インターネットに対応する新しいリテラシー(インターネットリテラシー)の必要性と内容について検討した。はじめに学習者がテクノロジを効果的に利用するために必要なツールリテラシーの必要性と内容について検討した。次に学習者がインターネット上の大量の情報を適切に処理し、また、情報の質を適切に吟味するために必要な弁別的リテラシーと批判的リテラシーの必要性と内容について検討した。その上で、既存のリテラシーに対するインターネットリテラシーの位置づけを明らかにするとともにその定義づけを行った。また、インターネット上のサイトや情報を評価するためのチェックリスト-目的・範囲・内容・典拠・鮮度の5領域-を開発した。さらに、3段階のインターネット形成プログラムの枠組みを示した。
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