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クエリ検索: "姫路大学"
325件中 1-20の結果を表示しています
  • 関口 久美, 西村 正己
    日本ゴム協会誌
    1956年 29 巻 3 号 158-164
    発行日: 1956/03/15
    公開日: 2013/03/05
    ジャーナル フリー
  • 〜1949 年中等学校保健計画実施要領(試案)「成熟期への到達」を焦点に〜
    柳園 順子
    日本教育学会大會研究発表要項
    2020年 79 巻 39-40
    発行日: 2020/08/24
    公開日: 2020/11/25
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 柳園 順子
    日本教育学会大會研究発表要項
    2017年 76 巻 128-129
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/04/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原田 安啓
    図書館界
    2020年 72 巻 3 号 147-148
    発行日: 2020/09/01
    公開日: 2020/11/02
    ジャーナル フリー
  • *日潟 淳子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2018年 60 巻 PD59
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • *日潟 淳子
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2017年 59 巻 PD16
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/02/10
    会議録・要旨集 フリー
  • 和田 幸司
    憲法論叢
    2011年 18 巻 109-129
    発行日: 2011/12/19
    公開日: 2018/01/10
    ジャーナル オープンアクセス
    The primary concern of this paper is to clarify the causes and background of "Nishi Hongwanji Gejo Ikken" in 1690. I use three research methods. Firstly, I examine the relation of the Buketenso (CHIGUSA Arikore and YANAGIHARA Sukekado) and the Giso (KAJUJI Tuneyoshi). Secondly, I consider the position of the Nishi Hongwanji Temple at the Tenno and his court in the early period of the early modern times. Thirdly, I examine meaning of "Tyokusyo". The main findings of this paper are as follows. 1. There was the discord between the Buketenso (CHIGUSA Arikore and YANAGIHARA Sukekado) who gave the Nishi Hongwanji Temple's will to the Tenno and the Giso (KAJUJI Tuneyoshi) who gave the Higashi Hongwanji Temple's one. 2. The position of the Nishi Hongwanji Temple at the Tenno and his court was not high in the early period of the early modern times. 3. "Tyokusyo" symbolized the authority of the Tenno and his court, so the Nishi Hongwanji Temple made use of it to get the authority of the Tenno and his court.
  • 吉川 智
    憲法論叢
    2010年 17 巻 135-158
    発行日: 2010/12/24
    公開日: 2018/01/10
    ジャーナル オープンアクセス
