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クエリ検索: "尚裕"
1,228件中 1-20の結果を表示しています
  • 池田 政身, 荒田 次郎
    CHEMOTHERAPY
    1986年 34 巻 Supplement5 号 1027-1030
    発行日: 1986/11/20
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Cefuroxime (CXM) をエステル化することにより消化管より吸収されやすくした経口用セファロスポリン剤であるCefuroxime axetil (CXM-AX) につき皮膚科的に検討した。
    1) ラットにCXM-AXを20mg/kg経口投与しCXMの血清および皮膚内濃度を検討した。CXMの30分後, 1時間後, 2時間後の血清中濃度は各々5.3, 4.7, 2.1μg/ml, 皮膚内濃度は2.88, 2.13, 0.82μg/g (湿重量)(n=4) であった。4時間以降では共に検出されなかった。
    2) 成人手術患者2例にCXM-AX 500mg経口投与しCXMの血清および皮膚内濃度を検討した。1例目は投与2時間30分後の血清中濃度5.41μg/ml, 皮膚内濃度2.96μg/g, 2例目は投与2時間15分後の血清中濃度1.92μg/ml, 皮膚内濃度1.60μg/gであった。
    3) 皮膚感染病巣より分離のS.aureus50株に対するCXM, Cephale, in (CEX), Cefaclor (CCL), Cefatrizlne (CFT), Ampicilhn (ABPC) のMICを測定した。CXMのMIC分布のピークは1.56μg/ml付近であったが, CFTよりやや耐性よりのカーブを示した。CCLは 1管, CEXは2管程それぞれCXMよりMICのピークが大きかった。ABPCは幅広いMICの分布を示し, そのピークは1.56μg/ml付近にあった。
    4) 臨床応用として皮膚科領域感染症19例にCXNI-AXを投与し, 著効10, 有効3, やや有効2, 無効3, 脱落1で有効率は72.2%6であった。副作用としては1例に口腔内乾燥, 1例に嘔気, 軟便を認めた。
  • 荒田 次郎他
    CHEMOTHERAPY
    1981年 29 巻 3 号 267-279
    発行日: 1981/03/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    1) Cefaclor (以下, CCL) 1日750mg3分服とCephalexin (以下, CEX) 1日1g 4分服の臨床効果を二重盲検試験により比較検討した。対象疾患は, 癌, 癖, 瘍腫症, 毛包炎 (ニキビを除く), 蜂窩織炎, リンパ管炎に限った。
    2) 経過観察は, 原則として3日, 5日, 7日に行ない, 主治医による効果判定, 有用性判定と疼痛, 発赤, 浮腫範囲を点数化し, その推移による薬効評価判定麓準判定とを行なった。
    3) 臨床的検討の対象となった症例は148例 (CCL 75例, CEX 73例), 除外例はCCL 4例, CEX 5例, 脱落例CCL 6例, CEX 5例であった。臨床効果判定対象となったものはCCL 65例, CEX 63例, 副作用検討の対象となったものCCL 70例, CEX 69例であった。
    4) 主治医による総合判定: CCL著明改善35/65 (53.8%), 著明改善~改善54/65 (83.1%), CEX著明改善31/63 (49.2%), 著明改
    5) 有用性の比較も有意差がなかった。
    6) 薬効評価判定基準による総合判定: CCL著効38/65 (58.5%), 著効~有効55/65 (84.6%), CEX著効34/63 (54.0%), 著効-有効54/63 (85.7%) で, 両薬剤間に有意差がなかった。
    7) 自覚的副作用の比較: CCL 8/70 (11.4%), CEX 3/69 (4.3%) の出現率で, その内容はほとんど消化器症状であった。
    8) 全体として, CCL 250mg 1日3回内服とCEX 250mg 1日4回内服は, 急性皮膚感染症に対し, 同等の効果, 有用性をもつと判定された。
  • 佐々木 義和, 常見 泰平, 今中 聖悟, 長安 実加, 赤坂 珠理晃, 佐道 俊幸, 小林 浩, 成瀨 勝彦
    産婦人科の進歩
    2017年 69 巻 3 号 326-329
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/09/29
    ジャーナル 認証あり
  • 藤田 水穂
    文化看護学会誌
    2013年 5 巻 1 号 1_28-1_34
    発行日: 2013/03/30
    公開日: 2018/11/13
    ジャーナル フリー

