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クエリ検索: "履物"
3,655件中 1-20の結果を表示しています
  • *武井 玲子, 吉田 純子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2006年 58 巻 2P-32
    発行日: 2006年
    公開日: 2008/02/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    履物
    の生理・物理的、美的・心理的機能に関する研究報告は比較的多く見られるが、環境視点から
    履物
    を長持ちさせる手入れや保管に関する報告はあまり見られない。衣料と同様、
    履物
    に対しても環境負荷を低減するという環境意識と行動は重要である。そこで、環境視点からみた
    履物
    管理の基礎的知見を得ることを目的に、一般家庭を訪問調査し、下駄箱での
    履物
    収納実態、手入れやクリーニング方法等保管上の問題点の抽出を試みた。【方法】平成17年9月_から_12月の期間、郡山市内在住の一般家庭17世帯を訪問し、
    履物
    の収納場所(下駄箱)の写真撮影による収納保管実態調査および収納スペースに対する満足度、
    履物
    の手入れ、所有・死蔵状況に対する聞き取り調査を行った。【結果】
    履物
    の所持および死蔵数は、性別、年齢、職業、意識の違いや住まい環境によって異なることを確認した。
    履物
    の収納場所についてみると、下駄箱は玄関の脇に設計されており、居住者の
    履物
    の所有実態を反映しているスペースではない。そのため、収納スペースに規制されて
    履物
    を収納している実態であり、下駄箱に対する不満、要望が多く見られた。今回調査した世帯のうち14世帯は一戸建て居住者であり、下駄箱を複数所有している割合が高かった。下駄箱の中の保管状況をみると、死蔵
    履物
    が混在したり、日常の
    履物
    や長靴、ブーツなど物理的に収納できない
    履物
    は土間に並べられていた。手入れについてみると、手入れ用具やクリームが保存されているものの、手入れは汚れが気になったらするレベルがほとんどであった。
    履物
    の所有実態に即した収納スペースの確保、
    履物
    を長持ちされる手入れ方法の検討が今後の課題である。
  • 野本 洋平, 大矢 哲也
    生体医工学
    2019年 Annual57 巻 Abstract 号 S65_1
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/27
    ジャーナル フリー

    転倒は歩行や段差を超えるなどの日常生活の中でおこる。中でも最も転倒の危険が高いのは段差を超えるときの跨ぐ動作である。さらに高齢者の転倒の原因の約4割が

    履物
    に関連していると報告されている。しかし、高齢者の跨ぐ動作や高齢者と
    履物
    の関係についての研究は、多くみられるものの、
    履物
    の相違が跨ぐ動作に与える影響を検討したものは、ほとんど見受けられない。そこで本研究では、転倒要因の一つである
    履物
    に関する基礎的データを得るために、
    履物
    の相違が跨ぐ動作に与える影響を明らかにすることを目的とした。対象者は19~23歳の健常若年者19名(平均年齢21.0±1.3歳)で、両足の爪先に付けた磁気センサで障害物を跨いだ高さを計測した。障害物の高さは、2cm、5cm、10cmで
    履物
    は対象者が普段履いているスニーカーとサンダルとした。計測結果では、
    履物
    の相違が跨ぐ動作に影響を与えることを確認した。

