詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する:
全文: "新世界"
2,158件中 1-20の結果を表示しています
  • 伊沢 紘生
    哺乳類科学
    1978年 18 巻 1 号 1_67-69
    発行日: 1978年
    公開日: 2008/12/17
    ジャーナル フリー
  • 酒井 歩, 藤田 和生
    日本心理学会大会発表論文集
    2009年 73 巻 1AM080
    発行日: 2009/08/26
    公開日: 2018/11/02
    会議録・要旨集 フリー
  • 堀 智彦
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 P-23
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     一般的に,哺乳類の大臼歯の基本型はトリボスフェニック型大臼歯であり,上顎臼歯ではその進化上 3咬頭から遠心舌側に hypoconeが出現し 4咬頭となった.現生の新世界ザルにおいてマーモセット類は 3咬頭であるが,それは必ずしも原始的というわけではない.本研究ではオマキザル類とマーモセット類の上顎第 1大臼歯,特に hypoconeの出現パターンを比較検討し,その進化傾向について予備的に考察する.現在のところ最古の新世界ザルとされている Branisella bolivianaは hypoconeを持つが,上顎大臼歯の形質はマーモセット類に近い.ここで,現生のマーモセット類をみると, Callithrixは 3咬頭で hypoconeは存在しない.いっぽう Saguinusは小さな hypoconeを持つ種もあり,3咬頭と4咬頭が混在している.マーモセット類の次のステージで,かつ新世界ザルにおいて原始的な形質とされる大臼歯を持つ Saimiriは hypoconeがあり完全に 4咬頭である.Saimiriの化石種である Neosaimiriと現生 Saimiriの進化傾向をみると,現生種への進化過程において hypoconeの高さは縮小傾向にあり,高い hypoconeをもつ個体は減少していることが示唆された.マーモセット類における hypoconeの出現パターンおよび Saimiriの進化傾向を検討した結果,新世界ザルは 4咬頭から 3咬頭に進化している可能性がある.
  • 直井 工, C. C. Veilleux, E. C. Garrett, 松井 淳, 新村 芳人, A. D. Melin, 東原 和成, 河村 正二
    霊長類研究 Supplement
    2016年 32 巻 B04
    発行日: 2016/06/20
    公開日: 2016/09/21
    会議録・要旨集 フリー

    霊長類は3色型色覚の進化に伴い、嗅覚を退化させたと解釈されてきたが、近年の全ゲノムデータの整備に伴い、恒常的3色型色覚の狭鼻猿類と多型的色覚の広鼻猿(新世界ザル)類の間ではORの機能遺伝子数や偽遺伝子数に大きな違いがないことがわかっている。新世界ザルは食性や色覚の多様性が顕著であるため、嗅覚と食性や色覚との関連を検証するのに適している。しかし、全ゲノムデータの公開されている少数の種を除いて、新世界ザル類のOR遺伝子レパートリーは未解明である。そこで本研究は、新世界ザル全3科と多様な色覚型を網羅して、フサオマキザル(オマキザル亜科:3アリル2-3色型色覚)、セマダラタマリン(マーモセット亜科:3アリル2-3色型色覚)、アザレヨザル(ヨザル亜科:1色型色盲)、チュウベイクモザル(クモザル亜科:2アリル2-3色型色覚)、マントホエザル(ホエザル亜科:恒常的3色型色覚)、ダスキーティティ(ティティ亜科:3アリル2-3色型色覚)を対象に、各1個体の高純度ゲノムに対して、真猿類のOR遺伝子の全571orthologous gene groupのターゲットキャプチャーと次世代シークエンシングを行った。一方、種内変異を調べるために、ノドジロオマキザルとチュウベイクモザルの野生群を対象に、リガンド感受性の幅が異なることが他の哺乳類で知られている、一部のOR遺伝子(OR1A1,OR51L1,OR2A25)に対して、PCRとサンガーシーケンシングを行った。本発表ではその経過について報告する。

  • 佐々木 宏子
    情報の科学と技術
    2006年 56 巻 3 号 124-
    発行日: 2006/03/01
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル オープンアクセス
  • 関口 浩, 藥師寺 仁
    小児歯科学雑誌
    1999年 37 巻 2 号 329
    発行日: 1999/04/01
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 河村 正二, 直井 工, 林 真広, 蘆野 龍一, 今井 啓雄, 新村 芳人, 東原 和成, MELIN Amanda D.
    霊長類研究 Supplement
    2017年 33 巻 A19
    発行日: 2017/07/01
    公開日: 2017/10/12
    会議録・要旨集 フリー

