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全文: "名古屋市立大宝小学校"
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  • 神谷 孝男, 首藤 太郎
    進路指導研究
    1980年 1 巻 22-29
    発行日: 1980/03/15
    公開日: 2017/09/21
    ジャーナル フリー
    男子の勤労青少年224名を対象に、彼らが職場や職業生活にどのような希望や要求(欲求)を強くもっているか、現実に、そうした要求(欲求)はどの程度充足されているか、さらに、人生に何を求め、何に生きがいを感じているか、何のために働き、余暇はどのように活用しているかなどについて検討した。その結果、次のようなことが明らかになった。(1)「よい給与を得たい」と強く望んでいる者は79.0%にも達し、このほか、「よい労働条件の中で仕事をしたい」、「同僚とうまくやっていきたい」、「職場での生活は楽しくおくりたい」、「なんでもうちあけられる仲間がほしい」、「快適な作業環境で仕事をしたい」、「仕事は自信をもってやりたい」、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやりたい」といった要求を強くもっている者は50%を超えている。(2)現実の職場や職業生活では、「勤めには、遅れたり休んだりせず、まじめにやっている」と肯定する者は77.6%に達し、このほか、「同僚とうまくやっている」、「上司を信頼している」、「なんでもうちあけられる仲間がいる」、「上司には懇切ていねいに指導してもらっている」と肯定する者は50%を超えている。しかしながら、「よい給与を得ている」と肯定する者は16.0%にすぎず、83.5%の者がこれを否定している。否定率の高い事項は、このほか、「現在の地位に満足している」、「職場における自分の将来に希望をもっている」、「仕事に能力や個性を発揮している」、「上司に好感をもたれている」、「同僚からたよりにされている」、「仕事に興味をもっている」、「職場の期待や要請に応えている」などである。そして、現在の職場や職業生活は「予想していたより悪い」と評する者が50.9%となっている。(3)人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者が23.2%で最も多いが、人生に何を求めてよいか「わからない」という者も15.2%見られる。「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は7.1%で、「何を求めてよいかハッキリしないが、毎日努力はしている」という者が37.5%で最も多い。なお、生きがいの対象については、何に一番感じているのか「わからない」という者が29.0%で最も多い。(4)「生計を維持していくため」に働いているという者が38.4%で最も多く、余暇は「趣味に打ち込んだり」、「仲間同士の交流を図ったり」、「ストレスの解消を図ったりすることに活用されることが多い。また、職場や職業生活に対してもつ要求の充足度が高い勤労青少年(要求「高充足群」)と要求の充足度が低い勤労青少年(要求「低充足群」)とを比較した結果、次のようなことが明らかになった。(1)「目標をもち、それに向かって毎日努力している」という者は要求「高充足群」の方に、「なんとなく、毎日を送っている」という者は要求「低充足群」の方に多い。人生に「よい友人・知人をもつこと」を求めている者は要求「高充足群」の方に、人生に何を求めてよいか「わからない」という者は要求「低充足群」の方に多い。なお、生きがいを何に一番感じているのか「わからない」という者は、要求「低充足群」では42.9%にも達し、要求「高充足群」(16.1%)よりも多い。(2)学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は、要求「低充足群」より、要求「高充足群」の方に多く、かつ、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は、要求「高充足群」の方に多い傾向がみられる。なお、全体的には、学校時代、職業や職場に関する知識・情報を「与えてくれた」という勤労青少年は29.9%、仕事に対する考え方や心構えなどの指導を「受けた」と評する者は33.9%、卒業後、追指導を受けたことが「ある」という者は23.2%にすぎず、今後、こうした指導の改善充実を図ることが期待される。
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