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クエリ検索: "小甲"
588件中 1-20の結果を表示しています
  • 籾山 徳太郎

    1917年 1 巻 5 号 98-101
    発行日: 1917/12/07
    公開日: 2009/02/26
    ジャーナル フリー
  • 相吉 悠治, 牛尾 浩樹, 菅間 博, 植野 映, 平野 稔, 田中 秀行, 八代 享, 森島 勇, 石川 智義, 添田 周吾
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 8 号 1836-1841
    発行日: 1992/08/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    1cm以下の微
    小甲
    状腺癌の中で,甲状腺周囲組織に浸潤していた2例を経験した.症例1は41歳女性.乳房超音波検査に際して行われた甲状腺超音波検査で,右葉中部に8mm大の腫瘤が発見された.超音波ガイド下穿刺吸引細胞診で甲状腺癌と診断された.甲状腺腫瘤は触知されなかった.甲状腺右葉・峡部切除を行ったが,気管面に腫瘍の遺残が認められた.気管粘膜を残して, 2気管輪の部分切除を行った.病理学的診断では硬化癌で,気管軟骨の近傍に腫瘍の浸潤が確認された.症例2は46歳女性.乳房超音波検査に際して行われた甲状腺超音波検査で両葉に腫瘤が発見された. 3年後に行われた左葉中部腫瘤の超音波ガイド下穿刺吸引細胞診でclass IIIとされた.甲状腺左葉に1cm大の結節を触知した.甲状腺左葉切除と右葉結節の核出を行った.病理組織学的診断は5mm大の硬化癌で,甲状腺周囲の脂肪組織に浸潤を認めた.
  • 石田 浩
    農林業問題研究
    1979年 15 巻 1 号 34-40
    発行日: 1979/03/25
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • とくに超音波像と組織像との対比
    春次 智三郎, 藤本 泰久, 加藤 保之, 前川 仁, 妙中 直之, 東 雄三, 須加野 誠治, 曽和 融生, 梅山 馨
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 8 号 1758-1764
    発行日: 1992/08/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    小甲
    状腺癌における超音波診断法の役割を見る目的で,摘出標本上1cm以下の甲状腺腫瘤13例(癌11例,腺腫2例)を対象とし,各種画像診断との比較,超音波画像と病理組織像との対比を行った.また,超音波画像上1cm以下の甲状腺腫瘤16例を対象とし,経過観察例の検討を行った.各種画像診断との比較では,超音波検査は正診率92.3%と最も微
    小甲
    状腺腫瘤の診断法では有用であった.病理組織標本との検討では,乳頭様構造の多い場合は腫瘤は内部エコーが低く,その中に点状高エコーの散在するものが多く,濾胞様構造の多い場合は内部エコーレベルの高いものが多い傾向がみられた.また,経過観察の検討から超音波検査にて良性と考えられるものは経過観察で良いと考え,悪性が考えられるものは,超音波ガイド下穿刺吸引細胞診を行い,外科的治療の方針を決定すべきと考えられた.
  • 高橋 広, 阿部 康人, 木村 茂, 永井 勲
    日本臨床外科医学会雑誌
    1990年 51 巻 5 号 937-940
    発行日: 1990/05/25
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル フリー
    頸部巨大リンパ節転移から発見された不顕性甲状腺癌の1例を経験した.症例は61歳男性.左鎖骨上窩腫瘤を主訴に来院.腫瘤摘出により甲状腺癌の頸部リンパ節転移と診断された.5日後,甲状腺左葉切除,R1リンパ節郭清を施行した.その後,頸部所属リンパ節,頸部,前胸部皮下組織,上縦隔,胸骨,肺に再発転移をきたし,肺を除く再発転移巣に対して計11回摘出術を施行した.現在,初回手術後7年6ヵ月になり両肺転移を認めるも担癌生存中である.再発甲状腺癌に対する積極的な外科切除に加え,初回治療方針の重要性を強調した.
