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クエリ検索: "感情労働"
847件中 1-20の結果を表示しています
  • 崎山 治男
    組織科学
    2008年 41 巻 4 号 39-47
    発行日: 2008/06/20
    公開日: 2022/08/19
    ジャーナル フリー

     本稿は,組織と感情との関連で問われてきた,

    感情労働
    と自己への否定的効果という疎外論モデルの再検討を通して,
    感情労働
    へと人々が動員される機制を分析するものである.まず,
    感情労働
    は三者関係で捉えられるべきものであり,クライエントも「
    感情労働
    者」として振る舞わざるをえないこと,ならびに,組織が感情を要求しつつ/拒絶するということが,
    感情労働
    を職務の魅力と感受させる機制を持つことが示される.

  • 感情労働とバーンアウトの連関を経験的に検証する
    三橋 弘次
    社会学評論
    2008年 58 巻 4 号 576-592
    発行日: 2008/03/31
    公開日: 2010/04/01
    ジャーナル フリー
    日本ではA. Hochschild(1983)の成果を基にして,
    感情労働
    の遂行が燃え尽きに帰結するという主張が頻繁に見られる.しかし,多数の経験的検証が行われている欧米では,
    感情労働
    と燃え尽きとの連関のありようは主張されるほど明確ではないと批判されており,日本で見られる経験的検証なき因果連関の主張は危ういものと言わざるをえない.
    そこで本研究は,
    感情労働
    と燃え尽きとの連関について,文献精査をし,その結果を踏まえ事例データの分析を通じて経験的に検証することを目的とした.
    主な結果は,まず,
    感情労働
    することで燃え尽きる,という因果連関に強い疑義が呈された.Hochschild(1983)の丁寧な再読と燃え尽き事例の分析からは,
    感情労働
    したいのにできない状況が,燃え尽きの現象に共通した背景として見えてきたのである.また詳細を見ると,
    感情労働
    したいのにできずに燃え尽きに至る過程は多様であった.これは,職業特性の多様さ,
    感情労働
    の遂行の多様さ,
    感情労働
    過程の多様さを看過して,さまざまな職業を「
    感情労働
    職」として1つのカテゴリーにまとめて燃え尽きと関係づけて問題化しようとする粗雑な議論に反省を促すものである.さらに,
    感情労働
    の心理的効果もそうした諸要素に依存するのであって,燃え尽きは
    感情労働
    の本質的な問題ではないことが経験的に示唆された.
  • 大江 勤子
    日本看護研究学会雑誌
    2022年 44 巻 5 号 5_791-5_799
    発行日: 2022/01/20
    公開日: 2022/01/20
    [早期公開] 公開日: 2021/11/12
    ジャーナル フリー

    目的:専門学校生の終末期看護実習における

    感情労働
    および支援の実態と,専門学校生の共感性やストレス対処能力(Sence of Coherence:以下SOC)と
    感情労働
    との関連を明らかにし,終末期看護実習指導の示唆を得る。方法:終末期看護実習終了直後の看護専門学校3年生に,質問紙調査を実施した。結果:
    感情労働
    総点は96.2±12.7(n=81),
    感情労働
    と共感性の関連では,
    感情労働
    の「総点」「ケアの表現」「探索的理解」には多次元共感の「視点取得」が選定され,
    感情労働
    の「深層適応」「探索的理解」には,多次元共感の「個人的苦悩」が選定された。
    感情労働
    とSOCの関連では,
    感情労働
    の「総点」「表出抑制」は,SOCの「把握可能感」が負の要因と選定され,「表層適応」はSOCの「処理可能感」が負の要因と選定された。結論:終末期看護実習で専門学校生は多くの
    感情労働
    を行っており,
    感情労働
    と共感性は正の関連,SOCとは負の関連が認められた。

