詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "回鍋肉"
25件中 1-20の結果を表示しています
  • 池田 昌代, 加藤 亜由美, 武田 知江美, 山形 純子, 伊與田 浩志, 細田 明美, 関 千代子, 君羅 満
    日本家政学会誌
    2013年 64 巻 5 号 233-242
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/06/14
    ジャーナル フリー
      We examined the kitchen appliances used and gas consumed in training for food service management to enable the design of energy-conservation education programs in training courses for registered dietitians. The average gas consumption per day was 6.32±0.39㎥ , of which 73% was used by cooking appliances, and 27%, by the dish washer. The gas consumption per minute was most for the tilting kettle (0.0320±3.0176㎥ /min) and least for the combination oven (0.0131±1.0049㎥ /min). The gas consumed per meal was most for the main dish, although differing according to the menu and cooking appliance. The amount of energy consumed at a training institution was influenced by the experience of the cooks, equipment used, food menu, and number of cooks involved in the kitchen. An analysis of the energy consumed in every institution will enable a cost-effective technique for energy conservation to be established, and the fuel, lighting, and water costs to be reduced.
  • 中川 千恵子, 木原 郁子, 篠原 亜紀, 嵐 洋子, 田川 恭識
    日本語教育方法研究会誌
    2013年 20 巻 1 号 36-37
    発行日: 2013/03/09
    公開日: 2017/05/24
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    We have applied the teaching of Japanese pronunciation using chunking, posing and 'へ' shaped intonation as an approach that is teachable and learnable. We have already compiled a pronunciation textbook for Japanese beginners and advanced learners and are currently developing teaching material for upper-intermediate learners of Japanese. The upper-intermediate learners have already learnt basic Japanese but need to develop the variation in expression and pronunciation and the ability to use the variation appropriately. Our textbook for the learners, therefore, facilitates the development of learners' pronunciation through various tasks, such as speech and discussion, to acquire the variation in expression and pronunciation. For each task, the learner outcomes are elucidated to both teachers and learners. This paper discusses the process of creating the textbook.
  • 川崎 寛也, 赤木 陽子, 笠松 千夏, 青木 義満
    日本調理科学会誌
    2009年 42 巻 5 号 334-341
    発行日: 2009年
    公開日: 2015/01/23
    ジャーナル フリー
    本実験では,サーモグラフィ動画像の自動色分解処理技術を用い,中華炒め調理における具材及び鍋の温度変化を詳細に把握するための新規システムを構築し,プロ調理と家庭調理の比較によりあおり操作の調理科学的意義を考察した。さらにあおり操作の回数も自動取得した。
    回鍋肉
    (豚肉とキャベツの味噌炒め)調理を例とし,サーモ動画像と可視動画像を同時に取得した後,サーモグラフィの動画像から鍋領域と具領域を分離して鍋と具材の表面平均温度を経時的に把握した。終点具材温度に家庭調理とプロ調理では大きな差が見られなかった。プロ調理では,あおり操作が定期的連続的に行なわれているのに対し,家庭調理では不定期であった。各あおり操作の前後におけるプロ調理の具材温度上昇は家庭調理よりも大きい傾向があった。鍋温度はプロ調理では家庭調理よりも顕著に大きく上昇した。本システムにより,動きを伴うプロの炒め調理においても,具材や鍋の平均温度変化を計測する事ができた。
  • 佐々木 啓介, 本山 三知代, 渡邊 源哉, 中島 郁世
    日本養豚学会誌
    2022年 59 巻 2 号 70-87
    発行日: 2022/06/21
    公開日: 2022/09/22
    ジャーナル フリー