    霊長類は一般的に視覚依存の動物とされ,他の感覚,特に嗅覚の重要性は低いと考えられてきたが,近年の研究の進展により再考が迫られている。新世界ザルは食性や色覚の多様性が顕著であるため,進化生態学的な文脈で様々な感覚の相互作用を理解するのに好適といえる。そこで本研究は,新世界ザル全3科と多様な色覚型を網羅して,フサオマキザル(オマキザル亜科:3アリル2-3色型色覚),セマダラタマリン(マーモセット亜科:3アリル2-3色型色覚),アザレヨザル(ヨザル亜科:1色型色盲),チュウベイクモザル(クモザル亜科:2アリル2-3色型色覚),マントホエザル(ホエザル亜科:恒常的3色型色覚),ダスキーティティ(ティティ亜科:3アリル2-3色型色覚)の6種を対象に,ターゲットキャプチャーと次世代シークエンシングにより,遺伝子数の膨大な嗅覚受容体(OR)に加え,苦味受容体(TAS2Rs)と旨味甘味受容体(TAS1Rs)遺伝子の全レパートリーを明らかにすることにした。トレードオフ仮説の予測と異なり,新世界ザルで唯一恒常的3色型色覚のホエザルは,他の2色型3色型多型の種に比べ,OR偽遺伝子割合は特に高くはなかった。総OR遺伝子数や偽遺伝子割合に種間で顕著な違いが見られない一方で,機能遺伝子と偽遺伝子のレパートリー構成は種間で大きく異なっていた。TAS2Rsは中立対照に対して塩基多型度が,特に非同義変異で高い傾向にあり,苦味感覚の多様化進化が示唆された。これら6種の新世界ザルのTAS2R16とTAS2R38を培養細胞系で再構成したところ,苦味物質に対する反応性に種間で顕著な違いが見られた。一方,TAS1Rsは機能制約が緩んでいる傾向がみられ,タマリン属では旨味受容体TAS1R1が偽遺伝子化していた。これらの結果は,霊長類の進化において,化学物質受容体遺伝子群の機能・偽遺伝子構成が能動的に変化していることを示唆し,化学物質感覚の重要性を物語っていると考えられる。

  • 林 真広, C. C. Veilleux, E. C. Garrett, A. D. Melin, 今井 啓雄, 河村 正二
    霊長類研究 Supplement
    2016年 32 巻 B02
    発行日: 2016/06/20
    公開日: 2016/09/21
    会議録・要旨集 フリー

    味覚・嗅覚・フェロモン知覚などの化学物質感覚(ケミカルセンス)と視覚は相互に関連して進化してきたと考えられ、中でも味覚は食性の影響を受け、味覚受容体遺伝子の機能や数を変化させてきたことが予想されている。しかし、霊長類全体として食性と味覚の関連性はまだ明らかでなく、特に多様な食性を持つ新世界ザルの味覚はほとんど調べられていない。新世界ザルは多くの種で種内に2色型色覚と3色型色覚の多型があり、種間においても色覚型が異なることが報告されている。また、色覚はケミカルセンスの中でも嗅覚との関係はよく研究されているが、味覚との関連に関する研究は少ない。そこで本研究では食性や色覚が多様な新世界ザルを対象に、味覚受容体のうち視覚センサー(オプシン)や嗅覚受容体と同じGPCRファミリーに属する旨味・甘味受容体(TAS1Rs)と苦味受容体(TAS2Rs)について、遺伝子の種間相違と種内変異を明らかにすることを目的とした。種間相違を調べるために、新世界ザル全3科と多様な色覚型を網羅して、フサオマキザル(オマキザル亜科:3アリル2-3色型色覚)、セマダラタマリン(マーモセット亜科:3アリル2-3色型色覚)、アザレヨザル(ヨザル亜科:1色型色盲)、チュウベイクモザル(クモザル亜科:2アリル2-3色型色覚)、マントホエザル(ホエザル亜科:恒常3色型色覚)、ダスキーティティ(ティティ亜科:3アリル2-3色型色覚)を対象に、各1個体の高純度ゲノムに対するTAS1RsTAS2Rsのターゲットキャプチャーと次世代シークエンシングを行った。一方、種内変異を調べるために、ノドジロオマキザルとチュウベイモザルの野生群を対象に、糞サンプルから抽出したDNAを用いて、リガンド感受性の幅が異なることがヒトで知られている一部のTAS2R遺伝子(TAS2R3,5,10,38)に対し、PCRとサンガーシーケンシングを行った。本発表ではその経過について報告する。

