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クエリ検索: "斉藤祐子"
69件中 1-20の結果を表示しています
  • 村山 繁雄, 齊藤 祐子, 金丸 和富, 徳丸 阿耶, 石井 賢二, 沢辺 元司
    日本老年医学会雑誌
    2005年 42 巻 5 号 483-489
    発行日: 2005/09/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    老化・痴呆の克服を目指し, 在宅高齢者支援病院と併設研究所が共同で, ブレインバンクシステムを構築した. 法的基盤としては, 死体解剖保存法18条と, 病院剖検承諾書をもとに行う, 共同研究を前提とした. 共同研究申し込みの内容に対しては, 論文審査と同様の守秘義務のもと, 外部委員による事前審査を行うこととした. 共同研究者の適格性については審査の上, 研究所協力研究員に委嘱するかたちをとった. 倫理面では, 病院・研究所及び, 共同研究先の倫理委員会の承認を前提とした. その上で, バンク管理者, 神経病理診断責任者, 臨床情報提供者が, 共同研究者となることを条件に, 共同研究を開始した. 標本採取には, 神経病理担当医が, 開頭剖検例全例に対し, 臨床・画像を判断の上, 採取法を決定した. 凍結側の脳については, 割面を含む肉眼所見を正確に写真に残し, 代表部位6箇所を採取, 神経病理学的診断を行った. 凍結については, ドライアイスパウダー法を採用した. 反対脳については, 既報通り (Saito Y, et al: 2004) 検討した. 現在までの蓄積は, 脳パラフィンブロック6,500例以上, 凍結脳 (部分) 1,500例以上, 凍結半脳450例以上で, 30件以上の共同研究を実行中である. 欧米のブレインバンクとはシステムは異なるが, その哲学である,「篤志によるものは公共のドメインに属し, 公共の福祉に貢献しなければならない」を共有する点で, ブレインバンクの名称を用いることとした. 依然として, 大多数の日本の研究者が, 欧米のブレインバンクに依存している事態の打開のためには, このシステムが市民権を得るよう, 努力していく必要がある. そのためには, 同様の哲学を有するもので, ネットワーク構築を行うことにより, 公的研究費を得る環境作りが必要である. ブレインバンクの重要性が人口に膾炙された上で, 患者団体との提携をめざすことが, 現実的と思われる.
  • 嶋田 裕之
    日本老年医学会雑誌
    2012年 49 巻 3 号 281-283
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/12/26
    ジャーナル フリー
  • 川畑 伊知郎, 鎌形 清人
    日本薬理学雑誌
    2022年 157 巻 6 号 391
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/01
    ジャーナル フリー
  • 德丸 阿耶
    神経治療学
    2023年 40 巻 4 号 627-632
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/11/27
    ジャーナル フリー

    As the pandemic that has swept the globe has passed three years, the theme of the 40th Annual Meeting of the Japanese Society of Neurological Therapeutics was A New Beginning for Neurological therapeutics : Overcoming the Pandemic and Aiming for Further Development. As a medical practitioner who has faced this “pandemic disaster,” I cannot help but think of the difficulty of correctly grasping and dealing with the present, which encompasses the present and future, even though I can look down on the time that has passed. In Symposium 21, the theme of neuroradiological findings in degenerative diseases, we pursued the possibility of diagnosis in the preclinical stage of degenerative diseases by making full use of cutting edge neuroimaging techniques, and explored the genes, etiology, and pathophysiology of the diseases. The presentations were exciting. Among them, the author, from the standpoint of a physician at a city hospital that provides emergency care to the elderly, presented imaging diagnosis in daily practice and the complex pathologies that lie behind the diagnosis, including the correspondence with the background pathology. The course of many neurodegenerative diseases is long, and the imaging findings change with the passage of the disease course. In addition, in diagnosing neurodegenerative diseases in the world, which have entered the hyper–aging society, age–related modifications are added, and complex etiologies and pathologies exist in the background at a high rate. In routine diagnostic imaging, the scope of diagnosis must take into account the time axis from the preclinical stage to the transitional stage, early onset of clinical symptoms, and advanced stages, and the process of searching for the “true nature of the disease” while diagnosing the three– or four–dimensional spread of the disease is required. It takes a long time to “search for the transition of the pathology along with the patient's long clinical course” until the knowledge obtained through the clinical–imaging–pathological linkage is reapplied to clinical practice. More than a year after the conditional approval of disease–modifying drugs for Alzheimer disease (AD) by the U.S. FDA, the possibility of appropriate diagnosis, including the preclinical stage of AD, has been attracting attention, and a newly identified degenerative disease that should be clinically differentiated from early–stage A, has been described. The present study will discuss the imaging–pathological relationships of the newly clarified degenerative diseases that should be clinically differentiated from early AD, such as argyrophilic grain disease/dementia with grains (AGD/DG), primary age–related tauopathy (PART), limbic–predominant age–related TDP–43 encephalopathy (LATE), and hippocampal sclerosis in the elderly, and will serve as a link to the 2nd∼4th presentations that demonstrate the significance and potential of applying the latest neuroimaging technology development and application.

