星 和磨, 羽入 敏樹, 小山 由美
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To determine the actual condition of speech privacy in Japanese community pharmacies, a survey of the sound environment in such pharmacies was conducted. The results indicated that STI values are high irrespective of the size of the pharmacy and that a small difference in the signal-to-noise ratio greatly influences the difficulty associated with listening to words. These results suggest that architectural design plays an important role in the quality of instructions given in community pharmacies regarding the use of drugs and that the design should be such that sounds act as masking agents. Such measures might become important factors for improving the environment of speech privacy in community pharmacies.
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田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 吉田 有子, 針谷 しげ子, 熊川 孝三, 武田 英彦
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新生児聴覚スクリーニングで難聴が疑われ, 1歳頃より難聴が進行した自閉症スペクトラム障碍及び重度知的障碍を伴う難聴児に3歳11か月時人工内耳を装着させた。本児は聾学校へ入る前から手話を導入した言語教育を受けてきた。本児は現在12歳に達したが, 現在のコミュニケーションは聴覚的言語理解は発達しつつあるものの言語表出は専ら手話である。本児は一時期聴覚過敏症があって人工内耳を拒否するようになった。しかし現在はこれを克服して人工内耳を常用している。本児は社会生活を送る上で必要なskillを実体験を重ねて身に付けつつある。これには両親の熱意はもちろん, 地域社会のいろいろな分野の機関や人々の支援があった。両親は我々のアドバイスにも耳を傾けて, 各方面に働きかけてこの体制を築いてきた。この努力の成果として, 言語発達も含めて社会的経験も積んで本児になりに豊かに育ちつつある。
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田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 吉田 有子, 針谷 しげ子
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我々のトップダウン方式による言語指導を受け, 人工内耳を装着した難聴児のうち, 学齢期にある27名について就学先, コミュニケーション及び学業の実態を調査した。27名中15名は通常小学校, 10名は聾学校, 1名は特別支援学級に在籍し, 残り1名は身体的事情により就学猶予していた。人工内耳装着前のコミュニケーションは手指手段中心であったが, 術後24名は聴覚口話に移行し, 3名は手話中心である。後者3名のうち1名はauditory neuropathyを有し, 他の2名には自己中心性及びこだわりの強い行動特性が見られ, 我々はこれら3名を視覚依存型と分類してその背景について考察を加えた。これらの知見を総括すると, 我々のトップダウン方式によると早期手指法導入は聴覚口話の発達を妨げないだけでなく, インクルージブ教育が叫ばれる今日, 言語指導法としてむしろ合理的といえる。
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星 和磨, 羽入 敏樹, 小山 由美
日本建築学会技術報告集
2013年
19 巻
41 号
185-190
発行日: 2013/02/20
公開日: 2013/02/20
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The purpose of this report is to clarify the effects of sound insulation achieved by installing partitions on a counter. From the results of numerical experiments, the following aspects were clarified. When two parallel partitions are installed on both sides of a speaker and a listener, the sound pressure level at the waiting area is raised. When some booths are compartmentalized on a counter using parallel partitions, the sound insulation to other booths cannot be achieved in the case of partitions with a low absorption coefficient but can be achieved in the case of partitions with a high absorption coefficient.
