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クエリ検索: "文節"
4,810件中 1-20の結果を表示しています
  • 豊倉 完治, 江本 豊, 原臣 司, 小菅 理子, 村山 伸樹, 黒田 規敬
    医療情報学
    2007年 27 巻 1 号 39-46
    発行日: 2007年
    公開日: 2015/04/10
    ジャーナル フリー
     読影レポートの画像所見の入力負荷軽減を目的に,過去の読影レポートを分析することにより,
    文節
    選択方式による入力支援システムを開発したので報告する.読影レポートの主たる文は、部位を表す部位
    文節と所見を表す所見文節
    から構成されている.この特徴を利用して部位
    文節と所見文節をそれぞれの選択肢から独立に選ぶ文節
    選択方式を採用した.既存の「頭蓋内」CTの画像所見の文を分析し,類似した文から集めた部位
    文節選択肢と所見文節
    選択肢を抽出し,
    文節
    選択方式のメニューとした.部位と所見の組み合わせは限定的なものが多いので,選択肢の数を少なくできた.
    文節
    選択方式入力支援システムのプロトタイプを試作し,
    文節
    選択肢データを評価した結果,
    文節
    選択肢のないテンプレート方式を用いた場合と比べ,入力負荷が約60%に減少できた.
  • *増田 涼良, 杉本 徹
    人工知能学会全国大会論文集
    2012年 JSAI2012 巻 4K1-OS-2-3
    発行日: 2012年
    公開日: 2018/07/30
    会議録・要旨集 フリー

    日本語テキストの含意関係認識にNatural Logicを用いた手法を提案する.この手法は単調性を含むテキストに対して有効である.本手法では,まず,テキスト対の

    文節
    を対応付け,
    文節
    単位で含意関係を導出する.そして,
    文節
    の係り受け関係と単調性を考慮し,
    文節
    単位の含意関係から文全体の含意関係を導出する.本手法を実装し,約400ペアのテストセットを用いて評価した結果,正解率が約50%であった.

  • 牛島 徳次
    中国語学
    1958年 1958 巻 78 号 10-14
    発行日: 1958/09/15
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
  • 金山 博, 鳥澤 健太郎, 光石 豊, 辻井 潤一
    自然言語処理
    2000年 7 巻 5 号 71-91
    発行日: 2000/11/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本稿では、日本語係り受け解析のための統計的手法について述べる。この手法は、統計値の計算方法が従来の手法と異なる。従来の手法では、2つの
    文節
    問が依存関係にある確率をそれぞれの
    文節
    の組に対して計算するが、本研究で提案する「3つ組/4つ組モデル」は、係り元の
    文節と係り先の文節
    の候補となる全ての
    文節
    に関する情報を確率の条件部として、ある
    文節
    が係り先として選択される確率を求める。なお、係り先の候補は、HPSGに基づいた文法及びヒューリスティクスによって高々3つに絞られる。確率の推定には最大エントロピー法を用いており、我々の構文解析器は耳DRコーパスに対して
    文節
    正解率88.6%という高い解析精度を達成した。
  • 内元 清貴, 村田 真樹, 関根 聡, 井佐原 均
    自然言語処理
    2000年 7 巻 5 号 3-17
    発行日: 2000/11/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    係り受け解析は日本語解析の重要な基本技術の一つとして認識されている. 依存文法に基づく日本語係り受け解析では, 文を
    文節
    に分割した後, それぞれの
    文節がどの文節
    に係りやすいかを表す係り受け行列を作成し, 一文全体が最適な係り受け関係になるようにそれぞれの係り受けを決定する. 本論文ではそのうち, 係り受け行列の各要素の値を計算するためのモデルについて述べる. アプローチとしては, 主にルールベースによる方法と統計的手法の二つのものがあるが, 我々は利用可能なコーパスが増加してきたこと, 規則の変更に伴うコストなどを考慮して, 統計的手法をとっている. 統計的手法では行列の各要素の値は確率値として計算される. これまでよく用いられていたモデル (旧モデル) では, その確率値を計算する際に, 着目している二つの
    文節
    が係るか係らないかということのみを考慮していた. 本論文では, 着目している二つの
    文節
    (前
    文節と後文節
    ) だけを考慮するのではなく, 前
    文節と前文節より文末側のすべての文節
    との関係 (後方文脈) を考慮するモデルを提案する. このモデルをME (最大エントロピー) に基づくモデルとして実装した場合, 旧モデルを同じくMEに基づくモデルとして実装した場合に比べて, 京大コーパスに対する実験で, 全く同じ素性を用いているにもかかわらず係り受け単位で1%程度高い精度 (88%) が得られた.
  • 張 玉潔, 尾関 和彦
    自然言語処理
    1997年 4 巻 2 号 3-19
    発行日: 1997/04/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    日本語における2
    文節
    間の係り受け頻度は, その距離に依存することが知られている.すなわち, 文中の
    文節はその直後の文節
    に係ることが最も多く, 文末の
    文節
    に係る場合を除いては, 距離が離れるにしたがってその頻度が減少する.この統計的性質は, 日本語文の係り受け解析においてしばしば用いられるヒューリスティクス: 「文中の
    文節は係り得る文節
    の中で最も近いものに係る」の根拠となっている.しかし, このヒューリスティクスは, 日本語に見られるこのような統計的性質の一部しか利用していない.したがって, 係り受け距離の頻度分布をもっと有効に利用することにより, 解析性能が向上する可能性がある.本研究では, ATR503文コーパスから抽出した係り受け距離の頻度分布に基づいて2
    文節
    間の係り受けペナルティ関数を定義し, 「総ペナルティ最小化法」を用いて係り受け解析実験を行なった.その結果を, 上のヒューリスティクスに基づく決定論的解析法による解析結果と比較したところ, かなりの解析性能向上が認められた. また, 係り
    文節
    を分類し, その種類別に抽出した係り受け頻度の情報を用いることにより, さらに解析性能を改善できることが明らかになった.
  • *鈴木 啓輔, 佐藤 理史
    人工知能学会全国大会論文集
    2010年 JSAI2010 巻 3D4-3
    発行日: 2010年
    公開日: 2018/07/30
    会議録・要旨集 フリー