  • 坂口 英伸
    文化資源学
    2017年 15 巻 1-19
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/07/11
    ジャーナル フリー

    本論では鉄筋コンクリートの観点から、近代日本の記念碑研究に検討を加える。従来の記念碑研究が銅像を中心とした建設背景や制作者の分析であるのに対し、本研究は鉄筋コンクリートという構造と素材に主眼を置き、近代日本における鉄筋コンクリート造の記念碑の誕生と発展を論じる。記念碑制作の担い手である彫刻家と建築家の関係に着目すると、鉄筋コンクリート造の記念碑が登場する道筋が明瞭となる。記念碑への鉄筋コンクリートの導入者は、西洋建築を学んだ建築家である。その応用の背景には、日清・日露戦争による大量の戦死者の存在があった。鉄筋コンクリート造の記念碑の誕生期にあたる明治40年代、碑文を刻んだ平らな一枚岩を垂直に立てる従来の伝統的な記念碑に加え、戦死者の遺骨や霊名簿などの奉納が可能な内部空間を有する記念碑が必要とされた。内側に空洞をもつ複雑な形態の記念碑の建造には、専門知識と実用に秀でた建築家の関与が欠かせなかったのである。一方で彫刻家もコンクリートを率先して作品に摂取した。硬軟自在なコンクリートは、新たな美術素材として彫刻家の間に浸透、彫刻家は積極的に建築へ接近した。1926(大正15)年、彫刻と建築との融合を目指す彫刻家団体として構造社が誕生。設立者の日名子実三は、建築家・南省吾の監修のもとで《八紘之基柱》を設計、その総高約37mは1940(昭和15)年当時の日本で最大規模を誇った。鉄筋コンクリートという堅牢な構造の採用により、日本の記念碑はかつてないモニュメンタリティを獲得したのである。記念碑は記念事項の将来への伝達を目的に作られる。顕彰すべき事跡の長期的保持は、記念碑の物理的堅牢性に結び付く。記念事項をより長く伝えるためには、より強固な素材と構造が必要である。鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)は、文字通り「補強(reinforced)」を目的とした堅固な素材であり、記念碑の存続を維持するには最適の材料である。記念碑の構造に鉄筋コンクリートが採用された理由は、記念事項の永続性へ対する欲求にあったと結論づけられよう。

  • ―耳鼻咽喉科診療で問題となる認知症―
    山本 纊子
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    2017年 120 巻 5 号 692-697
    発行日: 2017/05/20
    公開日: 2017/06/20
    ジャーナル フリー

