詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "富士山"
11,419件中 1-20の結果を表示しています
  • 佐藤 史弥, 秦 康範, 吉本 充宏, 本多 亮
    自然災害科学
    2023年 42 巻 3 号 187-196
    発行日: 2023/11/30
    公開日: 2024/02/23
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は,
    富士山
    噴火に対する
    富士山
    麓住民のリスク認知と火山現象に対する理解の特徴を明示することである。そのために,
    富士山
    麓地域の住民へアンケート調査を行った。その結果,以下の3点の知見が得られた。1 .
    富士山麓の住民が考える次の富士山
    噴火の災害の規模感は,広範囲に降灰被害をもたらした宝永噴火と同程度のものであったこと。2 .住民の4 ~ 6割が,自宅の火山災害リスクを正しく認知できていないこと。3 .住民にとって
    富士山
    噴火で起こりうる多様な火山現象を的確に理解できていないこと。
  • 石田 千尋
    山梨英和大学紀要
    2011年 10 巻 1-32
    発行日: 2011年
    公開日: 2020/07/20
    ジャーナル フリー
    本稿は、上代から中世までの、
    富士山
    についての記述をもつ文学作品の表現の分析を通して、古典文学における
    富士山
    像の形成と展開の過程を明らかにすることを主たる課題とする。具体的には、常雪を戴く神としての山、人知れぬ情火に燃える山、仙女かぐや姫の本拠としての山、仏のやどる山、などのイメージが、文学作品の解釈を通して形成されてゆく点を中心に論じた。なお本稿は、『山梨県
    富士山
    総合学術調査研究報告書』(二〇一二年三月)所収の「
    富士山
    と文学上代〜中世」にまとめた
    富士山
    の文学史的概説に対する、各論的論考に当たるものである。
  • 佐藤 史弥, 秦 康範, 本多 亮, 吉本 充宏
    土木学会論文集
    2023年 79 巻 24 号 論文ID: 23-24018
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/12/04
    ジャーナル 認証あり

     2023年3月に

    富士山
    避難基本計画が公表された.この避難計画は,従来の避難計画を全面的に見直したものであり,
    富士山
    噴火時の避難の移動手段として徒歩を組み込んだ避難の考え方が示された.避難計画の見直しによって,
    富士山
    山麓周辺に居住する住民の
    富士山
    噴火時の避難の考え方が一変し,今後は地域ごとの
    富士山
    噴火時の避難態勢構築が求められる.本稿では,リスクコミュニケーション手法であるCAUSEモデルに基づき,
    富士山
    噴火に伴う溶岩流からの避難態勢構築ワークショップを設計し,富士北麓地域の住民を対象に実施した結果を報告した.さらに,本ワークショップの実施結果から,地域主体の火山避難態勢構築のための知見をまとめた.

  • 世界遺産登録前の富士山五合目滞在者を対象に
    菊池 佐智子, 山本 清龍, 勝俣 英里, 遠藤 淳子, 本郷 哲郎
    都市計画報告集
    2016年 14 巻 4 号 380-383
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2022/06/08
    研究報告書・技術報告書 フリー

    富士山
    は2013年に世界文化遺産に登録された。しかし、
    富士山
    は解決しなければならない多くの課題を有している。本研究では、アンケート調査法を用いて
    富士山
    北麓地域の観光の動向を調査した。その結果、以下のポイントが明らかになった。
    富士山
    五合目の滞在者は、近くて短期間の旅行ができるエリアとして
    富士山
    北麓地域を選択した。一人あたりの旅行費用は約25,731円で、交通費と宿泊費がその旅行費用の大部分を占めている。
    富士山
    五合目の滞在者の多くは「地域の環境保全」について考えている。しかしながら、「地域の経済貢献」を考える人は少ない。この結果を受けて、今後は滞在場所の違いによる属性や各種項目の違いを比較して、
    富士山
    北麓地域の観光特性を把握する。

  • 丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 石峯 康浩, 本多 亮, 秦 康範
