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クエリ検索: "塊状重合"
1,222件中 1-20の結果を表示しています
  • 渡辺 治昭
    工業化学雑誌
    1961年 64 巻 10 号 1851-1854
    発行日: 1961/10/01
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    メチルメタクリレートの
    塊状重合
    体,乳化重合体の立体規則性を赤外線スペクトルによって求め次の結果を得た。
    (1)重合体のS%,D%,I%の間にはBovey,Tiersが指摘しているように次の関係式が成立する。s/100=β2,I/100=(1-β)2,D/100=2β(1-β)
    (2)重合率により立体規則性は
    塊状重合
    の場合には変化するが乳化重合の場合には変化しない。
    (3)重合温度により乳化重合の場合も
    塊状重合
    の場合も立体規則性は温度が上昇するとS%が減少する方向に変化する。
    (4)単量体がsyndiotacticとisotacticに付加する活性化エネルギーの差は
    塊状重合
    の場合はは1.38kcal,乳化重合の場合は1.44kcalであった。
    (5)
    塊状重合
    と乳化重合におけるS%と1/Tとの関係式を誘導し,これに基いて,重合温度とS%,D%,I%との関係をそれぞれ図示した。
    塊状重合
    と乳化重合においては同じ温度ではほとんど同じS%,I%およびD%の重合体となる。
  • 波賀野 賢, 渕上 清実, 田口 佳成, 田中 眞人
    日本接着学会誌
    2007年 43 巻 1 号 13-19
    発行日: 2007/01/01
    公開日: 2015/04/30
    ジャーナル フリー
    デンプン系接着剤の硬化剤として用いられる水酸化ナトリウム水溶液を,90℃で溶解するポリマーでマイクロカプセル化することを試みた。マイクロカプセルは,スチレンとエチルヘキシルアクリレートモノマーを用いて,懸濁重合法で調製された。実験では,油溶性界面活性剤濃度,予備
    塊状重合
    時間そして(W/0)/W分散系調製時の撹拌速度を変化させ,水酸化ナトリウム水溶液の含有量,マイクロカプセル径,マイクロカプセル内部構造などに及ぼす影響を検討した。水酸化ナトリウム水溶液は,本研究で採用したすべての実験条件下でマイクロカプセル化され,約90℃で放出させることができた。含有量は,撹祥速度とともに減少し,予備
    塊状重合
    時間とともに増加した。また,界面活性剤濃度1.0wt%で最大となった。
  • 第2報フィラー, 増感剤系の影響について
    吉田 圭一
    日本補綴歯科学会雑誌
    1988年 32 巻 6 号 1283-1291
    発行日: 1988/12/01
    公開日: 2010/08/10
    ジャーナル フリー
    For the purpose of making a comparison between bulk-photo-polymerized resins and composite resins, getting clinically acceptable visible-light cured veneering resins with excellent properties and investigating the effects of two types fillers on physical properties of veneering resins, Knoop hardness numbers, compressive and transverse strength of the experimental light cured resins were measured.
    Knoop hardness numbers of the composite resins were nearly the same characters as bulkphoto- polymerized resins.
    Physical properties of composite resins were superior to those of bulk-photo-polymerized resins. But characters of polymers were under the influence of curing behavior of monomers.
    Mechanical properties of composite resins with visible-UV double initiator system stood comparison with those of visible-light cured and heated composites.
    Compressive strengths obtained from composites with silanized filler were stronger than those obtained from composites with untreated filler, while the transvers strengths were the opposition. Composites with untreated filler were not water-resistant.
