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クエリ検索: "学習障害"
3,773件中 1-20の結果を表示しています
  • 花熊 曉
    失語症研究
    2002年 22 巻 2 号 137-142
    発行日: 2002年
    公開日: 2006/04/24
    ジャーナル フリー
    学校教育現場では,今ようやく
    学習障害
    (LD) 児の存在が認知され,教育的な支援が本格的に始まったところである。学校教育におけるLD教育の実践は,従来の「通常の教育」と「障害児教育」の枠組みを超えた「特別支援教育」の理念に基づくもので,これまでの学校教育システムを大きく変える可能性を持っている。現在,全国の都道府県・政令指定都市では,1999年の「
    学習障害
    児に対する指導について」の報告に示された指導モデルを実践する試みが行われ,LD児への組織的な支援が現実のものになろうとしている。わが国の学校教育の中にLD教育を定着させ,効果的な教育支援を実現していくためには,(1)LD児の発達特性に応じた個別教育計画の作成,(2)学習のつまずきに応じた指導方法の確立,(3)LD専門指導者の養成,(4)教育と医療の連携,が必要である。また,LDに特徴的な「聞く・話す・読む・書く」の問題については,言語の専門家である言語聴覚士と学校との連携が求められる。
  • 二上 哲志
    脳と発達
    1999年 31 巻 3 号 226-228
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    わが国における, LDに対する取り組みは1970年代の中頃から目立つようになってきたが, 最近になりさらに活発になってきている.この背景には心理・教育領域でLDが注目を集めるようになってきたことがあると考えられる.このような流れの中で小児神経科領域でLDを取り上げる意味について,(1) 用語および定義に関して,(2) 脳機能障害としてのLD,(3) 小児神経科領域のLDの角度から考えてみた.
  • 障害の原因論選択の議論における生物医学モデルと障害の社会モデルのせめぎあい
    篠宮 紗和子
    教育社会学研究
    2019年 104 巻 193-214
    発行日: 2019/06/30
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー

     本研究は,LD(

    学習障害
    )の文部省定義(1999年)の作成過程において「中枢神経系の機能障害」という生物学的原因論がどのように採用されたのかについて,文部省定義に関する行政資料と回顧文書から明らかにした。
     本研究の社会学的関心は,病の原因論が選択される過程で,生物医学モデルとその他のモデルがどのように並存するのかというものである。先行研究では,LDは医療化(=生物医学モデルの浸透)の事例として研究されてきた。しかし,当時の医学研究ではLDの生物医学的原因の有無を確認できたのはLD児の3割であったほか,治療法も未確立であった。また,LDは当時教育概念と言われており,医学からはある程度独立した概念であった。LDが必ずしも生物医学モデルによって把握できなかったという事実を踏まえてLDという現象を説明するには,単に生物医学モデルの浸透の事例としてではなく,病を捉えるモデルが多様化するなかでその概念や原因論が争われた事例として分析を行う必要がある。
     分析の結果,文部省の議論では生物学的原因論を明記するアメリカ案と障害の社会モデルに基づいたイギリス案が検討されたが,①LDが通常の教育では指導できない存在であることを強調でき,②新たに増加する障害児の数が比較的少なく現場の混乱が少ないという利点から,アメリカ案が選択されたことがわかった。当時の社会・制度的状況が考慮された結果,イギリス案は適切ではないと判断されたのである。