    我が国における豚肉の消費量は西日本より東日本で高いことが知られている。国産豚肉の競争力強化のためには西日本における消費者に対しても訴求できる販売戦略の確立が必要である。このような販売戦略立案を目的とし,豚肉に対する経験,知識,態度の地域間差を解明するため,関東地方および近畿地方在住の一般消費者285名および東日本および西日本在住の食肉産業従事者112名を対象としたwebアンケートを実施した。設問は,一般消費者に対しては豚肉の購入手段,購入品目,購入・喫食経験,豚肉料理に対する嗜好,豚肉に関する知識,豚肉に対するニーズ・意識に関する合計109項目,食肉産業従事者に対しては種々の特性の豚肉に遭遇した経験,豚肉に関する知識,豚肉に関する意識,豚肉品質の改善の必要性に関する合計80項目を設計した。回答結果は居住地をはじめとする回答者の属性を説明変数とし,累積ロジットをリンク関数とした一般化線型モデルにより解析した。その結果,一般消費者は,設問のうち購入手段1項目,購入品目3項目,豚肉料理の嗜好について8項目,知識1項目,ニーズや意識3項目についてそれぞれ居住地の効果が有意であった(P<0.05)。豚肉料理については全ての項目で関東地方でより好ましく感じられていた一方,近畿地方においては関東地方より知識が高く,ニーズが強いことから,近畿地方の方が消費者の品質指向は高いものと考えられた。食肉産業従事者は,知識3項目および意識1項目において居住地の効果が有意であり(P<0.05),西日本の方が東日本よりも知識が高く,また西日本の方がより「消費者の価格指向が高い」と感じていた。西日本における消費者の品質指向と食肉産業従事者が有する「価格指向」の消費者像には乖離があると考えられ,この乖離を解消することが西日本における豚肉販売の拡大に有益と考えられた。

  • ─「不便益」を生み出すための新たなアプローチの要件整理
    影山 友章
    デザイン学研究
    2022年 68 巻 4 号 4_1-4_6
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/04/26
    ジャーナル フリー

     “手間や労力がかからない製品やサービスの方が優れている”とされる,従来の価値観とは異なる,「不便益」という考え方が近年注目されている。一方,不便益を備えた物事を生み出すための方法論は,まだ未完成であると言える。本研究の目的は,「不便益を備えた製品やサービスを生み出すための方法論」を構築することである。そして,その目的を達成するために,新たなデザイン指標の仮説として「製品の使用過程における“余白”」を提案する。これは,製品やサービスを使用する際に,ユーザーの行動や意思がどれだけ介在できるのかを示したデザイン指標である。本研究では,その指標を実際のデザインプロセスの中で活用できるようにするために,概念の整理,細分化を行なった。そして,プロダクトデザインを専攻する大学生のデザイン実践に,整理された余白の概念を取り入れることで,そのアプローチの有効性の確認を試みた。結果,不便益を備えたいくつかのデザインアイデアを生み出すことができ,理論構築の足掛かりを築くことができた。

  • 幸坂 博史, 吉川 雅博, 田中 秀幸, 松本 吉央, 溝口 博
    ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
    2013年 2013 巻 1A2-K07
    発行日: 2013/05/22
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    In order to develop useful assistive devices, it is necessary to analyze and understand the function of human. In this study, the activities of daily living were recorded and the performance of dominant and non-dominant hand was classified according to ICF (International Classification of Functioning, Disability and Health) approved by WHO. As a result, it was revealed that the use of both hands makes a great difference. It will be reasonable to design assistive devices such as prosthetic hands for non-dominant hand to have less function (degree of freedoms, payloads etc.) than assistive devices for dominance hand.
  • 〜健全な食生活遂行支援を目指して〜
    光森 洋美, 大出 道子, 佐野 睦夫, 宮脇 健三郎, 松井 元子, 大谷 貴美子
    認知リハビリテーション
    2014年 19 巻 1 号 14-24
    発行日: 2014年
    公開日: 2022/05/26
    ジャーナル オープンアクセス

    施設入居中の高次脳機能障がい者7 名に対して,2~3 名を1グループとして1クール3ヵ月間,週1回3時間(計12回)の調理訓練を含むリハビリテーションプログラムを実施し,その効果を作業療法士と管理栄養士の視点から検証した。プログラムは,ITを活用し,社会生活復帰後の健全な食生活遂行を目指して実施したもので,栄養学の基礎講習と調理実習からなっている。健全な食生活遂行のための「栄養バランスの良い献立」の概念習得には,「献立作成ゲーム」を用い,加えて,調理訓練には,症例自らゲームを利用して立てた献立を自立して調理できるよう,「調理ナビゲーションシステム」を利用した。その結果,7名全員の「栄養バランスの良い献立」への理解が深まり,「調理への自信」獲得が認められた。以上の結果より,症例の健全な食生活実践の可能性が示唆され,本プログラムの有効性が認められた。

