筆者らはこれまで,インフォーマル教育の場として小中学生を対象とした「子供集団歩き遍路活動」を実施してきた.その活動の持つ特徴が,ボランティアとして参加した若手教員の子供観・教育観の形成に影響しているかについて,その若手教員と参加者との対話や活動後のインタビューを基に考察した.この活動に特有な時間体験や共有されている価値観が,若手教員の子供観・教育観の形成に影響し,活動中の対話や教員として児童と行う対話のあり方に影響していることが示唆された.
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