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クエリ検索: "小児歯科学"
8,843件中 1-20の結果を表示しています
  • 日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1993年 31 巻 5 号 817-827
    発行日: 1993/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    幼若永久歯の健康管理法の確立を目指している日本
    小児歯科学
    会は,その第一歩として,第一大臼歯の保護を目的に,幼若第一大臼歯の実態調査を行った.調査は全国29大学の小児歯科,11の小児歯科専門医および1小学校において行われ,4821人の小児の18488本の第一大臼歯が調べられた.
    第一大臼歯は小学校入学前の就学前1年において,既に約25%が齲蝕を経験し,その後増加して小学6年生では約80%にも達する.一人平均でも小学6年生では約3本の齲蝕ないし処置歯を持っている.
    第一大臼歯4歯が健全であるものは,就学前1年で約54%であるが,6年生では約11%に減少する.
    処置ではシーラントが早期から施され,これにより齲蝕の重症化が防げていると思われる.
    萌出初期から齲蝕に罹患しているものが存在し,萌出が進むにつれて齲蝕が増加する.萌出度が同じでも,学年が高いもののほうが齲蝕経験率が高い.また,就学前に萌出が完了したものでは,上顎で約35%,下顎で70%近くが齲蝕経験を持つ.
    乳歯齲蝕との関連では,乳歯齲蝕の経験歯数が多いものの方が,第一大臼歯の齲蝕経験歯数が多い.他の永久歯の齲蝕との関連では,第一大臼歯の齲蝕経験歯数の多いものに,他の永久歯の齲蝕が多い傾向がみられた.
  • 日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1993年 31 巻 3 号 375-388
    発行日: 1993/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    日本人の乳歯歯冠並びに歯列弓の大きさ,乳歯列の咬合状態についての基準値,頻度分布を調査することを目的に全国歯科大学
    小児歯科学
    講座の協力を得て収集された2歳6か月より5歳11か月までの乳歯列正常咬合児,男児83名,女児75名,計158名の上下顎歯列模型を資料に計測,観察した結果以下の結論を得た.
    1.すべての各歯の乳歯歯冠近遠心幅径の平均値を得た.上顎第二乳臼歯を除くすべての歯種で有意に女児より男児が大きかった.
    2.2歳代を除く3歳0か月以上5歳0か月未満と,5歳0か月以上5歳11か月以下の2群について,男女別に乳歯列弓の幅径,長径,高径に関する臨床的基準値と標準偏差図表を得た.
    3.各歯間空隙量を測定した.空隙発現状態別頻度は,霊長空隙と発育空隙がともに有する歯列が,上顎は91.8%,下顎は70.9%であった.
    4.ターミナルプレーンの型別出現頻度は,垂直型が85.4%,遠心段階型が8.6%,近心段階型が6.0%であった.
    5.乳犬歯咬合関係は,I型は83.2%,II型は13.0%,III型は3.8%であった.
  • 大阪歯科大学
    小児歯科学
    講座
    歯科医学
    2016年 79 巻 2 号 77
    発行日: 2016/09/25
    公開日: 2017/01/10
    ジャーナル フリー

    静置培養時と振盪培養時の Rothia mucilaginosa の遺伝子発現の比較

    古森賢・山根一芳・王宝禮(大阪歯大・細菌)

    口腔感染症から分離される細菌には,シュクロース非依存性に菌体外マトリックスを産生する株が存在する.これらの細菌の産生する菌体外マトリックスは貪食抵抗因子として働くだけでなく,菌体を周囲の環境から保護し,疾患の慢性化,難治化に重要な役割を果たすことが分かっている.我々はこれまでに数回の根管治療にもかかわらず,持続的に単一の細菌種が分離される難治性根尖性歯周炎の病巣からRothia mucilaginosa DY­18 株(DY­18 株)を分離し,この菌株が菌体外マトリックスを産生することで治療に抵抗して病巣で長期に生存することを明らかにしてきた.また,我々はDY­18 株の産生する菌体外マトリックスが,中性糖として主にガラクトース,マンノース,ラムノース,グルコースを含み,アミノ糖として少量のグルコサミンとガラクトサミンを含む菌体外多糖(exopolysaccharide, EPS)であり,このEPS がDY­18 株のバイオフィルムの構成因子になっていることを報告した.