     本調査は,「慢性疾患予防に資した子どもの健康教育プログラム開発に関する研究」の一環として行ったものである。本研究の最終目標は,慢性疾患予防のために,小学校低学年など早くから実施できる効果的な健康教育プログラムを開発することである。体と健康のしくみに関する正しい知識とライフスキルを身につけることは,健康な成長と人生の基盤になるものと考えられるためである。
     今回,学校教育の実態調査として,日本とフィンランドの小学校教育における人体と健康の学習に関する教科書の内容比較を行った。その結果,フィンランドよりも日本の教育内容は少なく,また教育開始も遅いことが分かった。学校教育や,大学のような教育研究機関,医療機関も,日本とは異なる他国の教育を学び,今後の子どもの健康教育について,その必要性を改めて理解し,積極的に取り組んでいくことが望ましいと考えられる。

  • 山本 康生, 玉木 宏幸, 池田 政身, 荒田 次郎
    CHEMOTHERAPY
    1989年 37 巻 Supplement3 号 848-851
    発行日: 1989/12/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    新しい経口セフェム剤であるBMY-28100 (以下BMY) を皮膚科学的に検討した。
    1) 皮膚感染病巣より分離のStaphylococcus aureusに対するBMY, cephalexin (以下CEX), cefaclor (以下CCL), cefatrizine (以下CFT) のMIC (106 CFU/ml) を測定した。BMYのMICは0.39から100μg/mlに分布し, MIC50は0.78μg/mlであった。CEX, CCL, CFTのMIC50は各々6.25, 3.13, 1.56μg/mlであった。
    2) ラットにBMY 50mg/kgを内服させた場合の1, 2, 4時間後の血清内, 皮膚内濃度は各々35.83, 2.53, 1.63μg/ml, 9.40, 2.82, 1.80μg/g (湿重量)(n=4) であった。
    3) 皮膚感染症5例にBMYを1日500mg (3例) 2分服, 750mg (2例) 3分服で使用した。著効1例, 有効4例であった。副作用はみられなかった。全例で行った臨床検査では1例で, S-GPTの軽度上昇がみられた。
  • 古賀 祐子, 草西 洋, 埴岡 啓介
    産婦人科の進歩
    2015年 67 巻 4 号 381-387
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/11/27
    ジャーナル 認証あり
    羊水塞栓症は,羊水および胎便中の胎児成分による肺内小血管の物理的閉塞および羊水中の液性成分によるアナフィラキシー様反応が原因とされる疾患である.今回われわれは,分娩中に羊水塞栓症を発症し,いったん心停止に陥り,救命できたものの重篤な神経学的後遺症が生じた症例を経験したので報告する.症例は32歳未経産で,妊娠経過はとくに異常なく,妊娠38週6日で陣痛発来にて入院となった.翌日,分娩第I期に破水し,子宮口全開大後に高度変動一過性徐脈が出現したためクリステレル圧出法にて男児を娩出した.分娩直後より子宮収縮は不良で子宮収縮剤を投与しても改善せず,分娩1時間後までに約1600gの出血をきたし,分娩から72分後に収縮期血圧が50mmHgまで低下し意識も消失した.昇圧剤投与,濃厚赤血球の輸血を開始したが,分娩から137分後に心肺停止となったため蘇生処置を行い心拍は再開した.抗DIC治療にもかかわらず子宮や静脈ライン留置のため皮膚を切開した右足踝からの出血が持続し,ICUでの総出血量は分娩17時間後までに10000gを超え,分娩翌日に開腹子宮摘出を行った.手術後,抗DIC療法を中心とした集学的治療にて出血傾向は改善したが,大量出血による多臓器不全のため2カ月間ICUでの管理を要した.脳虚血による低酸素脳症は回復することなく,意思疎通困難と左片麻痺のため自宅に退院することができず,分娩から半年後に介護専門病院へ転院となった.本症例では分娩直後から非凝固性の出血があり,分娩1時間後の血液データで著明な凝固・線溶系の亢進を認めたこと,血清中のシアリルTn抗原(STN)が異常高値を示したこと,および摘出子宮の組織診断で体部間質に著明な浮腫と体部筋層の血管内に羊水由来成分を認めたことから羊水塞栓症と考えられた.〔産婦の進歩67(4):381-387,2015(平成27年10月)〕
  • 冨田
    尚裕
    家族性腫瘍
    2006年 6 巻 1 号 1-
    発行日: 2006年
    公開日: 2018/12/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 冨田
    尚裕
    家族性腫瘍
    2005年 5 巻 1 号 1-
    発行日: 2005年
    公開日: 2018/12/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 光と周産期医学
    金山
    尚裕
    周産期学シンポジウム抄録集
    2015年 33 巻
    発行日: 2015年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     母体脳循環モニタリング