  • 藤原 公一, 北田 修一
    日本水産学会誌
    2011年 77 巻 5 号 853-861
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/11
    ジャーナル フリー
    琵琶湖沿岸の発達したヨシ帯の岸辺付近は,溶存酸素濃度が著しく低いが,水温が高く,ニゴロブナ仔魚の餌になる微
    小甲
    殻類が多い。本種仔魚はこの水域に蝟集する。その要因を 2 種類の忌避/選好試験装置を用いて検討し,本種仔魚は貧酸素を忌避せず,高水温を選好し,遮光環境を著しく忌避し,微
    小甲
    殻類に強く誘引されること,およびヨシ帯の外縁の水より微
    小甲
    殻類を多く含む奥部の水を選好することが判った。本種の増殖のために育成場の造成や放流場所の選択を行う場合,これらの生態および環境条件を加味することが不可欠である。
  • 宮崎 拓郎, 田川 努, 中村 昭博, 山崎 直哉, 橋爪 聡, 松本 桂太郎, 田口 恒徳, 森野 茂行, 畑地 豪, 芦澤 和人, 安倍 邦子, 林 徳真吉, 永安 武
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2007年 21 巻 1 号 98-102
    発行日: 2007/01/15
    公開日: 2008/11/07
    ジャーナル フリー
    症例は31歳,男性.生来健康であった.嚥下時の違和感が出現し持続するため近医受診した.胸部単純写真にて気管の右方偏位,CTにて上縦隔腫瘍を指摘され,精査加療目的に当科紹介となった.術前に確定診断を得ることができず,手術を施行したところ微
    小甲
    状腺癌の縦隔リンパ節転移であり,甲状腺左葉切除,左頚部郭清,縦隔腫瘍切除,左反回神経切除と再建,気管8リング合併切除再建を行った.術後経過は良好で,気管縫合不全や狭窄などの合併症はなく軽快退院した.現在術後12ヵ月経過したが,明らかな再発を認めず外来にて経過観察中である.縦隔腫瘍の鑑別疾患として,甲状腺癌の縦隔リンパ節転移も念頭においた精査が必要であると思われた.
  • 保里 惠一, 羽藤 誠記, 成田 洋, 寺西 太, 伊藤 昭敏, 真辺 忠夫
    日本臨床外科医学会雑誌
    1995年 56 巻 10 号 2053-2057
    発行日: 1995/10/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    甲状腺乳頭癌の転移巣が経過観察中に未分化転化し,再発時には舌転移も来した1例を経験したので報告する.症例は86歳女性, 1989年8月に他医にて左頸部の腫瘤摘出を受け,病理組織学的検査にて甲状腺乳頭癌と診断された.しかし,甲状腺内には明らかな原発巣は認められず経過観察されていた. 2年後,同部に局所再発をきたし当科を紹介され,同腫瘤の摘出術を受け甲状腺乳頭癌の未分化転化と診断された. 5カ月後同部に再々発をきたしたが,同時に右舌背にも同様の腫瘤が認められ,生検にて甲状腺未分化癌の舌転移と診断された.再入院後,第47病日目に肺転移による呼吸不全にて死亡した.剖検時,甲状腺はすべて腫瘍組織に置き換わっており,原発巣の検索は不可能であった.甲状腺乳頭癌の未分化転化は少なくなく,また未分化癌の転移形式は多彩であるが,舌に転移することは極めて稀である.
  • 迫 裕孝, 阿部 元, 小玉 正智, 沖野 功次, 中根 佳宏
    日本臨床外科医学会雑誌
    1996年 57 巻 9 号 2088-2093
    発行日: 1996/09/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    過去16.5年間に初回手術を施行した腫瘍径1.0cm以下の微
    小甲
    状腺乳頭癌50例,すなわち単発腫瘍例37例,多発例13例,腫瘍数75個を検討した.年齢は26~74歳,平均49.8歳で,性別は男性1名,女性49名であった.
