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クエリ検索: "小堀政一"
47件中 1-20の結果を表示しています
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2006年 2 巻 A35-A46
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/12/25
    ジャーナル フリー
    2005年 5月中旬から 8月下旬,2006年 4月中旬から 8月下旬にかけて,栃木県藤岡町から小山市の渡良瀬遊水地で,カセットテープレコーダーから鳴声を再生してクイナとヒクイナの繁殖期における生息分布,個体数,生息環境の調査を行なった.2005年には110地点,2006年には140地点で鳴声再生を実施した結果,クイナおよびヒクイナの生息が2005年には20地点と 2地点,2006年には16地点と 2地点でそれぞれ確認された.しかし,同一個体の可能性のあるものを除くとクイナは2005年が12羽,2006年が10羽,ヒクイナは2005年,2006年とも 1羽と推定された.クイナおよびヒクイナが生息していた場所は,20cm以下の深さで地表に水があるヨシやスゲ類が繁茂する環境で,下層植物のない乾燥したヨシ原ではまったく記録されなかった.渡良瀬遊水地におけるこれら 2種の生息分布は,著しく限られていた.これは,渡良瀬遊水地の多くが,乾燥したヨシなどの高茎草原からなっていることが理由の 1つと考えられた.クイナ類など湿地性鳥類の良好な生息地を創出するために,人為的な掘削などによる湿地性環境の再生が必要と考えられる.
  • 平野 敏明
    山階鳥類学雑誌
    2004年 36 巻 1 号 83-86
    発行日: 2004/09/30
    公開日: 2008/11/10
    ジャーナル フリー
    Eight nesting males of the Gray-faced Buzzard Butastur indicus captured a total of 295 prey items in the study site during the breeding seasons from 1999-2002. Of these prey items, 142 were transported to their chicks and mates, and 153 were consumed by the males themselves. The difference in prey species between the two categories was not significant. In prey groups, however, the males carried significantly more voles and mice to their nests than they consumed themselves, whereas they themselves consumed more insects than they carried to their nests. Captured voles and mice were transported greater distances to the nests than were lizards and frogs.
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2005年 1 巻 A15-A23
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/09/12
    ジャーナル フリー
    2004年12月から2005年 4月上旬にかけて,渡良瀬遊水地の谷中湖で,ヨシなどの背の高い植物が植栽されている浮島がチュウヒの探餌のための環境利用におよぼす影響を調査した.調査は,浮島が設置された方形区(500×500m)と浮島が設置されていない方形区で行なわれた.浮島設置区域では,チュウヒの探餌飛行の頻度は,浮島非設置区域より有意に多かった.また,浮島設置区域において,チュウヒの探餌飛行は,浮島が含まれる方形区の方が,含まれない方形区より有意に多かった.さらに,浮島設置区域とヨシ原に設置された方形区の探餌飛行の頻度は,両者で有意な違いがなかった.調査中,合計17回の狩り行動が観察された.このうち,76.5%は浮島の縁の部分で,17.6%は浮島の上,5.9%は湖上であった.以上の結果から,浮島は,越冬期におけるチュウヒの重要な生息環境となっていると思われる.これは,浮島に植栽されている背の高い植物が,チュウヒの不意打ちハンティングに効果的であることによると考えられる.
  • 平野 敏明, 小池 勲, 塚原 千明
    日本鳥学会誌
    2004年 53 巻 2 号 98-100
    発行日: 2004年
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    We collected a total of 296 pellets of Eastern Marsh Harriers Circus spilonotus from their winter roosts (two sites) in Watarase Marsh, Tochigi Prefecture between January 2002 and late February 2004. Out of these pellets 18 contained a total of 24 pieces of lead shot. Although most of the pellets (14) contained only one piece of shot, two pellets included two and three pieces of shot. Among the prey species found in the pellets along with lead shot, ducks accounted for 55.6%, and doves and crows 11.1%. A significantly higher frequency of lead shot in Marsh Harriers pellets was found in January and February, during the open season for game birds. Although lead poisoning is not yet known to have had any profound effect on the harriers using the study site, care must be taken to protect them from lead poisoning.
  • 平野 敏明, 小池 勲, 塚原 千明
    日本鳥学会誌
    2005年 54 巻 1 号 29-36
    発行日: 2005年
    公開日: 2007/09/28
    ジャーナル フリー
    栃木県藤岡町の渡良瀬遊水地で,2002年から2004年の3年間に,チュウヒとハイイロチュウヒの冬期の食性を塒で採集したペリットを分析することによって調査した.チュウヒでは296個のペリットから360例,ハイイロチュウヒでは299個のペリットから369例の獲物がそれぞれ確認された.チュウヒは大型鳥類(38.6%)や小型哺乳類(31.9%)を主に摂食するとともに小型鳥類(9.4%),中型鳥類(4.7%),中型哺乳類(2.8%),魚類(1.7%)とさまざまな獲物分類群を摂食した.一方,ハイイロチュウヒは小型鳥類が大部分(83.5%)を占めた.そのため,チュウヒの食性幅は3.07で,ハイイロチュウヒの1.53より幅広い食性をしていた.このような食性の違いは,2種における採食環境や採食行動,敏捷性などと関係していると考えられた.
