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32,647件中 1-20の結果を表示しています
  • In vitro実験における投与量および投与時間について
    長谷川 裕美
    CHEMOTHERAPY
    1993年 41 巻 3 号 329-338
    発行日: 1993/03/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Methicllin-resistant Staphytococcus aureus (MRSA) 感染症に射するvancomycin (VCM) の経静脈的治療における安全かつ効果的な投与法について, in vitro実験にて検討した。MRSA2菌株に対して一定濃度 (1~16MIC) のVCMを作用させた場合の殺菌作用は短時間では同程度でしかも弱く, 以降徐々に殺菌された。Postantibiotic effect (PAE) は, 1~16MIC (2時間) 作用では同等であったが, 作用時間の延長によりのびる傾向を示した。すなわち, MIC以上のVCMの抗菌作用は, 濃度依存性ではなく, 時間依存性に増強する傾向を示した。また, VCMを作用, 除去直後 (PAE期) にVCMを再作用させた場合の抗菌効果は, 初回作用時に比べ, sub-MICの再作用では殺菌効果, 増殖抑制効果ともに増強し (postantibiotic sub-MIC effect), MIC以上の再作用では増殖抑制効果は増強したが, 殺菌効果は減弱する傾向を示した。こらVCM再作用時の抗菌効果の特徴は, 再作用開始時間がPAE期を逸脱した場合 (non-PAE期) には認められなかった。Auto-simulation systemを用い, ヒト血中濃度動態でVCMを作用させた場合の抗菌効果を殺菌効果および増殖抑制効果を考慮した3項目より検討した。0.25, 0.5, 1gを1時間点滴静注にて単回投与した場合, 投与量増量により血中ピーク値は上昇するが, 殺菌作用はほぼ同等であったのに対し, 同じ1g投与でも点滴時間を2, 4時間と延長した場合, ならびに0.5g2回 (12時間間隔), 0.25g4回 (6時間間隔) と分割投与した場合では, 血中ピーク値は低下してもtimeabove MICが延長することにより, 優れた抗菌効果を示した。また, 連続投与時の2回目以降の抗菌効果は初回投与時に比べ, 殺菌効果は減弱したが, 増殖抑制効果は増強する傾向を示した。これらの結果より, MRSA感染症に対するVCMの経静脈的治療では, 1回投与量の増量より, 点滴時間の延長, 分割投与等によりtime above MICを延長させることが, 安全かつ抗菌効果増強に結び付くものと考えられる。
  • 併用投与方法について
    長谷川 裕美, 江成 唯子, 柴田 雄介, 菊池 賢, 戸塚 恭一, 清水 喜八郎
    CHEMOTHERAPY
    1993年 41 巻 4 号 465-476
    発行日: 1993/04/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Methicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) に対するvancomycin (VCM) とβ-lactam剤の併用効果, および効果的な併用
    投与方法
    について, in vitro実験にて検討した。
    (1) 臨床分離55菌株に対するVCMと4種β-lactam剤 (cefotiam; CTM, cefmetazole;CMZ, flomoxef; FMOX, imipenem; IPM)のmin. FIC indexは, いずれも1以下と優れた併用効果を示した。
    (2) 投与量: MRSA2菌株に対して, VCMとβ-lactam剤 (4種) を一方の濃度のみを変えて同時併用作用させた場合の抗菌効果 (短時間殺菌作用, postantibiotic effect [PAE]) は, 併用するβ-lactam剤濃度に依存して増強したのに対し, 併用するVCM濃度はMIC以上高濃度になっても抗菌効果の増強は認められず, むしろやや減弱する傾向を示した。Autosimulation systemを用い, ヒト血中濃度動態にてVCM (0.25g, 0.5g, または1g) とFMOXを同時併用投与した場合も同様に, VCM0.25g併用時の短時間殺菌作用がもっとも優れた結果を示した。