  • ―雇用形態による多母集団同時分析から―
    神谷 哲司
    保育学研究
    2013年 51 巻 1 号 83-93
    発行日: 2013/08/31
    公開日: 2017/08/04
    ジャーナル フリー
    近年,保護者対応のニーズが増加している中,本研究では,保護者に対する
    感情労働
    に着目し,親とのかかわりにおける態度やコミュニケーションが保育者の
    感情労働
    とどのように関連しているかについて,雇用形態ごとに検討することを目的とした。422名の公立保育所保育士から質問紙が回収された。結果,非正規職員は対応困難感が直接的に
    感情労働
    に影響していたが,正規職員では,両者の関連に親に対する対応の配慮が媒介しており,正規の保育者が自らの保護者対応における
    感情労働
    を意図的,省察的に行っていることが示唆された。それらの結果を踏まえ,保育者の
    感情労働
    について,職場のあり方についても吟味する必要があることが議論された。
  • 光岡 由紀子
    日本看護研究学会雑誌
    2019年 42 巻 4 号 4_749-4_761
    発行日: 2019/09/20
    公開日: 2019/09/20
    [早期公開] 公開日: 2019/07/22
    ジャーナル フリー
    目的:本研究の目的は看護師の本来感,
    感情労働
    ,職業的アイデンティティの関連を明らかにすることとした。
    方法:特定機能病院,地域医療支援病院で勤務する卒後2年目以上の看護師を対象に質問紙調査を実施,分析した。
    結果:「表層演技に伴う
    感情労働
    」は「職業的アイデンティティ」に負の影響を及ぼしていた。「深層演技に伴う
    感情労働
    」は「職業的アイデンティティ」に最も影響を及ぼしていた。「本来感」は「職業的アイデンティティ」と「深層演技に伴う
    感情労働
    」に影響を及ぼしていた。
    結論:本研究結果は,看護師の職業的アイデンティティに対し
    感情労働
    は両義性を示すこと,そして本来感の発揮は看護師の職業的アイデンティティ形成に対し直接的影響を及ぼすとともに深層演技に伴う感
    情労働
    を介して間接的影響を及ぼすことを示唆するものである。
  • 應戸 麻美, 大田 明英
    バイオメディカル・ファジィ・システム学会誌
    2016年 18 巻 2 号 23-30
    発行日: 2016年
    公開日: 2020/11/04
    ジャーナル オープンアクセス

    医療職者に必要な

    感情労働
    は,これまでネガティブな側面からみられることが多かったが,本研究では病棟看護師の
    感情労働
    のポジティブな側面と,その職務満足度への影響を明らかにする.5 施設の病棟に勤務する看護師412 名を対象に,
    感情労働
    ・職務満足度・健康関連QOL・コーピング特性を調査した.重回帰分析の結果,看護師の職務満足度には,健康関連QOL の構成要素である「精神的サマリースコア」,
    感情労働
    の因子である「探索的理解」,コーピング特性の因子である「積極的問題解決」が有意に影響していた.
    感情労働
    の「探索的理解」は看護師の職務満足度にポジティブな影響を与える要因と思われ,積極的な問題解決コーピングとともに日頃からその技術向上に努める必要がある.