     本研究では文章生成の研究の一つとして、回文の自動生成を取り上げる。本稿では、その第一段階として、文法的に可能な構造を持つ回文の生成法を提案する。この手法は、出発点となる

    文節の前後に新たな文節
    を接続することで、回文を生成する。この過程で、文法的な接続の可否をチェックする。同時に、複数個の
    文節
    を接続して回文となる可能性があるかどうかをチェックすることで、効率的に回文を自動生成する。

  • 清水 康敬
    日本教育工学雑誌
    1997年 21 巻 suppl 号 1-4
    発行日: 1997/08/20
    公開日: 2017/10/20
    ジャーナル フリー
    論文の文章表現について調べ, 新聞記事における文章表現と比較した.そして, 1文あたりの文字数と最大文字数,
    文節
    数,
    文節
    あたりの文字数などを示した.また, 論文と新聞記事の文字数を比較した結果, 1%水準で学会誌の論文が有意に長文であることを示した.文字数と
    文節
    数との相関係数を求め, 文章の特徴を調べた.さらに, 長文となる理由について考察した.
  • 若杉 早苗, 川村 佐和子
    東海公衆衛生雑誌
    2021年 9 巻 1 号 114-123
    発行日: 2021/07/03
    公開日: 2021/08/04
    ジャーナル フリー

    目的 東日本大震災(多重災害)を受け,平時の行政機能が崩壊した被災直後の混乱期(災害フェーズ0・1期)において直面した, 保健師が平時の経験では対応しきれず困難と課題となった保健活動(以下, 困難と課題)を明らかにし, 災害時の保健活動に関する示唆を得ることを目的とする。

    方法 本研究は,地震,津波,福島第一原子力発電所の事故(以下,原発事故)の多重災害を受けた地域を調査対象とし, 行政機能が崩壊した被災直後の混乱期(発災後3日間以内)に,保健師が保健活動を行なう際に直面した, 困難な状況と課題について半構造化面接法による調査を行った。調査期間は, 2016年2月~2018年12月。全文の逐語録を意味ある

    文節
    ごと切片化し,コミュニティーの組織的機能DRC(Disaster Research Center Typology)類型1) 2)(以下, DRC類型)のタイプ別に分類した。平時にはやっていない新たに発生した業務:Emergent(Type4)に着目し,“困難と課題”を質的帰納的統合法により分析した。