    病理組織型は被膜の有無,間質の量により,非被包型非硬化癌(12個),非被包性硬化癌(24個),被包性非硬化癌(8個),被包性硬化癌(7個)およびそれ以外の通常型(24個)の5型に分類できた.腫瘍径は0.1~1.0cm,平均0.67±0.26cmで,非被包性非硬化癌,非被包性硬化癌,被包性非硬化癌が被包性硬化癌,通常型より有意に腫瘍径が小さかった.
    石灰化は36.0% (27/75)にみられた.組織型では,石灰化は非被包性硬化癌37.5%,被包性硬化癌85.7%,通常型50.0%にみられた.
    癌周囲の甲状腺組織に見られた合併病変は54.0% (27/50)にみられ,腺腫様甲状腺腫が最も多かった.リンパ節転移は63.3% (31/49)にみられた.
  • 宮原 裕, 鎌倉 綾, 笹井 久徳, 中村 恵, 黒川 雅史
    耳鼻と臨床
    2015年 61 巻 6 号 252-259
    発行日: 2015/11/20
    公開日: 2016/11/01
    ジャーナル フリー
    頸部リンパ節転移から発見された微
    小甲
    状腺癌の 3 例を報告した。3 例とも PET/CT 検査でも甲状腺の原発巣は検出されなかった。2 例は転移リンパ節に嚢胞性変化を認めた。頸部嚢胞病変の鑑別診断として微
    小甲
    状腺癌にも注意が必要であると思われた。
  • 竹村 雅至, 井川 澄人, 岩本 広二, 木下 博明
    日本臨床外科医学会雑誌
    1994年 55 巻 7 号 1728-1731
    発行日: 1994/07/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    著者らは最近腰痛を主訴として来院,精査の結果,甲状腺を原発とする濾胞腺癌の腰椎転移と診断された症例を経験したので報告する.症例は55歳男性.腰痛で来院し腰椎X線検査で第二腰椎に病的圧迫骨折を認めた.腰椎CT検査,腰動脈造影検査で腫瘍像の存在を得たため腰椎生検を行い,転移性癌と診断した.ついで甲状腺検査を行ったところ,右葉に2.3cm,左葉に4mmの腫瘍の存在が確認された.以上より甲状腺オカルト癌と診断し,甲状腺亜全摘術及び頸部リンパ節郭清を行った.
    オカルト甲状腺癌は転移巣によってはじめて発見され,術前に原発巣がまったく触知されないような甲状腺癌とされている.本症例は,大きさからは微
    小甲
    状腺癌に分類されるが,転移を来しており積極的な治療及び術後の充分な追跡が必要と思われる.
  • 齋藤 学, 境澤 隆夫, 山田 響子, 有村 隆明, 西村 秀紀, 保坂 典子
    信州医学雑誌
    2011年 59 巻 2 号 89-95
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/04/20
    ジャーナル フリー
    We experienced a case of minimal thyroid carcinoma diagnosed by a solitary pulmonary nodule.
    A 70-year-old woman visited a medical practitioner because of a cough, and was referred to our hospital due to an abnormality on the chest X-ray. Chest computed tomography (CT) showed a small nodule in the right upper lobe (S3). Because the nodule was diagnosed as adenocarcinoma by aspiration biopsy cytology during surgery, a right upper and middle lobe lobectomy was perfomed. The nodule in the right lung was diagnosed as metastasis from a thyroid carcinoma by histopathology, and subtotal thyroidectomy and neck dissection (D2a) were therefore perfomed two months later. There was micropapillary carcinoma of 8mm, 5mm and 3mm in the thyroid gland, but there was no cervical lymph node metastasis. There has been no recurrence so far.