    In Japan, there are many arguments about the local suffrage of alien inhabitant. The fundamental human rights are guaranteed to all of the people by the Japanese Constitution. But this "all of the people" include alien, especially a foreigner or Korean living in Japan, or not, that is an important question. Early in this year, the most Japanese famous scholar with regard to this matters and former Justice of the Supreme Court shifted own doctrine from tolerance to prohibition. This difficult problem is not settled yet. In this article, I attempt to dissect several doctrines, to compare with the constitutions of the countries of the world, and to treat the local suffrage of alien inhabitant.
  • 斎藤 穣, 中野 健次, 原納 淑郎, 井本 立也
    日本化学会誌(化学と工業化学)
    1975年 1975 巻 3 号 417-421
    発行日: 1975/03/10
    公開日: 2011/05/30
    ジャーナル フリー
    近年,母液接触面積の増大,均一粒径の結晶生成などで有望視されている逆円錐型容器を用い,硝酸バリウム結晶の溶解およびその成長速度を測定した。まず,容器特性について若干の考察を行ない,その結果,本容器内では,物質移動定数は流量,および結晶粒子堕の大きさに影響されないこと,したがって,物質移動速度が関与する速度過程の解析には,あらかじめ溶質の物質移動定数に関する知見を得ておく必要があることを示した。ついで,固定熔融球に関する溶解速度の結果としてRanz MarshalI型の無次元化式を得た。
    76(z lltB-)i13(-fz1,1; ;fi1Lsu)lx2
    ここで,kは物質移動定数(9/cm2,sec), Dは拡散係数(cm2/sec),πは液流速(cm/sec), Lsは固定球半径(cm),F,3eeFはそれぞれ溶液の密度(glcm3)および粘度(glcm,sec)である。その結果と結晶粒子の溶解速度との比較から,使用した結晶粒子の形状係数畝,として顕微鏡観察と矛盾しない値1,84を得た。また,本宰験温度範囲内における溶質の液義膜拡散定数の温度依存度として4, 0 kca1/mol(固定球)3.95 kcal/mol(結晶粒子)を得た。
    つづいて,総括成長速度を測定し,その速度は拡散律速域と表面反応律速域の中間域におけるものであることを明らかにし,溶解実験から得た物質移動抵抗を用いて表面反応の活性化エネルギL27.5kca1/molを得た。最後に,逆円錐型晶六器の容器効率に対する操作因子としての結晶粒径について若干の考察を加えた。
  • ――風間論文へのコメント――
    日潟 淳子
    青年心理学研究
    2016年 28 巻 1 号 43-47
    発行日: 2016/08/26
    公開日: 2017/01/25
    ジャーナル フリー
  • -時間的展望の視点から-
    *日潟 淳子
    日本心理学会大会発表論文集
    2019年 83 巻 3A-085
    発行日: 2019/09/11
    公開日: 2020/09/26
    会議録・要旨集 フリー
  • 原田 安啓
    図書館界
    2014年 66 巻 2 号 202-
    発行日: 2014/07/01
    公開日: 2017/05/24
    ジャーナル フリー
  • 梶浦 由佳, 牛尾 禮子, 郷間 英世, 幸福 秀和
    日本重症心身障害学会誌
    2019年 44 巻 2 号 487
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/10/30
    ジャーナル フリー
    目的 重症心身障害児(者)の親が感じた日常生活での困難から、地域社会に対する要望を明らかにする。 方法 保護者の会や通所施設を通して親10名に対して半構造化面接を行い、外出時の傷ついた経験を語ってもらい、類似性により整理した。 結果 親の年齢は40〜70歳、重症心身障害児(者)の年齢は13〜42歳(平均26.2±11.7歳)であり、10名中9名が外出時に何らかの傷ついた経験をしていた。 【 】はカテゴリー、〔 〕はサブカテゴリー、「 」はコードを示す。 【他者の視線】として、〔他者の視線で傷ついた経験がある〕では、「スーパーに行くと小さい子がじっと見る」、「きょうだいが周囲の人の視線で泣いた」、「こっちを見てひそひそ話をされた」、「医者に連れて行ったらじろっと見られた」などであった。 【他者の無神経なことばや行動】として、〔他者の言動や行動で傷つく〕では、「電車のなかで舌打ちされた」、「エレベーターに乗るとき邪魔と言われた」、「なんで歩かへんのと言われた」、「あんたとこの子とうちの子を一緒にせんといて」などであった。 【医療への不満】として、〔成人になると近隣の小児科での受診が困難になる〕では、「近隣病院から個人病院を紹介された」、「近隣病院で緊急時の受け入れができないと言われた」、「日曜祝日に熱がでると診てもらえる病院がない」などの体験があった。 考察 親は重症心身障害児(者)との生活のなかで、外出時に周囲からの好奇の視線や心ない言動で傷ついた経験をしていた。秋山ら(1984)は周囲の人々の親切な心が十分に育っていないことなどが一因となり、障害者の外出の自由が制約されていると報告している。また、子が病気になったとき、医療の不備により、親は苦慮し不安を感じていた。社会の人々の障害に対する知識や理解が進むこと、障害の有無に関わらず助け合えること、医療は平等であることなどを社会に要望していることが明らかになった。 申告すべきCOIはない。