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2008年 4 巻 A9-A18
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/07/17
    ジャーナル フリー
    チュウヒの採食環境について,2004年から2006年の越冬期に渡良瀬遊水地の 4か所で調査を行なった.池沼や水路,管理用の道路が縦横に走る人為的に造成されたヨシ原と隣接する乾燥したヨシ原のみの調査地とのあいだでチュウヒの探餌飛行の頻度を比較したところ,チュウヒは,2シーズンとも前者のヨシ原を後者より有意に多く利用した.前者の調査地では,後者に比べて,チュウヒの獲物となる鳥類が有意に多く記録された.また,調査地を100×100mのメッシュに区切り,チュウヒの探餌飛行の頻度を比較したところ,水路や池を含むメッシュが,植物だけのメッシュより有意に多く利用された.こうした水路や沼を含むヨシ原がチュウヒに良く利用されるのは,獲物となる生物が多いこととともに,チュウヒの狩りの方法である不意打ちハンティングに好ましい環境のためと考えられる.したがって,池沼や細い水路などが含まれる多様なヨシ原を保全し,創出することが,チュウヒの越冬環境を保全するにあたって重要と考えられる.
  • 平野 敏明, 遠藤 孝一, 野中 純, 川田 裕美, 内田 裕之, 堀江 玲子, 長野 大輔, 船津丸 弘樹, 植田 睦之
    Bird Research
    2010年 6 巻 A29-A42
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/13
    ジャーナル フリー
    渡良瀬遊水地に越冬するチュウヒ Circus spilonotus とハイイロチュウヒ C. cyaneus の個体数をモニタリングするために,1994年冬期から2009年冬期まで就塒調査を行なった.調査期間に,チュウヒは2~7か所,ハイイロチュウヒは1~4か所のねぐらで就塒した.両種とも,各ねぐらにおける就塒個体数は著しく変動した.これはヨシ刈りなどの人為的な撹乱や水位の変化などの環境の変化によるものと考えられた.ハイイロチュウヒのねぐらは,チュウヒと同様に,ヨシなどの高茎植物が疎らで,スゲ類などの下層植物が平均35cmの高さに繁茂する環境であった.しかし,就塒場所は両種の間で明確に別れていた.また.個体数の季節変動は両種で異なっていた.チュウヒでは越冬期初期の1月までに最多個体数が記録され,ハイイロチュウヒでは3月に最多個体数が記録された.16年間のチュウヒの平均最多個体数(±SD)は,30.44±6.90羽であった.一方,ハイイロチュウヒの14年間の平均最多個体数は,10.25±4.00羽であった.両種の個体数の間には有意な相関関係はなかった.調査期間中における就塒個体数の経年的な変動は,チュウヒでは2005年から2007年にかけて個体数指標が1.48から1.71に,ハイイロチュウヒでは2001年から2003年に個体数指標が1.86から2.14にそれぞれ変化した.チュウヒの個体数指標の年変化率は2.3%で増加傾向を示しているのに対し,ハイイロチュウヒの年変化率は-4.9%で,減少傾向にあった.現在,日本では本調査で得られた結果と比較できるこれら2種の長期的なモニタリング調査が行なわれていない.そのため,個体数の変動要因を解析できなかった.
  • 平野 敏明
    Bird Research
    2015年 11 巻 A21-A30
    発行日: 2015/08/26
    公開日: 2015/10/20
    ジャーナル フリー
     湿地再生のための新たな池の造成が越冬期のチュウヒ Circus spilonotus の探餌飛行におよぼす影響を検証するために,栃木県南部の渡良瀬遊水地において2004年および2014年の10月中旬から11月と2015年の1月から2月に,再生湿地と隣接するヨシ原における探餌飛行および狩り行動の頻度と探餌飛行の利用時間の調査を行なった.池の造成前の2004年には,探餌飛行の頻度はヨシ原の方が再生湿地より有意に高かった.一方,造成後の2014年には,チュウヒはヨシ原より再生湿地を有意に多く利用した.同様に探餌飛行時間でもチュウヒは有意に多く再生湿地を利用した.この季節,再生湿地の池にはチュウヒの主要な食物資源であるカモ類やカイツブリ類,オオバンが多数生息し,狩り行動も再生湿地で有意に多く行なった.しかし,カモ類がほとんど生息しなくなった2015年1月から2月には,再生湿地とヨシ原で探餌飛行の頻度や利用時間に有意な違いはなかった.したがって,越冬シーズンを通してチュウヒの採食環境を創出するためには,食物資源であるカモ類など大型の鳥類が長期にわたって多数生息できるような池の構造や水位および植生の管理が必要と考えられた.