  • 有松 浩司
    全国大学国語教育学会国語科教育研究:大会研究発表要旨集
    2015年 129 巻
    発行日: 2015/10/24
    公開日: 2022/03/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 四川, 東北地方の醤
    呉 周和, 李 幼均, 金 鳳燮, 伊藤 寛
    日本醸造協会誌
    1997年 92 巻 12 号 885-891
    発行日: 1997/12/15
    公開日: 2011/09/20
    ジャーナル フリー
  • 高松 伸枝, 村松 毅, 近藤 康人
    看護科学研究
    2014年 12 巻 1 号 38-43
    発行日: 2014年
    公開日: 2017/11/06
    ジャーナル フリー
    アレルギー表示は食物アレルギーの症状発現防止に繋がるものの、成長に伴って症状の誘発がなくなる過程である程度食べられるようになった患者にとっては、逆に表示があるがゆえに必要以上に食物選択の幅が狭められ、QOLに影響を及ぼすことがある。そこで大分県内のスーパーマーケットに流通する市販食品を用い、原材料に「小麦」の記載のある9種、複合原材料に「小麦を含む」36種、小麦の注意喚起表示のある9 種、及び通信販売等で市販されるアレルギー代替食品9 種中の特定原材料(小麦)の測定を行った。測定にはFASTKITエライザ小麦キットを用いた。米菓、冷凍食品に「醤油(小麦を含む)」表示が多く、小麦総タンパク質量は一部を除き数μg/gまたは検出限界以下であった。個別表示の対象原材料を確認した上で摂取できる加工食品を選択することが、家族の負担を軽減して患者の誤食を防ぎ、安全な食生活に繋がると思われた。
  • 中野 康行
    日本調理科学会誌
    2021年 54 巻 6 号 259-265
    発行日: 2021/12/05
    公開日: 2021/12/06
    ジャーナル フリー
  • 川口 靖夫
    フードシステム研究
    2016年 23 巻 2 号 130-138
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/22
    ジャーナル フリー
    The deterioration of meal supply services at medical, welfare, and nursing-care facilities has accelerated the introduction of new cooking systems and the outsourcing of meal supply services. The harmonization of meal criteria and standardization of a nutrition summary are required for menu development of therapeutic and nursing-care food, and patterns and cycles of menus must be formulated. Commonality of cooking items between hospitals and central kitchens is also essential for stabilization of production and cost reduction. Furthermore, strengthening of cooperation among meal providing facilities, foodstuff producers, and public administration may accelerates the establishment of menu chain.
  • ~中華炒め調理における鍋のあおり操作が具と鍋温度に及ぼす影響~
    川崎 寛也, 赤木 陽子, *笠松 千夏, 青木 義満
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2009年 21 巻 1E-a5
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/08/28
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】中華炒め調理は、鉄製の中華鍋を用いた高温短時間加熱にあおり操作が加わり、一般人には制御が難しい技術である。我々は、中華炒め調理中の鍋温度、具温度の経時変化を赤外線サーモ動画像により取得するシステムを構築した。本研究では、中華炒め調理中の温度変化に及ぼすあおり、攪拌操作の影響を知るために、熱画像と可視画像から得られた特徴量の有効性を検討した。
    【方法】調理専門者(中国四川料理店料理長)に
    回鍋肉