     超高齢社会の到来とともに, 認知症あるいは軽度認知機能障害 (MCI) を持った高齢者が専門以外の科を受診することが増加し, 実診療に影響を与える場合が少なくない.
     受診状況は ① 認知症の診断をされていない受診者が, めまい, ふらつき, 難聴など耳鼻咽喉科的な訴えで受診する場合, ② 認知症と診断されている受診者を診療する場合, あるいは ③ 耳鼻咽喉科疾患が認知症の発症や進行に影響を与える場合などに大別されるが, ①の場合は診断に, ②③の場合は患者の対応に時間が長くなり, 日常診療に多大な影響を及ぼす.
     また, 総じて認知症と言ってもその病型はアルツハイマー病, レビー小体型認知症, 嗜銀顆粒性認知症 (非アルツハイマー型高齢者タウオパチー), 血管障害型認知症, そして混合型と多種で, 同じ病型でもステージによってその症候は全く異なる上に, 加齢とともに他の病型や他の疾患が加わり, 一層複雑になる. このような状況に対応するにはまず主な認知症の典型的な臨床像を理解し, 病型や病気に合致しない症候がみられた場合には他の認知症あるいは他疾患が合併したと考えるのが妥当で, 受診者の精神身体状況を経時的に的確に把握することが, 認知症をはじめとする長期経過疾患を診療するポイントである. さらにこれらの患者の状況を把握し, 対処できるよう看護師, 看護補助あるいは事務も含めたチームでの対応を考える必要がある. また, 薬の服用に影響された身体あるいは認知機能の低下が増加しており, 多くの診療科を受診している患者については, 医師同士の連絡を密にして患者の状況や服薬状況を共有することも重要となる.

  • 村上 泰, 安田 範夫, 大森 敦子, 斉藤 祐子, 任 書熹, 中井 茂
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1990年 93 巻 10sokai 号 1684a-1685a
    発行日: 1990/10/20
    公開日: 2008/03/19
    ジャーナル フリー
  • 蓮池 裕平, 齊藤 利雄, 齋藤 朋子, 松村 剛, 藤村 晴俊, 佐古田 三郎
    臨床神経学
    2018年 58 巻 10 号 642-645
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/24
    [早期公開] 公開日: 2018/09/29
    ジャーナル フリー

    気道感染後に脳塞栓を発症したDuchenne型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy; DMD)の2症例を報告する.症例1は,31歳時に気道感染で入院中に左上下肢麻痺が出現した.心エコーで左心室血栓を認め,心原性脳塞栓症と診断した.症例2は,36歳時に喀痰増加の数日後に発語異常が継続し,脳塞栓症と考えられた.DMDでは呼吸管理や心保護療法の進歩で生命予後は改善しているが,様々な血栓・塞栓症リスクによる脳梗塞発症に留意する必要がある.

  • 山本 達也
    自律神経
    2023年 60 巻 3 号 103-105
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/25
    ジャーナル フリー

    パーキンソン病は様々な非運動症状を認めるが,その中でも自律神経障害はADL(Activities of Daily Living)やQOL(Quality of Life)に大きく影響する.排尿障害は頻尿・尿意切迫感などの過活動膀胱が多くの患者で認められる.排便障害は便秘が高頻度に認められ,運動症状発症前からみられることも多い.排尿・排便障害は患者QOLに大きく影響すると考えられるが,排尿排便障害とQOLの関係は不明な点が多い.本シンポジウムではパーキンソン病における排尿・排便障害の特徴およびQOLに与える影響について概説する.

  • 伊藤 聖, 織田 雅也, 和泉 唯信
    日本内科学会雑誌
    2020年 109 巻 8 号 1546-1551
    発行日: 2020/08/10
    公開日: 2021/08/10
    ジャーナル フリー

    認知症高齢者が地域で継続して生活し続けるためには,適切な支援体制の構築が必要である.この役割を担う医療機関として,認知症疾患医療センターが2008年から全国に設置されている.認知症疾患医療センターは3類型あり,そのうち,連携型は2017年から運用が開始され,診断・治療のみならず,認知症の生活を支えるさまざまな役割を果たしている.認知症高齢者が安心して暮らすためには,周囲の理解と生活を重視することが必要である.

