近畿大学理工学部
土木工学
科では, 約1年間の準備機関を設けて, 学生に市民工学としての
土木工学
を理解してもらい, 土木技術者として必要な素養を持ってもらう1つの機会として, 新設したカリキュラムに「社会奉仕実習」取り入れ, 今年度4月より開講する予定だった. 先の阪神大震災に阪神地方は見舞われて, ボランティアに対する要請が高まっていった. また, 土木に関連した分野においても大量のマンパワーを必要としていることも考慮して, 「社会奉仕実習」を前倒しで実施することになり, 学生の派遣を行った. ここでは, 社会奉仕実習の概要と今回派遣した活動の内容にっいて報告し,
土木工学
教育とボランティアについて, 今回の震災とボランティアとの関係について考えてゆく.
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