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クエリ検索: "外套"
6,180件中 1-20の結果を表示しています
  • 杉浦 昌也, 林 輝美, 飯塚 啓, 嶋田 裕之, 片山 宗一
    日本老年医学会雑誌
    1971年 8 巻 1 号 33-40
    発行日: 1971/01/30
    公開日: 2009/11/24
    ジャーナル フリー
    脳卒中再発作の比較的早期に失
    外套
    症候群を呈し, 剖検の結果, 右内頸動脈サイフォン部のほぼ完全閉塞により, 大脳および脳幹に広汎な軟化巣を認めた老年女子例について, 臨床病理学的検討を加えた. また本症候群の本邦報告例について病因と病変部位に関する若干の検討を行った.
    症例は77才の女性で, 4年前に高血圧を指摘され, 2年前に左不全片麻痺, 高血圧で6ヵ月入院した. 昭和44年4月, 食欲不振, 腰痛を主訴として再入院した. 5日目, 言語不明瞭となり, 左顔面筋麻痺をきたし, 次いで左完全片麻痺: 無言となり, 呼びかけに対して開眼し, 物を追うような眼球運動があった. 痛覚刺激に対する逃避反応, 強制把握, 上下肢の無目的な運動が右側に存在した. 嚥下は不能. 睡眠覚醒の区別は明瞭. 意識水準が次第に低下し, 入院後52日目に死亡した.
    脳波所見は, 本症候群出現前は8~9c/s, 50~70μVのα波が頭頂, 後頭部に優位に出現, 本症候群出現3週後は6~7c/s, 50~70μVのθ波の基礎律動に, 3c/s前後のδ波が少量混在し, 軽度の左右差を認めた. 死亡15日前には1~3c/sの大徐波が連続的に出現し, 右半球に電気的活動の減弱が著明にみられた.
    剖検所見では, 右内頸動脈サイフォン部が器質化した血栓によりほぼ完全に閉塞され, 右中心前回, 前頭葉の帯状回, 脳梁を含む右大脳半球皮質, 白質および海馬回, 視床, 視床下部を中心とした脳幹網様体に新, 旧の融解壊死と脱髄が血管病変に合致してみられた. 本症候群ないし無動性無言の脳の障害部位は 1) 広汎な大脳皮質, 白質. 2) 前頭葉 (帯状回, 脳梁), 3) 視床, 視床下部, 脳幹の三大領域に分類されているが, 本症例は3者にまたがる複雑な病変を示した. 本邦報告例44例において脳腫瘍は単独部位の障害が多く, 各種中毒, 脳血管障害, 頭部外傷では2者ないし3者の領域にまたがる例が11例をしめた.
  • 香川 実恵子, 木村 早智, 松本 美鈴, 畑江 敬子
    日本家政学会誌
    2000年 51 巻 11 号 1037-1044
    発行日: 2000/11/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    3種のイカの加熱によるテクスチャー変化について, 官能検査, 物性測定を行った.その結果, 以下のことが明らかになった.
    (1) 官能検査の結果, アオリイカでは2~5分間加熱で, スルメイカでは1~5分間加熱で, ヤリイカでは1分間加熱で, 最も硬く, 弾力性があると判定された.これらの加熱時間は, 内部温度が80℃に達する時間と一致していた.
    (2) 加熱によりどのイカもいったん硬化した後, 軟化した.ヤリイカは速やかに軟化し, スルメイカは軟化の開始がヤリイカに比べて若干遅いものの, 30分後にはヤリイカと同程度に軟化した.アオリイカは, 他のイカに比べると加熱による硬化が著しく, その後の軟化もゆるやかであった.
    (3) 表皮第3, 4層は, アオリイカが最も強靱で, 加熱による硬化が著しかった.また, ヤリイカは最も表皮が脆く, 短時間の加熱で軟化し, 歯切れが良くなった.
  • *久川 大地, 大野 裕史, 内山 博之
    電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
    2013年 2013 巻 05-2P-05
    発行日: 2013/09/13
    公開日: 2016/01/17
    会議録・要旨集 フリー
    鳥類向網膜系の1次ニューロンである視蓋IOニューロンは,網膜からのボトムアップ入力と,哺乳類視覚皮質に相同と考えられている高
    外套
    尖頂部(HA)からのトップダウン入力を受けることが分かっている.本研究では,この向網膜系への大脳
    外套
    へのトップダウン制御の神経機構を明らかにするために,まず視蓋に下行性に投射する大脳
    外套
    のニューロンを逆行性トレーサであるCTBによって標識した.視蓋への投射ニューロンはHAだけではなく,HAの後外方のTPOと呼ばれる領域にも拡がっていた.