     妊娠高血圧症候群および子癇などに関連する妊婦の脳循環障害が注目されている。近年の報告では脳出血・脳梗塞は妊産婦死亡の第2位となっている。このため妊娠中の脳循環障害の予防・管理はきわめて重要な周産期医療の課題である。

     妊婦における脳内の血流の把握はきわめて有用なことからMRIや脳血流測定が行われているが,これらの測定法は妊婦の脳の状態を継続的にモニタリングするものではない。われわれは浜松ホトニクス株式会社と共同で近赤外線時間分解分光法(time-resolved spectroscopy:TRS)を用いて,分娩時(特に間欠期と怒責時)における脳血液量のモニタリングを非侵襲的に継続的に行っている(図1)。現在までに得られた結果を以下に示す。①分娩中怒責時には,総ヘモグロビン(Hb)が上昇し,脳末梢の血液量が増加した(図1,2)。なお,TRSによる総Hbは局所の血液量に相当する。②妊娠高血圧症候群の症例では,脳血液量増加が正常分娩に比較して有意に多かった(図3)。

     陣痛発作時末梢の脳血液量が増加することが連続モニタリングとしては初めて観察された。このことは陣痛発作時に末梢の脳血管における血液量が増加し,末梢の血管に負荷が掛かっていることが証明された。さらに陣痛発作時の脳血液量は妊娠高血圧症候群例で正常分娩に比較して有意に増加していた。これは妊娠高血圧症候群では末梢の脳血管に大きな負荷が発生していることを意味する。妊娠高血圧症候群合併妊婦では分娩時脳出血が発生する例があるが,末梢血管の負荷増大がその発症機序に関与するとこが本研究から示唆された。

     TRSによる分娩時妊婦脳モニタリングは脳血管障害などが危惧される産婦の脳循環モニタリング法として侵襲性もなく簡便であることもあり有用であると思われた。今後廉価版のTRSが発売されれば安全な母体分娩モニタリングとして普及すると考えられる。

  • 金山
    尚裕
    周産期学シンポジウム抄録集
    2015年 33 巻
    発行日: 2015年
    公開日: 2024/03/01
    会議録・要旨集 フリー

     第33回周産期学シンポジウムを平成27年1月23から24日の2日間,静岡県浜松市のアクトシティコングレスセンターで開催いたしました。天候に恵まれ2日間で670人近い先生方の参加があり,大変盛況で主催者として心より感謝しています。学術プログラムは従来通り初日プレコングレス,2日目はシンポジウムの構成でした。

