視覚障がい者から音声ATMによる
振込
取引が望まれている.本研究では,音声ATMのテンキーによる
振込取引の手続きにおいて特に操作困難な振込
先金融機関の指定に着目し,ユーザビリティが高い
振込
操作方法を明らかにすることを目的とした.
振込
取引を金融機関の種別選択,頭3文字の名称入力,5候補からの最終選択の3つの操作段階に分け,これらにトグル入力,十字入力,番号入力の3つの操作方法を一定の規則に従って割り当てた操作パターン4条件を実験条件とした.視覚遮断した晴眼者20人と視覚障がい者9人に対して,
振込
シミュレーターを用いて操作パターン4条件を操作させる実験を行った.その結果,晴眼者と視覚障がい者のいずれにおいても,種別選択と最終選択では十字入力,名称入力ではトグル入力が,最もユーザビリティが高いことが明らかとなった.
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