  • 青柳 重郎, 篠原 功
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1972年 1972 巻 4 号 788-792
    発行日: 1972/04/10
    公開日: 2011/11/21
    ジャーナル フリー
    臭化ビニル(VB)の熱重合を行なうと脱HBr反応が起こり,二重結合が生成する。そこで脱HBr反応をともなわない乳化重合を検討した。開始剤がFe-H2O2系の場合重合温度0±0.5℃,4時間の重合では収率10%であるが,Fe-H2O‐アルコルビン酸系では同じ重合条件で94.0%となった。しかも,脱HBr反応はほとんど認められなかった。
    つぎに,
    塊状重合
    および乳化重合系で臭化ビユルとそれぞれブクリル酸ブチル(BA),アクリロニトリル(AN),酢酸ビニル(VA),メタクリル酸メチル(MMA)との共重合を行ない,重合挙動を調べるとともにモノマー反応性比を求めた。VB(γ1)-BA(γ2)の系ではγ1=0.19,r2=3.70(
    塊状重合
    r1=0.018,r2=13.80(乳化重合),VB(γ1)-AN(γ)の系ではγF0.055,γ2=2.25(
    塊状重合
    );γ1=0.007±0.003,γ2=0.94±0.02,VB(γ1)-VA(γ2)の系ではγ1=1.82,γ2=0.68(
    塊状重合
    );γ1=3.00±0.65,r2=0.38±0.016(乳化重合),VB(γ1)-MMA(γ2)の系ではγ1=0.33,γ2=17.1(
    塊状重合
    ),γ1=0.0024,γ2=27.4(乳化重合)。
  • 大城 芳樹, 山本 勝男, 札本 進一, 阿河 利男, 小森 三郎
    工業化学雑誌
    1965年 68 巻 11 号 2121-2125
    発行日: 1965/11/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    BF3・OEt2を触媒とするエチレンイミン(EI)とプロピレンオキシド(PO)の1:1共重合過程を残存モノマーのガスクロマトグラフィーによる定量によって追跡した。
    常圧下および封管中での
    塊状重合
    ならびに常圧下での溶液重合について追跡したところ,まずEIが重合し,生成したポリエチレンイミンにPOが付加し,オキシプロピル基になることが明らかになった。反応中,N-(2-オキシプロピル)エチレンイミンの生成も認められたが, 主反応でなくEIがほぼ消滅してから重合する傾向を示した。
    EIとPO 消費速度の差は封管
    塊状重合
    <常圧
    塊状重合
    <常圧溶液重合の順であった。
  • 吉田 圭一, 松村 英雄, 田中 卓男, 熱田 充
    歯科材料・器械
    1991年 10 巻 1 号 35-41
    発行日: 1991/01/25
    公開日: 2018/04/05
    ジャーナル フリー
    ベースモノマーが, トリエチレングリコールジメタクリレート(TEGDMA)とジ(メタクリロキシエチル)トリメチルヘキサメチレンジウレタン(UDMA)からなる光重合型オペークレジンに最適の光重合開始剤系を検討する目的で, 各種光重合開始剤系を使用した光
    塊状重合
    体を試作し, その物理的性質を測定した.使用した還元剤は, 2-ジメチルアミノエチルメタクリレート(DMAEMA), N, N-ジメチル-p-トルイジン(DMPT), p-ジメチルアミノベンズアルデヒド(DMABA1), ジメチルアミノ安息香酸(DMABA), N-フェニルグリシン(NPG)の5種類であり, 光増感剤は, カンファーキノン(CQ)とベンゾインメチルエーテル(BME)の2種類である.5種類のアミンのちがいによるレジン硬化体の物性のちがいは, ヌープ硬さ, 曲げ強さ, 曲げ弾性率および溶出モノマー量に顕著に現われ, 圧縮強さには差が生じなかった.DMAEMAとDMABAを使用したレジンは他の3種の還元剤を用いたレジンと比較すると物性が劣っていた.また, DMPTとNPGを使用したレジンはヌープ硬さと溶出モノマー量においてDMABA1を用いたものより物性が劣っていた.光増感剤としてはCQ単独で用いるよりもCQとBMEを併用したレジンの方が, いずれのアミンを用いても物理的性質が優れていた.以上のことから, 光重合開始剤系の種類が光
    塊状重合
    硬化体の物性に大きな影響を及ぼしていることが明らかになった.また, TEGDMA-UDMA組成からなる光重合型オペークレジンには, 還元剤としてDMABA1, 光増感剤として可視用CQと紫外線用BMEを併用したものが物理的性質が最も優れており, 光重合開始剤系としては最適であると思われた.