  • 三浦 豊彦
    日本ゴム協会誌
    1954年 27 巻 8 号 528-534
    発行日: 1954年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 高井 明徳, 三戸 秀樹
    生活衛生
    1992年 36 巻 5 号 285-293
    発行日: 1992/09/10
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
    足の形態,
    履物
    によって生じたと考えられる足の形態変化, 通学時に最もよく履かれている
    履物
    の種類とそのフィット性・履き心地,
    履物
    着用により生じる障害,
    履物
    購入時の選択状況などに関する実態調査を男女大学生372名 (男子: 189名, 女子: 183名) について行い, 特に
    履物の快適性と履物
    による障害発生に関わる要因を探り,
    履物
    着用の問題点について考察した。
    女子の
    履物
    着用の状況は, 男子に比べ問題が多く, 特にハイヒールの着用によってもたらされる点が顕著であった。しかし, 他の
    履物
    においても「きつめ」での着用は問題があることが示唆された。ただ, 足の形態変化に関わる要因は特に認められなかった。男子では, 問題点と関わる要因は明瞭ではなかったが, 女子同様「きつめ」の靴の着用は問題があるなどの点が指摘された。快適性や足の障害発生には購入時の状況が関与していた。
  • ―和式履物の機能と提言―
    笹本 信子
    日本衣服学会誌
    2003年 47 巻 1 号 21-23
    発行日: 2003年
    公開日: 2021/09/03
    ジャーナル フリー
  • 田口 秀子
    日本衣服学会誌
    1999年 42 巻 3 号 183-186
    発行日: 1999年
    公開日: 2022/08/20
    ジャーナル フリー
  • 大塚 斌, 菊田 文夫, 近藤 四郎, 高橋 周一
    日本家政学会誌
    1992年 43 巻 4 号 311-318
    発行日: 1992/04/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    (1) 足の形状とその革靴のサイズとの関連を検討するために, 日本人成人の男性149名, 女性178名の左右両足について, 足長および足囲ボールを計測した.この計測値をもとに, 靴の適正サイズをJIS規格によって判定した.同時に足の靴に対する「適合感」の好みを, 「ぴったり」・「ふつう」・「ゆるめ」の三つに分類して, その分類ごとに靴の適正サイズと自称サイズの一致度を検討した.
    (2) 革靴の自称サイズのうち最も多いのは, 足長サイズでは男性が25.0 (cm), 女性が23.0 (cm) であって, 足囲ボール表示サイズをあわせてみた場合には, 男性では25EEE (ボール部周径が255mm), 女性では23EE (ボール部周径が234mm) であった.
    (3) 足長の適正サイズと自称サイズの一致度は, 男性では約41%, 女性では約32%であった.被験者のうち, 男性は38%の者が, 女性は59%の者が自分の足長サイズは知っているが, 足囲ボール表示サイズについては知らなかった.この結果は, とくに市場に多く出回っている婦人靴に, 足囲ボールサイズの表示がない場合が多いが, DやEに相当するものが多いという事情によるものと考えられた.
    (4) 足長の自称サイズと適正サイズとの差異をみると, 「ぴったり」, 「ふつう」, 「ゆるめ」と移るにつれて, 男性では自称サイズが適正サイズよりも大きい者の割合が増加するが, 女性ではこの傾向は認められなかった. (5) 足の靴に対する「適合感」の好みを, 「ぴったり」・「ふつう」・「ゆるめ」の三段階に分けてみると, 男女ともに「ぴったり」・「ふつう」・「ゆるめ」と移るにつれて, 自称の足囲ボール表示サイズはしだいに大きくなる傾向がみられた.
    (6) 女性の自称サイズは, 足長・足囲ボールの計測値から判定される適正サイズよりも大きい傾向が認められた.
  • 北村 君
    産業医学
    1960年 2 巻 9 号 706-712
    発行日: 1960年
    公開日: 2008/04/14
    ジャーナル フリー
    1) The strength of the right hand was measured by the strain gauge dynamometer, the knob of which was pushed with right hand by female subjects in standing posture. During the experimental work photographs of feet of the subjects were taken by which the coordination of the feet was studied. The physical surroundings of the feet of the subjects were found to have definite incluences on the performance of pushing a knob horizontally to the left by an arm. The performance of the subjects with bare feet was the greatest notwithstanding the materials of flooring, while the output of the subjects with stockings was definitely modified by the difference of the flooring materials. 