  • 河村 正二, 櫻井 児太摩, 白須 未香, 松下 裕香, Melin Amanda, Bergstrom Mackenzie, 今井 啓雄, 東原 和成, 太田 博樹, Aureli Filippo, Fedigan Linda
    霊長類研究 Supplement
    2012年 28 巻 B-29
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    会議録・要旨集 フリー
     最近の研究から霊長類の化学物質感覚は他の哺乳類に比べて必ずしも劣っておらず、野生下の採食行動においても視覚と相補的に働き、センサー遺伝子レパートリーも縮退しているわけではないことが示されてきている。我々はコスタリカ共和国グアナカステ保護区サンタロサ地区に生息し、これまでに色覚種内多型を持つことが実証されている新世界ザルのチュウベイクモザル(Ateles geoffroyi)とノドジロオマキザル(Cebus capucinus)の野生群を対象に、化学物質センサーの中で遺伝子レパートリー規模が比較的小さく有毒物の検出という点で生存に対する意義も比較的明確な苦味受容体(TAS2R)ファミリーの多型性解析とサルが採食する果実の香気成分の分析に着手した。これまでに6種類の機能遺伝子(TAS2R1,4,9,16,40,42)と1種類の偽遺伝子(pTAS2R60)について、クモザル1群60個体とオマキザル4群88個体に対して糞DNAからPCR法での遺伝子単離を行ない塩基配列を決定した。また、乾季の植物18種から果実や花弁の94サンプルを採集し香気成分を分析した。
     その結果、新世界ザルのTAS2R1Mはリガンド結合部位のアミノ酸がヒトと異なっており、リガンドがヒトと異なる可能性があること、ヒトとチンパンジーのTAS2R遺伝子群は機能制約が緩んでいると考えられているのに対し、新世界ザルでは機能制約が強いこと、オマキザルのTAS2R1TAS2R16は群れ間で顕著な集団分化を示し、地域適応的な自然選択を受けている可能性があることを示した。また、香気成分分析に関しては313種類の化合物を検出し、成熟と未成熟の間で香気成分種類数に差が大きい果実ほどよく匂いが嗅がれる傾向があることを示した。これらのことから多型的色覚の新世界ザルは恒常的3色型の狭鼻猿類より味覚や嗅覚により依存している可能性が考えられる。
  • ― 大阪市浪速区「新世界」の商店主の社会関係に注目して ―
    八木 寛之
    日本都市社会学会年報
    2013年 2012 巻 30 号 77-92
    発行日: 2013/09/01
    公開日: 2014/03/07
    ジャーナル フリー
     There is an increasing flowability of shops along the shopping street in the central part of the metropolis of Osaka. In this situation, the central objective of activation in the shopping street is to create a community centered on shop owners. This paper focuses on the shop ownersʼ social relationships through a case study of the shopping street “Shinsekai” in Osaka. Through analysis, we show the social conditions that caused the formation of this shopping street. The results demonstrate that the shop owners formed communities by forging links through diverse social relationships in the practice of activation in the shopping street. First, the shop owners practiced the activation by building personal relationships founded on community-based organization (shopping street organization and neighborhood associations). In the next stage, the established shop owners made concerted efforts to cooperate with newer shop owners, who raised capital externally, to create an attractive “regional image.”
     This paper presents the following significant findings: 1) We point out the importance of personal relationships among the shop owners to form a community through practices of activation in the shopping street. 2) We discovered that organic social relationships among shop owners provided the foundation for community-based organization.
  • 古賀 章彦, プラコン チオーン, シクルナト コンソン, 平井 百合子, 平井 啓久
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 C2-5
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     アルファサテライト DNA は,霊長類のセントロメアの主要な構成成分となっている反復配列である.前演題の目的での反復配列解析から,ヨザルには2種類のアルファサテライト DNA があることが判明した.コピー数は同程度であり,2種類がヨザルのゲノムに共存していることになる.この状況に至った過程を推測した.
     2種類を OwlAlp1 および OwlAlp2 とよぶことにした.反復単位のコンセンサス配列の長さは,OwlAlp1 が 184 塩基対,OwlAlp2 が 344 塩基対であった.OwlAlp2 の塩基配列は OwlAlp1 を包含していた.染色体上の位置は,OwlAlp1 が セントロメア狭窄(細胞分裂時に紡錘糸が結合する部位)OwlAlp2 がセントロメア周辺部であった.調べた限り他の新世界ザルには,OwlAlp1 に相当する配列,はない.
     OwlAlp2 は,新世界ザルのアルファサテライト DNA と,塩基配列が全域にわたって類似しており,「標準型」のアルファサテライト DNA であるといえる.そして OwlAlp1 は「派生型」であると考えられる.ところが「派生型」のほうが,セントロメアの機能に関してより重要な部位に存在している.以上から,ヨザルにつながる系統が他の新世界ザルから分岐したあとでこの派生が起こり,すべての染色体で,セントロメアの重要な部位のみこれで置き換わったことが考えられる.出現から置き換わりまでが種分化の後で進行しており,急速な変遷であるといえる.したがって,「派生型」が新規の機能を獲得したという推測も成り立つ.
  • 平松 千尋, 井上-村山 美穂
    霊長類研究 Supplement
    2012年 28 巻 P-03
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/11/01
    会議録・要旨集 フリー
    アンドロゲン受容体遺伝子のエクソン1には、3塩基の繰り返し配列によりグルタミン酸(Q)および、グリシン(G)が連続してコードされる領域がある。ヒトではQリピートに9~36回、Gリピートに10~31回の反復回数の多型があり、極端に長いQリピートまたは短いQリピートは疾病と結びついていることが知られている。また、Qリピート長は攻撃性や優位性などの気質との関連性が指摘されている。ヒト以外の霊長類においては、チンパンジー、ゴリラ、オランウータン、マントヒヒ、スーティーマンガベイにはQリピートに多型があることが報告されているが、アカゲザルやカニクイザルでは多型が見つかっていない。多型の有無や反復回数にどのような要因が関連するのかは興味深く、さらに多くの種を調べる必要があるが、新世界ザルの報告は少なく、コモンマーモセットで多型がないことが報告されているのみである。そこで、我々はマーモセット科の8種、オマキザル科の9種に属する約100個体の反復回数と多型の有無を調べた。その結果、フサオマキザルではQリピートに10回と11回、Gリピートに11回と13回、ヨザルではGリピートに11回と14回の反復回数の多型が見つかったが、その他の種には多型がみられなかった。また、調べた新世界ザルでみられたQリピートの長さは4~8回反復、Gリピートの長さはリスザルの21回反復を除いては7~14回と旧世界ザルよりも短い傾向にあった。多型の有無、反復回数の長さには、コドン使用頻度など塩基配列の構造、集団サイズや性成熟までの長さなどの要因が関連していると考えられ、それぞれの要因について関連の有無を検討する予定である。
  • 高橋 正
    人文地理
    1959年 11 巻 4 号 385
    発行日: 1959/08/30
    公開日: 2009/04/28
    ジャーナル フリー
  • 中原 省三
    工業化学雑誌
    1938年 41 巻 2 号 65
    発行日: 1938/02/05
    公開日: 2011/09/02
    ジャーナル フリー
  • 松下 裕香, 竹崎 直子, メリン アマンダ, 河村 正二
    霊長類研究 Supplement
    2018年 34 巻 B03
    発行日: 2018/07/01
    公開日: 2018/11/22
    会議録・要旨集 フリー