  • 第4報: 3歳児健診における学習障害リスク児はどんな学童になったか-さらに1年後の状況報告
    小枝 達也, 汐田 まどか, 竹下 研三
    脳と発達
    1997年 29 巻 2 号 149-154
    発行日: 1997/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    平成元年度から始めた3歳児健診からスクリーニングした
    学習障害
    (LD) リスク児前方視的追跡研究の平成7年度調査結果を報告した.平成6年度調査で健常児と診断した学童群から, 新たにLDを疑うべき学童が出現していた.また, 学業不振に関する主訴の割合が増加していた.学業不振以外に友達関係や家庭生活に関する主訴も多く, LD学童の抱える問題点として重要であることを指摘した.幼児期に不器用が認められた学童では, 神経学的微徴候検査結果も不良であり, 持続する中枢神経障害の関与が示唆された.
  • 第3報: 学習障害児診断のためのスクリーニングテスト (PRS) により学習障害が疑われる児の出現率について
    汐田 まどか, 小枝 達也, 竹下 研三
    脳と発達
    1997年 29 巻 2 号 145-148
    発行日: 1997/03/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    小学校普通学級在籍児童1,889名を対象に, 担任教師の評価と
    学習障害
    児診断のためのスクリーニング・テスト (PRS) により
    学習障害
    が疑われる児 (LD疑い児) の出現率を調査した. (1) 教師の判定により抽出された20名のうち, 18名 (男児12名, 女児5名, 性不明1名) がPRSの結果よりLD疑いとなった.出現率は0.95%とこれまでの報告の中で最も少ない結果であった. (2) タイプ別では, 言語性LD疑いは0名であり, 言語性, 非言語性の両方とも得点が低い例が11名と多く, 非言語性LD疑いが6名であった. (3) 学年別では3年生で最も多く, 高学年になるにつれて出現率が減少していた.
  • 塩見 将志, 笠井 新一郎, 原口 由美, 稲田 勤, 長嶋 比奈美, 山田 弘幸, 石川 裕治, 福永 一郎
    高知リハビリテーション学院紀要
    2000年 1 巻 49-56
    発行日: 2000/03/31
    公開日: 2018/08/20
    研究報告書・技術報告書 フリー
    学習障害
    が疑われる1症例(CA10:8男児)について,WISC-Ⅲ,K-ABCおよびITPAを実施した.その結果,WISC-Ⅲでは,全検査IQは76と境界線域であった.言語性IQ(66)と動作性IQ(92)とのディスクレパンシーは26と顕著な動作性優位を示した.K-ABCでは,認知処理過程尺度は86であった.同時処理尺度(99)に比し継次処理尺度(74)が優位に弱かった.また,ITPAにおいては,言語学習年齢(PLA)は7歳7か月と暦年齢に比し3歳1か月の遅れが認められ,視覚-運動回路(PLA:9歳4か月)が聴覚-音声回路(PLA:6歳8か月)に比し高い値を示した.これらの結果から,本児を言語性LDと推測し,現在,聴覚的理解力および音声言語の表出能力の向上を目的に訓練を行っている.
  • 小枝 達也, 汐田 まどか, 赤星 進二郎, 竹下 研三
    脳と発達
    1995年 27 巻 6 号 461-465
    発行日: 1995/11/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    We followed children with the risk factors for learning disability (LD) at the three year-old screening prospectively. The five risk factors were speech delay, hyperkinesia, delayed social skill, delayed comparative conception (big and small, long and short) and mutistic behaviour. We evaluated seventeen elementary school children using WISC-R and the Pupil Rating Scale Revised. Six of them were diagnosed as normal, six were learning-disabled, and five were mentally retarded children. We proposed that the screening of LD at three years by the risk factors were effective but only partially.
  • 小枝 達也
    脳と発達
    1999年 31 巻 3 号 257-262
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    医療が
    学習障害
    に貢献できるのは, まず進行性疾患の否定であり, さらに合併する疾患の適切な治療である.とくに注意欠陥多動性障害などの行動障害との合併例については,
    学習障害
    との混同に留意して治療する必要がある.また,
    学習障害
    児の根本にある脳の機能障害を明らかにすることは, 疾患概念の確立の他に教育的配慮を得る上からも重要と考える.
  • -visual dyslexiaとauditory dyslexiaの検討-
    紺野 道子, 森永 良子
    認知神経科学
    2000年 2 巻 1 号 69-73
    発行日: 2000/04/01
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
  • 上野 一彦
    児童青年精神医学とその近接領域
    2017年 58 巻 3 号 343-350
    発行日: 2017/06/01
    公開日: 2019/08/21
    ジャーナル フリー

    LD概念は,医学,教育,心理学,福祉,労働など,各領域間での学際的な概念である。その概念の国際的な成立動向を述べるとともに,わが国における教育概念としての急速な普及の歴史を明らかにする。障害カテゴリーとしてのこの概念の国際比較を通して,今後のこの概念の展開についての重要なポイントについても提起する。