  • ホステスの<色で売る>と<いい人間関係>の比較から
    松田 さおり
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2012年 2012 巻 PIa1
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/03/28
    会議録・要旨集 フリー
    本報告は、日本のナイトクラブで働く女性の接客場面における
    感情労働
    を、<色で売る>および<いい人間関係>という銀座ホステスの現場概念から分析するものである。ジェンダーの差異と客-ホステス間の非対称性から一層の困難を抱えるホステスが、客を「叱りつける」という「自律的」な
    感情労働
    場面を詳細に検討することで、
    感情労働
    概念における「他律性」と「自律性」を再考することにつなげたい。
  • 生活保護ケースワーカーを事例として
    小村 由香
    日本労働社会学会年報
    2005年 15 巻 83-110
    発行日: 2005年
    公開日: 2020/11/20
    ジャーナル オープンアクセス
    Emotion Management by Service Workers: Case Studies on Livelihood Protection Case Workers Yuka OMURA (Graduate Student, Waseda University) The current Japanese economy has the characteristic of so-called service economy in which the proportion of service workers tends to increase. Within the categories of such service are the “human-care service” workers who are required to provide “emotional labor,” a term specifically defined by A. R. Hochschild. They must manage their emotion to adapt to the appropriate emotional states and their expressions required by the work. While engaged in emotional labor, contemporary service workers sell their minds, as A.R. Hochschild emphasized, and such emotional labor produces negative effects among them. Many researchers, however, criticized Hochschild, in that emotional labor also exerts positive effects on workers by promoting worker autonomy, emotional management skills, and private or intimate customer relationships. The aim of this paper is to examine emotions experienced by livelihood protection case workers and management of emotions both among the workers and their clients. Additionally, their effects on both the workers and their clients would be considered. In this study, ten livelihood protection workers were interviewed. Based on the interviews, this paper analyzes the emotion management and its impact on workers. Under the pressure of serious livelihood-related conditions of their clienteles, livelihood protection workers experience various emotions-sympathy, anxiety, sorrow, joy, etc.?and manage them. They should never react emotionally and accomplish their tasks of understanding client needs and supplying proper assistances. In view of the task, livelihood protection workers build trust-relationship with clients while keeping adequate distance fronl them. But there exist certain contradictions that are difficult to deal with. First, the norm of their task itself has inherent contradictions. Typically, they need to adopt their clients and have empathy with them but keep away from getting over-involved and maintain appropriate relationships with the clients. Second, the relationship between livelihood protection workers and clients is unequal and there is an absolute status differences between them. It so happens that livelihood protection workers are not able to think of their clients objectively. Third, there are some gaps between present law or legal institutions and the present conditions. Hence livelihood protection workers suffer from conflicts between the organizations they belong to and client needs.
  • 前原 宏美, 前原 潤一, 宇野木 照代, 藤﨑 資子
    医療の質・安全学会誌
    2019年 14 巻 3 号 299-305
    発行日: 2019年
    公開日: 2023/12/28
    ジャーナル フリー
    目的:精神看護学実習で体験した看護学生の
    感情労働
    がアサーションと攻撃性の影響をどの程度受けるのかを検討することを目的とした.
    方法:精神看護学実習を終了した看護学生を対象に看護師の
    感情労働
    測定尺度(ELIN),Rathus Assertiveness Schedule日本語版(RAS-J),日本版Buss-Perry攻撃性質問紙(BAQ)を使用して質問紙調査を実施した.
    感情労働
    がアサーションと攻撃性の影響をどの程度受けるのかを検証するために共分散構造分析を実施した.共分散構造分析は,BAQを独立変数,ELINを従属変数,RAS-Jを媒介変数として設定した.
    結果:共分散構造分析の結果,RAS-Jは,ELINに正の直接効果を示した.BAQはELINに負の直接効果を示した.またBAQはRAS-Jに正の直接効果を示し,ELINに正の間接効果を示した.
    結論:学生の
    感情労働
    とアサーションの関係性が示された.また,学生の
    感情労働
    とアサーション,攻撃性の関係性が示された.
  • 池田 貴儀
    情報の科学と技術
    2010年 60 巻 10 号 428-433
    発行日: 2010/10/01
    公開日: 2017/04/25
    ジャーナル フリー
    感情労働
    とは,肉体労働,頭脳労働と並ぶ第三の労働のあり方であり,サービス業において重要な要素とされている。
    感情労働
    による感情のコントロール技術は,利用者をはじめ様々な人と接する図書館員にとって,種々の業務をこなしていく上で欠かせないスキルといえる。その一方で,感情をコントロールすることは,本来の感情と業務として求められる感情との間にズレを生じさせる。
    感情労働
    は人と接することで満足感や充足感を得る肯定的な面とともに,感情のズレによりストレスの増加やバーンアウトの誘発を招くという否定的な面を持ち合わせている。本稿では,この
    感情労働
    という視点に着目し,図書館業務との関わりについて紹介する。
  • 山上 実紀
    日本プライマリ・ケア連合学会誌
    2012年 35 巻 4 号 306-310
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/01/11
    ジャーナル フリー
    要 旨
     医師は, 様々な感情を抱きながら診療を行っているが, そのことはこれまであまり語られてこなかった. 本稿では, それを可視化する概念として,
    感情労働
    という言葉を紹介する. そして, 医師の職業ストレスやコミュニケーション能力を考えるうえで,
    感情労働
    という視点を用いる意義について論じる.
  • -宮城県仙台市の温泉旅館を事例に
    *横山 七海
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集
    2023年 2023 巻
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    本発表の目的は、現代の旅館の女将が「していること」を民族誌的に記述し、女将という存在を
    感情労働
    の視点から考察することである。本発表は、仙台市の旅館の若女将へのインタビューから得られた女将の「していること」の事例を報告する。この事例より、
    感情労働
    とされる女将の接客とは異なり、女将の「していること」には自己表出や自己実現の側面が見られたことから、接客業における
    感情労働
    に再検討を加えることができる。
  • *荒木 友希子
    日本心理学会大会発表論文集
    2020年 84 巻 PM-028
    発行日: 2020/09/08
    公開日: 2021/12/08
    会議録・要旨集 フリー