2) Placing the knob in front of the right shoulder and pushing it to the left by the right hand with extended arm, the metatarsus and toes of the right foot were pressed. Placing the knob in front of the left shoulder and pushing it in the same way, the metatarsus and toes of both feet were pressed. Placing the knob at the right side of the right shoulder, pushing induced the load in both heels. Pushing the knob upwards increased the load at the foot of the same side as the knob. Pushing it down alleviated the load at the foot of the same side as the knob and increased the load at the opposite side. 3) At the beginning of the act of pushing the knob horizontally to the left, all subjects turned their toes out and put them as before at the end of pushing. Subject who turned their toes at will, made better performances than the subjects with restricted position of toes.
  • 鵜飼 信雄
    日本ゴム協会誌
    1963年 36 巻 10 号 942-946
    発行日: 1963年
    公開日: 2008/04/16
    ジャーナル フリー
  • 幼児教育学科の学生を対象とした調査
    *遠藤 恵, 鍋山 友子, 難波 めぐみ, 武井 玲子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2015年 67 巻 2P-71
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/07/15
    会議録・要旨集 フリー
    目的 第二の心臓といわれる足の成長と健康を理解し,足の状態に合致した
    履物
    を選択することにより,生涯に亘る健康で安全な歩行が可能となる.しかしながら,現状をみると,
    履物
    による外反母趾等の健康被害の報告が多く,対策として教育や情報提供のあり方が重要であると考える.そこで,乳幼児の足の成長と
    履物
    に関する教育における課題抽出を目的に,将来幼児教育に関わる学生を対象として,自身の足の健康と
    履物
    の選択に関する意識と実態および足の健康教育と
    履物
    に関する知識の所有と教育に関するアンケート調査を実施した.
    方法 幼児教育学科の学生93名を対象とし,留置き法による質問紙調査を2014年12月に実施した.
    結果 足の健康を気にしている割合は約3割,
    履物
    によるトラブル経験者は9割であった.靴の購入時,基準とする項目の第一位はサイズ約9割であったが,サイズの測定経験無しの割合は7割超であった.足にフィットした
    履物
    を選択購入するためには試着が大切であるが,約1割は試着が不可能な通販購入であった.一方,子どもの足の健康や
    履物
    の選択に関する7項目の質問に対して教育指導ができるかどうか聞いた結果,「全くできない~ほとんどできない」とする割合の高い項目は,「足のサイズの測り方」(約5割)および「
    履物
    による足の障害やフィッティング方法」(約4~5割)と,実際の技術的な項目が低い傾向であった.情報入手源は,テレビ6割,学校教育4割,家族2割の順で,店頭・店員1割であり,教育においても一層の充実が必要である.
  • *森田 慎也, 山本 薫, 前川 美香, 小谷 晃一, 村井 眞須美
    東海北陸理学療法学術大会誌
    2011年 27 巻 P-056
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/12/22
    会議録・要旨集 フリー
    【背景と目的】転倒の大半は住居場所における屋内で発生している。当訪問看護ステーションのある南砺市は高齢化率が約3割と全国平均を上回っており、利用者の約6割が要介護度3以上、約9割が屋内中心の生活をしている高齢者である。約4割は脳血管疾患や整形外科疾患を主な疾患としている中で訪問リハビリテーションを実施している。転倒予防においては平衡機能や筋力等の内的要因の改善のみでなく、環境などの外的要因に対する指導も重要となる。外的要因の一つとして
    履物
    が挙げられる。
    履物
    は入院期において在宅での生活を想定せず、リハビリテーションを行うために選定されていることが多い。そのため高齢者は各々の生活様式に応じて
    履物
    を使用している状況にある。今回我々は自宅内の
    履物
    に着目し、転倒との関連を検討したので以下に報告する。
    【方法】平成23年5月1日から5月31日に当訪問看護ステーションから訪問リハビリテーションを受けた利用者のうち、自宅内で歩行を行っている高齢者93名(平均年齢82±7.8歳、男性41名、女性52名、平均改訂版長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)20.2±7.1点、要支援者:11名、要介護者:82名)を対象に1年以内での自宅内での転倒の有無および普段使用している
