鈴木 雅貴, 小野寺 博義, 粂 潔, 高橋 功, 佐々木 明徳, 萱場 佳郎, 鵜飼 克明, 桑島 一郎, 本島 正, 大方 俊樹, 鈴木 裕, 中野 昇
日本消化器内視鏡学会雑誌
1999年
41 巻
12 号
2559-2566
発行日: 1999/12/20
公開日: 2011/05/09
ジャーナル
フリー
20MHz細径超音波プローブを使用した経乳頭的管腔内超音波検査法(IDUS)にわれわれが考案した注入法を応用し,胆管癌の肝側水平方向進展の診断を試みた.注入法はまず予め経皮経肝胆管ドレナージ術(PTBD)を施行しておき,その3日後に造影剤を使用せずに経乳頭的IDUSを施行,引き続きPTBDカテーテルより造影剤を注入した後再度IDUSを施行し,注入前後の内側低エコー層の厚さの変化率を測定するものである.変化率は炎症部60.7±8.8%,粘膜内進展部34.0±7.8%,壁内進展部21.7±8.0%,主腫瘍部0.0%と,炎症部,粘膜内進展部,壁内進展部,主腫瘍部の順で低下した.注入法では水平方向進展の有無だけでなく,経皮経肝的胆道鏡にても困難な粘膜内進展と壁内進展とをも鑑別できる可能性が示唆された.
抄録全体を表示
小林 賢, 今井 覚志, 遠藤 敏, 市川 雅彦, 田中 直次郎, 東海林 淳一, 須藤 彰一, 寺門 早苗, 上迫 道代, 八並 光信, 長谷 公隆, 正門 由久, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
今井 覚志, 小林 賢, 田中 直次郎, 八並 光信, 市川 雅彦, 遠藤 敏, 上迫 道代, 寺門 早苗, 須藤 彰一, 東海林 淳一, 佐古 めぐみ, 長谷 公隆, 正門 由久, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
今井 覚志, 鈴木 徹也, 福井 奨吾, 市川 雅彦, 宮城 新吾, 松原 徹, 石毛 崇, 濱中 康治, 大久保 忠, 菊池 佑至, 渡辺 重人, 松尾 郁美, 田中 尚喜, 千葉 哲也
会議録・要旨集
フリー
【目的】本調査は理学療法士の地域学術集会への参加行動を明らかにすることを目的とした。
【活動報告】所属理学療法士約1100名の区域で,特別講演2題(運動器1題,神経1題),一般演題9題(研究報告2題,症例検討7題)から成る学術集会を開催した。その際にアンケート調査を実施し,経験年数,満足度(0-100点),参加理由および参加目的を尋ねた。参加理由は4択(自己研鑽,ポイント取得,命令,その他),参加目的は4択(講演聴講,一般演題聴講,発表,その他)からの複数回答とした。なお,アンケート調査は無記名とし,公表に同意された方のみ提出していただいた。学術集会に参加した理学療法士は159名であった。アンケートの回答者は89名(回収率56%)であった。理学療法士経験年数は,平均6±6年,学術集会の満足度は,平均80±13点であった。学術集会への参加理由は,自己研鑽が83%と最も高く,ポイント獲得は49%,職場からの命令およびその他の理由は10%以下であった。参加理由別の満足度は,自己研鑽を理由とした方の平均が81±11%,ポイント取得が79±11%,命令が73±15%であった。また経験年数による特徴として,1年目の72%はポイント獲得を参加理由としているが,その他の年代は44%と低値であった。参加目的は特別講演の聴講が90%と最も高く,一般演題の聴講は16%,発表は10%であった。参加目的別の満足度は,一般演題の聴講を目的とした方の平均が88±9%と高いのに対して,発表は74±15%と低かった。
【考察】理学療法士の学術集会への参加理由は,理学療法士協会の生涯学習制度の影響を受けている可能性がある。また,学術集会で得られる満足度は,参加者の行動意欲や自己評価によって変化することが示唆された。
【結論】地域学術集会への参加者は,自己研鑽欲が強く,特別講演への要求が高い。一方で,参加行動や満足度は参加者の立場により異なる。
抄録全体を表示
小林 賢, 東海林 淳一, 田中 直次郎, 遠藤 敏, 正門 由久, 千野 直一, 牛場 潤一
会議録・要旨集
フリー
田中 直次郎, 東海林 淳一, 小林 賢, 牛場 潤一, 高橋 修, 市川 雅彦, 正門 由久, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
外島 裕之, 長澤 弘, 前田 真治
会議録・要旨集
フリー