  • 宇野 彰, 金子 真人, 春原 則子, 松田 博史, 加藤 元一郎, 笠原 麻里
    失語症研究
    2002年 22 巻 2 号 130-136
    発行日: 2002年
    公開日: 2006/04/24
    ジャーナル フリー
    発達性読み書き障害について神経心理学的および認知神経心理学的検討を行った。はじめに, 読み書き検査を作成し健常児童の基準値を算出した。次に, 検査結果に基づいて 22名の発達性読み書き障害児を抽出し対象者とした。7~12歳までの男児 20名と女児 2名である。WISC-III, もしくは WISC-Rでの平均IQは 103.0, 言語性IQ 103.1, 動作性IQ 102.4であった。パトラック法による SPECTでは, 左側頭頭頂葉領域で右の同部位に比べて 10%以上の局所脳血流量の低下が認められた。音韻情報処理過程と視覚情報処理過程に関する検査を実施した結果, 双方の処理過程に問題が認められた児童が多かった。以上より, 発達性読み書き障害は局所大脳機能低下を背景とする高次神経機能障害であると思われ, 音韻情報処理過程の障害だけでなく, 少なくとも視覚情報処理過程にも障害を有することが多いと思われた。
  • 認知神経心理学的および脳血流による検討
    春原 則子, 宇野 彰, 平野 悟, 加我 牧子, 金子 真人, 松田 博史
    脳と発達
    2001年 33 巻 4 号 357-362
    発行日: 2001/07/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    「すぐに忘れてしまう」ことを主訴とした小児の高次大脳機能障害について, 認知神経心理学的に検討し, 併せて局所脳血流量の測定を行った.その結果, 本例の主な高次大脳機能障害は, 視覚的認知・構成能力の低下と聴覚性の言語的記憶障害にあると考えられた.局所脳血流量 (rCBF) は左側頭・頭頂葉と左海馬が右側に比して低下しており, 成人における高次大脳機能障害の損傷部位に相当する可能性が考えられた.
  • 鳥取県における5歳児健診の取り組みと提案
    小枝 達也
    脳と発達
    2005年 37 巻 2 号 145-149
    発行日: 2005/03/01
    公開日: 2011/12/12
    ジャーナル フリー
    注意欠陥/多動性障害 (AD/HD) や
    学習障害
    (LD) を含めた知的な遅れが明らかではない発達障害児を適正に発見する方法の一つとして, 鳥取県で実施されている5歳児健診と5歳児発達相談の概要について記した.AD/HDやLDおよび識語発達のよい広汎性発達障害児は3歳児健診までの乳幼児健診では, 発達上の問題を指摘されていないことが多く, 指摘されている場合であってもほとんどが識葉の遅れであった.落ち着きのなさや特異的な認知障害, 対人関係の障害などは3歳児健診までの乳幼児健診では気づきにくい問題であり, 5歳を過ぎてから行う新たな健診ないしは発達相談の設置が必要であると考えられた.
    また, 健診と事後相談を一つのパッケージとして, 保護者の子育て不安や育てにくさなどの訴えに寄り添う形で継続的に見ていく体制が, 知的な遅れが明らかではない発達障害児の適正な発見と学校教育へのつなぎの役割を果たすことができると考えており, そのモデルを示した.
  • 神経心理症状と局所脳血流低下部位との対応
    宇野 彰
    脳と発達
    1999年 31 巻 3 号 237-243
    発行日: 1999/05/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    特異的障害を呈する
    学習障害
    児らの高次大脳機能症状と局所脳血流の低下部位との関連について検討した.
    学習障害
    児の内訳は, 特異的漢字書字障害児2例, 特異的読み書き障害児1例, 特異的言語性意味理解障害児2例である.全例頭部MRIでは異常が認められなかった.高次大脳機能症状に関しては神経心理学的検査を用い, 局所脳血流量の測定にはSPECTを用いた.その結果,
    学習障害
    児における局所脳血流量の低下部位は, 類似した症状を呈する後天性大脳損傷成人での損傷部位と極めて近い領域であった.以上の結果から,
    学習障害
    は局所性の大脳機能障害が背景となって出現していると思われた.
  • 学校心理士と特別支援教育をめぐって
    上野 一彦
    教育心理学年報
    2001年 40 巻 143-145
    発行日: 2001/03/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 発達性Gerstmann症候群との関連について
    太田垣 綾美, 前岡 幸憲, 汐田 まどか, 小枝 達也
    脳と発達
    1998年 30 巻 1 号 69-74
    発行日: 1998/01/01
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    計算障害, 書字障害, 左右認知障害, 手指の呼称障害など発達性Gerstmann症候群類似の症状を示した
    学習障害
    例を報告した. 神経心理学的検討によって聴覚性言語能力障害を背景とし, 音声と文字との連絡障害および順序性障害の組み合わせた病態であろうと推測された. MRIにて左半卵円中心の白質に陳旧性梗塞と思われる病巣が認められ, single photon emission CTでは, 左頭頂葉における血流低下が示唆されたことより, 本例の高次脳機能障害には, 左大脳半球頭頂葉の機能低下が関係していると思われた.
  • 窪島務(著)『発達障害の教育学「安心と自尊心」にもとづく学習障害理解と教育指導』を読む
    近藤 龍彰
    心理科学
    2021年 42 巻 2 号 45-56
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/05/11
    ジャーナル フリー
  • 大石 敬子
    聴能言語学研究
    1994年 11 巻 2 号 57-63
    発行日: 1994/09/30
    公開日: 2009/11/18
    ジャーナル フリー
    学習障害
    はそのタイプによって,さまざまな言語の問題を示す.
    学習障害
    児にみられる言語の問題として,(1)言語発達の遅れ,(2)言葉の意味的側面の学習困難,(3)音韻認知の発達の遅れをあげた.(1)は知的発達が良好でありながら,言語発達のみ遅れ,言語治療の分野で言語発達遅滞とよばれる子供たちにみられる問題である.(2)は近年
    学習障害
    に含めて考える動向にある知的発達の良好な広汎性発達障害児にみられる問題である.(3)は
    学習障害
    の中核をなす読み書き障害児にみられる問題である.
    学習障害
    児の言語の問題に対する指導の方法論は,子供がもつstrengthでweaknessを補いつつ,目標の学習を達成させることであることを述べた.
  • 森永 良子
    認知神経科学
    1999年 1 巻 Special 号 20-21
    発行日: 1999年
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
  • 森永 良子
    認知神経科学
    1999年 1 巻 2 号 124-126
    発行日: 1999/11/07
    公開日: 2011/07/05
    ジャーナル フリー
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