    履物
    、住宅改修・環境調整の有無を調査した。自宅内での
    履物
    は主に靴下、スリッパ、屋内用シューズ、裸足等に分類し、
    履物
    ごとでの転倒の有無および場面の状況を比較検討した。
    【結果】自宅での
    履物
    は靴下54%、裸足18%、すべり止め付き靴下13%、屋内用シューズ9%、スリッパ6%と、靴下を使用している例が最も多かった。自宅内で転倒した例は42%であり、未転倒例との
    履物
    の内訳を比較した結果、転倒した群と未転倒の群で
    履物
    の割合に差を認めず、
    履物
    ごとでの転倒の割合も靴下40%、裸足53%、すべり止め付き靴下50%、屋内用シューズ25%、スリッパ33%と差を認めることが出来なかった。住宅改修および環境調整を行った例での転倒の割合は29%であったのに対し、住宅改修および環境調整が非実施の場面で転倒した例は60%であった。住宅改修および環境調整を行った例で転倒の有無による
    履物
    の割合を比較した結果、未転倒であった群の靴下を使用していた割合が54%に対し、転倒した群では81%と多い傾向を認めた。また、
    履物
    ごとの転倒の割合は屋内用シューズが0%であったのに対し、靴下を使用していた例が38%と転倒しやすい傾向を認めた。
    【まとめ】自宅において住宅改修・環境調整を行っていたにも関わらず転倒している例においては、使用していた
    履物
    による要因が考えられた。今回の検討においては自宅内での転倒予防のために用いる
    履物
    の優劣を立証する事が出来なかったが、靴下を使用している場合は屋内用シューズを使用するよう指導を行うことで転倒を予防できる可能性が示唆された。入院期から在宅に移行した際にも同じ
    履物
    を使用しているか、あるいは在宅での
    履物
    を想定した練習が行われているかを検討する必要がある。
  • 大塚 斌, 藤田 真弓, 近藤 四郎, 菊田 文夫, 高橋 周一
    日本家政学会誌
    1993年 44 巻 5 号 377-385
    発行日: 1993/05/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    The foot projected contours from the right and left feet were taken with 149 male and 177 female Japanese adults. The samples were classified using two methods, especially focussing on the shapes of the forepart in the feet. One method is a classification using the foot length I and the foot length II. Comparing the foot length between I and II, the feet were divided into three types. The other method is a classification using the angles of the toe 1 and the toe 5. The feet were divided into four types, depending on whether the toe 1 was outward to the toe 5 or not, and whether the toe 5 was inward to the toe 1 or not.
    The results disclosed that the occurrence in type of A. 15 denoting the longer foot length I, the outward toe 1 to the toe 5 and the inward toe 5 to the toe 1, was the most frequent, amounting to ca. 44% in males and ca. 45% in females. It was, therefore, concluded that the shoes last fitting this type of A · 15 should be industrially produced most frequently.
  • 木越 美和子
    家政学雑誌
    1976年 27 巻 4 号 299-303
    発行日: 1976/07/20
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    We recognize empirically the individual variation of the form of toes and also its deformation which accentuates metatarso-phalanx angle according to the age. A part of the dissatisfaction of consumer with the ready-made shoes issues from lack of consideration for the morphological changes due to the ageing.
