科学ジャーナリスト賞2021の受賞作品、受賞者の声を前号で紹介しました。今号は審査してくださった有識者委員の講評を紹介します。

新しい事態の衝撃

　東京大学

「サクラエビ異変」講評

公的資料の重要性と科学的調査

　東京大学

書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ！」

8 割おじさん奮闘記

　筑波大

テレビ番組「恐るべきデジタルネイテｲブ」

世界のメデｲアに革新

　科学技術振興機構顧問、東京工業大学

書籍「理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ！」

コロナ３件　東日本大震災１件

　東北大学副学長　大隅 典子

『社会政策』第12巻第3号（通巻第37号）pp.1-3
「コロナ・パンデミックと労働管理」
浪江　巖

p.3右段の注４にて表記に誤りがありましたので、下記の通り訂正させていただきます。

（誤）
大和田幹太滋賀大学

　「科学ジャーナリスト賞2022」の選考にあたった有識者委員に講評を書いていただいた。個々の作品の受賞理由が分かりやすく解説されている。また、全体講評では、応募作品の質が向上している一方で、新聞記事が少ないという指摘も出ていた。

全体講評

　選に漏れた作品もすばらしかった

　　東北大学副学長、東北大学大学院医学系研究科教授　大隅 典子

NHK取材班「福島第一原発事故の真実」

　福島第一原発事故を再点検する

　　東京大学

下野新聞社“なぜ君は病に…社会的処方　医師たちの挑戦”

　エリアを超えて粘り強く取材

　　筑波大学

中嶋　彰“早過ぎた男 南部陽一郎物語”

　南部さんに注目した初の一般書

　　東京大学

北海道放送・山﨑裕侍“ネアンデルタール人は核の夢を見るか”

　はぐらかされた科学の提言

　　科学技術国際交流センター会長、東京工業大学名 誉教授・元学長　相澤 益男

『社会政策』第12巻第3号（通巻第37号）

本号の記載内容につきまして誤りがございましたので、下記の通り訂正させていただきます。

・本文p.3 注４
（誤）大和田幹太滋賀大学

筑波大学

Concerning the relation between the perfect precepts (enkai 円戒) and the samaya precepts (samayakai 三昧耶戒) goes back to the time of the renewal of vows. An oral tradition relates the perfect sudden vows to the rihimitsu 理秘密 (“theoretical truth within mysticism”), and the samaya vows to the jiri kumitsu 事理俱密 (“juxtaposition of both theory and practice within mysticism”). This goes back to Ennin 円仁. It is not only the secret oral transmission of the 14th c. Tendai priest Kōshū 光宗 (1276–1350), but also is found in various records. This oral tradition is also given authority by the circumstances gathered together in the legends of Tendai monks gathered by Enchin 円珍 (814–891). However, Ninkū 仁空 (1309–1388) belonged to a different sect, and criticized the precept ordination. Naturally, this oral tradition, the jiri kumitsu and the Tendai monk legends do not record this. However, beside the tradition of Ninkū the matter is transmitted, and these oral traditions go back to Tankū 湛空 (1176–1253). The development of the precept consecration relies on an oral transmission from Tankū and spread far and wide.