  • 野口 昌邦, 石田 哲也, 田尻 潔, 藤井 久丈, 宮崎 逸夫
    日本臨床外科医学会雑誌
    1987年 48 巻 3 号 295-299
    発行日: 1987/03/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    甲状腺分化癌の領域リンパ節の転移状況を検討するため, 1979年1月より1986年3月までに金沢大学第2外科で甲状腺切除とリンパ節郭清を施行した甲状腺分化癌171例について分析した.その結果,腫瘤径1cm以下の微
    小甲
    状腺癌および腫瘤径1.1cm以上の甲状腺癌のリンパ節転移率はそれぞれ57%, 84%と高率であった.またそれらの転移は甲状腺近傍リンパ節群 (I, II, III, IV) のみならず,深頸リンパ節群 (V, VI, VII) にも認められ,これらの症例には少なくともModified radical neck dissectionによるR1の郭清が必要と考えられた.その上,更に癌巣が甲状腺両葉に認められるもの,峡部に占居するもの,また癌巣が甲状腺の一側葉に限局しているものの中で,術前あるいは術中に明らかな両側あるいは対側頸部リンパ節転移を認めるものや,術中は対側気管傍リンパ節転移を認めるものは,両側頸部のリンパ節転移率が高く,両側頸部リンパ節郭清が必要と考えられた.
  • 戸谷 裕之, 堀口 淳, 鯉淵 幸生, 飯島 耕太郎, 狩野 貴之, 落合 亮, 小山 徹也, 飯野 佑一, 森下 靖雄
    北関東医学
    2003年 53 巻 3 号 281-284
    発行日: 2003/08/01
    公開日: 2009/10/21
    ジャーナル フリー
    頚部リンパ節転移巣に扁平上皮癌成分があり, 診断に難渋した甲状腺オカルト癌の1例を経験したので報告する.患者は64歳男性で, 平成11年9月に検診で左頚部腫瘤を指摘され, 精査目的で当科外来を受診した.腫瘤は左胸鎖乳突筋外側に位置し, 3.7×3.1cm大, 弾性硬で可動性不良であり, 嚥下との共同運動はなかった.甲状腺に明らかな腫瘤を触知しなかった.甲状腺機能, CEAおよびSCCは正常範囲内であった.サイログロブリンは143ng/mlと上昇していた.頚部超音波検査では3.2×2.8cm大の不整形で内部不均一, 境界は比較的明瞭な低エコー像を認めた, 甲状腺との連続性はなく, 甲状腺内に明らかな病変は認められなかった.頚部CTでは約3cm大の不整形, 境界明瞭で, 内部不均一な腫瘤像を認めた.腫瘍の針生検で扁平上皮癌の疑いがあり, 確定診断のためincisional biopsyを施行し, 扁平上皮癌成分を伴う甲状腺乳頭癌の診断を得た.甲状腺オカルト癌の診断で, 甲状腺全摘およびリンパ節郭清を施行した.摘出した腫瘍は3.8×2.6×2.0cm大, 灰白色, 充実性で, 甲状腺との連続性はなく, 割面でも甲状腺内に明らかな病変は認められなかった.甲状腺の病理検査で右葉下極付近に0.2cm大の微小乳頭癌を認めた.
  • 金杉 英五郎
    耳鼻咽喉科雑誌
    1893年 1 巻 1 号 29-34
    発行日: 1893年
    公開日: 2007/06/29
    ジャーナル フリー
  • 菊川 達雄, 野々村 光栄, 山下 勝
    耳鼻咽喉科臨床
    1999年 92 巻 11 号 1229-1233
    発行日: 1999/11/01
    公開日: 2011/11/04
    ジャーナル フリー
    Clinically, nodal metastases from well-differentiated thyroid papillary carcinoma usually present primarily in the pretracheal, paratracheal, and infraglandular groups of lymph nodes, secondly, along the ipsilateral jugular chain nodes, thirdly in the accessory nodes, and then in the other distant regional nodes such as the submandibular and submental groups.
    We report two cases of rare metastases of thyroid papillary carcinoma.
    Case 1: A 72-year-old male was referred to our hospital because of a right neck mass. A CT scan revealed that his right jugular nodes were swollen and involved in the deep cervical fascia, and that a minute calcification existed in the left lobe of the thyroid gland. This was a case of a minute carcinoma which metastasized only to the contralateral jugular chain nodes. No metastatic lymph nodes were found in the left side region. Thyroid carcinomas usually metastasize to the ipsilateral side at first. Metastases to the contralateral nodes without ipsilateral nodal involvement are unusual.