    (3) 併用順序: MRSA2菌株に対して, VCMとFMOXを, VCM2時間先行作用, FMOX2時間先行作用, および同時併用作用の3とおりの順序にて併用作用した場合の抗菌効果 (短時間殺菌作用, PAE) は, FMOX単独作用にてもある程度抗菌効果が期待できる中等度耐性株でFMOX先行時または同時併用時に, FMOX高度耐性株で同時併用時に優れた結果を示した。一方, VCM先行作用時の抗菌効果はいずれの場合も, 他の併用順序に比べやや劣る結果を示した。また, ヒト血中濃度動態にて2薬剤を併用投与した場合の抗菌効果もほぼ同様の傾向を示した。
    以上の結果より, MRSAに対し, VCMとβ-lactam剤は併用効果を認めたが, VCMの1回投与量の増量は, 安全性ばかりでなく併用効果の点からも勧められるものではなく, 常用量または場合によってはそれ以下の投与量でβ-lactam剤と同時併用投与することが, 優れた臨床効果に結び付くものと考えられる。
  • 小林 薫, 佐々部 典子, 田中 邦夫, 冨士崎 成子, 鈴木 健, 大津 文雄, 針谷 吉人, 八幡 浩二, 中原 保裕, 村田 正弘
    臨床薬理
    1987年 18 巻 1 号 293-294
    発行日: 1987/03/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 戸塚 恭一, 清水 喜八郎, 石井 孝弘, 渡辺 宏, 五井 仁, 真山 武志
    CHEMOTHERAPY
    1991年 39 巻 1 号 9-19
    発行日: 1991/01/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    新セファマイシン系抗生物質であるcefminox (CMNX) のin vitrn殺菌作用および in vivoにおける分割投与による感染治療効果の影響を同系のlatamoxef (LMOX), ceftazidime (CAZ), imipenem/cilastatin (IPM/CS) およびアミノ配糖体であるgentamicin (GM) を用いて比較検討し, 次の結果を得た。
    1) 肺炎桿菌を用いたマウス腹腔内感染においてGMについでCMNXは優れた感染治療効果を示したがCAZも頻回投与でCMNXと同等の成績を示した。
    2) ファルマコキネティックパラメーターと効果との関連性から見るとGM, CMNX, IPM/CSは総投与量と相関しCAZ, LMOXはMIC以上の持続時間と相関する傾向がうかがえた。3) In vitro殺菌作用からCMNX, IPM/CSは他のβ-lactam剤と異なりGMと同様の優れた用量依存性の短時間殺菌作用を示し, このことが総投与量と感染治療効果の相関性のあることに反映していると推察された。
  • 戸塚 恭一
    日本内科学会雑誌
    1990年 79 巻 12 号 1627-1631
    発行日: 1990/12/10
    公開日: 2008/06/12
    ジャーナル フリー
    近年難治性の感染症が増加していることから抗菌薬の投与法を効果的に行うことが必要となっている.アミノ配糖体やキノロン薬は濃度依存性の殺菌作用やpostantibiotic effect (PAE)を示すため投与間隔をあけてまとめて投与することが可能であるが,多くのβ-ラクタム薬は時間依存性の殺菌作用を示し,グラム陰性菌に対してPAEを示さないため比較的頻回に投与して有効濃度を持続的に維持する投与法が必要である.
  • 続性セファレキシンの小児歯科領域における応用
    笠原 浩, 太宰 徳夫, 佐藤 秀明, 榊原 雅弘, 松田 厚子, 大村 泰一, 下島 丈典, 外村 誠, 今西 孝博
    小児歯科学雑誌
    1984年 22 巻 1 号 425-434
    発行日: 1984/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    口腔内に急性化膿性炎症症状を呈していた小児患者48例に持続性セファレキシン(L-CEX)を投与し,その臨床成績を検討するとともに,彼らの母親に対しても「お薬についてのアンケート調査」を実施した.結果を要約すると下記のようであった.