  • 内藤 昌, 大野 耕嗣, 高橋 宏之
    日本建築学会論文報告集
    1971年 181 巻 75-82,86
    発行日: 1971/03/30
    公開日: 2017/08/22
    ジャーナル フリー
    This paper deals with the particulars of the Fushimi-castle that met with the rise and fall by the men then in power. And the writer devides this term into five parts by the use of new historical materials. That is; The Ist period ; The residence at Shigetsu for the retreat of Hideyoshi Toyotomi. The 2nd period; From the construction of the castle at Shigetsu by Hedeyoshi Toyotomi to the collapse by the earthquake. The 3rd period ; From the reconstruction of the castle at Mt. Kohata by Hideyoshi Toyotomi to the fall of the castle. The 4th period ; The construction of the castle at Mt. Kohata by Iyeyasu Tokugawa. The 5th period ; From the repair of the castle by Hidetada Tokugawa to the destruction of it by Iyemitsu Tokugawa.
  • 中根 金作
    造園雑誌
    1956年 20 巻 3 号 1-6
    発行日: 1957/01/30
    公開日: 2011/04/13
    ジャーナル フリー
    In that garden designated as the special scenic and historic spot, the trees of the main part have grown too thick and the white sand all over the garden was covered with moss, because of an insufficient management for a fong time.
    Thus the original beautiful scene of it has been remarkably damaged.
    We set to repair the garden from the 15th of October in 1955.
    The discovery of the ten stone settings under the white sand while the repair works, has reformed the honor of the garden and cleared up the period when it was made, the process and the maker of it which were unidentified.
  • 丸山 奈巳
    建築史学
    2018年 71 巻 2-36
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/10/30
    ジャーナル フリー
  • 連歌俳諧研究
    1995年 1995 巻 88 号 59-60
    発行日: 1995/03/01
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
  • 多田 英行
    Bird Research
    2015年 11 巻 A11-A19
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル フリー
    電子付録
     岡山県で越冬期に観察されるチュウヒ Circus spilonotus とハイイロチュウヒ C. cyaneus について,渡来時期と個体数の季節変動の関係を調査した.調査は2011年から2014年の越冬期に 2か所の越冬地で行なった.チュウヒの新規渡来個体の数が最も多かった時期は10月から12月までのあいだだったが,ねぐら入り個体数が最大に達した時期は10月から2月までのあいだと異なっていた.ハイイロチュウヒのねぐら入り個体数が最大に達した時期は12月から1月までのあいだで,他県のピーク時期とは異なっており,越冬地が渡りの経路のどこに位置するかによってねぐら入り個体数が最大に達する時期が異なる可能性が考えられる.
  • 河地 辰彦
    日本鳥類標識協会誌
    2018年 30 巻 2 号 71-79
    発行日: 2018/12/31
    公開日: 2021/03/31
    ジャーナル フリー

    栃木県北東部の那須野ヶ原で繁殖するケリVanellus cinereusについて,色足環を用いた個体識別と追跡調査をおこなった.その結果,複数年にわたるつがい関係や雌雄の帰還性の差,つがい相手が生存していても別な個体と再婚した例について情報が得られた.

    ケリは,年を隔てても同じ営巣場所を利用し続ける帰還性の強い鳥であることが確認された.しかも,雌よりも雄にその傾向が強く見られた.同じ営巣場所を継続して利用した年数は,雌が平均2.4年に対して,雄は平均6.1年で有意差が認められた.

    つがい関係は,1繁殖期間中は一夫一妻のみで,複数年にわたって継続していた.しかし,長期にわたって継続するものは少なく,雌は数年で替わっていた.つがい関係の継続は最長5年間であった.また,元つがい相手が生存しているにも関わらずそれぞれが別個体と再婚した例もあった.

  • 多田英行
    Bird Research
    2016年 12 巻 A31-A40
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/20
    ジャーナル フリー

     チュウヒ Circus spilonotus とハイイロチュウヒ C. cyaneus のねぐら環境について,2011年10月から2015年9月にかけて,岡山県の錦海塩田跡地で調査した.チュウヒ類の寝床環境として,下層植生としてスゲが生えていたヨシ環境,ヨシだけが生えていた環境,風によって広範囲に倒れたヨシ環境が観察された.ヨシだけが生えたねぐら環境は,調査期間を通じて多くのチュウヒとハイイロチュウヒが利用していた.一方,チュウヒが利用したねぐら環境には季節的な変化が見られ,7-10月には下層植生のある環境の利用が減少し,風によって広範囲に倒れた環境の利用が増加した.ねぐら環境の利用に季節的な変化が見られた理由として,気温や捕食者,そして植物の生育密度の要因が考えられる.

