものと考えられる.
  • 岡部 和代, 大槻 尚子, 伊藤 紀子
    日本衣服学会誌
    2006年 50 巻 1 号 53-60
    発行日: 2006年
    公開日: 2021/02/27
    ジャーナル フリー

      A survey and experimental study were performed in young women to examine wearing comfort of modern kimono. The survey consisted of questioners about the part of kimono which elicited pressure or exhaustive sensation in 333 women. Pressure sensation was most frequently noted at the part of obi, while exhaustive sensation in the whole upper part of the body, especially in the shoulder and back. Secondly, clothing pressure of kimono was measured in 9 subjects wearing furisode, komon, hakama or yukata. As a result, the clothing pressure was high at the upper edge of obi, especially in the axially region. A three-way layout ANOVA revealed a significant correlation between the kind of kimono and clothing pressure at measuring points with the risk of 0.01.

  • 反復着用による結び目付近の強度・耐皺度の低下及び帯側の損傷について
    大竹 この, 佐成 郁子
    家政学雑誌
    1961年 12 巻 4 号 329-332
    発行日: 1961/10/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • -視覚障がい者のための「きもの」着付け-
    山野 愛子 ジェーン, 佐藤 美奈子, 青木 和子, 山下 牧子
    山野研究紀要
    2023年 31 巻 33-38
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/04/23
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    多様性ある「ユニバーサルきもの着付け」への取り組みとして、車いす利用者のための「きもの」着付けへの実践研究は、山野美容芸術短期大学の発信から福祉社会の中でも認知されることとなった。しかし、障がい者は車いす利用者だけではない。そこで今回は、視覚障がい者にも無理なく「きもの」着付けが可能であるかを実践研究した。障がい者福祉においても、2003年辺りからさまざまな支援法が施行され、障がい者が自分らしく自立し、主体的な日常生活が営める環境が徐々に整備され、主体的に選択できるしくみとなり、「自己選択」「自己決定」が推進されてきた。地域社会に生活する多様な人々が理解し合い、平等に地域に参加し、同じように自立した生活を送ろうというノーマライゼーションの理念の下、ここでは装い「きもの」から共同を考察する。 人は情報収集の約80%を視覚に頼っているが、とくに盲の人は光が眼に入ってこないため聴覚、触覚、嗅覚などから情報収集をしている。本研究ではここに注目し、主に聴覚と触覚で「きもの」を装う手法を検証した。その結果、「きもの」は、その容(かたち)が一定であるがゆえに、視覚障がいの人も自分で「きもの」を着ることが可能であることがわかったので、ここに報告する。
  • 小紋の着装体験を取り入れて
    佐々木 里紗, *仙波 圭子
    日本家庭科教育学会大会・例会・セミナー研究発表要旨集
    2018年 61 巻 P29
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/08
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
     中学校新学習指導要領(平成29年告示)技術・家庭家庭分野では、「衣服の選択と手入れ」の知識及び技能の項目で、その内容の取扱いとして「日本の伝統的な衣服である和服について触れること」と明記された。現行指導要領にある「和服の基本的な着装を扱うこともできる」は継続されている。中学高等学校では、着物の一つである「浴衣」の着装やそれに関する先行研究により、その授業効果は明らかとなっている。しかし学校教育で意図的に着物文化継承の機会を設けるにあたって、伝統的な衣服である和服として扱うのが「浴衣」だけで良いのだろうか。家庭科の教科書でも人生の節目に着る衣服として「浴衣」ではなく「振り袖や小紋などの着物」が掲載されている。
     本研究は、新学習指導要領に照らして、日本の伝統的な衣服である和服として「浴衣」ではなく、「小紋などの着物(本研究ではこれを「着物」と表記する)」を扱うことの意義を明らかにし、小紋の着装体験を通した学校での指導について検討することを目的とする。
    【方法】 
    1.「小紋などの着物(以下「着物」)」の家庭科教科書への記載状況を明らかにする。
    2.「浴衣」及び「着物」の授業実践の状況を把握する。 
    3.1,2より高校生を想定した「着物」の着装授業を構想し、大学1年生に実施して授業効果を検証する。授業前後に、
      「浴衣」や「着物」に対する興味・関心、意識について質問紙調査し、授業実践は、DVD1台・カメラ2台・記録者3名に
      より記録した。
     実施日:平成29年11月 50分2コマ続きを想定して行った。  
     対象:大学1年生 女子41名、男子1名 うち、事前事後調査と着装授業全てに参加した女子40名を分析の対象とした。 
     授業者:授業者1名に補佐3名で実施。補佐役には予め着付けを習得させ、講師として紹介した。
     内容:小紋・長襦袢・
    半幅帯
    ・帯締めを21セット(帯締め以外はレンタルを利用)、足袋代わりの白ソックスを用意し、ペ  