    (豚肉200g、キャベツ300g、ピーマン40g、長ネギ30g、市販合わせ調味料)を調理してもらい、赤外線サーモグラフィ(TVS-500、Avio社製)により熱動画像と可視動画像を撮影した。画像の炒め領域から以下3通りの解析を行った。(1)鍋底領域と縁領域を指定して温度変化を取得し、(2)鍋、お玉の動き、具の重心の動きをグラフ化、(3)鍋に占める具面積の時間的推移を求めた。さらにあおりのみでお玉を使用しないモデル調理を行い、温度変化を比較した。
    【結果】(1) あおり前後では鍋底、縁、具すべて温度変化が大きく、領域別温度変化のタイミングは鍋縁領域、具、底領域の順に高温となった。(2)鍋とお玉の動きは交互に現れた。具はあおり時に大きく移動し、続くお玉による攪拌により、常に動いている状態であった。(3)鍋における具の占有率は、あおりにより下がり、お玉による炒めで上昇した。あおりのみでお玉を使用しない調理では、調理途中の具温度のばらつきが大きく、仕上がり温度も低かった。中華炒め調理におけるあおり操作は高温の鍋縁に具を移動させ、焦げる前に反転させる役割、お玉はあおりによりかたまった具を広げ、高温の鍋底に接触させて温度を上昇させる役割であることが本システムを活用することで明らかになった。
  • 中澤 満, 赤坂 梨絵, 笠松 千夏, 青木 義満
    計測自動制御学会論文集
    2011年 47 巻 3 号 157-165
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/19
    ジャーナル フリー
    In cookery science, it is already known that the application of heat contributes flavors, which improve palatability. Instruments for measuring temperature include a thermocouple. However, they cannot measure a temperature difference during cooking because of cook's motions. Therefore, we suggest a non-contact temperature measuring system by using a unit constituted by a visible and an infrared thermographic camera. In this study, we focus on the time-series temperature of a pan and of ingredients inside the pan in order to analyze quantitatively stir-fry cooking techniques.
  • 照井 眞紀子
    名古屋文理大学紀要
    2005年 5 巻 67-79
    発行日: 2005/03/31
    公開日: 2019/07/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    不特定多数人を対象としている飲食店や料理品小売業は,消費者ニーズに合わせた販売戦略により企業活動を行い,食事の提供(商品の販売)をしている.一方,給食施設では,家庭の食事に代わり対象者に適正な栄養補給ができる食事の提供と食生活における望ましい食物選択行動で健康づくりを促す場として,健康の保持増進や疾病の回復を目的として栄養管理・健康管理が必要とされ,なおかつ企業として効率的な経営が求められる.競合が激化し厳しい給食経営環境の中で,給食の経営戦略としての基軸となるメニューマネジメントが重要になる.メニューマネジメントは,栄養アセスメントから,情報収集,システム計画,メニュー提案,マーチャンダイジング,メニューのライフサイクル,メニュー開発,レシピの標準化,メニュー評価などが範囲である.そこで,本論ではマーチャンダイジングの活用の段階として,メニューアイテムの分析で現状把握し,ビジネスツールのZチャート,ABC分析,商品ポートフォリオの分析手法を用い,喫食者ニーズに対応したメニュー開発と差別化,商品化及び販売促進につながる要因を探り,経営効率をあげるメニューマネジメントの基礎資料とする目的で検討した.5年間の供食主菜メニューを用いて利用度別,様式別,主材料別,調理法別のメニュー品目及び出現状況と変動状況を集計し,分散分析したが,年度別の変化に差はみられなかった.Zチャートは,やや右肩下がりの傾向で下降状態を示し,107品目のABC分析では,Cランクに分類される品目が17品目あった.商品ポートフォリオでは,「優良」エリアに8品目で,「有望」エリアに多数ある一方,「不良」エリアにも多くみられた.これらに分類されたメニューは,一時的なものもあると推察されるが,成長性やライフサイクル,喫食者の選択肢,作業度等を考慮し,給食メニューの特殊性を重視し,他施設にはみられない"魚類""和風"の喫食嗜好を活かした戦略が有効であることが示唆された.
  • 大井 翔, 佐野 睦夫, 渋谷 咲月, 水野 翔太, 大出 道子, 中山 佳代
    認知リハビリテーション
    2015年 20 巻 1 号 51-61
    発行日: 2015年
    公開日: 2022/05/26
    ジャーナル オープンアクセス