     初日のプレコングレスは全国アンケート調査と招請講演の2本立てでした。皆様にお願いした「周産期の感染と炎症に対しての産科的診断及び治療の施設基準に関するアンケート調査」の結果を聖隷浜松病院の村越毅先生から報告いただき,臨床的絨毛膜羊膜炎の診断と娩出タイミングについて興味深い報告がありました。浜松は光産業都市として産官学一体となり光を用いた産業育成に力を入れています。「光と周産期医学」というテーマで3つの講演がありました。世界的光企業である浜松ホトニクス中央研究所の山下豊先生からは「近赤外線を用いた生体計測―原理から臨床応用まで―」というタイトルで近赤外線医学についてわかりやすく解説されました。新生児分野では香川大学の日下隆教授に「光を用いた新生児の脳循環と機能評価」というテーマで講演していただき,近赤外線分光法が新生児の脳循環評価に有用であることが認識されました。最後に産科分野から私が「近赤外線を用いた新しい母児管理」について発表しました。胎児モニタリングはCTGがゴールドスタンダードになっていますが,疑陽性が多いことが知られています。我々の教室では静岡大学と共同で新しいコンセプトで開発した内診指接着型胎児オキシメーター(指接着型オキシメーター)を紹介しました。医師や助産師の指腹にセンサーを装着し内診時に胎児の酸素飽和度を測定できるものです。過去に胎児にセンサーを装着する胎児パルスオキシメーターはありましたが,データ取得の不安定さなどから発展しなかった経緯があります。我々のオキシメーターは診察者が内診と同時に胎児の酸素飽和度と胎児総ヘモグロビン(血液量)を測定できる特徴があります。講演では分娩2期の測定画面の紹介もあり注目を引いたのではないかと思います。今後胎児心拍数モニタリングを補完する新しい胎児モニタリング法として発展させたいと考えています。このオキシメーターは娩出直後の新生児やクベース内の処置時に任意の部位で測定できますので新生児の評価でも役立つと思います。

     2日目はメインイベントのシンポジウムがあり,全体テーマは「周産期の炎症と感染~長期予後改善を目指して~」でした。午前は周産期の炎症・感染への挑戦,午後は絨毛膜羊膜炎と長期予後がテーマでした。多数例を解析したエビデンスレベルの高い報告や絨毛膜羊膜炎の新しい管理法などの発表もありました。どの演題も十分な選考を経た充実した内容で,参加された皆様には満足のいく内容でした。