    ワーク・エンゲイジメントとは,疲弊し仕事への熱意が低下した燃え尽きの対概念として提唱されたものであり,仕事にやりがいを感じ,熱心に取り組み,仕事から活力を得ていきいきとしている状態を意味する(Schaufeliら,2002)。国際的に幼児教育の重要性が高まっている中,保育者のワーク・エンゲイジメントを支援する実証研究はおこなわれていない。そこで本研究では,保育者に特化したワーク・エンゲイジメントの規定要因およびアウトカム指標を同定し,保育者のワーク・エンゲイジメントのモデルに関する仮説の生成をおこなうことを目的として,保育者の

    感情労働
    に焦点をあてた調査研究を実施した。具体的には,北陸地方の保育所,認定こども園,および,幼稚園で働く保育者222名を対象に,以下のAからEまでの5つの要因とワークエンゲージメントに関して調査をおこない,関連性について検討した。(A)勤務年数(B)
    感情労働
    (C)ネガティブな
    感情労働
    (D)感情調節:再評価方略(E)感情調節:抑制方略。その結果,勤務年数が短く経験が浅いことが
    感情労働
    の頻度の多さにつながり,ワークエンゲージメントを低下させる可能性が示唆された。

  • 加賀田 聡子, 井上 彰臣, 窪田 和巳, 島津 明人
    行動医学研究
    2015年 21 巻 2 号 83-90
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/11/19
    ジャーナル フリー HTML
    看護師を対象に、
    感情労働
    による心理学的影響を調べた近年の先行研究では、
    感情労働
    がバーンアウト/抑うつの悪化や職務満足感の向上に影響を与えることが着目されている。しかし、日本の看護師を対象に
    感情労働
    の心理学的側面に着目した先行研究は少なく、
    感情労働
    を要素別に分類し、ワーク・エンゲイジメントやストレス反応との関連を検証した研究は、我々の知る限り見当たらない。そこで本研究では、日本の看護師を対象に「看護師の
    感情労働
    測定尺度:ELIN」を用いて
    感情労働
    の要素を詳細に測定し、これらの各要素とワーク・エンゲイジメント、心理的ストレス反応および身体的ストレス反応との関連を検討することを目的とした。関東圏内の1つの総合病院に勤務する女性病棟看護師306名を対象に、
    感情労働
    (ELIN:「探索的理解」、「ケアの表現」、「深層適応」、「表層適応」、「表出抑制」の5下位尺度からなる)、ワーク・エンゲイジメント(The Japanese Short Version of the Utrecht Work Engagement Scale:UWES-J短縮版による)、心理的ストレス反応および身体的ストレス反応(職業性ストレス簡易調査票:BJSQによる)、個人属性(年齢、診療科、同居者の有無)に関する質問項目を含めた自記式質問紙を用いて調査を実施した(調査期間:2011年8~9月)。分析は、
    感情労働
    とワーク・エンゲイジメント、心理的ストレス反応および身体的ストレス反応との関連を検討するため、
    感情労働
    の各下位尺度を独立変数、ワーク・エンゲイジメント、心理的ストレス反応および身体的ストレス反応を従属変数、個人属性を調整因子とした重回帰分析を実施した。重回帰分析の結果、
    感情労働
    の構成要素の一つである「探索的理解」とワーク・エンゲイジメントとの間に正の関連が、「表出抑制」とワーク・エンゲイジメントとの間に負の関連が認められた。また、
    感情労働
    の構成要素の一つである「深層適応」と心理的ストレス反応および身体的ストレス反応との間に正の関連が認められた。これらの結果から、「探索的理解」を高め、「表出抑制」や「深層適応」を低減させるようなアプローチによって、看護師が自身の感情をコントロールしながらも、心身の健康を保持・増進するために有効な可能性が示唆された。
  • 武井 麻子
    保健医療社会学論集
    2002年 13 巻 2 号 7-13
    発行日: 2002/12/25
    公開日: 2016/11/16
    ジャーナル フリー
    本稿は、2002年5月に日本赤十字看護大学にて開催された第28回保健医療社会学会での講演をもとにしている。看護師のバーンアウトの問題から
    感情労働
    としての看護という視点への転換の歴史、さらには
    感情労働
    という言葉への社会学者と看護師たちの反応の違いから、現在の医療の現場が直面する深刻な問題状況を論じた。
  • 伊佐 夏実
    教育社会学研究
    2009年 84 巻 125-144
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2018/05/01
    ジャーナル フリー