八並 光信, 田中 直次郎, 東海林 淳一, 上迫 道代, 寺門 早苗, 今井 覚志, 小林 賢, 市川 雅彦, 須藤 彰一, 遠藤 敏, 正門 由久, 木村 彰男, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
白浜 幸高, 二俣 麻里子, 弓場 裕之, 川平 和美
会議録・要旨集
フリー
八並 光信, 寺門 早苗, 上迫 道代, 遠藤 敏, 須藤 彰一, 今井 覚志, 市川 雅彦, 小林 賢, 田中 直次郎, 東海林 淳一, 正門 由久, 木村 彰男, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
*藤本 昭, 松山 琴美, 近藤 康子, 堀 秀昭, 小林 康孝
会議録・要旨集
フリー
【はじめに】臨床実習では現在でも実習指導の内容や評価を臨床実習指導者(SV)の裁量に依存していることが多く、これによりSV個人の評価基準及び指導方法による臨床実習が進められ、結果として臨床実習の水準低下及び格差拡大が問題となっている。我々はこの問題に対して、臨床実習調整者(clinical coordinator:CC)を、併設施設である総合病院の臨床実習中に派遣し、学生とSVとの調整及び助言等の役割を試みた。その経過並びに問題点について報告する。
【方法】CC派遣の主な目的として、CCとSVとの交流を密にし、指導内容の共有化や均一化を図る。学生個々の到達度を知り、今後の課題を明確に提示する。学生に助言を与えることで学生の心的負担を軽減させる。などとし、実習期間の午前もしくは午後の半日、毎日病院に赴き、SV又は学生からの苦情、相談に対しての助言や指導等を行う他、学生症例報告及び研究報告会の参加、更に中間・最終評価に同席し、学生の採点に加わった。CCに関しては、臨床経験15年以上、10年、5年以上の3名を選出し、18年度3年生の臨床実習生計23名を担当した。
【結果】臨床実習における学生評価の結果、4名の不合格者と3名の中途終了者を出した。不合格の主な理由として提出期限が守られない、指導した内容が翌日の提出物に反映されていない、等であった。CCの役割として15年以上のCCは、学生の問題点について互いに意見を出し合い、それらを学生にフィードバックすることが出来たと感じていたが、若いCC(10年、5年)ではSVとは十分に協議できずに学生からの相談に応じて助言を与えるという立場をとる傾向にあった。学生の課題を明確に提示させる点については確実な中間評価実施により、SV、CC、学生それぞれが今後の課題を明確に認識することが出来ていた。また学生の成績についてはSVの採点よりもCCのほうが高い点数をつける傾向にあった。
【考察】今回、SVとCCで学生の課題を明確に提示出来たが、原因としてCCが中間評価に同席するということで、各SVが中間評価の実施を従来よりも意識するようになったことが挙げられ、この結果抽出された学生の課題についてSVとCCで協議することが出来たためと考えられた。一方で今まで曖昧にされてきた学生の課題が明確になった為に、その課題に対するSVの要求も厳しく、レポートの提出期限及び内容修正について重要視するようになった。そのため、CCが助言を与えても、それらを十分にこなすことが出来ない学生が見られた。これは学生指導にCCがどこまで介入すべきか。という面で今後の課題と考える。同様に経験年数によりCCのとる対応が異なっていたこと、CCの採点が甘かったことについても現場での学生に対するニーズを詳細に把握した上で、学生の評価、指導におけるCCとSVとの役割分担をさらに明確にしていく必要があると考えられた。
抄録全体を表示
*小林 賢, 市川 雅彦, 東海林 淳一, 今井 覚志, 長谷 公隆, 里宇 明元
会議録・要旨集
フリー
【目的】
理学療法教育課程において臨床実習教育は重要な位置づけであり、各施設の指導者が後進の育成に努めている。しかし、成績評定では苦悩することが多く、多数の施設で単独の指導者が判断していることや各養成校の評定基準が異なることが要因と考えられる。本研究では成績評定を明確にすることを目的とし、複数指導者による異なる尺度を用いた臨床実習成績評定を検討したので報告する。
【方法】
当院は一人の実習生に対して複数指導者が分担して臨床実習教育を実施するシステムをとっている。実習指導方針は協議により決定し、成績評定も全員で総合的に判断している。