  • 四方 崇文
    日本水産学会誌
    2009年 75 巻 5 号 852-854
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/01/17
    ジャーナル フリー
    スルメイカの性成熟に伴う
    外套
    筋の酸性プロテアーゼ活性,
    外套
    膜の厚み等の変化を調べた。雌雄とも成熟に伴って,酸性プロテアーゼ活性は上昇し,活性の高い個体ほど
    外套
    膜は萎縮して薄く,
    外套
    筋のタンパク質含量も少ない傾向にあり,タンパク質分解が
    外套
    膜の萎縮の要因であると考えられた。成熟に伴う変化を雌雄で比較した場合,
    外套
    膜の萎縮は雌で顕著であり,肝臓の萎縮は雄で顕著であった。従って,成熟時には
    外套
    膜と肝臓が生殖器官の材料やエネルギー源として利用されるが,両器官の利用バランスは雌雄で異なると考えられた。
  • 岡本 昭, 和田 隆史
    日本水産学会誌
    2014年 80 巻 2 号 250
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/03/20
    ジャーナル フリー
  • 小原 寿幸, 高橋 桃子
    廃棄物資源循環学会論文誌
    2016年 27 巻 196-201
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/11
    ジャーナル フリー
    本研究では,現在水産廃棄物として扱われているホタテガイの
    外套
    膜から,酵素剤処理の手法を用いて,アミノ酸に富んだ食用資源を生成することを最終的な目的とする。タンパク質量の分析から,本研究で原料とする
    外套
    膜はタンパク質性の資源として十分利用可能と考えられた。また,有害重金属の分析結果から,
    外套
    膜には有害重金属はほとんど含まれておらず,安全性に問題ないことが確認できた。ホタテガイ
    外套
    膜をタンパク質分解酵素剤 (プロテアーゼ+ペプチダーゼ) を用いて加水分解した結果,水に対する
    外套
    膜の可溶化率が著しく向上した。高速液体クロマトグラフィーを用いて可溶化液を分析した結果,遊離アミノ酸量は4倍に向上した。すなわち,本可溶化エキスはアミノ酸に富んだ食用資源として有望であることが示された。有害微生物ならびに有害重金属を測定した結果,本エキスは安全性に問題ないことが確認できた。
  • 岩永 俊介, 山田 英二, 川口 健, 細川 秀毅
    水産増殖
    2008年 56 巻 2 号 167-173
    発行日: 2008/06/20
    公開日: 2012/09/10
    ジャーナル フリー
    ピース貝生産用の親貝選抜の指標として殻体真珠層a値の違いが,真珠の品質に及ぼす影響を検討した。そこで,親貝はb値を青色のマイナス域に設定し,a値を赤色のプラス域[a(+)群]と緑色のマイナス域[a(-)群]の2群に選抜して,種苗を2004年6月に生産した。種苗は長崎水試前の漁場で飼育し,真珠層のa値とb値を2004年11月から2006年12月まで調査した。さらに,種苗の
    外套
    膜小片を用いて生産した真珠の品質を比較するため,真珠生産試験を対馬市と鹿町町地先の漁場で行った。種苗のa値とb値は,飼育日数の経過とともに低下した。b値では差がなかったが,a値ではa(+)群がa(-)群に比べ終始高かった。真珠は商品率や巻きに差がなかったが,a(+)群の色彩がa(-)群に比べて,品質が高い実体色のホワイト色と干渉色のピンク系の出現率が有意に高く,単価が1.38倍~1.52倍高かった。以上より,殻体真珠層のa値がプラス域の親貝を選抜することで,a値が高い種苗を生産し,高品質真珠の出現率が増加すると考えられた。
  • 中易 千早, 青木 秀夫, 中西 麻希, 山下 浩史, 岡内 正典, 大迫 典久, 熊谷 明
    魚病研究
    2004年 39 巻 4 号 203-208
    発行日: 2004/12/15
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     感染実験によりアコヤガイ赤変病原因体の生体内における分布を調べた。まず, 病貝の組織片を健常貝へ移植したところ, 血球, 消化盲襄及び心臓の移植区では発症が認められなかったが, 血リンパ液上清,
    外套
    膜及び閉殻筋の移植区では感染が確認された。特に移植された
    外套
    膜は極めて強い感染力を示した。次に,
    外套
    膜のホモジナイズ上清を接種した場合も高率に感染が成立したため, 主にこの組織に原因体が存在していると思われた。
  • 林 保良, 石川 光也, 小宮山 瑞香, 秋葉 靖雄, 岩田 壮吉, 木挽 貢慈, 木戸 進, 宮本 尚彦, 関 賢一, 岩田 嘉行
    日本産科婦人科内視鏡学会雑誌
    1997年 13 巻 1 号 69-72
    発行日: 1997年
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
  • 八木 昭彦, 松宮 潔, 正宗 賢, 廖 洪恩, 土肥 健純
    日本コンピュータ外科学会誌
    2007年 9 巻 1 号 15-22
    発行日: 2007/06/30
    公開日: 2011/01/25
    ジャーナル フリー