    1.L-CEXの有効率は,採点法では3日連用で70.8%,5日連川で91.7%,主治医の主観的評価では93.7%と優れた効果があることが認められた.
    2.消炎酵素剤の併用により,著効例が増加する傾向が認められた.
    3.副作用については,軽度の下痢4例,鼻出血,嘔吐,腹部不快感各1例で,特に重篤なものはなく,投与を中止するにはいたらなかった.
    4.各種の口腔内化膿性疾患に対して,短期間に高い有効率を示した.安全性も比較的高いことから,この領域での第一選択剤として位置づけてよいと考えられた.
    5.在来の抗生物質では6時間毎に投与するため,夜間睡眠中や昼の通園・通学中の服用もれが生じやすいが,本剤は1日2回,朝夕食後の投与で十分な血中濃度を維持でき,家庭内で親の手から直接に投与できることは,「服ませ忘れ」を防ぐ上でも大きな利点になると考えられた.また,大多数の小児患者がそれほど嫌がらずに,むしろ喜んで服用し,拒否した者は皆無であったことから,本剤は幼児にも服みやすい薬であると考えられた.
  • 八木 繁
    日本透析療法学会雑誌
    1988年 21 巻 2 号 87-88
    発行日: 1988/02/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
  • 中原 保裕, 村田 正弘, 大木 清司, 亀井 真一郎, 黒木 伸一, 藤井 裕之, 小宮山 徹三, 佐藤 任宣, 針谷 吉人, 八幡 浩二
    臨床薬理
    1985年 16 巻 1 号 127-128
    発行日: 1985/03/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 冨岡 勝世, 中原 保裕, 村田 正弘, 佐々木 美典, 大木 清司, 杉木 雄治, 鈴木 健, 大津 文雄, 長澤 紘一
    臨床薬理
    1993年 24 巻 1 号 63-64
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 岡本 公彰, 藤田 浩
    薬物動態
    1987年 2 巻 4 号 330-331
    発行日: 1987年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
  • 第1報—12万単位投与例—
    藤田 宣士, 糸賀 敬, 正 直温, 山本 秀満, 石川 寿
    臨床血液
    1978年 19 巻 6 号 850-858
    発行日: 1978年
    公開日: 2009/01/19
    ジャーナル 認証あり
    Three patients with cerebral infarction were admitted to Municipal Nagasaki Hospital during December 1, 1976 to February 21, 1977 and treated with urokinase starting within 72 hours after first symptoms. Each case was administrated 120,000 international units of urokinase over two to six hours by means of dripping infusion and this therapy was performed for three to seven days. Two of them were administrated heparin for two or three days after urokinase therapy. This therapy induced shortened Euglobulin Clot Lysis Time, increase of fibrinolytic activities, decrease of plasminogen, plasmin inhibitor and antithrombin III during urokinase therapy. After stopping urokinase therapy, significant increase of plasma fibrinogen, delayed Euglobulin Clot Lysis Time and increase of α1-Antitrypsin were revealed comparing with prior tests to therapy. Clinically, disturbance of consciousness disappeared in all cases, but motor paralysis continued for thirty-one hospital days.
    However, urokinase therapy could not invite significant effectiveness for cerebral infarction clinically, although laboratory data showed enhanced fibrinolytic activity, no bleeding tendency was found during urokinase therapy in all cases.
    Further trials with urokinase on cerebral infarction are expected to bring more information for promoting its effectiveness on cerebral vascular disturbance.