  • 松本 英夫, 新津 建樹, 内田 盛夫, 松谷 正秀, 斧山 英毅
    日本臨床麻酔学会誌
    1991年 11 巻 3 号 355-359
    発行日: 1991/05/15
    公開日: 2008/12/11
    ジャーナル フリー
    1歳8ヵ月の女児の完全大血血転位症に対し,Sennig手術を施行した.術後2日目,気道出血より重症呼吸不全状態に落ち込み,通常の呼吸血理では改善しないため,体外式人工肺(以下ECMO)の使用に踏み切った.出血のコントロールには難渋したが,特に合併症や後遺症を残すことなく救命することができた.ECMOの使用は52時間と短期間であったが,肺を休ませ,損傷から回復させることができた.反面,ECMOは重篤な合併症や後遺症を引き起こす可能性はまだ高く,その適応の決定は慎重でなくてはならない.
  • 中東 祐子, 橋本 洋子, 前川 典子, 堀尾 武
    皮膚
    1998年 40 巻 4 号 351-354
    発行日: 1998年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    本邦では比較的まれな領域に作用波長を有する日光蕁麻疹の2例を報告した。症例1: 55歳, 女性。平成元年頃より春になると露光部に痒みを伴う皮疹が出現し, 秋になると軽快していた。光線テスト, およびin vitro血清照射試験で作用波長はUVBであった。増強波長, 抑制波長は確認できなかった。症例2: 56歳, 女性。25年前に海水浴後に露光部に一致して痒みを伴う膨疹を生じ, 2時間程で消失していた。4-5年前より同様の症状が季節を問わず出現するようになった。光線テストではUVB, UVA, 可視光線に反応を生じた。in vitro血清照射試験ではUVB照射血清の皮内注射に陽性を示した。可視光線はUVBによる反応を抑制し, 抑制波長と考えられた。
  • 井上 裕光
    日本官能評価学会誌
    2002年 6 巻 1 号 20-27
    発行日: 2002/03/15
    公開日: 2013/08/15
    ジャーナル フリー HTML
      On Sensory Analysis, descriptive scales are frequently used with the Japanese qualitative words (most of them are adverbs). This study was to verify the ordinal efficacy of previous studies (hedonic scale construction by Yoshikawa, 1973 ; Akagi et. al, 1985) by means of the scoring method. Because of qualitative words used differently in either the positive or negative direction, selected tasks were examined first: I) which words do you use in the positive meaning and II) in the negative meaning, about 48 words previously reported, then III) scoring task(0 to 100 from a positive integer) about 21 words. Subjects (not expert panel), were 1,180 people from 15 to 53 years old (below 22 years old occupying about 96%), in 1993-1996. Although the different survey methods, there were differences: 1) “mottomo”, “hijouni”, and “kiwamete” are not to distinguish in negative expression, 2) the difference between “kanari”, and these three words, 3) the differences to “soutou”, “totemo”, “jituni”, “tokuni”, and “taisou”, 4) “hikakuteki”, “wariaini”, and “nakanaka” are independent, 5) “yaya”, “ikuraka”, “chotto”, “jakkan”, and “sukosi” are not statistically different in 95%CI. Then this study proposed a 9-point hedonic (ordinal) scale: “hijouni”, “totemo”, “yaya”, “wazukani”, “dochirademonai (sukidemokiraidemonai)”, “wazukani”, “yaya”, “totemo”, “hijouni”. In case of interval scale, it is desirable to use with numerical values.
  • 大竹 直樹, 内宮 礼嗣, 肥後 暁子, 神崎 保
    西日本皮膚科
    1997年 59 巻 2 号 201-204
    発行日: 1997/04/01
    公開日: 2011/01/14
    ジャーナル 認証あり
    24歳の男性の日光蕁麻疹の1例を経験した。作用波長は435∼485nmに存在した。作用波長照射の前後で, より長波長の光線を照射したが膨疹形成がみられ, 抑制波長は存在しないと考えた。in vitroで作用波長を含む可視光を照射した患者血清による皮内テストで膨疹が生じ, 血清中に膨疹惹起因子が存在することが確認された。これらの結果から本症例はHarberらの分類1)のIV型に属すると考えられた。またUVA, UVB, PUVAによる前処置で膨疹の抑制はみられなかった。治療としてはマレイン酸クロルフェニラミン内服で, ある程度の効果がみられている。
  • 河田 明久
    史学雑誌
    2008年 117 巻 5 号 827-830
    発行日: 2008/05/20
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
  • 信州医学雑誌
    2012年 60 巻 2 号 101-118
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/04/18
    ジャーナル フリー
  • 北國 圭一, 千葉 隆, 河村 保臣, 西山 恭平, 畑中 裕己, 園生 雅弘
    日本神経救急学会雑誌
    2014年 26 巻 2 号 38-41
    発行日: 2014/07/11
    公開日: 2015/05/02
    ジャーナル フリー
    We here report the clinical features of three patients presenting with isolated cerebellar nodulus infarction. All suddenly developed nausea, vomiting and walking difficulty. Two experienced horizontal, to-and-fro vertigo. On admission, two could not walk. Motion exacerbated nausea and vomiting for three patients. None of them showed typical cerebellar signs, including dysarthria, dysmetria, or decomposition. Nystagmus was lacking in two. For all three patients, diffusion-weighted image of MRI revealed an isolated, small, high-intensity lesion in the cerebellar nodulus. Symptoms spontaneously resolved over a few days with no residual signs. It is now known that isolated vertigo, or “pseudovestibular syndrome”, without limb ataxia or dysarthria can occur following cerebellar infarction, especially those in the PICA region. A number of recent reports rate that the same syndrome can also be caused by infarction localized at the cerebellar nodulus. This suggests that the cerebellar nodulus must be involved with the vestibular system. Horizontal to-and-fro vertigo might be characteristic of nodular infarction. We believe MRI is necessary for every patient who presents with sudden-onset nausea, vomiting and walking difficulty, even without nystagmus, rotatory vertigo, or limb ataxia.
  • 佐藤 工, 佐藤 啓, 岡本 剛, 三上 珠希, 杉本 和彦, 高田 博仁, 木村 珠喜, 今 清覚, 小山 慶信, 石田 祐司
    心臓
    2018年 50 巻 6 号 636-641
    発行日: 2018/06/15
    公開日: 2019/06/20
    ジャーナル フリー