    自然災害科学
    2022年 41 巻 S09 号 83-94
    発行日: 2022/10/15
    公開日: 2023/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では,
    富士山
    の登山者を対象に,
    富士山
    噴火に関する認識と,火山情報の収集状況を明らかにすることを目に,2021年9月に
    富士山
    吉田ルートの下山者を対象にアンケート調査を実施した。調査の結果,回答者の8割以上は
    富士山
    の噴火の可能性を認識していたが,火山噴火に不安を抱く人は約1 割であった。火山の活動状況を事前に確認した人は1 割に満たなかった。また,噴火警戒レベルや
    富士山
    噴火時避難ルートマップの認知度は低く,
    富士山
    の噴火警戒レベルを正しく理解していないことが明らかになった。登山者自身による火山に関する知識や火山情報の収集の促進のためには,登山道入り口などでの情報提供の充実が求められる。
  • 富士山の保護と防災に向けて
    *堂下 恵
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2018年 2018 巻 A1
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/22
    会議録・要旨集 フリー
    本発表では保護や防災に向けて世界文化遺産・
    富士山
    を捉える視座を検討する。まず、
    富士山
    の自然的・文化的側面の捉え方が異なることに配慮する必要がある。文化遺産・
    富士山
    は信仰の対象であり、日本では聖なる山での観光実践に寛容であるが、聖俗の混同は許容されにくい点も重要である。
    富士山
    は芸術の源泉だが、世界遺産には
    富士山
    の芸術作品の価値を反映しきれていない場合もあり、何を守るのか精査する必要もある。
  • 小川 智司, 大河内 博, 緒方 裕子, 梅沢 夏実, 三浦 和彦, 加藤 俊吾
    大気環境学会誌
    2015年 50 巻 2 号 100-106
    発行日: 2015/03/10
    公開日: 2015/09/03
    ジャーナル フリー
    自由対流圏高度の大気中ガス状元素態水銀 (Gaseous Elemental Mercury; GEM) のバックグランド濃度と越境大気汚染の影響を明らかにすることを目的として、自由対流圏高度に位置する
    富士山
    頂(標高3776 m)で2014年7月14日から20日、8月22日から25日に集中観測を行った。また、大気境界層上部の
    富士山
    南東麓太郎坊(標高1284 m)、地上部都市域の新宿、地上部郊外域の加須で同時観測を行った。日中の大気中平均GEM濃度は
    富士山
    南東麓(10.1±7.70 ng/m3n=19)、
    富士山
    頂(3.67±0.744 ng/m3n=9)>新宿(2.53±0.895 ng/m3n=8)、加須(2.50±0.245 ng/m3n=5)であった。一方、夜間の大気中平均GEM濃度は新宿(2.58±0.360 ng/m3n=11)、
    富士山
    頂(2.38±0.521 ng/m3n=9)、加須(2.37±0.281 ng/m3n=6)、
    富士山
    南東麓(2.13±1.88 ng/m3n=14)であり、地点間で明瞭な差が認められなかった。
    富士山頂および富士山
    南東麓ともに大気中GEM濃度は日中に高く、夜間に低いという明瞭な昼夜変動を示した。
    富士山
    南東麓の大気中GEM濃度は高い気温依存性を示し、火山性堆積物など地表面からの揮発によるものと推定された。
    富士山
    頂では気温依存性は認められず、後方流跡線解析の結果、
    富士山
    頂の大気中GEM濃度は大陸から空気塊の流入割合がより高い7月に高濃度を示し、山頂では空気塊の流入経路の影響を強く受けることが示唆された。
  • 小林 由典, 大河内 博, 緒方 裕子, 為近 和也, 皆巳 幸也, 名古屋 俊士
    大気環境学会誌
    2012年 47 巻 1 号 33-44
    発行日: 2012/01/10
    公開日: 2012/06/27
    ジャーナル フリー
    26種類のAVOCs(塩素化炭化水素17種、単環芳香族炭化水素6種類、二環芳香族炭化水素3種類)の大気および大気水相のサンプリングを、2007年から2010年まで
    富士山
    と新宿で行った。2010年における大気中AVOCs濃度は
