100年に1度のモビリティの大変革期としてCASEやMaaSによる技術開発が進められている.CASEの「S」であたるShare&Serviceは,現状で最も認知度や理解度が高く,普及が積極的に進められている.我が国でも全国各地で,タクシーを複数人でシェアする相乗りタクシーの実証実験が行われている.本研究では,地方都市おける相乗りサービスを享受するであろう利用者を対象に,サービスに対するニーズをアンケート調査を通じて分析した.AHPの分析手法を援用し,年齢層や地域によって求められるサービスの条件が異なること,加齢に伴い自宅までの送迎を重視するようになることを明らかにした.また,系列パターンマイニング手法を適用し,求められるサービスの優先順位の組み合わせについて検討した.
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