対象は2004年4月から2006年3月に当院で最終学年の総合臨床実習を実施した16名とし、成績評定者は直接指導を担当した7名とした。成績評定尺度は、(1)関東地区会の養成校で共通使用を目的に作成された評価表の4段階(優・良・可・不可)評定、(2)100点法評定の2種類とした。成績評定は各実習生の終了時に全ての成績評定者が参加のもとで実施し、4段階評定は協議により、100点法評定は各自が無記名で主観的に評定した。分析方法は、100点法評定より平均値を算出し、両評定ともデータを標準化した後に比較した。なお、統計学的分析にはWilcoxon検定を用い有意水準5%とした。
【結果】
1)4段階評定では、「優」2名、「良」12名、「可」2名、「不可」0名であり、「良」が大半を占めた。そのうち成績評定者間で協議が難航したのは、「優」と「良」、「良」と「可」の評定であった。
2)100点法評定では、平均点54.4点~84.4点、標準偏差3.5~10.5、変動係数4.1~14.8であり、80点台2名、70点台6名、60点台6名、50点台2名であった。
3)4段階評定と100点法評定の関連では、4段階評定が高い者ほど100点法評定も高得点を示す傾向にあり、「可」は60点以下、「良」は60点~80点、「優」は80点以上に分類された。なお、両評定間に有意差は認められなかった。
【考察】
臨床実習教育において成績評定は一つの大きな課題であり、各施設の指導者が苦慮しているものと推察される。本研究より100点法評定は4段階評定と同等の結果が得られ、より詳細に評定することが可能であった。しかし、一部にばらつきがみられたことから両評定とも単独評定者では偏りが生じる危険性があるため、複数評定者が協議したうえで判断することが有効であると考えられた。今回は各成績評定者の評定基準に関する検討は行わなかったが、実習指導経験年数や臨床実習指導時の介入度合いによる影響を考慮し、これらの要因について分析する必要があることが示唆された。今後は当院での指導者間の指導方法・評定基準の統一をより一層強化すると共に多施設間での新しい実習評定の基準化を視野に入れ、より詳細な検討が必要であると考えられた。
抄録全体を表示
森尾 裕志, 山田 純生, 山下 泰代, 小林 亨, 立石 圭祐, 網本 和
会議録・要旨集
フリー
今井 覚志, 東海林 淳一, 小林 賢, 田中 直次郎, 市川 雅彦, 須藤 彰一, 根岸 喜美雄, 田口 広, 寺門 早苗, 上迫 道代, 八並 光信, 遠藤 敏, 長谷 公隆, 正門 由久, 千野 直一
会議録・要旨集
フリー
日本腎臓学会誌
1994年
36 巻
5 号
468-469
発行日: 1994年
公開日: 2010/07/05
ジャーナル
フリー
須山 正文
胆道
2009年
23 巻
1 号
107-111
発行日: 2009年
公開日: 2009/06/05
ジャーナル
フリー
中下部胆管癌のUS·EUS診断について述べた.手術で所見を確認できた18例での成績で,USの腫瘍描出率は低率で上部胆管の拡張による拾い上げ診断に適していると考えられた.EUSの進展度診断で,壁深達度70%,膵浸潤83%,十二指腸浸潤94%であった.MD-CTやMRIの3-D画像の進歩により,手術の適否についての判断は非侵襲的に可能であるためEUSの必要性がとわれるが,とくに膵浸潤は予後にも関係するため術前診断は必要と考えられた.
抄録全体を表示
森下 元賀, 網本 和, 麻生 よしみ, 草野 理恵, 栗原 陽介
理学療法科学
2006年
21 巻
2 号
175-180
発行日: 2006年
公開日: 2006/07/26
ジャーナル
フリー
健常若年者10名(平均年齢21.6±0.8歳)と健常高齢者10名(平均年齢69.4±6.7歳)で側方重心移動動作時の姿勢反応を比較した。課題1ではティルトテーブルを一定速度で傾斜させ,課題2ではバランスボード上で座面を傾斜させた状態から随意的に水平に戻させた。その結果,健常若年者では課題2において傾斜から戻す方向と逆方向の体幹の側屈,回旋(逆回旋)を有意に認めた。二つの課題で健常高齢者の姿勢反応を比較すると,姿勢反応のパターンはほぼ同様の傾向であった。骨盤と脊柱の角度を健常若年者群と健常高齢者群で比較すると,健常高齢者群で有意に角度変化が少なかった。これらの結果から加齢による脊柱可動性の低下などの運動器への影響が示唆された。
抄録全体を表示
伊藤 洋輔, 野村 浩子
会議録・要旨集
フリー
川本 庸太, 田山 剛崇, 佐和 章弘, 門出 孝美, 西川 宏美, 三宅 勝志, 森田 修之
会議録・要旨集
フリー
島崎 博士, 平島 徹, 野呂 和彦, 出雲 正治, 桝 茂典, 川井 龍美, 芝田 貴裕, 並木 徳之
会議録・要旨集
フリー