    For 156 men and 291 women of Ishikawa and Toyama Prefectures, right side foot photographs and five anthropological measurements (stature, body weight, foot length, foot breadth and tibial malleolus height) were taken. On the photographs medial metatarso-phalanx angle was measured, and two groups are distinguished : one is the normal type of which the metatarso-phalanx angle is more than 160°, and the other is the deformed type of which the angle is less than 159°. 86.5% of men and 76.3% of women are found in the normal type group. The difference between mean values of these two groups is 17° for both sexes. The mean value of foot breadth in the deformed group is 3 mm larger than that of the normal group, and the difference is significant. We remarked certain positive correlation, for women, between body weight and right toe deformation, although this tendency was not followed in men.
  • 福田 道隆, 近藤 和泉, 荒井 久典
    日本義肢装具学会誌
    1989年 5 巻 4 号 241-247
    発行日: 1989/10/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
  • 菊田 文夫, 近藤 四郎, 大塚 斌, 高橋 周一
    人類學雜誌
    1992年 100 巻 4 号 511-525
    発行日: 1992年
    公開日: 2008/02/26
    ジャーナル フリー
    日本人成人の男子149名,女子178名について,足部および下腿部の26計測項目の計測を行い,左右足の差の検討を行なった。本論文では,各計測項目の左右差だけでなく,靴を選択するときに重要な足長,足囲ボール,足幅などの組み合せにおける足の左右差を重視した。左右差データに「入れ子式」分散分析法を適用することにより,見かけの左右差に含まれる計測誤差の割合を計算し,左右差があると認める境界値を設定した。その結果,足長については,左右足ともに等しい者の割合は男子で約17%,女子で約74%,足幅では男女ともに約53%,足囲ボールでは男女ともに約45%であった。また,足長,足囲ボール,足幅の組合せにおける左右差パターンをみると,男子では足長が左>右で足幅と足囲ボールの左右が等しい者が全体の約15%で最も多く,一方,女子ではこれら3項目ともに左右足が等しいパターンが最も多く,全体の約17%を占めていた。
  • 大塚 斌
    繊維製品消費科学
    1995年 36 巻 11 号 673-679
    発行日: 1995/11/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
  • ―足蹠採取と足部計測に基づく幼児の足型特性―
    山本 昭子, 今松 禮子
    繊維製品消費科学
    1990年 31 巻 5 号 231-237
    発行日: 1990/05/25
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    履物
    設計を目的として, 1984~1986年に3~6歳の男児255名, 女児279名の足部10項目と身長, 体重及び土踏まずについて足蹠採取と計測を行い, 足型特性を検討したが, 次の様な結果を得た.1) 身長と足部の長径項目, 体重と足部の周径項目とは高い相関がある.2) 足囲, 甲足囲, 足甲高, 足長, 足幅の平均値の性差は, ほとんどの年令階級 (半歳間隔) で顕著で, 男児の方が優れている.3) 身長に対する各足部項目の比は, 男女児共に加齢と共に減少し, 女児より男児の方が大きい.4) 足長に対する足部の周囲長や幅の比は, 男女児共に加齢と共に減少し, 女児より男児の方が大きい.5) 第1趾側角度については, 広い角度を持つ頻度は3~5歳児より5~6歳児の方が高く, 年長児ほど趾の変形が進んでいる.6) 土踏まずの扁平型は, 3歳代では56.2%であるが, このタイプは加齢と共に次第に減少し, 6歳代では11.6%である.
  • 鶴田 猛, 富崎 崇, 酒向 俊治, 太田 清人, 田上 裕記, 南谷 さつき, 杉浦 弘通, 江西 浩一郎
    理学療法学Supplement
    2010年 2009 巻 P3-193
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/05/25
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】我々は、日常生活における活動場面において、その活動目的や趣味、嗜好に合わせ
    履物
    を選択し使用している。仕事で使う安全靴やスポーツ活動で使用する運動靴、外見の美しさを追求するパンプスなど、
    履物
    の種類は多種多様である。様々な活動に必要な姿勢変化や動作が安定して行われるためには、足底と床とが十分に接し、足部にて荷重を適切に受け止める必要がある。歩行による、骨・関節、軟部組織など足部の機能変化は、支持基底面や足部支持性に影響を及ぼし、安定した立位や歩行などの能力改善をもたらすものと考える。これまで、
    履物
    と歩行との関連に関する研究は多数報告されているが、足部機能等の評価法の一つである「足底圧」との関連を報告した例は少ない。本研究は、歩行時における
    履物
    の違いによる重心の軌跡の変化を捉えることにより、
    履物
    が足部機能に与える影響を明らかにすることを目的とする。