    本研究ではDY­18 株のバイオフィルム形成について更に詳細に検討し,その遺伝学的な背景を明らかにする ことを目的に,浮遊状態の細胞と,バイオフィルム形成状態の細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ分析した.走査型電子顕微鏡観察の結果,DY­18 株の菌体表面には,バイオフィルム形成菌の特徴である菌体間の網目様構造物が存在していた。さらに,培養菌液の粘度からEPS の産生量を経時的に測定すると,種菌接種30 時間後から42 時間後まで粘度が著しく上昇し,EPS の産生量が増加していた.また,種菌接種36 時間後の振盪培養した浮遊状態と,静置培養したバイオフィルム形成状態の培養菌液の粘度を比較したところ,振盪培養では粘度上昇が認められず,静置培養時とはEPS の産生量に大きな差があることが示された.そこで,我々が決定したDY­18 株のgenome の配列とアノテーションを基にマイクロアレイをデザインし,浮遊状態とバイオフィルム形成状態の細胞における遺伝子の発現量を測定した.両培養条件における各遺伝子の発現量を比較した結果,バイオフィルム形成状態でDNA polymerase III subunit beta(NCBI locus tag ;RMDY18_00020),signal transduction histidine kinase(RMDY18_00350),mo­ lecular chaperone DnaK(RMDY18_16800)をコードする遺伝子が有意に発現上昇していることが明らかになった.これらの遺伝子は,DY­18 株のバイオフィルム形成に重要な役割を果たしていると考えられる.

  • 小児歯科学
    雑誌

    2009年 47 巻 1 号 131-200
    発行日: 2009/03/25
    公開日: 2014/02/28
    ジャーナル フリー
    第26回日本
    小児歯科学
    会北日本地方会大会および総会。第23回日本
    小児歯科学
    会関東地方会大会および総会。第27回日本
    小児歯科学
    会中部地方会大会および総会。第27回日本
    小児歯科学
    会近畿地方会大会および総会。第27回日本
    小児歯科学
    会中四国地方会大会および総会。第26回日本
    小児歯科学
    会九州地方会大会および総会。
  • 日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1988年 26 巻 1 号 1-18
    発行日: 1988/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    日本
    小児歯科学
    会は昭和58年度(1983)の日本歯科医学会学術研究費の助成を得て,わが国における小児の乳歯,永久歯の萌出時期に関する調査を行った.
    調査は,1984年1月より同8月の間に0歳から18歳にある日本人総数46,698名(男子23,610名,女子23,088名)を対象に全国歯科大学(歯学部)
    小児歯科学
    講座が中心となって全国的な規模で実施した.
    調査は,歯の萌出時期に影響を及ぼし,また,歯種ならびに萌出判定困難な全身的,局所的疾患を有するものは除外し, 一定の判定基準, すなわち, 切端, 咬頭または歯冠の一部が歯肉面より1mm以下での萌出状態にあるものを萌出歯として判定を行った.そしてつぎのような結果を得た.
    1)乳歯萌出時期に関しては表2,表3に示す数値を得た.
    2)永久歯萌出時期については表4,表5に示す数値を得た.
    3)1カ月間隔,6カ月間隔での乳歯萌出率については表6,表7のごとき数値を得た.
    4)1カ月間隔,6カ月間隔での永久歯萌出率については表8,表9のごとき数値を得た.
    5)乳歯萌出順序については上下顎,また=男女ともA→B→D→C→Eであった.
    6)永久歯萌出順序に関しては,男女とも上顎は6→1→2→4→3→5→7→8,下顎は1→6→2→3→4→5→7→8であった.
    7)乳歯萌出時期に関する性差では,下顎乳中切歯において男子の方が早く萌出する以外,両者間に差は認められない.
    8)永久歯萌出の性差に関しては,一般に女子の方が早く萌出する傾向がみられた.
    9)本調査結果にもとついてSchour,Masslerの原図を改変して日本人小児の萌出図表を作製した.