    To reduce the invasiveness of surgery, we developed an outer sheath for flexible devices in endoscopic surgery. The outer sheath is switched to two statuses, flexible and rigid. Operator inserts the sheath through tissues or organs from a narrow gap in flexible mode. After insertion, operator switches the sheath to the rigid mode. Then operator can insert devices and reach devices the target of the deep area easily. This sheath consists of a set of frame units connected serially, and each unit has a link, a slider, a stopper, and an air channel inside the instrument. When air is added to the sheath, it can be switched to the rigid mode, and when the air pressure is off, the sheath is switched to the flexible mode.
    We made the prototype whose diameter is 16mm and length is 290mm. We evaluated the performance of switching two modes, and the performance of insertion via a silicone phantom experiment and an animal experiment. The experimental results show that this device switches from flexible mode to rigid mode when air is added over 200kPa pressure, the sheat was possible to go through the curved path with a curving radius of more than 7.5cm, and the sheath was possible to be inserted into the narrow gap where conventional laparoscopic tools can't reach.
  • 土田 正義, 菅原 博厚, 原田 忠, 中野 修道, 松村 聡
    人工臓器
    1974年 3 巻 2 号 103-105
    発行日: 1974/04/15
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    In this paper the structure and use of the multilayer cannula needle, designed to simplify percutaneous catheterization in hemodialysis, is introduced. The cannula needle is used mainly in cases with acute renal failure, and sometimes in cases of chronic renal insufficiency requiring weekly maintenance of hemodialysis.
  • 山元 憲一, 半田 岳志, 近藤 昌和, 中田 安昭, 那須 博史
    水産増殖
    2007年 55 巻 1 号 77-82
    発行日: 2007/03/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    リシケタイラギの
    外套
    膜に存在する異物を排出する通路 (排出通路) の機能を調べた。砂を水平に移動させる排出通路での速度 (移動速度) は鰓弁の場合と有意の差が認められなかった。砂を垂直に移動させる速度は移動速度よりも小さい値 (1/5~1/4) を示した。
    外套
    腔内に注入した砂は,
    外套
    膜を閉じていても, 粘液に絡めた紐状の状態で排出された。しかし, 塩分濃度が低下して殻を閉じると, 排出は停止した。排出通路は,
    外套
    膜の一部が盛り上がった2つの襞で筒状構造を形成し, 表面を繊毛で覆っていた。以上のことから, 排出通路は, 基本的には鰓弁と同じ異物を運ぶ能力を持つ繊毛で覆われ,
    外套
    腔内に入ってきた異物を粘液に絡めて繊毛で殻外に排出する筒状構造であり, 異物の運搬は
    外套
    膜を閉じても支障なく行われるが, 殻を閉じると停止することも明らかとなった。
  • *鶴丸 怜, 竹内 祐樹, 大野 裕史, 内山 博之
    電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
    2013年 2013 巻 05-2P-02
    発行日: 2013/09/13
    公開日: 2016/01/17
    会議録・要旨集 フリー
    鳥類大脳の高
    外套
    は哺乳類の視覚皮質相同部位と考えられているが,網膜への遠心性投射系である向網膜系へ興奮性の投射をしていることがわかっている.本研究では,視覚探索課題遂行中のウズラの高
    外套
    をペルチェ素子と自作したヒートシンクで作製した装置で冷却し,視覚探索における向網膜系へのトップダウン入力の除去による影響を検討した.