        アで交互に着付けを行った。授業者が自作ビデオを用いて全体説明を行った後、長襦袢を着させ、講師と4名で机間
        指導にあたった。着装したあとは、歩いてみたり、正座したりするなどの活動を加えた。
    【結果・考察】
     質問紙調査の結果、「着物」と「浴衣」の違いについてどのように意識しているかについては、「着物」は「生地がしっかりして、刺繍が綺麗」、「長襦袢を着るため重量感がある」、「正装で行事の時に着る」、それに対して「浴衣」は「着付けが簡単」「薄くて涼しい」「夏に着る」との回答があった。「着物」がハレの日の衣服であることを実感している様子がうかがえた。「着物」の着装経験は、8割強であったが、その内の5割は七五三のみであった。日本の衣文化(和服)への興味関心は、着装授業前は「ある」34名「あまりない」6名であり、授業後は39名、1名になった。対象者は家庭科教員免許を取得する学生であり、もともと関心が高かったが、1名を除いて関心が高まった。「着物」の印象は、着装授業前は「苦しい」と「思う」34名「思わない」6名、授業後は21名、19名と変容した。「着物」への興味関心を問う全項目で、事後が高まった。また、自分の着付けを100点満点で自己評価させた結果、平均点は70点だった。
     質問紙調査や平均点より、概ね小紋の着装体験に満足している様子が伺えた。「着物」の着装体験により高揚感を味わい、日本の伝統文化への興味関心を高めてもらうための活動としては、効果があったと考えられる。
     自由記述では、「講師の先生が分からないところを指導してくれて楽しく着付けする事が出来た」、「専門用語が分からなかった」、「お太鼓を学びたい」、「成人式が楽しみ」など、前向きな感想が多く見られた。しかし、着付けの際「おはしょりの始末」、「衿合わせ」、「帯の結び方」、「全部」が難しかったと回答があり、高等学校での実施には、詳細な検討が必要である。
  • ―姿勢と伝統的所作に着目して―
    佐藤 真理子, 田村 照子
    繊維学会誌
    2014年 70 巻 6 号 126-135
    発行日: 2014/06/10
    公開日: 2014/06/09
    ジャーナル フリー
    This study aimed to clarify the impact on the body of contemporary styles of wearing traditional Japanese KIMONO, assessing body sway, surface electromyography, salivary amylase activity, and clothing pressure in a survey sample of eight healthy young women. Four wearing patterns were compared: (1) without an OBI (KIMONO sash) (2) with an OBI in position 1 (under the bust) (3) with an OBI in position 2 (at the waist) and (4) with an OBI in position 3 (at the ilium). With each of these patterns, the subjects stood, sat, stood and bent forward, sat and bent forward, and stood on one foot (Japanese classic movement; ISSOKUDACHI). The findings showed that body trunk stability was higher and posture straighter when wearing an OBI than when not. However, with OBI position 2 (not a style actually in use), muscular activity was inhibited during movement and stress levels were high. With OBI position 1, the style actually practiced by contemporary women, muscular activity during movement was aided by the OBI, but clothing pressure impacted the front of the body and stress levels were high. It was demonstrated that OBI position 3, the style in use among men, provides benefits in terms of stabilizing the body trunk, straightening posture, and alleviating muscle load during movement, as well as low stress levels.
  • ―ウエストベルト着用時の季節と月経周期の位相に関連させて―
    丹羽 寛子, 三野 たまき
    繊維製品消費科学
    2006年 47 巻 12 号 731-739
    発行日: 2006/12/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    季節と月経周期の異なる位相において, 同一被験者の同一部位に腰紐とウエストベルトを着用した時に発生した被服圧とその圧感覚を比較検討した.被験者は20~40歳代の成人女子7名であった.帯の下層の腰紐圧は, ウエストベルト圧よりも有意に高かった (α≦0.05) が, 圧感覚における両者の差はなかった.ウエストベルト圧とその圧感覚は季節や月経周期の位相によりともに有意に変化したが, 帯下の腰紐圧とその圧感覚は季節や月経周期に伴って変化しなかった.ウエストベルト圧とその圧感覚, 帯下の腰紐圧とその圧感覚との間には, ともに有意な直線関係があった.後者の傾斜が前者のそれに比べ緩かだったことから, ウエストベルト圧に対する圧感覚に比べ, 浴衣圧に対する圧感覚は鈍くなることがわかった.これらのことから, 季節や月経周期の位相の変化に伴って体型が変化しても, 和服はそれを調整できる利点があることがわかった.
