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全文: "感情バイアス"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 宮田 千聖, 湯川 進太郎
    犯罪心理学研究
    2013年 50 巻 2 号 1-12
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2017/07/30
    ジャーナル フリー

    サイコパス臨床群には感情情報処理に問題があり,中性情報よりも感情情報が記憶されやすい感情バイアスが生じないことが報告されている。本研究では,このサイコパス臨床群と同様の記憶における感情バイアスの低下が,サイコパシー傾向の高い健常者でも生じるという仮説を検討した。一次性・二次性サイコパシー尺度に回答した45名の大学生を対象に,記憶における感情語の影響を測定する感情記憶課題を行った。その結果,先行研究と一致して,高サイコパシー群は低サイコパシー群より感情バイアスが低下していた。さらに,高サイコパシー群に見られた感情バイアスの低下は,ポジティブ感情に顕著に見られた。これらの結果より,サイコパシー特性を持つ健常者でも臨床群と同様に感情情報処理に問題があることが示されただけでなく,サイコパシー特性はポジティブ感情を伴う記憶に影響する可能性があることが示唆された。

  • 榎本 健史, 池田 和仁
    日本薬理学雑誌
    2019年 153 巻 1 号 28-34
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/01/12
    ジャーナル 認証あり

    精神科領域では既存薬よりも有効性に優れた化合物探索の多くは失敗してきた.その主な要因の1つには,精神疾患の適切な行動評価系と病態モデル動物の欠如が挙げられる.精神疾患の病態では前頭前皮質の関与が高いことから,今後のトランスレーショナル研究では本脳領域の発達した非ヒト霊長類コモンマーモセットが実験動物として有望である.臨床では統合失調症や大うつ病患者で認められる意欲低下,否定的感情バイアス,認知機能障害などを客観的かつ定量的に測定する臨床ラボラトリー課題が開発されている.マーモセットでもトランスレーショナル研究のために,臨床ラボラトリー課題に対応した行動アッセイ系の構築が進んでいる.一方,精神疾患の病態を反映したマーモセットモデルの作製には未だ多くの限界がある.本稿ではマーモセットを用いた精神科領域のトランスレーショナル行動薬理研究の現状と展望について概説する.

  • 嵩原 広宙, 田中 秀樹, 岩城 達也
    日本感性工学会論文誌
    2017年 17 巻 2 号 227-232
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/04/27
    [早期公開] 公開日: 2018/02/09
    ジャーナル フリー
    Emotional state before sleep affects the subsequent sleep onset. The purpose of this study was to investigate how positive/negative emotion before sleep effected hypnagogic state. The movies eliciting positive or negative emotion were presented before sleep. Hypnagogic imagery was recorded as a probe of emotional experience and EEG microstate analysis was used for finding the emotion related EEG activities. The score of emotion ratings for hypnagogic imagery indicated that positive emotion was reported in not only positive condition but also in negative condition. This implied that hypnagogic state might be accompanied by positive emotion. Comparing the appearance of maps obtained from microstate analysis between conditions, the map of right temporal activity was significantly greater in positive condition while the map of the left frontal activity was greater negative condition. These results suggested that the emotion not just in presleep but also in hypnagogic state was involved in sleep onset process.
  • 近本 一彦
    日本リスク研究学会誌
    2008年 18 巻 2 号 2_23-2_31
    発行日: 2008年
    公開日: 2012/08/22
    ジャーナル オープンアクセス
    The concept of risk communication is becoming very common in Japan. The concept has been applied to various fields, for instance, chemical engineering industries, nuclear industries, medical radiation exposure to patients, and transmission lines EMF exposure to the public. In this paper, some difficulties in making a risk communication with the members of public are introduced in these fields. The most troublesome is that resident people is totally indifferent to relevant risk to chemicals and nuclear in normal operation. As another difficulties, it turned out that patients are very concerned about medical radiation risk after finding no problems in health using diagnostic radiation and many electric engineers on site are hard to educate as EMF risk communicators.
  • 川崎 祐介
    CANCER
    2017年 26 巻 77-83
    発行日: 2017/08/01
    公開日: 2017/09/30
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 宮田 千聖, 湯川 進太郎
    犯罪心理学研究
    2014年 51 巻 2 号 1-10
    発行日: 2014/01/31
    公開日: 2017/07/30
    ジャーナル フリー

    本研究は,サイコパシー特性と自伝的記憶の想起特性との関連を検討することを目的とした。大学生172名を対象に,質問紙調査を行った。記憶特性質問紙を用いて,感情的にポジティブ,ネガティブ,中性な自伝的記憶の想起特性の評定を求めた。同時に,日本語版一次性・二次性サイコパシー尺度を用いて,感情・対人関係面の特徴を表す一次性サイコパシー(PP)と,行動面の特徴を表す二次性サイコパシー(SP)の評定を求めた。その結果,PP特性が高いと,時間情報や知覚的感覚を鮮明に想起するというような,ポジティブな自伝的記憶の想起に及ぼすポジティブ感情の影響が弱かった。また,SP特性が高いと,出来事を何度も想起し,意味を見いだす傾向が低かった。さらに,PPとSPのいずれにおいても,サイコパシー特性が高いと,出来事の明確性が低かった。これらの知見から,サイコパシー特性が自伝的記憶に影響を及ぼすことが示唆される。

  • 具志堅 伸隆, 唐沢 かおり
    実験社会心理学研究
    2007年 46 巻 1 号 40-52
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/09/05
    ジャーナル フリー
    本研究は,情動的メッセージと反すう思考による説得プロセスを検証した。大学生277名が情動的なエピソードによって死刑制度の必要性を訴える情動的メッセージ,あるいは客観的な報告によってこれを訴える客観的メッセージを提示された。その後,実験参加者は態度評定に先立って,死刑制度に対する考えを記述するか(反すう思考群),死刑制度と無関連な事柄について記述するか(反すう妨害群),あるいは直ちに態度評定を行った(直後評定群)。その結果,死刑制度に関する反すう思考は,情動的メッセージ群においてのみ,態度変化を促進した。さらに,パス解析によると,情動的メッセージ群では情動的な思考によって態度変化が媒介されていたのに対し,客観的メッセージ群では認知的な思考によって媒介されていた。情動的メッセージの内容に関する反すう思考が態度変化を促進するメカニズムが議論された。
  • 武本 あかね, 座間味 義人, 江角 悟, 西宮 祐輔, 田坂 健, 小沼 利光, 江川 孝, 北村 佳久, 氏家 良人, 千堂 年昭
    日本臨床救急医学会雑誌
    2015年 18 巻 1 号 30-37
    発行日: 2015/02/28
    公開日: 2015/02/28
    ジャーナル フリー
    目的:救急病棟における薬剤師業務を改善させるために,医療スタッフを対象としたアンケート調査によって薬剤師業務の満足度を評価した。また,その満足度から改善が必要な業務の抽出を試みた。方法:岡山大学病院高度救命救急センターの医師・看護師に対して薬剤師業務に関するアンケート調査を行った。評価した各業務の満足度を顧客満足度分析し,改善項目を抽出した。結果:アンケートの結果から,医師・看護師は治療薬物モニタリング関連業務や配合変化の確認に対して高い満足度を示していることがわかった。今後薬剤師に改善してほしい業務として,顧客満足度分析により医師からは化学療法に関する項目,看護師からは副作用発現状況のチェックに関する項目が抽出された。結論:満足度が高い業務に関しては現状維持を図り,改善が必要な薬剤師業務に対しては方策を立案することで,救急病棟における薬剤師業務を改善できると考える。
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