  • ―前頭葉比率―
    大〓 進, 段 俊恵, 鈴木 一正
    昭和医学会雑誌
    1997年 57 巻 2 号 125-131
    発行日: 1997/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    生体の脳体積の加齢変化を検討し, 終脳の
    外套
    , とくに前頭葉について調べた.成人の脳は, 高齢者ほど萎縮のあることが一般的に良く知られている.これは通常の診療で見られるX線CT, 核磁気共鳴画像診断装置 (以下MR画像装置) などの画像あるいは解剖標本からも明らかである.そこで, 人の生体脳における体積の変化を調べる目的で, 臨床的に異常な神経症候を認めなかった新生児から高齢者までの症例のMR画像について検討した.とくに
    外套
    全体と, それに占める前頭葉の割合について検討することは, 脳の発達および加齢に伴う脳の体積変化の観点からも重要と考えた.そこで,
    外套
    全体と前頭葉の体積比, つまり前頭葉
    外套
    比frontopallium volume ratio (FPVR, あるいは前頭葉比率) を求め, 年齢との関係を検討した.この研究では, 90歳代を除く各年代30症例のMR画像を資料として電子面積計を使って得た面積値から体積を算出した.脳の形態的変化を生後から90歳代までを連続的な変化として見ると, 10歳代に達するまでの成長はとくに著しく, 10歳までには形態的に成長後の脳にきわめて近い完成された形を確認できた.30~70歳代前半までは終脳
    外套
    にわずかずつ体積漸減の傾向を示し, 80~90歳代では急激に体積の減少を示す.この傾向は
    外套
    と前頭葉の体積減少の比率で検討したほうが明確であった.年齢とFPVRとの回帰分析では70歳付近を境にしてその前後では異なる関係を示した.体積量は発達にともなって幼児期に急増し, 加齢とともに減少する.しかし, その減少の傾向は年齢に正比例はしない.つまり, 年代により脳の発達や体積減少の速度に差があり, 10~50歳代程度までは平均値に増減があり, 60歳代からは非常に緩やかな減少を示し, 80歳代以後は急加速で減少することがわかった.このように, 前頭葉体積値を
    外套
    体積値で除してその比率を求め, FPVR (あるいは前頭葉比率) として表わすことにより, 脳の発達や萎縮を明確に表現できることが判明した.各年代の前頭葉比率の標準値を示してあり, それを基準値として用いることにより, MR画像から脳体積値の正確な診断に応用することが期待できる.
  • 外套法基本方式とその性能
    藤原 康宣, 島地 重幸, 箱崎 義英
    日本コンピュータ外科学会誌
    2006年 7 巻 4 号 577-585
    発行日: 2006/03/31
    公開日: 2011/01/25
    ジャーナル フリー
    One of authors proposed a new method named overcoat method that is a system for sensing the force loaded on the tip of the surgical instrument. The overcoat method has two types of construction ways, trocar type and basic type. At first, the trocar type was tried, and the abilities and the characteristics of the trocar type were reported. This paper deals with the basic type of the sensor structure with the theoretical way of canceling the acceleration and gravity forces. It pointed out that main error on the force measuring is coursed by inaccurate motion of slave robot, and force measuring error of basic type is smaller than trocar type one.
  • 吉村 英徳, 田岡 章, 村上 勝彦, 鮭川 佳弘, 品川 一成, 三原 豊
    年次大会講演論文集
    2004年 2004.1 巻 1102
    発行日: 2004/09/04
    公開日: 2017/08/01
    会議録・要旨集 認証あり
    Metallic hollow sphere structure (MHS structure) is one of ultra-light porous metals. The ultra-light structure has a possibility to save the fuel consumption because car body can be lightened without reducing the rigidity and the performance of absorbing collision energy. Although the structures are made by powder metallargy in the conventional method, we propose a new method, in which MHSs are combined by adhesive bond. This method has advantages over the conventional one because the structures can be easily inserted into the car parts. To apply the structure by the proposed method to the car parts, the mechanical properties of the structure are measured. By compression test it is proved that the energy absorbing charactoristies is very high for the structure in which the MHS is filled in a thin walled pipe (0.1mm).
