近年,環境問題解決につながる活動として注目されている環境芸術を教材とする場合,ただ作品を作ったという経験主義や,一時的に賑やかになったというイベントで終始することのない,学びとして確かな表現活動を実現する必要がある。すなわち表現活動として環境芸術を教材化する場合,何が必要なのか,どのような内容や方法が望ましいのか,また,児童にどういった力を培えるのか等について十分検討されなければならない。そこで,本研究は,児童の表現活動において環境芸術を教材として活用する場合の学びの構造やその意義及び学習効果について,授業実践「ホタルキノコアート」を通して考察する。
抄録全体を表示