    結果 多重災害を受けた6地域のうち3地域から調査協力を得た。研究参加者は女性保健師11名。経験年数は26.4年(10年~30年)。抽出された1018

    文節
    のうち,DRC類型Type4:Emergentは424
    文節
    (41.7%)。課題解決過程の“困難と課題“が155
    文節
    で36.6%,“保健活動”が269
    文節
    で63.4%であった。保健活動を行なうにあたり保健師が直面した“困難と課題”の内訳は, 「計画外避難所の対応」が287
    文節
    中75
    文節
    で26.1%, 「原発事故」が89
    文節
    中54
    文節
    で60.6%,「津波被害の対応」が48
    文節
    中26
    文節
    で54.2%であった。保健師が直面した困難と課題には, 津波被害の影響による低体温症や泥水の汚染対応,原発事故の発生による国の強制力のある避難指示に対する被災住民の不安と恐怖の広がりに対するストレス対応, 計画外避難所での崩壊した医療の再構築の難しさに直面するなど, 平時の業務では対応経験のなかった困難が確認された。保健活動の困難と課題は, 時間の経過とともに質や量が重層化し継続していたこと, 行政の指示命令が極めて少ない中で平時の経験や範囲を超えた先見性を求められ困難を感じていたことであった。

    結論 今後起こり得る大規模災害に備え危険回避能力を高めていく為にも,フィジカル・アセスメント等の看護技術(臨床判断)を含め,経験年数が少ない保健師でも何を優先して活動すべきか見定め, 先見性を持ち行動していけるような卒後教育や初学者教育の充実が必要である。

  • 倉田 伸, 藤木 卓, 森田 裕介
    日本教育工学雑誌
    2004年 27 巻 suppl 号 181-184
    発行日: 2004/03/05
    公開日: 2017/10/20
    ジャーナル フリー
    文章のスクロールは,学習者に,限られた範囲で情報を効率よく提示できる反面,文章が常に動き知覚しにくい特徴がある.この欠点を補うため,スクロールする文章を
    文節
    単位で停止をするシステム(
    文節
    単位停止システム)を開発した.また,それが従来通りのスクロール(普通スクロール)に対して,記憶効果に違いがあるのかを検討した.その結果,
    文節
    単位停止システムによるスクロールの方が,記憶の保持に関して高い効果があるということがわかった.また,誤答の分類により,文字列自体の回答位置の間違いによる誤答に関し,
    文節
    単位停止システムの方が間違えにくいという結果が得られた.
  • 吉岡 豊
    音声言語医学
    1986年 27 巻 4 号 280-286
    発行日: 1986/10/25
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    失語症者の文理解において, 格ストラテジーがみられるかどうかを絵画選択法により検討した.対象は失語症者27名であり, 課題文は3
    文節
    文と2
    文節
    文であった.
    実験の結果, 1名を除いて本研究で対象とした失語症者に格ストラテジーは認められなかった.また, 3
    文節
    文で語順ストラテジーを使用できない者, あるいは助詞ストラテジーを使用できない者のなかには, 2
    文節
    文では助詞を手がかりとして理解できる者が多くみられた.
    以上のことから, 助詞ストラテジーは3
    文節
    文と2
    文節
    文の2つのレベルにわけて考える必要性が示唆された.
  • 住吉 範彦, 住田 忠幸, 真鍋 英喜, 小林 健二, 宮内 晃, 藤原 靖
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2010年 53 巻 3 号 557-558
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/30
    ジャーナル 認証あり
  • 西念 星宝, 谷津 元樹, 原田 実
    知能と情報
    2019年 31 巻 5 号 797-807
    発行日: 2019/10/15
    公開日: 2019/10/15
    ジャーナル フリー

    照応詞と照応関係にある先行詞を同定することは,ロボット対話や質問応答などの自然言語処理の応用研究において,高精度を達成するために必要な要素技術とされている.そこで意味解析システムSAGEを用いて文を意味解析し,語間の意味的類似度を用いて指示代名詞の先行詞を高精度に同定する照応解析システムAnasysDを開発した.先行詞らしさを数値化するために,先行詞

    文節と照応詞の受け側文節との共起類似度素性や先行詞文節の上位概念分類と先行詞文節
    の深層格による2次元の事後確率など12種類の素性を設定した.NAISTテキストコーパスを用いてナイーブベイズ法で正解率の確率分布を学習し,先行詞らしさの確率が最も高い
    文節を先行詞文節
    とする.5分割交差検定で評価した結果,63.42%の精度を達成した.