  • 藤岡 正博, 松家 大樹
    日本鳥学会誌
    2006年 55 巻 2 号 78-82
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/07/06
    ジャーナル フリー
    The Great Cormorant Phalacrocorax carbo is generally considered to be a major predator of Sweetfish Plecoglossus altivelis released primarily for recreational fishing. We counted Great Cormorants, herons and anglers along 400 km of rivers and at seven lakes in or close to Tochigi Prefecture at the end of May, June and August 2005. We recorded a total of 433 Great Cormorants, 516 herons of four species, and 736 anglers. Along rivers suitable for Sweetfish angling, Great Cormorants were fewer than at other sites and fewer than Grey Herons Ardea cinerea, Great Egrets Egretta alba, or anglers.
  • 杉江 進
    交通史研究
    1999年 43 巻 15-38
    発行日: 1999/05/15
    公開日: 2017/10/01
    ジャーナル フリー
  • 柁原 宏
    タクサ:日本動物分類学会誌
    2016年 41 巻 8-10
    発行日: 2016/08/30
    公開日: 2017/02/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 渡辺 美郎, 平野 敏明
    Bird Research
    2011年 7 巻 A45-A55
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/09/11
    ジャーナル フリー
    繁殖期と冬期のヒクイナ Porzana fusca の生息個体数を調査するために,兵庫県神戸市付近の約43.75km2内の河川や溜池,農地で2009年1月から6月に録音再生法をもちいて調査を行なった.冬期には, 190地点で鳴き声再生した結果,合計76羽(1月)と66羽(2月)のヒクイナが記録された.環境区分ごとの1月と2月の調査地点あたりの個体数は,中規模河川(N=55)が0.62羽と0.62羽,小規模河川(N=49)が0.18羽と0.29羽,池(N=78)が0.41羽と0.23羽,農地(N=7)が0.14羽と0.29羽であった.一方,繁殖期には,合計169地点で調査を行ない,合計81羽(5月)と45羽(6月)が記録された.環境区分ごとの5月と6月の調査地点あたりの個体数は,中規模河川(N=48)が0.79羽と0.46羽,小規模河川(N=49)が0.31羽と0.18羽,池(N=65)が0.38羽と0.17羽,農地(N=7)が0.38羽と0.38羽であった.農地を除く3環境区分の個体数は,冬期および繁殖期とも有意に異なっており,中規模河川がもっとも多く記録された.池の調査地における生息の有無と池の面積および池内の湿地性植物の面積を比較した.ヒクイナの生息が確認された池の面積(±SD)は,2.87±3.62ha(冬期)と2.69±3.20ha(繁殖期),生息が確認されなかった池は2.89±2.72ha(冬期)と3.16±3.16ha(繁殖期)で,両者の間には有意な違いは得られなかった.しかし,ヒクイナが生息していた池の湿地性植物の面積は,0.27±0.21ha(冬期)と0.28±0.22ha(繁殖期)で,生息していなかった池より湿地性植物の面積が有意に広かった.このことから,ヒクイナの生息には湿地性植物の面積が重要であることがわかった.調査地で,越冬期と繁殖期に70羽以上のヒクイナが記録されたのは,調査地には溜池が多くあることで,良好な生息環境が多く存在することが一因になっていると考えられる.
  • 井口 恵一朗, 坪井 潤一, 鶴田 哲也, 桐生 透
    水産増殖
    2008年 56 巻 3 号 415-422
    発行日: 2008/09/20
    公開日: 2012/09/15
    ジャーナル フリー
    甲府盆地は,富士川河口から70 km 上流の内陸部に位置する。アユ漁が解禁される前に,釜無川ならびに笛吹川に沿った80 km 区間でカワウの目視探索を行った。潜水・摂餌が観察された水域を採食区とし,近傍の未利用水域を対照区として扱った。合計15の採食区は,河畔林等に見通しが遮られた流路,あるいは,広い河川敷の中央部など,人目に付き難い場所から確認された。採食区の河川形態は変異が大きく,水深20 cm 程度の浅瀬であっても,毎秒160 cm を超える急流においても,本種の摂餌は成立した。投網による採捕の結果では,対照区よりも採食区で魚影が濃く,その傾向はアユにおいて顕著であった。この時期のカワウは,アユを狙って摂餌を繰り返し,アユに偏った食性を発揮すると推察された。育雛期のカワウに対して,食害防除策を集中させることにより,カワウ個体群は衰退に向かうと考えられる。
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