  • 幼稚園児から中学生までの齲蝕活動性試験
    日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    2001年 39 巻 3 号 477-495
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    本研究は,1歳から15歳までを対象として,平成11年6月から10月までの5か月間,全国29大学の歯学部
    小児歯科学
    講座にカリオスタット®,ミューカウント®,口腔内診査用紙,アンケート用紙を配布し,齲蝕活動性試験およびアンケート調査を行った.これらの調査結果から,今回特に園児から中学生までを対象に統計処理を行い,次の結論を得た.
    1.CSI,カリオスタット®およびミューカウント®の判定結果には,有意な相関関係があり,カリオスタット®とミューカウント®の両試験法は小児の齲蝕の現況を評価するのに適していることを示唆する.
    2.カリエスリスクは,不規則な間食や回数などの生活習慣やそれを許す周囲の環境,保護者の子どもへの関心などから影響を受ける.
    3.自分の歯を大切にすることや定期健診など保護者や小児本人の齲蝕予防の意識や知識が高くなってきていると考えられるが,それを生活や習慣の中で実践することが不足していると考えられる.
    4.今後,齲蝕予防を生活の中で実践させる工夫が必要である.
  • -1歳児から3歳児における齲蝕活動性試験-
    日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    2000年 38 巻 4 号 749-766
    発行日: 2000/09/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    小児に対する齲蝕の状況と予防,進行抑制に関する研究において,1歳から15歳までを対象として,平成11年6月から10月までの5か月間,全国29歯科大学・大学歯学部の
    小児歯科学
    講座にカリオスタット®,ミューカウント®,口腔内診査用紙,アンケート用紙を配付し,口腔内診査,齲蝕活動性試験および小児ならびにその保護者に対するアンケート調査を行った。
    これらの調査結果から,今回特に1歳児から3歳児までを対象に統計処理を行い,以下の結論を得た。
    1.CSI とカリオスタット®およびミューカウント®の検査結果に関し,有意に相関性が認められ,両試験法は小児の齲蝕の現状を評価することができると思われる。
    2.不規則な間食や間食の回数が多いこと,スポーツ飲料の摂取あるいは断乳の遅れは有意にカリエスリスクが高くなることが示された。
    3.齲蝕活動性試験は,現状のカリエスリスクを示すのに適していると考えられる。
  • 日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1999年 37 巻 5 号 893-914
    発行日: 1999/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    現在各大学において小児に対する齲蝕予防,齲蝕進行抑制に対する取り組みが基本的にどのように行われているかを明らかにするため,平成10年12月に全国29の歯科大学,大学歯学部の小児歯科の
    小児歯科学
    講座に対しアンケート形式による調査を行い,集計・分析を行った。
    1.保護者教育では集団指導に比べ個人指導に重点がおかれ,その指導内容も間食指導,口腔清掃指導を中心とした指導が行われていた。
    2.各大学においてフッ化物の応用は積極的に行われており,またフッ化ジアンミン銀溶液は3歳未満の患児への齲蝕進行抑制剤として使用されていた。小窩裂溝填塞にはフッ化物添加の填塞材を応用している大学が多かった。
    3.定期健診ではほとんどの大学において間食指導,ブラッシング指導,フロッシング指導,フッ化物や小窩裂溝填塞材の応用が行われていた。また,咬翼法エックス線写真撮影,プラークスコア算出,齲蝕活動性試験もほぼ半数の大学において行われていることがわかった。
    4.非協力児への対応は,各大学とも定期健診の間隔を短くするなどし,口腔清掃指導は保護者も含めて予防に重点をおいた対応をとっていることがわかった。また,各大学ともPMTC(Professional mechanical teethcleaning)は有効であると考えており,大半の大学では実際に行われていた。しかしコンピュータによる齲蝕抑制の管理やレーザーの使用などは機器が高価なことからあまり利用されていなかった。
  • 食生活,食べ方,生活環境等について
    日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1998年 36 巻 1 号 1-21
    発行日: 1998/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    現代小児の食に関する実態を明らかにする目的で,平成8年6,7月の2か月間に全国29大学附属病院小児歯科を訪れた3~15歳の小児4,212人を対象に調査分析を行った。
    その結果,日本人小児の食生活,生活環境の平均像は次のとおりであった。
    12歳まではほとんどの小児は毎日朝食を食べるが,13~15歳ではほぼ15%のものが欠食をすることがある。30~50%の小児はテレビを見ながら朝食をとり,朝食にかける時間は,3~5歳でも70~80%,13~15歳になると90%以上が20分以内である。こども達はスポーツクラブや習い事に忙しく,夕食は3~5歳でほぼ40%のものは5~6時頃に,ほぼ60%のものは7~8時頃にとるが,増齢とともに遅い時間になり,13~15歳では3%のものは9時以降に夕食をとり,12%のものは夕食時間が決まっていない。12歳まではほとんどのこども達は家族とともに夕食をとるが,13~15歳ではほぼ30%のものが毎日は家族とともに食べない。夕食を家族とおしゃべりしながら食べるものは3~5歳ではほぼ55%であるが,増齢とともに減少し,それにかわってテレビを見ながら夕食をとるものが増える。夕食にかける時間は12歳まではほぼ45%のものが30~40分,30~35%のものが20~30分であるが増齢とともに短くなり,13~15歳では35%のものが30~40分,37%のものが20~30分である。母親は夕食に8割以上は材料から手作りした料理を出している。
  • 日本
    小児歯科学
    小児歯科学
    雑誌