  • 前野 幸男, 伊東 尚史, 釜石 隆, 森実 庸男, 中島 員洋
    魚病研究
    2001年 36 巻 4 号 225-230
    発行日: 2001/12/15
    公開日: 2009/10/26
    ジャーナル フリー
     閉殻筋および軟体部の赤変化を呈し大量死した群のアコヤガイ(自然発症貝)より血リンパ塗抹標本を作製し観察した。血リンパ像を
    外套
    膜および閉殻筋の組織病変と対比した結果, 異常な大型細胞ならびに血球細胞質に見られる顆粒および空胞の出現は, 自然発症貝に特徴的にみられる
    外套
    膜および閉殻筋の結合組織における病変の程度とよく相関していた。実験感染貝においても血球細胞のこれらの変化は組織病変とよく相関していた。以上の結果よりアコヤガイ血球細胞の変化が本症診断の指標となり得ると考えられた。
  • 増田 義男, 小野寺 恵一, 片山 知史
    水産海洋研究
    2017年 81 巻 1 号 36-42
    発行日: 2017/02/25
    公開日: 2021/02/26
    ジャーナル フリー

    2014年7月から2015年6月の1年間に宮城県沿岸域で漁獲された288個体のヤリイカについて,平衡石を用いた日齢解析を行い,孵化時期の推定及び成長様式を明らかにした.

    日齢と

    外套
    長の関係について,ロジスティックの成長式が適合し,雄及び雌の成長式は,それぞれM.L.=312(/1+e4.87–0.0294t),M.L.=225/ (1+e4.68–0.0317t)で示された.雌雄の成長差について,F検定を行った結果,有意な差が検出され(F=44.2, p<0.01),雄のほうが雌より成長が良いことが確認された.日齢解析から推定されたヤリイカの孵化時期は2月から9月であり,その主な時期は4月から6月であることが明らかとなった.

  • 安藤 真美, 安藤 正史, 塚正 泰之, 牧之段 保夫, 三好 正満
    日本家政学会誌
    1998年 49 巻 10 号 1089-1097
    発行日: 1998/10/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    凍結解凍品のケンサキイカ, スルメイカ, ムラサキイカ, モンゴウイカ, ヤリイカについて, 加熱調理にともなう
    外套
    膜の結合組織の構造変化を透過型 (TEM) および走査型 (SEM) 電子顕微鏡により観察した.TEM観察によれば, 加熱により筋細胞の構造が不明瞭になるとともに, 細胞間に不定形の物質が認められた.また10%NaOHにより細胞成分を溶出し, 残りの部分をSEMにより観察したところ, 細胞間に存在する未知の物質の立体構造が明瞭に観察された.アミノ酸組成の分析より, この構造物は主にコラーゲンにより形成されていることが明らかとなった.加熱後の筋肉をアルカリ処理後にSEMにより観察したところ, 細かいコラーゲン繊維の多くが凝集していた.またアルカリ処理後にTEMで観察した場合には結合組織の崩壊が認められた.
    以上の結果より, 加熱によるイカ
    外套
    膜の軟化現象に結合組織の構造の崩壊が関与していることが示唆された.
  • 第3編 自律神経剤によるChE活性値および循環動態の変動がPentothal・Sodium体内分布に及ぼす影響に関する実験的研究
    松田 義朗
    岡山医学会雑誌
    1959年 71 巻 4-1 号 1165-1180
    発行日: 1959/03/25
    公開日: 2009/08/24
    ジャーナル フリー
    1) The increased cholinesterase activity coursed by administration of Acetylcholine, pilocarpine, Imidalin and chloromazine reduce the concentration of pentothel in the Brain and Serum.
    2) The decreased cholinesterase actriity coursed by administration of physostigmin, prostigmin and DFP increase the concentration of pentothal in the Brain and Serum.
    3) The mutation of distribution of pentothal in the Body coursed by administration of Ephedrin, Epinephrin and Norepinephrin should be attributable to both increased Blood pressure and reduced cholinesterase activity.
    4) The mutation of anaesthetic duration and the distribution of pentothal in the body changed by administration of various drugs of autenomic nervous system should be attributable to both cholinesterase activity and Blood pressure influenced by these drugs.
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