  • 酒井 克治, 上田 隆美, 李 東雨, 藤本 幹夫, 大野 耕一, 森本 譲
    CHEMOTHERAPY
    1988年 36 巻 Supplement5 号 863-873
    発行日: 1988/10/10
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Cefodizime (THR-221) は新しいoxime型注射用抗生剤で, グラム陰・陽性菌に対してCefotaximeと同等の抗菌力を有し, Cefotetanと同様の体内動態を示す。
    1. PTCD施行例およびT-tube挿入例に, 本剤1gを30分間点滴静注およびone shot静注し, 胆汁中濃度を経時的に測定した。何らかの肝機能障害を有している2症例では, 点滴静注, one shot静注のいずれにおいても移行は不良であった。しかし肝機能障害が軽度である症例では, 1~2時間後にピーク値99.1~154.1μg/mlを示した。
    2. 外科領域感染症13例に本剤を投与した結果, 著効3例, 有効6例, やや有効2例, 無効2例となり, 有効率は69.2%であった。
    3. 副作用は1例も認めなかった。臨床検査値異常として, 1例にGOT, GPT, Al-P, γ-GTP値の上昇を, 他の1例にBUN上昇および好酸球増多を認めたが, 本剤投与中止後いずれも改善した。
  • 柴崎 修, 加瀬 康弘
    耳鼻咽喉科展望
    2012年 55 巻 Supplement1 号 s5-s10
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/08/29
    ジャーナル フリー
    本邦における外耳道および中耳への外用薬の
    投与方法
    は, 点耳液あるいは軟膏などが中心である。我々は, 外耳道への的確で簡便な薬液
    投与方法
    として外耳スプレーの可能性について検討し, 外耳モデルおよびボランティアでの外耳スプレーの安全性と有効性について既に報告してきた。今回, cadaverを用いて鼓膜穿孔モデルを作製し, 点耳液と外耳スプレーでの中耳への薬液浸透について比較検討を行った。鼓膜の中等度以上の穿孔では点耳液, 外耳スプレーともに中耳への薬液浸透が確認されたが, 中心性小穿孔および鼓膜ドレイン留置モデルでは点耳液, 外耳スプレーともに中耳への薬液浸透は確認できなかった。鼓膜ドレイン内腔にポリプロピレン製線維を留置した状態では点耳液, 外耳スプレーともに中耳への薬液浸透が確認できた。今後, さらなる工夫も必要だが, 外耳スプレーは外耳道に加えて中耳への局所療法としても大いに期待が持てる投与法である。
  • 三鴨 廣繁, 田中 香お里, 渡邉 邦友
    The Japanese Journal of Antibiotics
    2006年 59 巻 6 号 459-467
    発行日: 2006/12/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    ロペネムは腎排泄型のカルバペネム系薬であるため, PK-PD理論に基づく適正な
    投与方法
    の検討をおこなう場合, 腎機能の影響を考慮したシミュレーションを用いればより精度が高く現実の臨床に近い検討結果が得られると考えられる。今回, 腎機能を考慮したメロペネムの体内動態 (pharmacokinetics: PK) パラメータを用いてシミュレーションを実施し腎機能がTime above MIC (T>MIC) にどの様な影響を与えるかについて検討した。血清クレアチニンを0.5, 1.0, 1.5, 2.0mg/dLに設定し菌のMICを4μg/mLに設定した場合, Time above MICを上回る割合 (%T>MIC) はそれぞれ18.9%, 35.0%, 49.4%, 61.1%と増大する結果が得られた。さらに, メロペネムで感染症治療を行なった3例の腹膜炎患者において, 腎機能および
    投与方法
    と臨床効果の関連について検討した。今回の結果よりPK/PD理論に基づく抗菌薬の適正使用を検討する際, 腎機能の影響を考慮したシミュレーションを用いればより現実の臨床に近い検討結果が得られる事が示唆された。
  • 小鹿 雅博, 佐藤 信博, 箱崎 将規, 鈴木 泰, 高橋 学, 遠藤 重厚, 鈴木 健二, 若林 剛
    The Japanese Journal of Antibiotics
    2005年 58 巻 5 号 452-457