    富士山
    頂で最も高く(7月の平均総濃度:11.6 ppbv、n=5)、新宿(10~12月の平均総濃度:7.9 ppbv、n=52)、
    富士山
    南東麓(7月の平均総濃度:6.8 ppbv、n=9)の順であった。
    富士山
    頂における単環芳香族炭化水素(MAHs)の大気中濃度は都市域の新宿や国内外の高高度観測地点に比べて異常に高く、局地的な影響を受けている可能性がある。一方、2010年における大気水相中AVOCs濃度は
    富士山
    南東麓の雨水で15.8 nM(n=8)、
    富士山
    頂の雲水で15.7 nM(n=19)であり、新宿の露水で5.33 nM(n=15)、雨水で3.36 nM(n=30)であった。
    富士山
    における大気水相にはAVOCsが高濃度に含まれており、とくに塩素化炭化水素(CHs)は
    富士山南東麓の雨水および富士山
    頂の雲水ともにヘンリー則からの予測値以上に高濃縮されていた。大気水相へのAVOCsの高濃縮は大気中濃度、気温、各AVOCsの疎水性だけでは説明ができず、大気水相中の共存物質の影響が大きいものと推測された。
  • 吉田 清次郎
    氣象集誌. 第1輯
    1896年 15 巻 1 号 27-34
    発行日: 1896/12/28
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
  • *太田 慧, 菊地 俊夫
    日本地理学会発表要旨集
    2015年 2015s 巻 808
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/04/13
    会議録・要旨集 フリー
    1研究背景と目的
    富士山
    麓は山梨県と静岡県の両県に位置し,
    富士山
    の北麓,東麓,南麓,西麓では地形,気候,土壌などの自然条件や人文条件の差異から異なる地域的性格をみせる.本研究では,
    富士山
    麓における農業的土地利用変化について,斜面地における垂直的な変化と,北麓,東麓,南麓,西麓地域における水平的な変化パターンについて明らかにすることを研究目的とする.本研究では,主に農林業センサスのデータを用いて
    富士山
    麓における農業的土地利用の変化を分析した.まず,
    富士山
    麓における1970年と2010年の農家数,水田率,畑率,樹園地率をそれぞれ図化することで,
    富士山
    麓における農業の動向と農地分布の変化を明らかにした.さらに,農業的土地利用の分析に関しては,農林業センサスの「農産物販売金額第1位の部門別経営体数」を指標として修正ウィーバー法を適用し,農業集落ごとに農業経営体の結合型を算出して農業的土地利用変化の地域性を検討した.
    2
    富士山
    麓における農業の動向と農地分布の変化
    農林水産省の生産農業所得の推移から,
    富士山
    麓における1970年代から2000年代の過去40年間の農業の動向について概観した.これによれば,
    富士山
    麓における生産農業所得1970年代から1980年代にかけて著しい増加傾向を示していた.このような生産農業所得の著しい増加傾向は,富士宮市や富士市などの
    富士山
    の西麓地域から南麓地域に位置する市町村においてみられた.
    富士山
    の西麓地域に位置する富士宮市と富士市については,生産農業所得は1980年をピークに減少傾向を示すが,これは他の市町村についても同様の傾向であった.さらに,農林業センサスのデータから,1970年と2010年の水田率,畑率,樹園地率の変化についてそれぞれの地域ごとの特徴をみた.水田率については,
    富士山
    東麓地域の鮎沢川流域(酒匂川水系)において増加傾向がみられた.また,畑率については
    富士山
    南麓地域の斜面地において減少した.その一方で,
    富士山
    南麓地域の斜面地では樹園地率が著しい増加傾向を示した.
    3
    富士山
    麓における農業的土地利用の変化とその地域性
    修正ウィーバー法により算出された農業経営体の結合型をもとに,1970年と2010年の農業的土地利用変化とその地域性について検討した.1970~2010年の期間においては,3種類以上の結合型は100から50に減少した.一方,2種類以下の結合型は増加しており,293から343に増加した.以上のことから,
    富士山
    麓における農業経営体の多様度は低下していることが示された. さらに,1970年と2010年の比較から,
    富士山
    麓における農業的土地利用変化の地域性について検討した.