    1995年 33 巻 4 号 659-696
    発行日: 1995/09/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    最近の日本人小児の頭部X線規写真基準値を検討するために,全国の歯科大学
    小児歯科学
    講座の協力を得て収集された側貌頭部X線規格写真329枚,正貌頭部X線規格写真274枚を資料として調査研究を行った. 側貌頭部X線規格写真については,昭和30年前半に報告された飯塚,坂本,小野の各論文と計測方法等を一致させ,比較検討を行った.
    昭和30年以降平成年間にかけて,日本人小児に身長の著しい増加をもたらした環境的諸因子は,顎・顔面頭蓋各部にも長さの増加と発育加速現象という影響を及ぼした. 長さの増加については男児に,発育加速現象では女児により明瞭に観察された.
    顎・顔面頭蓋を深さと高さに分けると,長さの増加は高さにより著しかった. 深さの増加は前脳頭蓋底で全期間,平均身長との相対成長から推定される顔面頭蓋各部の伸びを加えた補正値以上に,鼻上顎複合体では混合歯列中期以降になって補正値以上に観察された. ただし,下顎骨の増加量は多くの期間で補正値以下であった. 一方,高さの増加は前顔面高よりも後顔面高にさらに顕著であった. また,発育加速現象としての上下中切歯歯軸や下顎骨外形の成人様形態変化は混合歯列中期から認められた.
    正貌頭部X線規格写真からの分析結果を加えて,脳頭蓋部,上顔面部,下顔面部それぞれを代表する項目で,近傍する幅と深さの成長様式を比較したところ,ほぼ同様な傾向を示したが,幅は深さに先行して成長していた. また,幅の増加は特に下顔面部で顕著に認められた.
  • 日本
    小児歯科学
    会学術委員会
    小児歯科学
    雑誌

    2001年 39 巻 3 号 798-799
    発行日: 2001/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 倉賀野 妙子, 奥田 和子
    栄養学雑誌
    1999年 57 巻 3 号 135-144
    発行日: 1999/06/01
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    子どものう蝕予防において食生活面からの実践を妨げている問題点を探るため, 神戸市と芦屋市の4~6歳の幼稚園児の親404人 (母親98%) を対象として, 子どものう蝕予防と食生活との関連性に対する親の意識及び子どもの間食状況を調査した。
    1) 子どものう蝕を予防するために, さまざまな取り組みがなされていたが, 「歯磨き」, 「うがい」,「フッ素の塗布」などの歯科衛生領域に属する内容の比率に比べ,「寝る前に食べない」,「甘い物を食べ過ぎない」,「おやつの時間を規則正しくする」などの食生活面に関する内容の比率は低かった。
    2) う蝕の治療の際, 歯科医院で受けた予防法は, 歯磨きや歯質への配慮に関するものが圧倒的であり,食生活面からの指導は少なく, 実際に子どもに取り入れられている予防法と同じ傾向であった。
    3) 食べ方などの食生活習慣が, 子どものう蝕予防に大きく関係しているとの認識をもつ親は2~3割にとどまり, そうした認識は, う蝕の子どもをもつ親のほうがう蝕のない子どもの親より低いことが示唆された。
    4) 子どものう蝕は「予防できる」と答えた親は55%であり, う蝕のない子どもをもつ親に多かった。子どものう蝕は「予防できない」と答えた親は3%,「どちらともいえない」は42%であり, う蝕の子どもをもつ親に多かった。う蝕に対して明確な予防意識をもてない, 後者の親は, 生まれつき子どもに備わっている歯の質や遺伝的な体質があるため, 子どもがう蝕に罹患すると考えており, う蝕の予防に食生活が関与しいる認識度は低かった。
    5) う蝕に罹患している子どもは, う蝕のない子どもに比べて, 間食の管理が子どもの自由意志にまかされている面が認められた。すなわち, う蝕の子どもは「買い置きおやつを自由に食べる」,「冷蔵庫にある甘味のある飲み物を自由に飲む」,「子どもが自由に間食を買いに行く」などの行動をし, おやつは「子どもの好み」が優先されることが多かった。
  • Part 2 外傷歯の治療と予後
    中島 純子
    日本補綴歯科学会誌
    2014年 6 巻 2 号 117-118
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/23
    ジャーナル フリー
  • 野坂 久美子
    岩手医科大学歯学雑誌
    2007年 32 巻 1 号 75-87
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2017/03/20
    ジャーナル フリー
    After investigating 430 teeth of 346 patients having infected root canals after restorative procedures in four private practices, the following conclusions were obtained. 1. Upper and lower first primary molars were most susceptible to infected root canals. Upper second primary molars had the lowest susceptibility to infected root canals among all primary molars. 2. The peak age for obtaining restorative treatments was youngest in upper primary central incisors and it was 2 years. The highest peak age was 4 years in upper second primary molars. 3. In either restoration, more than half of the cases were treated without pulp capping. 