本研究は、大企業がどのようにすればイノベーションを興して、活力ある組織にすることができるかを研究したものである。企業は大きくなると官僚主義や縦割り主義が広がり、
大企業病
になりやすい。浜松ホトニクス株式会社が設立後間もない頃を事例として取り上げ、どのようにすれば
大企業病
からの脱却ができるかを研究した。その結果、技術がわかり権限のある社員が、営業担当としてアントレプレナーシップを発揮できる環境が非常に有効であることがわかった。一つの例としてカーブアウト起業があり、リスクヘッジの面でも有効であることがわかった。
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