    富士山
    東麓地域に位置する鮎沢川流域では,稲作の単一型の農業集落が増加するとともに,稲作の単一型の範囲は拡大する傾向がみられた.また,
    富士山
    南麓地域においては,その他の作物に分類される「茶」の単一型の農業集落が拡大した.1970年に露地野菜や茶栽培との結合型を示していた農業集落は,2010年には花卉類栽培に該当する農業集落との結合型に変化した.これらの変化は,
    富士山
    南麓地域の比較的標高が高い農業集落においてみられた.また,酪農に該当する農業集落は1970年の段階では
    富士山
    西麓地域の富士宮市においてみられたが,2010年になると酪農との結合型は減少して稲作や露地野菜との結合型に変化した.
  • 世界遺産登録前の道の駅滞在者を対象に
    菊池 佐智子, 山本 清龍, 勝俣 英里, 遠藤 淳子, 本郷 哲郎
    都市計画報告集
    2016年 14 巻 4 号 364-371
    発行日: 2016/03/04
    公開日: 2022/06/08
    研究報告書・技術報告書 フリー

    富士山
    は2013年に世界文化遺産に登録された。しかし、
    富士山
    は解決しなければならない多くの課題を有している。本研究では、アンケート調査法を用いて
    富士山
    北麓地域の観光の動向を調査した。その結果、以下のポイントが明らかになった。道の駅の滞在者は、家族連れで、道の駅に20回以上の訪れるリピータであった。一人あたりの旅行費用は約33,757円で、道の駅によりその金額が異なっていた。道の駅の滞在者の多くは、
    富士山
    北麓の観光旅行に「日常からの解放」と「家族との団らん・交流」を求めていた。この結果を受けて、今後は滞在場所の違いによる属性や各種項目の違いを比較して、
    富士山
    北麓地域の観光特性を把握する。

  • トイレをめぐる諸問題
    清水 将之
    MACRO REVIEW
    2001年 14 巻 1 号 64-72
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/08/07
    ジャーナル フリー
    日本を代表する山岳である
    富士山
    は、日本の山岳環境問題の縮図である。今日の
    富士山
    の山岳環境は、環境許容量を越えた登山客が訪れ様々な山岳環境問題を惹起させている。そこで、本研究は
    富士山
    の山岳環境についてトイレを巡る問題に焦点をあて、
    富士山
    に点在する山小屋に聞き取り調査と実験を行った。 その結果、以下の事が判明した。(1) ほとんどの山小屋でトイレを改善したいと希望している。(2) 山小屋のトイレはチップ制(有料)であるが、あまりチップを入れる人は多くない。(3) バイオ型のトイレに対してほとんどの山小屋で興味を持っている反面、運用に不安を持っている。(4) 登山客のマナーはルートによって異なるが、悪くなりつつある。(5) 携帯式トイレは
    富士山
    や登山行動日数1~2日の山では使用が可能である。
  • 金田 〓太郎
    氣象集誌. 第1輯
    1890年 9 巻 4 号 237-242
    発行日: 1890年
    公開日: 2009/02/05
    ジャーナル フリー
  • 西 教生, 別宮(坂田) 有紀子
    Strix
    2015年 31 巻 113-123
    発行日: 2015年
    公開日: 2024/01/05
    ジャーナル オープンアクセス
    日本の亜高山帯ではホシガラスはハイマツの種子を貯食するが,
    富士山
    にはハイマツが分布しない.
    富士山
    北西斜面においてホシガラスが何を貯食しているのかを明らかにするために,本研究ではホシガラスの貯食行動と飛翔距離を調査した.その結果,
    富士山
    のホシガラスは8 月下旬から11 月下旬にかけてゴヨウマツの種子を貯食していることがわかった.