  • 牛尾 禮子
    日本重症心身障害学会誌
    2020年 45 巻 1 号 19-24
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/08/03
    ジャーナル フリー
    Ⅰ.はじめに 障害児(者)を在宅で養育する母親は、子に対する世話の多さや子の漸次的身体機能の低下による医療依存度が高いこと、未だに残る社会の偏見などから心身の負担感は大きい。それゆえに母親のストレスに関する研究は多くみられる。一方では、ストレスをエネルギーに転換しながら、たくましく生きる母親もまた存在し、彼女たちの障害受容や自己概念を再構成していく姿をとらえた研究も多数ある。 筆者は、これまで、重症児(者)の在宅支援の一環である「療育」において、母親たちの相談員として携わってきた。そこで、出会った母親たちは、子と明るく逞しい共生生活を送っているように見えた。しかし、長期にわたって関わる中で、非常に特異的な養育態度や意識をもつ母親がいることに気づいたのである。すなわち、明るく振る舞いながらも、心から楽しんでいないように見受けられたり、他者に対する信頼感が希薄であると感じた。 筆者は、そういった母親の養育態度に関心をもち、母親たちへの参加観察や聴き取り調査から、母親には、「適応状態」、「ストレス状態」、「不適応状態」という、3つの養育態度があることを明らかにした(日本重症心身障害学会誌第28巻第3号で報告)。 3つの養育態度について説明すると、「適応状態」の母親は、子の障害を受容し、前向きの養育ができる、自己の生活を大切に考え主体的な生き方ができる、社会的な活動をする、養育について内省しながら満足感をもつ、子の同胞にも愛情を注ぎ彼らの人生に理解を示す、養育は他者(親戚・身内など)の協力を期待するよりも福祉サービスを積極的に利用するといった生き方ができる、ことが特徴である。 「ストレス状態」の母親は、家事と養育の一切を担うことによる健康障害や疲弊感がある、わが国の福祉サービスの不整備に対する不安がある、子の漸次的身体機能の衰退や新たな症状の出現、またそれに対する養育方法がわからないという不安がある、さらに姑が家事や養育に非協力的であることや、未だに孫の障害に理解をしめさないことに不満がある、などが特徴である。 「不適応状態」の母親は、子の障害にこだわりをもち続ける、子との一体感固着状態にある、他者に対する不信感から養育への協力を依頼できない、子の同胞に過剰な期待をもつ、子の養育に対して抑圧的な頑張りをする、子の障害に対する罪責感、負い目をもつ、さらに過去の出来事に対する感情の再体験が起こる、などが特徴である。  そこで、本稿では、特に深刻な心理的問題をもつ「不適応状態」の母親に注目し、多くの母親たちが、子の障害に大きなショックを受けながらも、子の障害を受容し、心理・社会的に適応への歩みを進めるなか、なぜ、彼女たちは、「適応」への歩みを進めることができないのか、その要因について考えることによって母親理解の一助となると考えたのである。 Ⅱ.母親の「不適応状態」は、「心的外傷」が関与する 近年、災害や事件など、生活上で起こるさまざまな衝撃体験や苦痛体験を「心的外傷」として捉え、その後遺症(PTSD)が注目されている。PTSDの人は、出来事の再体験、反応の麻痺、易刺激性、過度の警戒心などにより日常生活上にさまざまな困難が生じることは周知のことである。このことから、「不適応状態」の母親の深刻な心理的問題を「心の傷」といった視点から検討することにより、「不適応状態」にある母親への理解を深めることになると考えた。すなわち、彼女たちは、医療者からの絶望的な言葉、他者からの差別的言説や態度、家族からの責任追及、障害改善に対する過剰な期待、姑の子への差別、など強いショックや苦痛を体験しており、それが「心的外傷」となり、「不適応状態」を形成したのではないか、と推察したのである。 しかし、これまでに、障害児(者)の母親の「心的外傷」に着目した研究はほとんど見あたらない。わずかであるが、障害児をもったことに起因する母親の情緒反応を「外傷体験」として捉えている1)がそれ以上の言及はない。しかし「障害」は、「心的外傷」をもたらす一つの体験であるといい、脊髄損傷の自殺者にはその一群がおり、受傷後、数年経った人の中に慢性のうつ病に悩む人がいるという報告がある2)。重症児(者)をもつ「不適応状態」の母親の強いショック、苦痛体験に注目し、それを「心的外傷」と捉えることは、彼女たちへの理解や支援においてきわめて重要な意味をもつと考える。 Ⅲ.「心的外傷」が心理的反応を歪めるメカニズム 西澤3)は、「心的外傷」は、心が自らを守るために体験を瞬間冷凍した状態である、といい、さらに体験を瞬間冷凍させると、その体験の鮮度がいつまでも保たれるために、認知枠組み(人格)に、統合させることができなくなり、心の中に異物として残ることになる、と説明している。 