  • *道信 剛志, 野口 浩史, 藤井 望, 舟橋 正浩, 戸木田 雅利, 渡辺 順次, 重原 淳孝
    日本液晶学会討論会講演予稿集
    2008年 2008 巻 PB27
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/04/01
    会議録・要旨集 フリー
    トラン骨格を有するフマル酸ジエステルを
    塊状重合
    させて対応するポリフマル酸ジエステルを得た。相挙動をDSC、偏光顕微鏡、X線回折より詳細に調べ、重合前後での変化についてまとめた。
  • *太野垣 直哉, 斉藤 夏風, 田口 佳成, 田中 眞人
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2007年 2007f 巻 06P013
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/17
    会議録・要旨集 フリー
  • 郭 永昌, 横山 雄一, 小島 克則, 小島 政芳, 門磨 義則, 増原 英一
    歯科材料・器械
    1983年 2 巻 1 号 50-57
    発行日: 1983/01/25
    公開日: 2018/12/22
    ジャーナル フリー
     メタクリル酸2, 2, 2-トリフルオロエチル(TFEMA)を含有する歯科用レジンを試作し, その機械的性質および諸物性を従来のメタクリル酸メチル(MMA)-ポリメタクリル酸メチル(PMMA)粉液重合型レジンと比較検討した.TFEMA-MMA
    塊状重合
    体では, TFEMA含有率が50wt%を越えると, 引張り強さおよび曲げ強さは次第に低下したが, 粉液重合法では, このような傾向は見られず, 粉成分としてポリTFEMA(PTFEMA), 液成分としてMMAを組み合わせたレジンの強度が優れていた.TFEMA含有率が30wt%を越えると, ブリネルかたさ, ヌープかたさは低下する傾向にあり, その傾向は
    塊状重合
    体の場合に顕著であった.水に対する接触角および吸水量は, 重合硬化方法には関係なく, 硬化したレジン中のTFEMA単位の濃度に依存した.PTFEMAレジンの吸水量は0.1 mg/cm2であり, コントロールの床用アクリルレジンと比較して約1/15であった.アルブミンのレジン表面への吸着試験からは, アルブミンの相対的な吸着量はコントロールの床用アクリルレジンと比較して, 粉液重合法によるフッ素化レジンの方が少なかった.
  • 門磨 義則, 小島 克則, 増原 英一
    歯科材料・器械
    1983年 2 巻 4 号 495-502
    発行日: 1983/07/25
    公開日: 2018/04/05
    ジャーナル フリー
    3%塩化第二鉄-10%クエン酸水溶液および3%塩化第二銅-10%クエン酸水溶液は, 歯質とレジンの接着において, 象牙質の前処理液として有効であるとされており, これらのメタクリル酸メチルの重合に及ぼす影響を調べた.p-ジオキサンを用いた溶液重合と前処理液を分散させた
    塊状重合
    を行い, 重合速度や生成ポリマーの分子量分布を検討した.
    塊状重合
    においては前処理液を共存させると重合速度が低下したが, 重合硬化時には重量平均分子量約5×105のポリマーが生成した.これらのことから, 前処理液は, 初期においては重合反応に深く関与するものの, 重合が進行するにつれて, その影響は小さくなることが明らかとなった.