  • 合成繊維の帯芯-特にその皺について-
    大竹 この, 佐成 郁子
    家政学雑誌
    1960年 11 巻 5 号 392-396
    発行日: 1960/11/15
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
  • 毛利 ゆき子
    繊維機械学会誌
    2002年 55 巻 6 号 P237-P242
    発行日: 2002/06/25
    公開日: 2009/10/27
    ジャーナル フリー
  • 鳥居本 幸代
    繊維製品消費科学
    2014年 55 巻 1 号 23-28
    発行日: 2014/01/20
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル 認証あり
  • 井上 友子, 青木 幹太, 佐藤 佳代, 佐藤 慈, 星野 浩司, 荒巻 大樹, 南 聡
    日本デザイン学会研究発表大会概要集
    2016年 63 巻 A9-04
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/30
    会議録・要旨集 フリー
    2014年から本格化した大学と行政/団体/企業との連携活動は、「九産大プロデュース」として地域産業にある活性化をもたらしている。大学と行政の連携が密になり始め、大学に連携や支援を求める各種団体は増加傾向をみせ、2015年には、その現象はさらに顕著に現れるようになった。
    本研究で紹介したような産×官×学の緊密な賦活活動と実践的なデザイン学習は、地域創生におけるひとつの指針となり、次世代型デザイン教育モデルの典型となるであろう。
  • 伊藤 瑞香
    繊維学会誌
    2011年 67 巻 12 号 P_361-P_364
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/01/31
    ジャーナル 認証あり
  • 鈴木 妃美子
    研究紀要
    2008年 33 巻 42-47
    発行日: 2008/03/05
    公開日: 2016/12/19
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • *佐藤 真理子, 齋藤 紘野, 田村 照子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2011年 63 巻 3P-54
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/03
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】日本舞踊の伝統的所作である「振(ふり)」は,日本舞踊特有の身体動作であり,舞踊表現の基本的要素として伝承されてきた.本研究では,「振」のポーズと動きにおいて,男舞と女舞の所作の違いが,和服と人体の関係性にいかなる影響を及ぼすか,明らかにすることを目的とした.
    【方法】被験者は現代日本舞踊T流師範を持つ22歳の女性2名.着装条件は通常の稽古時と同様,浴衣・
    半幅帯
    ・足袋・下着(キャミソール・スパッツ・和装用ブラジャー・ショーツ).測定動作は,(1)「束(そく)」;両足を揃えてまっすぐに立つ,(2)「座り」;片膝を付いて座る,(3)「入れ込み」;片足の爪先の前に反対の足を入れ込んで置く,(4)「姿見」;袖を胸に当て自分の姿を見る,(5)「振り返り」;片方の肩を引いて振り返る,(6)「かけ回り」;片足を軸足にかけるようにして身体の向きを変える,(7)「すり足」;足をするように前に出し歩く,の7種の「振」とし,男舞と女舞で踊り分けた.測定項目は,(1)~(5)の静止時の衣服圧と重心動揺,及び(1)~(7)の動作時の筋電とした.
    【結果】重心動揺では,「姿見」において女舞の総軌跡長の値が大であった.女舞は,男舞に比べ腰を落とし膝を曲げるため,姿勢の保持が難しいと考えられる.筋放電量では,男舞で前脛骨筋と大腿直筋,女舞で腓腹筋と大腿二頭筋の値が大であり,女舞で脚部の背面の筋をより使う傾向が明らかとなった.衣服圧では,女舞の所作において,身体をねじる,腰を落とす等,女らしさを強調する曲線的な動きをとるため,総じて値の大きい傾向が示された.