    発行日: 2005/10/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    カルバペネム系抗菌薬は時間依存性薬剤であるためMinimal Inhibitory Concentration (MIC) 以上の濃度を持続する時間 (time above MIC) を考慮した投与が重要とされる。今回, pharmacokinetics/phamlacodynamics (PK/PD) に基づいたカルバペネム系抗菌薬投与のpreliminary studyを行った。
    対象: 腹腔内感染症10例。方法: カルバペネム系抗菌薬 (MEPM) 1日総投与量1.5g (0.5g分3), 8時間毎の分割投与において, 投与時間を3時間投与群 (3H群), 30分投与群 (30M群) に割り付け, 投与前と96時間後までの最高体温, 白血球数, CRP, SIRS scoreについて比較した。結果: 3H群5例 (平均年齢67.4±14.6歳), 30M群5例 (平均年齢60.0±12.8歳)。投与前の体温, 白血球, CRP, SIRS scoreは2群間に有意差は認めなかった。96時間後のSIRS scoreは3H群で有意に低下を示した。体温, 白血球数, CRPでは2群間に有意差は認めなかった。考察: 3H群はSIRSからの早期改善を示した。PK/PDに基づく投与法は今後も検討が必要であると思われた。
  • 上野 素子, 佐藤 清
    CHEMOTHERAPY
    1993年 41 巻 Supplement3 号 70-76
    発行日: 1993/08/30
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Loracarbef (LCBF) は協和醗酵工業 (株) で創製された新しい経口カルバセフェム系抗生物質であり, その化学構造はcefaclor (CCL) と近似する。Postantibiotic effect (PAE) とは, 細菌に抗菌薬を一定時間作用させたのちこれを除去し, 抗菌薬の消失後も持続する増殖抑制効果のことである。今回, LCBFのグラム陽性菌に対するin vitroおよびin vivo PAEについてCCLと比較検討した。
    In vitro PAE: LCBF, CCLの両薬剤は, Staphylococcus aureus 209-P, Streptococcus pneumoniae J673の2菌種に対して濃度依存的にPAEを示した。LCBFのPAEはCCLと大差がなく, ほぼ同程度であった。
    In vivo PAE: S. aureus Smith, S. pmummiae J673の実験的マウス感染症においてLCBFおよびCCLを経口投与し, 腹腔内生菌数の抑制を指標に検討した。LCBFの腹腔内生菌数の増殖抑制作用はCCL投与群よりも長く持続し, LCBFのin vivo PAEはCCLより優れていた。
    以上の結果, グラム陽性菌に対するLCBFのPAEは, CCLと比較しin vitro系ではほとん ど差がみられなかったが, in vivo系においては高値を示した。
  • Postantibiotic phaseにおける抗菌効果
    長谷川 裕美, 金井 厚子, 乙黒 一彦, 清水 喜八郎
    感染症学雑誌
    1996年 70 巻 2 号 151-160
    発行日: 1996/02/20
    公開日: 2011/09/07
    ジャーナル フリー
    MRSA感染症に対するvancomycin (VCM) とβ-lactamのより有効な併用
    投与方法
    を検討するための1手段として, VCM, cefpirome (CPR) を用い, 一方の薬剤を前作用することによってpostantibiotic phase (PAE期) に誘導されたMRSAに対する他方の薬剤のsub-MICおよびabove-MICの抗菌効果について検討した.なお, 抗菌効果は, sub-MICではpostantibiotic sub-MICeffect (PASME), 殺菌作用の2点を, above-MICでは殺菌作用をその指標とし, 薬剤前処理の有無および前処理条件を変えた場合について比較検討した.
    MRSA臨床分離K1株に対するCPRの抗菌効果は, VCM前処理を行うことにより, above-MICでは殺菌作用の増強を認めなかったが, sub-MICではPASME, 殺菌作用ともに増強した.またこの増強効果はVCM前処理濃度よりむしろ時間に依存して強く認められた.一方, VCMの抗菌効果は, CPR前処理を行うことにより, sub-MIC, above-MIC作用時ともに増強し, この増強効果はCPRの前処理濃度および時間に依存して強く認められた.