  • 森 浩治, 輿石 謙二, 増原 憲一
    高分子論文集
    1987年 44 巻 10 号 779-786
    発行日: 1987/10/25
    公開日: 2010/02/26
    ジャーナル フリー
    アクリル酸誘導体の混合物を電子線硬化したもの (以下, アクリル系硬化物あるいは基材とする.) について, アクリル酸誘導体の混合比を調整して表面張力の異なる基材を作製し, これらの上面にメタクリル酸メチル (MMA) の液層を設けた状態で電子線照射し, グラフト重合を行った. 基材の表面張力の分散力成分γdBと極性力成分γpBとの比γpBdBが大きくなるに伴って, グラフト重合物の表面張力の成分比γpGdGは小さくなった. これは, グラフト重合物が基材表面にグラフト鎖が単分子層に近い状態で存在し, 基材との相互作用によって, グラフト鎖のコンホメーションが変化したためと考えられる. また, 表面張力の異なる基材に接して生成したMMA
    塊状重合
    物及びポリメタクリル酸メチル (PMMA) キャスト膜の基材側の表面張力の測定結果を合わせて考えると, 基材表面におけるグラフト鎖の被覆率は, 基材との界面張力が最小になるような値をとると推論される.
  • 中林 宣男, 荒金 光夫
    歯科材料・器械
    1987年 6 巻 2 号 131-134
    発行日: 1987/03/25
    公開日: 2018/04/28
    ジャーナル フリー
    著者らは, さきに, モノマーにジメタクリレートを用いた光重合型硬質レジンの機械的性質は, 同一組成の加熱重合型硬質レジンより劣ることを報告した.今回, 光重合型硬質レジンの性質を改善するために, 重合性の高いアクリル基を有する2'-アクリロキシエチル 2-メタクリロキシエチルカーバメート (UAMA) を合成し, 光重合型硬質レジンへの応用の適否について検討した.その結果, 光重合による
    塊状重合
    体では, UAMAはジメタクリレート (UDMA) より優れた性質を示した.また, TMPTフィラーとガラスフィラーを混入した硬質レジンでは, UAMAが光重合と加熱重合で同程度の性質を示したのに対し, UDMAの光重合でのブリネル硬さと圧縮強度は加熱重合より劣ることが認められた.
  • 加藤 仁一郎, 中村 克之
    高分子論文集
    1989年 46 巻 5 号 313-318
    発行日: 1989/05/25
    公開日: 2010/03/15
    ジャーナル フリー
    1, 6-ジアクリレート-2, 4-ヘキサジイン及び1, 6-ジメタクリレート-2, 4-ヘキサジインの
    塊状重合
    を検討した. これらの化合物はラジカル重合開始剤を用いることなく橋かけし, 強固な橋かけ物を与えた. 重合開始ラジカルはジアセチレン基から生成することが, モデル反応より確認された. ゲル化までの連鎖生長は, 二重結合の重合によって起こりジアセチレン基はほとんど反応に関与しない. しかしながら, ゲル化してからは, ジアセチレン基も反応することが明らかとなった. また, これらの化合物の
    塊状重合
    は, プロパルギル性メチレン基の退化的連鎖移動とジアセチレン基のラジカル補捉も伴うことが推定された.
  • 第5報種々の重合法によるポリマーの分子量分配とHugglnsの恒数k'の変化について
    渋川 尚, 中口 孝平
    高分子化學
    1957年 14 巻 147 号 353-358
    発行日: 1957/07/25
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    水溶液重合, 均一溶液重合,
    塊状重合
    などにより重合したポリアクリロニトリルを分別し, その分子量分配の重合条件による相達重合率の増加にともなう分配曲線の変化を検討し, さらに各分別区分についての粘度測定よりHugginsの恒数k'を求め, 分子の構造特にその枝分れとの関係について考察した。
  • 第2報 アクリルニトリルとイソブチレン及びメタクリルニトリルとの共重合物について
    岡村 誠三, 山下 隆男
    繊維学会誌
    1953年 9 巻 9 号 446-448
    発行日: 1953/09/10
    公開日: 2008/06/30
    ジャーナル フリー
  • 森 康嘉, 青田 浩幸, 松本 昭
    討論会講演要旨
    1993年 43 巻 13-16
    発行日: 1993年
    公開日: 2012/08/20
    ジャーナル フリー