    【方法】対象は健康な若年成人女性6名(年齢18~32歳)とし、使用した
    履物
    は、一般靴及びパンプス、サイズはすべて23.5cmとした。歩行にはトレッドミルを用い、速度4km/h、勾配3%に設定し、裸足、一般靴、パンプスを着用し、1分間の慣らし歩行の後、30秒間(各靴3回測定)の足圧測定を行った。足圧測定には、足圧分布測定システム・F―スキャン(ニッタ株式会社製)を使用し、裸足、スニーカー、パンプス着用時の重心(圧力中心)の移動軌跡長を比較検証した。実験より得られた足圧分布図において、重心点の開始位置(始点・踵部)及び終了位置(終点・踏み付け部)を算出し、(1)始点(2)終点(3)重心の長さの3項目について、それぞれの全足長に対する割合を求め、裸足、一般靴、パンプスにおけるそれぞれの値を対応のあるt検定にて比較検討した。

    【説明と同意】被験者には、本研究の趣旨、内容、個人情報保護や潜在するリスクなどを書面にて十分に説明し、同意を得て実験を行った。

    【結果】始点において、裸足は一般靴及びパンプスとの比較で有意に値が小さく、パンプスは一般靴よりも有意に大きな値が認められた。終点において、裸足はパンプスとの比較で有意に小さな値が、パンプスは一般靴よりも有意に大きな値が認められた。裸足と一般靴との間に有意差は認められなかった。重心の長さにおいて、裸足は一般靴及びパンプスとの比較で有意に大きな値が認められた。一般靴とパンプスとの間に有意差は認められなかった。
    始点は、裸足、一般靴、パンプスの順で裸足が最後方(踵部)に最も近く、終点は、一般靴、裸足、パンプスの順でパンプスが最後方(踵部)から最も遠く、重心の長さは、パンプス、一般靴、裸足の順でパンプスが最も短かった。

    【考察】裸足歩行では、一般靴及びパンプスを着用した歩行に比べて重心の長さが顕著に長く、始点が最も後方に位置していることから、踵部でしっかりと荷重を受けた後、踏み付け部に重心が至るまで、足底全体を使って歩行していることが分かった。また、足圧分布図の重心軌跡を見てみると、重心線の重なりが少なく、
    履物
    を着用した歩行の重心軌跡に比べて、足部内外側へのばらつきが大きいことが見られたことから、
    履物
    を着用することにより、足関節及び足部関節の運動が制限され、結果的に重心の移動範囲が限定される傾向があることが示唆された。
    パンプスを着用した歩行では、始点・終点ともに最も前方に位置していることから、本来、踵部で受けるべき荷重の一部が前足部に分散し、前足部における荷重ストレスが増強していることが推測される。更に、踵離地における荷重が踏み付け部前方もしくは足趾においてなされている傾向があり、蹴り出しに必要な足趾の運動が制限されるなど、足部が正常に機能していない可能性がある。また、重心の軌跡が最も短いことから、足部の限局した部位を使用した歩行であることが示唆された。このような足部の偏った動きが、将来足部病変をもたらす可能性につながると思われる。


    【理学療法学研究としての意義】我々は、ライフスタイルや職業の違いにより、様々な
    履物
    を着用して活動しているが、外反母趾や扁平足、足部の痛みや異常を訴えるケースは非常に多い。歩行時における
    履物
    の違いが足部に与える影響を理学療法学的に検証することで、より安全で機能的な
    履物
    の開発の一翼を担うことができ、国民の健康増進に寄与できるものと考える。
  • 石毛 フミ子
    体力科学
    1961年 10 巻 1 号 49-55
    発行日: 1961/01/01
    公開日: 2010/09/30
    ジャーナル フリー
    年令21~22才の健康な女子大学生7名に, カツター (ヒール高1.5cm) , ローヒール (3.8cm) , 中ヒール (5.2cm) , ハイヒール (7.3cmと8.2cm) をはかせ, シユナイダテストに準じた昇降作業を2分間おこなわせ, その前, 中, 後の脈搏数, 呼気量, 酸素消費量を測定した。その結果, ハイヒールは循環器系, エネルギー代謝への負荷がとくに大きく, 日常生活の靴としては不適当であることが明らかにされ, ヒール高2~4cmのローヒール程度が最適であると示唆された。
  • 里吉 浩子, 荒川 裕貴, 久田 達也, 石木 良治
    日本医療マネジメント学会雑誌
    2019年 20 巻 1 号 32-36
    発行日: 2019/06/01
    公開日: 2024/02/26
    ジャーナル フリー

     転倒を予防することは極めて重要であるが、スリッパなどの踵の無い

    履物
    を使用することの危険性についての認識は、患者のみならず医療者においても乏しい。トヨタ記念病院では、多職種より構成された「トライアングルの会」が院内の医療事故防止活動を主導的に行っており、
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    に特化した転倒防止活動に取り組んだ。歩行に関する安全な療養環境を標準化するための見本となる「療養環境のベストショット」を作成し、ラウンドによる巡視活動を行った。患者への啓発活動として、
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    リーフレットを作成、院内イントラネットを利用しスリッパにおける転倒リスクを掲示し職員全体への注意喚起を行った。

     その結果、転倒件数の有意な減少はなかったが、高い身体損傷レベルの事例は発生しなかった。

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    に起因する転倒リスクを排除する防止活動は、有用な方法であることが示唆された。

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