    This paper examines and presents the characteristics of the “emotional labor” of teachers by analyzing interviews with ten elementary teachers. Moreover, it discusses the notion that the emotional labor of teachers is a teacher strategy. The concept of emotional labor, introduced by Hochschild (1983), contends that the emotion of workers becomes commoditized when these acts are sold for a salary and thereby estranged from the individual. Although Hochschild emphasizes the negative aspects of emotional labor, I contend here that the emotional labor of teachers may have strategic aspects even if it is compulsory.

    The differences between Hochschildʼs argument and that put forward by this author arise from two points. The first depends on the autonomy of work. The second depends on the aspect of emotional labor as a means by which teachers carry out their core classroom purposes. In this paper, I present a concrete analysis of the latter point.

    In Hochschildʼs argument, the commercialization of feelings and their instrumentality are dealt with as identical things, but the two aspects should be distinguished. I insist that the emotional labor of teachers has an instrumental aspect rather than one of commercialization. That is to say, for emotional labor in teaching it is important to consider how teachers manage pupilsʼ emotions. Japanese teachers hope that pupils will grow up not only academically but also emotionally. In addition, a teacherʼs instruction is based on working on pupilsʼ feelings. Thus teachers need to manage both pupilʼs feelings and their own in order to build relationships in which the parties are linked together by emotional bonds in order to enable teachers to control classrooms.

    Because of this, teachers are required to carry out emotion management of their work, and in this sense they constrain their emotional labor. However they carry out emotional labor strategically by changing the meaning of heteronomous emotion rules into valuable instruments for their pedagogical purposes. This strategic aspect of the emotional labor of teachers is a skill acquired in the process of socialization as teachers. Thus negative aspects do not reside in the characteristics of the emotional labor of teachers, but are caused by aspects (compulsory/strategic) which are emphasized when a teacher carries out emotional labor.

    However, as Hochschild shows, emotional labor becomes negative and draining when poor working conditions make it impossible for teachers to perform their work well. Accordingly, it is necessary to conduct further studies concerning the emotional labor of teachers in relation to the circumstances surrounding the teacher.

  • ー組織・個人の対応データを用いてー
    髙松 里江
    ソシオロジ
    2012年 57 巻 2 号 73-85
    発行日: 2012/10/31
    公開日: 2015/05/13
    ジャーナル フリー
  • 中川 紗江, 鈴木 直人
    感情心理学研究
    2013年 20 巻 Supplement 号 45
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/04/10
    ジャーナル フリー
  • 心理主義化と感情労働
    崎山 治男
    社会学評論
    2011年 61 巻 4 号 440-454
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2013/03/01
    ジャーナル フリー
    本稿は,心理主義化の批判のあり方と,
    感情労働
    と心理主義化との関連を示すことをめざすものである.
    従来の心理主義化批判は,基本的には「あるべき」感情を措定しそこからの疎外を心理学的な知がもたらすと批判するものであった.だがそれは論理的な困難をもつばかりではなく,人々が
    感情労働
    といった場で進んで心理学的な知を求めたりする現実をあらわすことはできない.
    感情労働
    が進んで求められるのは,実は常にそれが多様な自己感情の感受に開かれていることと,感情の互酬性に起因した,感情のやりとりの中での肯定的な感情の感受がありえることに起因する.そして,肯定的な感情の感受を支えるために,EQに代表されるような心理主義的な知が動員されていく.
    そこに潜む心理主義の現代的陥穽が,多様な感情経験を肯定的なそれへと縮減してしまう現象なのである.
  • 風間 雅江
    北海道心理学研究
    2019年 41 巻 55
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2019/03/25
    ジャーナル オープンアクセス
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