     初日の懇親会も多くの方の参加を得て盛り上がりを見せ,旧知の親交を深め,新しい友を作るのに貢献できたのではないかと感じました。

  • 冨田
    尚裕
    家族性腫瘍
    2015年 15 巻 1 号 24-26
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/12/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 冨田
    尚裕
    家族性腫瘍
    2015年 15 巻 1 号 1-
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/12/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 西原 政好, 藤本 高義, 池永 雅一, 冨田
    尚裕
    , 伊澤 光, 金井 俊雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2001年 62 巻 2 号 451-456
    発行日: 2001/02/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    遺伝性非ポリポージス大腸癌(HNPCC)の1切除例に対して遺伝子不安定性(MSI)の解析を行ったので報告する.症例は66歳,女性.家族歴:父が肺癌,母が子宮癌にて死亡.同胞5人中2人が上行結腸癌および胃癌にて死亡, 2人がS状結腸癌と子宮体癌にてそれぞれ手術を受けている.既往歴:[第1癌, 46歳]子宮体癌にて子宮全摘術.[第2癌, 58歳]上行結腸癌,横行結腸癌にて拡大結腸右半切除術 (P0H0n0ss, Stage II). 術後,外来経過観察中に胃癌,直腸癌を認め,平成11年11月1日,幽門側胃切除術およびMiles手術を施行した.組織診断では胃癌は深達度mの高分化管状腺癌,直腸癌は深達度mpの高分化腺癌と診断された.直腸癌病変において遺伝子不安定性が認められた.今後は患者,同胞も含めた新たな大腸癌の発生ならびに異時性他臓器癌の罹患に関して,厳重な経過観察が必要である.
  • 吉山
    尚裕
    日本心理学会大会発表論文集
    2006年 70 巻 1EV003
    発行日: 2006/11/03
    公開日: 2018/07/03
    会議録・要旨集 フリー
  • 吉山
    尚裕
    日本教育心理学会総会発表論文集
    2003年 45 巻 PC48
    発行日: 2003/07/05
    公開日: 2017/03/30
    会議録・要旨集 フリー
  • 冨田
    尚裕
    , 福永 睦
    家族性腫瘍
    2003年 3 巻 2 号 54-56
    発行日: 2003年
    公開日: 2018/11/28
    ジャーナル オープンアクセス
  • 岩永 剛
    家族性腫瘍
    2007年 7 巻 2 号 104-105
    発行日: 2007年
    公開日: 2018/12/05
    ジャーナル オープンアクセス
  • 岩永 剛
    家族性腫瘍
    2006年 6 巻 2 号 62-63
    発行日: 2006年
    公開日: 2018/12/04
    ジャーナル オープンアクセス
  • 大松 浩一郎
    映像情報メディア学会誌
    2018年 72 巻 1 号 J2-J8
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2017/12/21
    ジャーナル フリー
    リニア編集のように映像を止めることなくテロップ付け(またはスーパー)する仕組みを,ノンリニア編集上に実現した.テレビ朝日は 2015年に報道設備がテープからファイルベースのシステムになり,編集面では本格的にノンリニア編集システムを取り入れた.しかし編集マンによると,映像編集は便利になる一方で,テロップ付けは逆に作業が大きな負担になるとのことだった.理由の一つはテロップ付けの際,映像の再生・停止を頻繁に繰り返すため,リニア編集よりもテロップ付けに時間がかかるためだった.もう一つはリニア編集で使っているディレクター用のスーパーボタンがなく編集マンがテロップ付け操作をすべて代行しなければならないためだった.今回の開発により,それら弱点を克服し,ノンリニア編集でのテロップ付けにかかる時間は旧来の半分になった.ノンリニア編集の圧倒的な利便性に加え,リニア編集の弱点であったテロップ付け機能が補強され,両者の長所を併せ持った編集システムが実現できた.
  • 高橋
    尚裕
    , 平林 美貴, 三上 信可, 松田 正
    木材保存
    1990年 16 巻 2 号 66-74
    発行日: 1990/03/25
    公開日: 2009/05/22
    ジャーナル フリー
    フェニル環を14Cで標識したフェニトロチオンおよびフェニトロチオンマイクロカプセルを土壌およびガラス表面上に7.29/m2の割合で処理し,太陽光に曝露すると,フェニトロチオンはガラス,池田土壌および牛久土壌表面において半減期がそれぞれ5.7週,2.3週,2日の速度で分解するのに対して,フェニトロチオンマイクロカプセルの光分解速度は媒体に依存することなく5.5~6.5週の光分解半減期で消失した。マイクロカプセルの形態を走査型電子顕微鏡および透過型微分干渉顕微鏡で観察すると,フェニトロチオンは膜内において光分解を受けるだけでなく太陽光照射によりカプセル膜が劣化して破壊し,膜内フェニトロチオンが膜外に浸潤した後も光分解を受けることが明らかとなった。フェニトロチオンおよびフェニトロチオンマイクロカプセルの光分解物の分布に著しい差異はなく,フェニトロチオンマイクロカプセルは土壌およびガラス表面上において,P=SからP=Oへの酸化,異性化,P-O-アリールおよびP-O-メチル結合の開裂,あるいはこれらの組み合わせにより分解した。
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