4. The peak age for incidence of infected root canals after restorations was 4 years in upper primary central incisors. In these restored teeth, the more distally teeth were located, the higher peak age was observed; therefore, the peak age for upper and lower second primary molars was 5 or 6 years. 5. The duration between receiving restorative procedures and incidence of infected root canals was mostly within 6 months in upper first primary molars. Nevertheless, in almost 50 % of the other primary teeth except for lower and upper second primary molars, infection of root canals occurred within 1 to 1.5 years. 6. One third of children having infected root canals after restorations had some systemic diseases. On the other hand, two thirds of children were uncooperative at the time of restorations. Above the results, it was revealed that deep caries requires pulp capping and close proximity to pulp should be taken into consideration during restoring teeth with thin tooth structure such as upper and lower first primary molars and upper primary central incisors. In such cases as treatments on uncooperative young children, it is suggested that provisional treatments should be performed first before providing final restorations.
  • 間山 寿代
    岩手医科大学歯学雑誌
    2002年 27 巻 3 号 210-218
    発行日: 2002/12/24
    公開日: 2017/03/21
    ジャーナル フリー
    Using photodensitometry for 47 patients who had congenitally missing permanent teeth, excluding for third molars, bone mineral content (BMC), determined via dental radiographs, was compared with a control group of 43 patients who have all their teeth. In addition, bone age was determined by hand-wrist radiographs using the TW 2 method, and the differences of skeletal maturation between both groups were evaluated. The results are as follows : 1. The average BMC was significantly lower in the group missing teeth than in the control group both for young males (aged 7-15 years old) and young females (aged 6-15 years old). 2. The BMC in the group of people missing more than three teeth was significantly lower than those in the groups of people missing one or two teeth. 3. Regarding the average BMC by the location of missing teeth : The maxillo-mandibular group had the lowest BMC, followed by the second lowest mandible group and finally the maxillary group. By type of missing teeth : The molar, which contained at least one molar and anterior-premolar teeth group, had the lowest BMC. Second lowest was the group missing premolar followed by the group missing anterior. 4. In the groups with missing teeth, bone age was lower by 0.97 years in young males compared to 1.18 years in young females. These results show delayed skeletal maturation. In conclusion, this study clearly indicates that compared to the control group BMC is lower, and skeletal maturity has a tendency to be delayed in children with missing teeth. These results can assist planning of orthodontic treatment to patients with congenitally missing teeth.