「不適応状態」の母親は、激烈な体験から自己を守るために、その体験を「瞬間冷凍」させるという手段を用いたと考えられる。しかし、体験の冷凍という対処は、正常な対処方法ではないために、その後の生活や養育に支障を来すことになる。 冷凍させた体験は、いつまでも新鮮な状態で保たれているために、体験に関連した刺激を受けると、体験の解凍が起こり、本人の意思とは関係なく、今、まさに体験していることとして、生々しく感情がよみがえるという現象を起こす3)ことになる。彼女たちは、過去や現在の生活を語るとき、しばしば涙を流しながら混乱することがある。これが、彼女たちのもつ侵入症状である。しかも彼女たちは、その症状を改善する努力ができないために、体験の侵入を避けるようになる。これが、受忍し、何事も語らない、という回避症状として表れることになる。 また、冷凍した体験は、いつまでも生々しく存在するために、心の中の異物となる3)。心の中に異物を存在させると、彼女たちが体験以前、すなわち障害児(者)をもつまでにもっていた、母親固有の認知、知覚、感情、思考、評価の流れが妨げられ、歪みを生じさせることになる。すなわち、自分らしさを歪めた反応を示すことになる。 ここで、「心的外傷」が「心理的反応」を歪めるメカニズムを西澤3)の図(改変)を用いて説明する。図1は「一般の感情の流れ」、図2は「トラウマの存在による感情の歪み」である。 「心的外傷」がない場合は、図1に示すように母親は出来事(刺激)に遭遇しても、その人がもつ知覚、認知、思考、感情、評価などのプロセスは歪むことなく、ありのままの、その人らしい心理的反応として表現される。たとえば、他者から差別的言説や障害の責任追及を受けても、そのときに知覚する、ありのままの感情を表出できる。それは、怒りとなって表れることもある。またそれを何回も想起させ、徐々に感情を和らげていく。ときとして、その不当性に抗議し、説明することができる。また、過剰な負担感に対しては、福祉サービスの利用や他者に協力を依頼することができる。 しかし、母親に「心的外傷」がある場合は、図2に示すように、同じ出来事を経験しても、冷凍された体験が、心の中に異物として存在するために、知覚、認知、思考、感情、評価の流れを妨げることになり、歪んだ心理的反応となる。それは、感情の変化や対人関係の変化、すなわち、罪責感、負い目、不信感となり、さらには、感情の封じ込めといった反応を示す。 彼女たちの体験を、「心的外傷」の定義に照合してみると、その様相から、明らかに「心的外傷」の定義の範疇に該当するのである。「心的外傷」は、個人の対処能力を超えるような大きな打撃を受けたときにできる傷4)である。 DMS-5精神疾患の分類と診断の手引き(2014)では、外傷後ストレス障害(PTSD)として、侵入症状、回避症状、覚醒症状、認知と気分の陰性の変化などがある。 さらに、彼女たちの体験は、養育過程からもわかるように、災害のように、一回限りのものではなく、養育過程で何度も繰り返されている。しかも、彼女たちは、その体験の積み重ねによって、意識や態度を重症化させている。このような体験について、Herman5)は、一回限りのものと繰り返される衝撃体験を区別し、繰り返されるものに、「複雑性外傷後ストレス障害」という新しい概念を示し、診断基準を提示している。その症状として、感情制御変化、意識の変化、自己感覚変化、加害者への意識変化、他者との関係の変化、意識体系の変化があることをあげている。さらに、長期反復性外傷の生存者の症状像は、はるかに複雑であり、特徴的な人格変化を示し、そこには自己同一性および対人関係の歪みも含まれる、と指摘し、一回限りの「外傷体験」と区別し、「複雑性外傷後ストレス障害」という新しい概念を提示している。トラウマ体験には、PTSD症状以外にも、「感情の変化」や「対人関係の変化」などがある6)。 心理的反応の歪みは、心の安定の基盤をなす「安全感」、「安心感」、「信頼感」が破壊され、自我が著しく脅かされ、精神的なコントロール感を喪失させた状態に陥っていることを意味するものである。彼女たちが、子の養育過程で何度も「外傷体験」を繰り返していることや、そこから生じた「感情の変化」や「対人関係の変化」から、母親たちの「不適応状態」は、明らかに「複雑性外傷後ストレス障害」に起因するものであると理解できる。 (以降はPDFを参照ください)
  • 牛尾 禮子
    日本重症心身障害学会誌
    2019年 44 巻 2 号 309
    発行日: 2019年
    公開日: 2021/10/30
    ジャーナル フリー
    重症心身障害児(者)を家族の一員とする家族はさまざまな問題を抱える。今回、特に母親に焦点を当てる理由として、母親は、産む性であり、主たる養育者であるために、子の障害に強いショックを受け、養育上で、周囲の偏見や無理解などからさまざまな苦悩体験をする。それに加え、子は年齢が進むに従って障害は改善されることなく、さらに悪化をたどることや、医療依存度が高まること、などから、過酷ともいえる養育実態があることに端を発する。古くから、重症心身障害児(者)を養育する母親は、「疲れている」70.8%、「健康状態に問題がある」47.9%、「うつ状態である」8.3%(鳥居ら1994)、「人への不信感、関係拒否、引きこもり、孤独感や孤立感が強い」(大道寺1998)、「たえず自らを励ましながら子と関わっている」(荻野ら1995)といった母親の養育状況についての報告がある。