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クエリ検索: "吉岡雄二"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 河口 俊義
    におい・かおり環境学会誌
    2019年 50 巻 2 号 130-137
    発行日: 2019/03/25
    公開日: 2021/11/14
    ジャーナル フリー

    均質化処理は,飲用乳の製造において重要な工程の一つである.均質圧力の程度が,牛乳とフレーバード乳飲料の官能特性と嗜好性,およびフレーバード乳飲料のフレーバーリリースに及ぼす影響について,分析型官能評価とRetronasal Aroma Simulator(RAS)を用いたGC-MS分析により調べた.その結果,牛乳とフレーバード乳飲料の官能特性と嗜好性,およびフレーバード乳飲料のフレーバーリリースは,均質圧力によって有意に影響を受けることが示されたので,本稿にて紹介する.

  • 河口 俊義, 秋山 正行, 大西 正展, 岳上 美紗子, 小泉 玲子, 溝田 泰達, 大川 禎一郎, 住 正宏, 岩渕 久克
    日本食品科学工学会誌
    2016年 63 巻 1 号 25-34
    発行日: 2016/01/25
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
    本研究では,均質圧力の程度がコーヒーと苺フレーバード乳飲料の官能特性と嗜好性,およびレトロネイザルアロマのリリースに及ぼす影響について,官能評価とRASを用いたGC-MS分析により調べた.
    分析型官能評価において,苺乳飲料は,均質圧力の高い方が,「濃厚さ」,「脂肪感」,「コク」が有意に強くなった(2<25 MPa).一方,嗜好型官能評価において,コーヒーフレーバード乳飲料は,均質圧力の高い方(2<25 MPa, 7<25 MPa)が有意においしいと評価された.以上の官能評価結果から,フレーバード乳飲料の官能特性または嗜好性は,均質圧力によって有意に影響を受けることが示された.
    また,苺の主要な香気成分を含む乳脂肪乳化液において,log P値の比較的小さい6成分(Ethyl acetate, Ethyl propionate, Methyl 2-metylbutyrate, Ethyl butyrate, Ethyl 2-metylbutyrate, 2-Methylbuthyl acetate)のRAS香気量は,均質圧力が高くなる(7<14 MPa)と,有意に増加することが示された.
    しかしながら,均質圧力の異なる乳脂肪乳化液のRAS香気量の比を再現した,同均質圧力処理(同乳脂肪粒子径)の苺乳飲料の分析型官能評価の結果,全ての属性項目において有意な差は認められなかった.
    以上より,フレーバード乳飲料の官能特性に及ぼす均質圧力の有意な影響は,RAS香気リリースの違いに因るだけではなく,牛乳で報告11) している脂肪粒子径の影響と,RAS香気リリースとの相互の影響に因る可能性が示唆された.
  • 鈴木 泰輔, 秋山 正行, 松井 洋明, 溝田 泰達, 住 正宏, 岩附 慧二
    日本食品科学工学会誌
    2014年 61 巻 5 号 199-205
    発行日: 2014/05/15
    公開日: 2014/06/30
    ジャーナル フリー
    間接加熱法(PLT)および直接加熱法(INJ)によるUHT殺菌牛乳(TBA容器)の10℃での長期保存における物理化学的性状および官能特性の変化を調査した.
    各殺菌牛乳の殺菌直後の乳清タンパク質変性率,RNT,フロシン,およびラクチュロースの分析結果から,加熱殺菌による影響は150℃2.4秒間のINJ殺菌牛乳の方が,140℃2秒間のPLT殺菌牛乳よりも小さいことが示された.
    保存経過に伴い両殺菌牛乳のRNTは次第に減少したが,その程度はINJ殺菌牛乳の方がPLT殺菌牛乳に比べて小さかった.
    溶存酸素量は,両殺菌牛乳とも保存経過に伴い同様に減少する傾向がみられたが,保存期間を通じてINJ殺菌牛乳の溶存酸素量はPLT殺菌牛乳と比べて極めて少なかった.
    専門家パネルによる官能属性評価スコアを用いた主成分分析により,両殺菌牛乳ともに,保存経過により濃厚感が増し新鮮感が減少するが,INJ殺菌牛乳の方がPLT殺菌牛乳よりも濃厚感と新鮮感が強いことが示された.また,官能総合評価において,保存開始時のINJ殺菌牛乳は,PLT殺菌牛乳よりも評価スコアが高く,保存経過に伴いINJ殺菌牛乳の評価スコアはほとんど変化しなかったのに対し,PLT殺菌牛乳の評価スコアは低下する傾向がみられた.
    以上より,直接加熱法(INJ)によるUHT殺菌は,間接加熱法(PLT)よりも品質の安定性に優れ,風味上も好ましいLL牛乳の製造に適する可能性が示唆された.
  • 栗原 淳, 小林 勲, 田村 康二, 遠藤 武, 雨宮 憲彦, 久米 章司, 藤野 雅之, 鈴木 宏
    日本血栓止血学会誌
    1991年 2 巻 3 号 212-220
    発行日: 1991/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    Liver disease is associated with complex coagulation and fibrinolytic defects. In this study we assayed molecular marker levels for coagulation and fibrinolysis, i. e. plasma fibrinopeptide A (FPA), fibrinopeptide Bβ1-42 (Bβ1-42), fibrino peptide Bβ15-42 (Bβ15-42), tissue-type plasminogen activator antigen (t-PA antigen) and activity (t-PA activity), plasminogen activator inhibitor (PAI), D-dimer, plasminogen, α2 plasmin inhibitor (α2 PI), α2 PI-plasmin-complex (PIC), ATIII and serum FDP-E in 31 patients with liver cirrhosis for investigated the state of coagulation and fibrinolyssis in liver cirrhosis.
    All these molecular markers changed significantly compared with the value in normal subjects. As for coagulation, hypercoagulable state was observed because of increment FPA level and one of the reasons of this state maight be decrease of ATIII synthesis. As for fibrinolytic state, accelerated fibrinolysis was observed because of increment of PIC, Bβ1-42, D-dimer, FDP-E, Bβ15-42. In addition, these changes might be induced through accelerated secondary fibrinolysis, increment of t-PA by decleased clearance of circulating PA and diminished α2 PI synthesis.
    And the variation of t-PA antigen level was well correlated to plasminogen, α2 PI, ATIII and Ch-E, measuring of t-PA antigen level was useful to evaluate liver function in the patients with liver cirrhosis.
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