  • *丹羽 寛子, 三野 たまき
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2006年 58 巻 1Ba-7
    発行日: 2006年
    公開日: 2008/02/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】和服を着用するためには複数の紐が使われる.本研究では浴衣と胸紐,腰紐,帯との間に生じる被服圧に焦点を当て,圧分布から着装の特徴を明らかにした.【方法】被験者は21歳の成人女子1名で自ら浴衣を着用し,帯を締める前の浴衣と胸紐・腰紐との圧(胸紐圧,腰紐圧とよぶ),
    半幅帯
    を文庫結びに締めた後の浴衣と帯の上端・中間・下端との圧(帯上圧,帯中圧,帯下圧とよぶ),帯下の腰紐・胸紐との圧(帯下の腰紐圧,帯下の胸紐圧とよぶ)の計7面の圧を測定した(一面あたり10部位を液圧平衡方式による被服圧計測システムで測定).上記実験は夏季8回と初冬7回の計15回測定し,得られた被服圧と基礎体温・起床時室温・体重・最大及び最小胸囲・最小腹囲・最大臀囲の各項目間の相関係数を算出するとともに,それらのデータ間の有意差検定(t検定)を行った.【結果】帯下の腰紐面(1.4±0.3kPa),腰紐面(1.1±0.4kPa),帯下の胸紐面・胸紐面(0.5±0.2kPa),帯中面(0.4±0.1kPa),帯上面・帯下面(0.3±0.2kPa)の順に圧が高く,特に腰紐・胸紐の下層の圧が高いことがわかった.腰紐圧は帯を締めることにより35%有意に増したが,胸紐は帯を締めても変わらなかった.また,帯下の腰紐圧と帯圧(帯上圧・帯中圧・帯下圧)との間に正の相関関係があった(α≦0.05)が,胸紐圧と帯下の腰紐圧との間には相関関係はなかった.なお,帯下の胸紐圧・胸囲差(最大胸囲と最小腹囲の差)と最小胸囲との間には負の相関関係があり(順にα≦0.01,α≦0.001),胸囲差は帯下の胸紐圧と正の相関関係があった(α≦0.01).このことから,三野ら(1998)の報告同様,同一被験者であっても胸囲差は季節変動し,その差が大きいほど胸紐をきつく締めることがわかった.【文献】Mitsuno et al. (1998)Study on the cloting pressure developed by yukata -In special reference to deformation of dressing and sensory evaluation, J Home Econ Jpn,49:255-267
  • *丹羽 寛子, 三野 たまき
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2006年 58 巻 1Ba-6
    発行日: 2006年
    公開日: 2008/02/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】ウエストベルト着装時の圧感覚を以前報告したが,異なる服種を着用した際に発生する被服圧とその圧感覚がどのように変化するか,浴衣を用いて調べた.【実験方法】被験者は21歳の成人女子1名で,実験前に基礎体温・室温・体重・最大及び最小胸囲・最小腹囲・最大臀囲を測定した.予備実験から被験者のちょうどよい長さに設定したウエストベルト(幅2.5_cm_)を着用し,その被服圧(以後ウエストベルト圧とよぶ)を測定した(液圧平衡方式による被服圧測定システム使用).次に被験者自ら浴衣を着用し,浴衣と,帯を締める前の腰紐との間の圧(以後腰紐圧とよぶ)と,その上に
    半幅帯
    を文庫結びに締めた帯の下層の腰紐との間の圧(以後帯下の腰紐圧とよぶ)を測定した.なお,腰紐はウエストベルトと同位置に結び,帯とともに日々調節した.また,その時の着用感覚を比率尺度で申告させた.上記実験は人工気象室内で,夏季連続35日間と初冬連続32日間の計67日間測定し,そのデータ間の相関係数を算出し,有意差検定(t検定)を行った.【結果】本被験者は体型の季節・月経周期変動にともなってウエストベルト圧が変化した.ウエストベルト圧とその圧感覚はそれぞれ,夏季に比べ初冬で有意に高かったのに対し(α≦0.01,0.01),帯下の腰紐圧とその圧感覚では夏季に比べ初冬で有意に低かった(α≦0.05,0.01).また,ウエストベルト圧・帯下の腰紐圧とそれぞれの圧感覚との間には,ともに有意な直線関係があった(Y=0.45x+0.19,α≦0.001,Y=0.10x+2.92,α≦0.05).両者の勾配は前者より,後者が22%ゆるくなった.これより,帯下の腰紐の圧感覚はウエストベルトを着用したときに比べ,許容量が大きくなることがわかった.
  • 薩本 弥生, 川端 博子, 斉藤 秀子, 呑山 委佐子, 扇澤 美千子, 堀内 かおる, 井上 裕光, 葛川 幸恵
    日本家庭科教育学会誌
    2013年 56 巻 1 号 14-22
    発行日: 2013/05/15
    公開日: 2017/11/17
    ジャーナル オープンアクセス
    The purpose of this research is to develop an experiential type of education program for junior high school students including how to wear a "Yukata", which is the most casual "Kimono", and to hand "Kimono" culture on to the next generation. So we conducted a pilot lesson including try-on the "Yukata" in the home economics class of junior high school. In this study, we want to raise awareness of respect, accession and expansion towards Japanese "Kimono" culture of children and to hand "Kimono" culture on to the next generation. As a result of the analysis, it seemed effective in pleasant feelings through wearing the "Yukata" in the class and to have a certain effect in the legend of the traditional culture of Japan. Moreover, we need a further device for the class method to practice wearing the "Yukata" efficiently in the limited class time and to acquire the technical skill.
  • 城 眞理子, 内田 惠美子, 幡野 暁子
    繊維製品消費科学
    2000年 41 巻 4 号 412-422
    発行日: 2000/04/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
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