  • 佐藤 治美, 馬場 宏俊, 下岡 正八
    日本歯科保存学雑誌
    2010年 53 巻 4 号 384-395
    発行日: 2010/08/31
    公開日: 2018/03/28
    ジャーナル フリー
    スケーリングでは各種スケーラーを用いるが,スケーラーやペリオドンタルキュレットは使用目的や部位に合わせて,刃部や頸部形態が異なる.歯科衛生士は,スケーリングを行うために部位に合わせたスケーラーを選択し,安全で効率のよい処置を行うことが求められる.本研究では,歯科衛生士学生がグレーシー型キュレットを選択する際に,キュレットの構成部の確認箇所と選択について眼球運動の測定を行い,人の認知活動について調べた.研究対象者は,日本歯科大学新潟短期大学歯科衛生学科でスケーリングについて基礎実習のみを終了した第1学年45名(1年次生)と,基礎実習を終了し臨床実習中の第2学年43名(2年次生)の学生である.その結果,グレーシー型キュレットを選ぶ際は,1,2年次生ともにスケーラーの刃部および頸部と番号を見ていた.1年次生では刃部および頸部よりも番号を,2年次生では番号よりも刃部および頸部を多く見ており,臨床実習の経験によって注目点は異なった.正解者と不正解者との間では,刃部および頸部と番号を見るということは同じであった.正解者は早い段階で選択を決断できていた.不正解者は注目点にばらつきがあり,さまざまなスケーラーを見た結果,正解を判断できないという傾向がみられた.教育で視覚素材を用いる際には,学習者が視覚素材を教育者と同等に認知していないことに留意し,視覚素材の構成や説明に配慮の必要なことが示唆された.
  • 高橋 類子, 永田 晟
    The Annals of physiological anthropology
    1987年 6 巻 4 号 197-205
    発行日: 1987/10/01
    公開日: 2008/02/08
    ジャーナル フリー
    This study deals with the kinetic relationship between hardness of foods and occlusal functions, During occlusion, the EMG surface of the masseter and mandibular acceleration were recorded ; occlusal functions were then analysed by the comuter, Summary findings of the study are : l) During occlusal movements, amplitude of muscle discharges and mandibular acceleration increased in proportion to the hardness of foods, This relationship was shown as a longitudinal function change between EMG signals and the hardness of foods. 2) Occlusal forces were shown to increase withage, and appear to be influenced by eating habits. 3) Occlusal functions could be measured kinetically by integrated EMG of the masseter and acceleration signals of the mandibular.
  • 垣本 充
    生活衛生
    1990年 34 巻 3 号 109-113
    発行日: 1990/05/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 小児歯科学
    雑誌

    1998年 36 巻 3 号 570-571
    発行日: 1998/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 香西 克之, 鈴木 淳司, 内川 喜盛, 木本 茂成, 田村 康夫, 中島 一郎, 小野 俊朗, 有田 憲司, 新谷 誠康, 福本 敏, 海原 康孝, 林 文子, 土屋 友幸
    小児歯科学
    雑誌

    2008年 46 巻 5 号 517-523
    発行日: 2008/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    本邦における
    小児歯科学
    教育の現状を調査するために,全国29歯科大学・大学歯学部の
    小児歯科学
    担当講座(分野)に対してアンケート調査を行った.アンケートは
    小児歯科学
    授業(講義),基礎実習,臨床実習の3項目について行った.アンケートの結果から以下の実態が確認された.授業では,ほとんどの大学で小児歯科,あるいは成長,発達などの
    小児歯科学
    と関連のあるシラバスの科目名称を有していたが,
    小児歯科学
    単独のシラバスを持たない大学もあった.授業時問は平均55時間程度であったが,最も少ない大学と多い大学では6倍の差があった.基礎実習は平均35時間行われていたが,国公立大学の平均に比べ私立大学は有意に多かった.臨床実習実施期間は平均11.9か月で大学間の差は少なかったが,実施時期は国公立大学に比べ私立大学が約6か月程度早期に行われていた.また,臨床実習での学生の参加形態や評価方法などは大学問で大きな差があった.
    以上のことから,
    小児歯科学
    の教育は各歯科大学・大学歯学部で大きな差があることが確認された.特に授業時間や実習時間は私立大学が多い傾向にあった.また臨床実習の実習期問は大学問で大きな差はないが,開始時期は私立大学が国公立大学に比べ有意に早いことが示された.
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