     今回我々は,拡張型心筋症(DCM)に心房粗動(AFL)が常態化後,左室内巨大血栓を合併したDuchenne型筋ジストロフィー症(DMD)の1例を経験した.症例は34歳,男性.21歳でDCM化,32歳から利尿をトルバプタンに依存する心不全状態となったが,エナラプリルやカルベジロールを開始後トルバプタンから離脱し得た.33歳時に動悸を訴えるようになり,Holter心電図上さまざまな房室伝導比を伴うAFLを認め,主に2:1伝導の際に動悸を自覚していた.その後AFLが常態化し動悸の頻度が増加したため,カテーテルアブレーション(RFCA)を勧めて不整脈治療専門施設に紹介.しかし,心エコー上左室内に16×21 mm大の血栓を認めてRFCAは中止となった.直ちにワルファリンを開始し,約2カ月後には心エコー上血栓は消失した.現在PT-INR 1.5-2.0程度に維持しつつワルファリンを継続中で,血栓の再発や塞栓症の発生はない.

  • 迫内 祐司
    史学雑誌
    2011年 120 巻 5 号 814-818
    発行日: 2011/05/20
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
  • 吉岡 恭一, 黒田 憲二, 小笠原 昭彦, 陣内 研二
    医療
    2005年 59 巻 6 号 295-299
    発行日: 2005/06/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    筋強直性ジストロフィー(MyD)患者の知的能力とその特性を明らかにするため, 全国の国立療養所(現:独立行政法人国立病院機構)等筋ジストロフィー施設において, 49例を対象に日本版WAIS-R成人知能診断検査(WAIS-R)を用いた心理アセスメントを実施した. その結果, 平均IQは70.1であること, 動作性IQ(PIQ)が言語性IQ(VIQ)より低く, それらの傾向は男性患者で強いこと, 下位検査では組合せ, 積木模様および符号が低いことが明らかになった. MyD患者の知的機能をさらに明らかにするには, 多面的な検討, とくに神経心理学的なアセスメントが必要と考えられた. また, MyD患者の療育指導にあたっては, 患者の得意な能力を活かし, 成功体験を積み重ねていくことが重要である.
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