    施設入所中の高次脳機能障害者5名に対し,調理を題材とし振り返り支援システムが組み込まれた認知リハビリテーションを実施した。振り返り支援システムは,①ビデオ撮影,②定量化した評価,③担当者とともに行う振り返り,④ビデオと定量化した評価結果の対象者への呈示から構成されるものである。その結果,個人差は見受けられるが,5名全員で自身の工夫,失敗,行動の危険さへの「気づき」や,リハビリテーションに対する「意欲」の向上が見られ,提案した振り返り支援システムが高次脳機能障害者に対して有効であることが示唆された。

  • ―食品群別使用量の状況及び荷重平均成分表の作成―
    渡邉 美紀子
    修紅短期大学紀要
    2023年 43 巻 2 号 73-83
    発行日: 2023/03/01
    公開日: 2023/07/15
    研究報告書・技術報告書 フリー
     栄養士養成施設である短期大学で、2013 ~ 2022年の10年の間に給食管理実習において提供した給 食献立(98献立)についてその内容を検討した。毎年、前期の4~7月に8~ 12回、学生が考案した献 立を30 ~ 100食分、給食として本学の喫食者に提供した。それぞれの献立に使用した食品数の平均は 26.6食品と多数であった。10年間の使用食品は延べ2624食品、正味212食品であった。給食で使用し た食品を食品群別に18食品群に分けて献立の傾向を示した。また献立の栄養価を算出するなど過去10 年間を追って検討した。そして、10年間の提供給食における食品摂取状況を基礎資料として食品群別荷 重平均成分表を算出し、栄養管理と食材管理の両方に役立つ、本学の給食管理実習における食品構成を 作成した。
  • ―日本酒・酒粕の学習状況に焦点を当てて―
    鳥居 優理香, 村上 陽子
    日本家政学会誌
    2021年 72 巻 8 号 529-542
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/09/03
    ジャーナル フリー

     我が国において, 酒や味噌などの発酵食品は重要な食文化の一つである. 日本酒は米と米麹から作られ, 調味料や嗜好飲料として用いられている. 酒粕は日本酒の製造過程で作られる副産物であるが, 漬物やみそ汁など様々な調理で使われており, 他の発酵食品同様, 和食を支えてきた. また, 副産物である酒粕を利用することは, 日本の「もったいない文化」の象徴である. これは, 学校教育で求められている持続可能な社会をつくるための取組みに繋がる. 本研究では, 現在行われている家庭科における酒や酒粕などの発酵食品についての学習状況と課題を把握することを目的として, 教科書分析を行った.

     小・中・高等学校, いずれにおいても, 発酵食品についての学習項目はあったが, 校種によって学習内容が異なっていた. 発酵食品について, 歴史や材料, 製法などに関する記述は少なかった. 特に, 酒やその副産物である酒粕についての記述はほとんど見られなかった. これらの結果から, 伝統的な食文化である発酵食品に関する学習内容を詳細にすることにより, 食文化に対する理解を促す必要があることが示唆された.

  • 静脈経腸栄養
    2008年 23 巻 Supplement 号 s381-s391
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/28
    ジャーナル フリー
  • 真次 一満, 山尾 政博, 天野 通子, 細野 賢治
    地域漁業研究
    2017年 57 巻 2 号 59-76
    発行日: 2017/02/01
    公開日: 2020/06/26
    ジャーナル オープンアクセス

    食の外部化が進む中,魚離れの処方箋を考えるにあたり,外食に位置づけられ,かつ半ば強制的な給仕が可能な,社員食堂(以下,社食)や学校・病院・介護施設等の特定給食施設において,魚食提供を増やすための諸条件を本稿で明らかにした。

    調査方法は,企業,大学・高専,病院,特別養護老人ホーム・介護老人保健施設(以下特養・老健)等の介護施設の合計30カ所の訪問ヒアリングを実施した。調査課題は,第一に,社食等の特定給食施設において,魚食提供の実態を明らかにすること。第2に,魚食が特定給食施設において増やせる場合の具体的な方策を提示することである。

    今回の調査結果から,特定給食施設の1.特定多数の者に,2.継続的に,3.栄養管理を施す,という特徴を活用し,同施設を内製する病院や特養・老健施設において,今後,国産ひいては地元産の魚食提供を増やすことは可能との結論を得た。ただし、施設近隣に鮮魚店があること,また,その鮮魚店と介護施設との連携がうまく取り持てていること,の2つの条件を整える必要がある。

    また、企業の社食においては,仮に魚食増が実現できたとしても,現状では,輸入の冷凍水産物の増加にしか寄与しない。これは,社食が費用削減の対象となっており,割高な国内産,地元産の魚食材を使用できないことによる。逆に言えば、冷凍輸入水産品の存在意義がここで確認された。

feedback
Top