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上田 千尋, 田中 美郷, 芦野 聡子, 吉田 有子, 小山 由美, 針谷 しげ子
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冨澤 文子, 河野 淳, 芥野 由美子, 野波 尚子, 西山 信宏, 鈴木 衞
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田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 針谷 しげ子, 熊川 孝三, 浅野 公子
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わが国でも子どもの人工内耳例が増加しているが, その評価はことばの知覚面の改善が中心で, 学校教育上最も重視されるべき言語の問題が等閑に付されてきた。人工内耳は難聴を治す方法ではないだけに, 言語を育てるためにはそのための方法論が必要である。我々は親子のコミュニケーションと情緒の安定を重視し, 人工内耳候補児には術前から補聴器活用に加えて手話や指文字などを導入して, 先ず言語発達を促し, 術後も手話や指文字を禁じることなく活用しながらトップダウン方式で聴覚活用に導く方式をとっている。2002年4月以降24名の重度難聴幼児に人工内耳を装着させ, その後の経過を含めて, この作業を行っていく上でのコーディネーターを中心としたチーム作り, 並びに人工内耳の適応基準について, 我々独自の方法論を述べた。
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小山 由美, 田中 美郷, 芦野 聡子, 熊川 孝三, 針谷 しげ子, 浅野 公子
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1999年に田中は人工内耳適応児の言語指導法として, 伝統的な聴能訓練をベースにした方法とは異なるトップダウン方式を提唱した。この方法は補聴器活用に併せて手話と指文字を言語指導に導入し, 言語の意味論レベルの機能の発達を促し, これをベースにトップダウン方式で脳内にことば (speech) の聴覚的辞書を作ることを目的としている。2004年4月以降この方式で指導し, 人工内耳を装用させて2年以上経過を観察してきた17例のうち, 15例は人工内耳装用によって手話コミュニケーションが聴覚口話に自然に移行または移行しつつある。残り2例は聴神経発育不全や slow learner などの問題が関係してまだ満足な成果が得られていないが, このような問題を除けば, これまでの成績は手指法は注意深く導入する限り, 聴覚口話の発達を妨げないことを示している。
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鈴木 美華, 柏村 正明, 武市 紀人, 小原 修幸, 福田 諭
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北海道内の人工内耳装用児を取り巻く教育環境の実態を把握し, 今後の課題について検討する目的で, 聾学校・難聴学級・難聴通級指導教室学級担任の質問紙調査を実施した。調査の結果から, 人工内耳装用児が在籍する聾学校と医療機関との連携については, 術前からの定期的なカンファレンスの実施が機能していると考えられた。一方で, 難聴学級・難聴通級指導教室と医療機関との連携は不十分であることが明らかになった。また, 装用児の就学に関して, 聾学校学級担任・難聴学級・難聴通級指導教室担当教員と医療機関の連携が必須であり, 就学先の環境整備が人工内耳装用児の通常学級就学の重要な要件であると考えられた。今後, 聾学校との連携を継続するとともに, 難聴学級・難聴通級指導教室を対象に連携を拡大し, 環境整備を含めた装用児の支援体制の確立に取り組む必要があると考えられた。
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田中 美郷, 芦野 聡子, 吉田 有子, 上田 千尋, 瀧元 美和, 針谷 しげ子
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小山 由美, 田中 美郷, 芦野 聡子, 熊川 孝三, 浅野 公子, 針谷 しげ子
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田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 針谷 しげ子, 熊川 孝三, 浅野 公子
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芦野 聡子, 田中 美郷, 小山 由美, 熊川 孝三, 針谷 しげ子, 浅野 公子
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人工内耳は補聴器がほとんど奏効しない重度難聴児に対して, ことば (Speech) の知覚・認知や発語面で多くの場合めざましい効果をもたらしているが, 一方ではそれが故に学校教育上最も重視されるべき言語 (language) の遅れが等閑に付されている傾向が見受けられる。この問題を検討するために, 幼児期にいろいろな病院で人工内耳の手術を受け, その後田中美郷教育研究所で言語指導を受けて就学した16名の高・重度難聴児について, WISC-IIIの成績を中心に言語及び学業の実態を調査してみた。その結果, 言語力を高めることは人工内耳装着だけでは解決できず, 装着前からの合理的かつ一貫した言語指導が不可欠であることが強調された。
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芦野 聡子, 田中 美郷, 小山 由美, 吉田 有子, 上田 千尋, 針谷 しげ子
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田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 吉田 有子, 針谷 しげ子, 寳田 和貴
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芦野 聡子, 田中 美郷, 小山 由美, 吉田 有子, 針谷 しげ子, 寳田 和貴
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吉田 有子, 田中 美郷, 芦野 聡子, 小山 由美, 熊川 孝三, 武田 英彦, 針谷 しげ子, 浅野 公子
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小山 由美, 田中 美郷, 芦野 聡子, 熊川 孝三, 浅野 公子, 今島 直俊, 針谷 しげ子
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