  • 花沢 利行, 北 研二, 中村 哲, 川端 豪, 鹿野 清宏
    日本音響学会誌
    1990年 46 巻 10 号 817-823
    発行日: 1990/10/01
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    HMM音韻認識と拡張LR構文解析法を有機的に結合したHMM-LR連続音声認識システムに、セパレートベクトル量子化及び継続時間制御を含む高精度音韻HMMを組み込み、
    文節
    認識実験によってその性能を評価する。また、ファジィVQマッピング及びHMMの連結学習に基づく話者適応機構を組み込み、同じく
    文節
    認識実験によって評価する。まず高精度HMMを組み込むことによって、特定話者の1,035単語を含むタスクについて第1位で88.4%、第5位まで99.0%という高い
    文節
    認識率が達成された。特に連続音声認識における継続時間制御の有効性が確認された。次に各話者ごとに適応用100単語を用い、同じタスクについて話者適応込みの
    文節
    認識実験を行った。この場合にも、第1位で81.6%、第5位までで98.0%という良好な結果を得た。
  • 石川 由美子, 〓田 征子
    特殊教育学研究
    1996年 33 巻 5 号 65-71
    発行日: 1996/03/30
    公開日: 2017/07/28
    ジャーナル フリー
    話しことばをほとんど自発的に使用しない14歳の自閉傾向生徒に「お茶の時間」場面を設定し、その文脈の行為連鎖を利用して「対格+述語動詞」の二
    文節
    文を習得させるために、学校と家庭で指導した。その結果、学校と家庭で、行為連鎖に沿った二
    文節
    文が自発され、課題場面以外での使用、課題で使用しなかった二
    文節
    文も出現した。このことから、二
    文節
    文習得における文脈利用の過程について論じた。家族の対象児に対する言語的なかかわり方が変化するとともに、母親は指導と対象児の行動変化との因果関係を理解し、自発的に次の指導目標を設定した。親の希望を取り入れ、家庭で導入しやすい課題を学校と家庭で実施することによって、指導の目標・内容・方法を共有することが可能になり、指導の社会的妥当性が認められた。
  • 霍間 郁実, 四日市 章
    特殊教育学研究
    2013年 51 巻 5 号 421-430
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/03/21
    ジャーナル フリー
    本研究では、手話から日本語への同時通訳(読み取り通訳)の量的な側面を明らかにするために、訳出率と変換作業について分析を行った。分析対象とした手話話者の発話の
    文節
    数は307
    文節
    であり、各通訳者5名が発話した
    文節
    数は207~283
    文節
    であった。訳出率は41.7%~71.8%であり、通訳資格をもつ者の中でも差が大きいことが示された。通訳者は重要語を選択的に訳出しており、訳出率の高い通訳者は少ない発話数で効率よく訳出を行っていることが推察された。訳出における変換作業は「同等」「言い換え」「付加」「省略」「誤り」に分類され、「言い換え」や「省略」では、通訳者が共通して選択する
    文節
    があることが示された。
  • 平野 宏子, 広瀬 啓吉, 河合 剛, 峯松 信明
    日本音響学会誌
    2009年 65 巻 2 号 69-80
    発行日: 2009/02/01
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
    日本語を学習する中国語話者と母語話者の朗読音声のF_0パターンの形状を観察し,文中の
    文節
    ごとのレンジの推移を,正規化F_0の最大値,中央値,最小値により表現し,両者の違いを明らかにした。また,韻律に着目した母語話者の主観評価の結果と音響分析の結果の関係をパターンによって段階的に示した。母語話者は,統語的,意味的まとまりを韻律的1単位として扱い,なだらかな丘状のF_0パターンと共に,
    文節
    ごとにF_0最大値を調節し,大小のレンジ変化をつけ音響的に表現している。一方,中国語話者は,個々の
    文節
    を韻律的1単位として処理しており,
    文節
    ごとに急峻で直線的な形状,画一的なレンジの広さ,文末のF_0の下降不足等の特徴が見られた。中国語話者は,F_0パターンのなだらかな上昇下降の形状,レンジの適切な調整を学習する必要があることが分かった。
  • 荒木 哲郎, 池原 悟, 橋本 昌東
    自然言語処理
    1999年 6 巻 5 号 3-26