    Case 2: A 57-year-old female was referred to us because of postoperative vocal cord paralysis, and a thyroid tumor was found by chance. Enhanced CT scan showed a high density mass in the retropharyngeal space. After surgery, this was diagnosed as being a lateral retropharyngeal nodal metastasis of a thyroid papillary carcinoma. Metastases to the lateral retropharyngeal nodes are rare.
  • 白石 景秀
    水産増殖
    1968年 16 巻 4 号 179-184
    発行日: 1968/11/25
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
  • 岩本 勲, 綾部 公懿, 川原 克信, 母里 正敏, 橋本 哲, 伊藤 重彦, 富田 正雄
    日本臨床外科医学会雑誌
    1987年 48 巻 12 号 1953-1956
    発行日: 1987/12/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    頸部リンパ節の生検によって甲状腺癌と診断され,その後の超音波検査, CT検査などにより甲状腺に腫瘤の存在を確認した5症例を経験し,そのうち4症例は微
    小甲
    状腺腫であった.症例は全例女性であり組織所見は乳頭癌で,なかでも,興味ある例として各々,乳癌,子宮癌の術後,外来通院中頸部(鎖骨上窩)リンパ節腫大がみられ,原発癌からの転移を疑ったが,重複癌であった症例を2例経験した.甲状腺癌の約16%に微小癌が存在すると言われ,リンパ節転移は上内深頸リンパ節,下内深頸リンパ節(鎖骨上窩)転移例が多く,頸部リンパ節腫脹の約37%程度は悪性であることを念頭におき,頸部リンパ節の触診は充分に注意して行なう事と,腫瘤を触れた場合は積極的に生検すべきことを強調する.
  • 木谷 益邦, 久野 操, 鶴田 新生
    水産増殖
    1970年 17 巻 2 号 77-81
    発行日: 1970/01/10
    公開日: 2010/06/30
    ジャーナル フリー
    陸上に施設されたコンクリート製海水貯水池に6月10日から26日までの短期間ではあるが, 橈脚類のCentropages yamadai MORIが単独的に増殖した珍しい現象が認められた。本種の消長と水温および塩分の変化との関係を比較検討した。
    第3図 貯水池の水温および塩素量の変化 -底層 ……表層
    増殖期間の貯水池の水温は21-27℃, 塩素量は16-18‰であった。また貯水池にはクルマエビなどの飼育出水槽からの流水も多少あり, スケレトネマ, クロレラ, モナスなど
    小甲
    殻類の飼育に好適と思われる微小プランクトンが多量混在していた。
    6月27日多量の降雨のため, 貯水池の塩分は急激に低下し, これが本種の増殖を停止させ消滅させた主な要因と推察した。
  • 山本 敏哉, 野崎 健太郎
    水産増殖
    2004年 52 巻 2 号 145-152
    発行日: 2004/06/20
    公開日: 2010/03/09
    ジャーナル フリー
    ヨシ群落が持つ魚類の初期の生育場所としての価値を評価するために, 琵琶湖において1994年の4月から7月に, 8グループの微
    小甲
    殻類の出現量の時間変化を調べた。8グループの中では, ゾウミジンコ, ノープリウス幼生, マルミジンコ科, カイミジンコ, アオムキミジンコが優占していた。ヨシ群落の岸近くにおいて, 微
    小甲
    殻類の現存量は全体として188~3290個体/lの間で変動した。季節的には4月下旬と5月下旬にピークがあったが, 6月以降は低い値で推移した。微
    小甲
    殻類は5月上旬から6月中旬にかけてヨシ群落内でも岸近くの方が多くなっていた。1960年代に同じヨシ群落で調べられた結果と比較したところ, 1994年の方が有意に出現量が多かった。特に, カイミジンコは1960年代には全く出現していなかったのと対照的であった。これらの大きな変化は近年の沿岸帯の環境および生物群集の変化を反映しているのかもしれない。
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