    以上の結果より, MRSA感染症に対するVCMとβ-lactamの併用効果の1ファクターとして, 一方の薬剤によりPAE期に誘導された菌に対する他方の薬剤のPASMEや殺菌作用増強効果が関与することが示唆された.また, その際, VCMは投与量増量より作用時間の延長が, CPRは投与量増量が重要であると考えられた.
  • 山崎 公世, 大川 健太郎, 岩崎 剛和, 奥村 二郎, 菅野 可世子, 南部 泰孝, 幸田 友子, 大石 光雄, 中島 重徳
    臨床薬理
    1983年 14 巻 1 号 63-64
    発行日: 1983/03/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 田中 寛, 吉本 充, 河合 誠朗, 大町 哲史, 藤井 孝祐, 草嶋 久生, 町田 正明, 百々 研次郎
    日本透析医学会雑誌
    1998年 31 巻 9 号 1279-1283
    発行日: 1998/09/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    ニューキノロン系抗菌薬であるfleroxacin (FLRX) の体内動態を, 5例の維持血液透析患者において検討した. 本剤100mgを単回服用後, 血清中未変化体は2.4時間でピーク濃度1.87μg/mlに達した. 血中半減期は非透析時31.9時間, 透析時6.62時間であり, 透析クリアランスは69-74ml/分と健常人における腎クリアランスに匹敵し, 4時間の透析による薬物の除去率は28%であった. 今回の成績から, 血液透析患者の非透析時の血中半減期が著明に延長し, 健常人の約3倍に達することおよび本剤が充分な透析性を有することが示唆された. また, 単回投与の結果から反復投与時の血清中濃度をシミュレートすると, 週3回の血液透析を施行する場合, FLRX 100mgを1日1回
    投与
    する
    方法が至適投与方法
    と考えられた.
  • 阿部 務
    日本薬理学雑誌
    2012年 139 巻 1 号 33-38
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/01/10
    ジャーナル フリー
    ペンテト酸カルシウム三ナトリウム(Ca-DTPA)およびペンテト酸亜鉛三ナトリウム(Zn-DTPA)は,キレート試薬として広く利用されているdiethylene-triamine-penta-acetic acid(ジエチレントリアミン五酢酸,別名はペンテト酸)(DTPA)とそれぞれカルシウム(Ca)および亜鉛(Zn)とのキレートである.これらの薬剤は,原子核反応を利用して人工的に作られる超ウラン元素体内除去剤として独国および米国ですでに承認され,緊急時に使用できるよう備蓄されている.本邦では,これらの薬剤は承認されておらず,以前より関連学会等から早期承認の要望が出され,厚生労働省主導の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」で,医療上の必要性の基準に該当するという評価を得た.古くからCa-DTPAおよびZn-DTPAに関する多くの文献が公表され,さらに,有効性および安全性を評価するための臨床試験を行うことは倫理的に不可能であったことから,これらの薬剤の公知申請を行った.DTPAはCaおよびZnより高いキレート安定度定数を有する超ウラン元素(プルトニウム,アメリシウムおよびキュリウム)とより安定な水溶性のキレートを形成する.また,DTPAは未変化体として速やかに尿中に排泄される.このような特性から,Ca-DTPAおよびZn-DTPAは血液中および細胞外液中の超ウラン元素とキレートを形成し,尿中排泄を促進し,体内除去作用を示す.米国で発生した放射線事故においてCa-DTPAおよびZn-DTPA製剤が投与された超ウラン元素汚染患者の使用実績を解析した結果,超ウラン元素体内除去作用が確認された.また,有害事象等の報告は限られており,適切な注意喚起の下で必要な検査等を行いながら使用することで安全性は忍容可能と考えられた.放射線事故等で超ウラン元素による内部被ばくが問題となるような万一の事態に備え,これらの薬剤が本邦においても備蓄されることを期待する.
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