    発行日: 1999/07/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    会話文では, 言い直しなどの冗長な表現が含まれ, 解析を困難にしている. 本論文では, 言い直し表現は繰り返し型が多く, また,
    文節
    境界に挿入されやすいことに着目して, べた書きで音節標記された会話文を対象に, これを抽出する方法を提案した. 提案した方法は, 言い直しを含んだべた書き音節列をマルコフ連鎖モデルを用いて
    文節
    単位に分割する処理と, それによって得られた
    文節境界を手がかりに文節
    間の音節列の類似性を評価して言い直し音節列を抽出する処理の2つの処理から構成される. 具体的には, 第1の処理では, 言い直しの表現を含む
    文節境界の推定に適した文節
    境界推定法を提案し, 第2の処理では,
    文節
    境界の使い方の異なる3つのマッチングの方法を提案した. また, これらの2つの方法を組み合わせたときの言い直し表現の抽出精度を計算によって推定すると共に, その結果を総合的な実験結果と比較して提案した方法の効果を評価した. ATRの「旅行に関する対話文」のコーパス (その内, 言い直しは106個所) を用いて実験評価した結果によれば, 言い直し表現の抽出精度は第2の処理の方法に強く依存し, 再現率を重視する場合は, 再現率80.2% (その時, 適合率84.2%), また, 適合率を重視する場合は, 適合率94.9% (その時, 再現率52.8%) の精度が得ちれることが分かった.
  • 竹内 和広, 松本 裕治
    自然言語処理
    2002年 9 巻 3 号 87-108
    発行日: 2002/07/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    本研究では, 要約文とその要約文を作成するために使用された表現を含む原文とを自動的に対応付ける手法を用いて, 人間が要約文を作成する上で, 要約元となった原文をどのように再構成するかを調査した. 対応付けに用いた手法は, かかり受け構造の解析結果を利用し, 要約文とその対応文との間の対応付けを
    文節
    単位で行う. また, 要約文1文に対して, 要約元文章中の複数文を対応付けすることを許して対応付けが可能である. 調査した対象は, 複数の作業者が新聞の社説を要約したデータである. このデータに対して, 対応付け手法を実際に適用した. 対応付けの結果, 要約元文章で用いられていなかったり, 元文章でかかり受け関係がなかった表現が要約文に用いられていた場合に, それらの表現を構成する
    文節
    は未対応となる. そこで, そのような要約文中で未対応になった
    文節
    がどのように生成されたかを, 計算機でも処理可能な操作を主眼に分類・整理して考察した. その結果, 要約原文のかかり受け構造は, 要約文においても保存されることが多く, 要約文に新しく出現する表現の多くは, 複数の原文から1つの要約文を作成する文結合操作と, 単
    文節
    を中心とした言い換え操作により生成されることがわかった.
  • 黒橋 禎夫, 長尾 眞
    自然言語処理
    1994年 1 巻 1 号 35-57
    発行日: 1994/10/10
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
    従来の構文解析法は十分な精度の解析結果を得ることができず, とくに長い文の解析が困難であった. このことは従来の方式が局所的な解析を基本としていたことに原因があり, これを解決するためには文内のできるだけ広い範囲を同時的に調べることが必要である.我々は, すでに, このような考え方に基づき, 長い文の中に多く存在する並列構造が
    文節
    列同士の類似性を発見するという手法でうまく検出できることを示した. 本論文では, そのようにして検出した並列構造の情報を利用して構文解析を行なう手法を示す. 長い日本語文の場合は1文内に複数の並列構造が存在することも多い. そこでまず, 文内の並列構造相互間の位置関係を調べ, それらの入れ子構造などを整理する. 多くの場合, 並列構造の情報を整理した形で利用できれば, 文を簡単化した形でとらえることができる. そこで, 簡単化した各部分に対して単純な係り受け解析を行ない, その結果を組み合わせることによって文全体の依存構造を求めることが可能となる.各部分の係り受け解析としては, 基本的に, 係り受け関係の非交差条件を満たした上で各
    文節が係り得る最も近い文節
    に係るという優先規則によって決定論的に動作する処理を考えた. 150文に対して実験を行なったところ, 96%の
    文節
    について正しい係り先を求めることができた.
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