    富士山
    ではゴヨウマツは山地帯から亜高山帯に点在しており,貯食のために飛翔する距離は直線距離で最長10.5km と推定された.本研究により,
    富士山
    のホシガラスは低標高から高標高へ種子を運ぶという点で,ハイマツ帯のホシガラスとは異なる貯食行動をおこなっていることが明らかになった.
  • 林 倫子, 沓間 景, 栢原 佑輔, 尾﨑 平
    土木学会論文集G(環境)
    2018年 74 巻 6 号 II_165-II_173
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/03/29
    ジャーナル フリー
     文化的生態系サービスは恵みの生成と享受の構造が捉えにくいため,生態系サービスの内在的価値の内容を吟味し,人々の価値を表現する「語彙」を増やしてゆく必要がある.本研究では,
    富士山
    を擁する静岡県の人々が
    富士山
    から日常的に享受している文化的サービスの価値を,140曲計154番の小学校校歌を素材とした読み解きをもとに明らかにした.各小学校からの
    富士山
    の可視/不可視分析,校歌歌詞データのテキストマイニング,さらに歌詞の文意の読み解きを通じて,文化的サービスの「場所の感覚」「審美的価値」「精神的価値」「教育的価値」「宗教的価値」に分類できる歌詞表現を計22種類抽出し,
    富士山
    のもつ内在的価値を多元的に把握することができた.
  • 渡邊 協, 松田 定久
    植物学雑誌
    1891年 5 巻 55 号 289-295
    発行日: 1891年
    公開日: 2007/04/05
    ジャーナル フリー
  • 片桐 二郎
    工業教育
    1976年 23 巻 2 号 2_31-3
    発行日: 1976/04/25
    公開日: 2023/11/23
    ジャーナル フリー
  • 市川 清次, *佐藤 宗一郎, 川島 悟, 小西 博美, 杉山 正憲, 岩橋 純子
    日本地理学会発表要旨集
    2003年 2003f 巻
    発行日: 2003年
    公開日: 2004/04/01
    会議録・要旨集 フリー
     国土地理院では、11月に火山土地条件図「
    富士山
    」の刊行を予定している。 火山土地条件図「
    富士山
    」は、火山活動による被害予測、防災対策の立案及び各種の調査・研究・教育のための基礎資料として利活用できる。 本図の作成方法、表現方法及び精密地形測量などにより新たに確認できた
    富士山
    特有の地形について報告する。
  • 地学雑誌
    2015年 124 巻 6 号 Cover06_01-Cover06_02
    発行日: 2015/12/25
    公開日: 2016/01/27
    ジャーナル フリー
    富士山
    は,四季折々いろいろな姿を見せてくれる日本の自然を代表する最高峰の秀麗な火山である.春から秋にかけては,空気中の水蒸気や塵が多くなるために,ハッキリした
    富士山
    が見える機会は少ない.しかし秋から冬は,空気が澄んでいるので雄大な
    富士山
    の形姿を見る機会が多くなる.なかでも山頂平均気温が-15℃以下になる厳冬には,
    富士山
    は清廉で凛として普遍的価値をもつ荘厳で崇高な山そのものを見せてくれる.
     写真は,
    富士山
    の北麓に面した御坂山塊にある新道峠(山梨県)から撮影した.笛吹市の芦川から林道に入り,終点に車を止めて,稜線まで登り,20分ほど尾根道を歩くと峠にたどり着く.この場所からは眼下に河口湖を臨み,真正面に均整のとれた
    富士山
    を見ることができる.ここから撮る
    富士山
    は,ヤマツツジが新緑に彩をそえる5月末~6月初めもよいが,冬の雪や樹氷,霧氷に飾られた姿が際だって立派で,霊峰富士らしくてよい.
    (村松茂貴(山梨県笛吹市在住)2014年2月5日撮影;説明:佐野 充・村松茂貴)
  • *輿水 達司, 戸村 健児, 小林 浩
    日本陸水学会 講演要旨集
    2006年 71 巻 1D18
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/09/01
    会議録・要旨集 フリー
feedback
Top