  • 大内 辰郎, 辰井 広行, 峰松 剛, 大岩 正芳
    工業化学雑誌
    1970年 73 巻 11 号 2519-2524
    発行日: 1970/11/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ジアリリデンペンタエリトリット(DAPE)とアクリロニトリル(AN)およびメタクリル酸メチル(MMA)との共重合を橋架けおよび環化反応の観点から検討した結果,次のことが明らかになった。
    1)DAPEの仕込みモル比およびモノマー濃度が減少するにつれてゲル化の遅れが見られる。
    2)ANあるいはMMAの仕込みモル比およびモノマー濃度が増加すると橋架けは促進され,環化は抑制される。
    3)DAPEの仕込みモル比が増加するにつれて両系ともに一次高分子鎖長が短くなるが,DAPE-MMA系の鎖長はモノマー濃度が減少するにつれて少しづつ低下するのに対し,DAPE-AN系の鎖長はモノマー濃度による依存性がなく一定である。
    4)モノマー濃度が低下し,またDAPEの仕込みモル比が減少するにつれて,ゲル化点における架橋指数の値は0.5から離れて次第に大きくなる。
  • 木村 誓, 柴田 亮男, 柏谷 景昌, 村井 幸一
    工業化学雑誌
    1969年 72 巻 12 号 2617-2621
    発行日: 1969/12/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
    ニトロエタン,1-および2-ニトロプロパンをホルムアルデヒドと縮合して得たニトロアルコール類を用い, メタクリル酸メチルとのエステル交換反応を行ないメタクリル酸ニトロアルキル類を精製した。これらエステルのラジカル重合を, 開始剤として過酸化ベンゾイルまたはα,α'-アゾビスイソブチロニトリルを用い,塊状またはトルエン溶液中で実施した。
    塊状重合
    においては単量体の立体効果が認められ,ニトロアルキル基のかさ高さに応じて重合速度が減少し,活性化エネルギーについても同様な傾向がみられた。溶液重合では重合系の粘度の影響が現われ,
    塊状重合
    とは反対にニトロアルキル基の大きい方が重合速度も大となった。また活性化エネルギーは3種のエステル間にほとんど差異がなく,大約20kcal/molの値を示した。
  • 岡田 光雄, 林 香苗, 林 晃一郎, 岡村 誠三
    高分子化學
    1965年 22 巻 243 号 441-445
    発行日: 1965/07/25
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    溶液, 塊状におけるアクリル酸無水物の放射線重合を広い温度範囲について行ない, 生成ポリマーの環化度に対する温度, 相, 収率, モノマー初濃度の効果を検討した。環化度は収率, 温度の増大により増すが, モノマー初濃度の増加につれて減少する。-78℃の固相重合で得られたポリマーの環化度は同じ温度のトルエン溶液より重合させたポリマーのそれと等しいが, 固相重合によるポリマーは橋かけしている。臭素滴定法によるポリマーの不飽和残基の定量より, ビニル重合と環化の速度定数の比kp/kcが得られる。トルエン溶液での重合ではこの比は0.09である。また, ビニル重合と環化の活性化エネルギーの差はトルエン溶液での重合では2.3kcal/mol, 液相
    塊状重合
    では4.7kcal/molであった。
  • 第4報 「くもり」の発生に関する考察
    井手 文雄, 児玉 恒雄, 長谷川 章, 山本 修
    高分子化學
    1970年 27 巻 297 号 55-57
    発行日: 1970/01/25
    公開日: 2010/10/14
    ジャーナル フリー
    スチレン・メタクリル酸の懸濁共重合物は乳化共重合物比ベてくもりが強く発生するこの原因を追求するため, 乳化, 懸濁,
    塊状重合
    の重合挙動を比較検討した。
    塊状重合
    では乳化懸濁重合に比べて重合初期にメタクリル酸が多く入る傾向が認められた。しかし, 油層のみに着目してみるとモノマー組成ーポリマー組成はいずれの重合法でも等しい。懸濁, 塊状, 重合では [η] の重合率依存性が大きく乳化重合では小さい。このことは前者からのポリマー重合度分布が広く, 後者のそれは狭いことを意味する。すなわち, 懸濁重合でのくもりは重合度分布の影響と共重合体構造の不均一性の累積効果に基くと考えられる。
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