発表者は、母親の養育実態について調査を行ったところ、母親の養育態度として「適応状態」、「ストレス状態」、「不適応状態」、といった3つに分類することができた(日本重症心身障害害学会誌 第28巻第3号)。 「適応状態」は、子の障害を受容し、前向きの養育をする、同胞への愛情と人生に理解を示す、自己の生活を大切に考え主体的な生き方をする、社会活動を行う、など母親は、子の障害にまつわるさまざまな落ち込みに対して心理的な克服を果たし、障害に対する価値構造を転換していく姿である。「ストレス状態」は、母親に健康問題と疲弊がある、家族が養育や家事に非協力的である、子の状態悪化による不安がある、福祉の不整備に対する不安がある、など母親が生活や養育においてさまざまな困難や不安を抱えている状態である。「不適応状態」は、子の障害にこだわる、子との一体感固着状態がある、抑圧的な頑張りをする、夫への負い目がある、障害に対する罪責感をもつ、他者への不信感、養育への不全感がある、同胞に過剰な期待をする、ネガティブな出来事に対して感情がよみがえる、など養育に落ち込みと苦悩を抱えた状態である。「ストレス状態」の母親には、不安や困難をもたらせている要因の軽減、除去によって解決が可能であることが多い。しかし、「不適応状態」は、母親のもつ深刻な心理的問題であるために、ストレス要因に注目した支援だけでは解決できない。しかし、これまでの母親理解や支援に関する先行研究では、「ストレス」として捉えられる傾向にあった。「不適応状態」とした母親から養育の詳細についての再度調査を行ったところ、母親は、子の障害を告知された時のショックのみならず、養育過程においてさまざまな外傷体験、苦悩体験、さらに社会や家族からの偏見的な眼差しに耐え続けた生活を送っていた。近年、生活上に生起するさまざまな衝撃や苦痛体験は、「心的外傷」と捉えられ、外傷後のストレス障害が問題視されるようになっている。「不適応状態」の母親たちにおいても養育上で繰り返される「外傷体験」が心理・精神に不調を及ぼし、特徴的な養育態度を形成したのではないかと推測される。 母親の情緒反応を「心的外傷」と捉えた研究は、藤田(1982)が障害児をもったことに起因する情緒反応を外傷体験と捉えているもののそれ以上の言及はない。南雲(1998)は、障害は「心的外傷」をもたらす一つの体験であるといい、自殺者にはその一群がおり、数年たっても慢性のうつ病に悩む人がいることを指摘している。 「心的外傷」が人の意識や態度を歪めるメカニズムを捉えた研究として、西澤(2001)は、「処理能力を超えるような強度をもつ体験をした場合、心はその体験から自らを保護するためにそれを瞬間的に冷凍してしまった状態になる」、「体験を瞬間冷凍させると心や意識の中の異物となり心にさまざまな流れが歪められることになる」、という。この説明は、母親の「不適応状態」と関連すると考えられ、母親理解や支援において極めて重要な意味をもつといえる。 略歴 常盤大学人間科学研究科修士課程、博士課程修了(博士 人間科学) 吉備国際大学保健科学部教授、兵庫大学健康科学部教授、関西福祉大学看護学部教授、現在
    姫路大学
    大学院看護学研究科教授 副学長
  • 江口 善章
    日本観光学会誌
    2003年 43 巻 52-62
    発行日: 2003/12/10
    公開日: 2023/04/15
    ジャーナル オープンアクセス
     本稿では観光需要にネットワーク外部性が存在すると想定した場合に、それが観光需要に及ぼす影響について検討する。潜在的観光需要者が一つの観光地を評価する際に、その土地固有の観光資源、観光の点からそれを補 完する観光施設、そして観光者数の3つの要素があると仮定する。 観光者数が潜在的観光客の観光地に対する評価項目に入っている場合には、複数の均衡点が存在し、その中の1つは不安定均衡である。 複数均衡の存在と、潜在的観光需要者の観光施設に対する評価の不安定性及び、それに対する観光施設側の予測の不確実性とが相 俟って観光需要は不安定になる。 又、観光需要の不安定性を抑制する一つの手段として、ライバル観光施設との 協力関係を強めることが有効である。
  • 市民ボランティアとともに
    松下 正和
    地域史研究
    2014年 2014 巻 114 号 141-158
    発行日: 2014/10/31
    公開日: 2023/03/11
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • *日潟 淳子
    日本心理学会大会発表論文集
    2015年 79 巻 1PM-123
    発行日: 2015/09/22
    公開日: 2020/03/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 橋本 隆夫
    西洋古典学研究
    2011年 59 巻 131-133
    発行日: 2011/03/23
    公開日: 2017/05/23
    ジャーナル フリー
  • -「病者と医療者」の写真の印象評価-
    坊垣 友美
    日本看護研究学会雑誌
    2008年 31 巻 3 号 3_217
    発行日: 2008/07/20
    公開日: 2019/11/16
    ジャーナル フリー
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