    多くの新世界ザル種はL/MオプシンのX染色体一座位遺伝子多型によって,色覚多型を有している。その中でホエザル属は唯一,遺伝子重複により縦列したL及びMオプシン遺伝子を同一X染色体上に有している。我々はこれまでに,ホエザルのL/Mオプシンには通常のL,Mオプシンとは吸収波長の異なるL/M hybrid遺伝子が高頻度に存在することを報告してきた。一方で,旧世界霊長類はホエザルと類似して縦列したL及びMオプシン遺伝子を有している。しかし旧世界霊長類におけるL/M hybrid遺伝子の存在は極めて稀であることが報告されている。我々はこれまでに,旧世界霊長類のテナガザル属において,遺伝子変換によるL-M遺伝子間の均質化に抗して,LとMオプシン間の吸収波長の相違が自然選択で維持されていることを示している。しかし,同様の均質化と自然選択がホエザルや他の旧世界霊長類でも起こっているかは不明だった。そこで,我々はホエザル及び様々な旧世界霊長類に対して,ターゲットキャプチャー法と次世代シーケンシングにより,イントロンを含めたL/M遺伝子領域を取得し,L-M間塩基相違度の解析を行った。旧世界霊長類に対して,ホエザルではイントロンを含め,LとMオプシン遺伝子の間の塩基相違は全体に高く,遺伝子変換による均質化は不明だった。また,その塩基相違の高さは,他の新世界ザルでのL/Mアリル間の塩基相違と類似していた。遺伝子変換による均質化が見られなかったにもかかわらずホエザル属は高頻度のL/M hybrid遺伝子を有している。このことから,ホエザル属では旧世界霊長類と異なり,他の新世界ザルと同様に,色覚の多様性をもたらす選択圧が働いていると考えられる。

  • 峰沢 満
    霊長類研究
    1986年 2 巻 1 号 30-35
    発行日: 1986年
    公開日: 2009/09/07
    ジャーナル フリー
  • 松下 裕香, 太田 博樹, B Welker, M Pavelka, 河村 正二
    霊長類研究 Supplement
    2013年 29 巻 C2-2
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/02/14
    会議録・要旨集 フリー
     ヒトの色覚には X染色体に直列する Lと Mオプシン遺伝子による正常 3色型の他に L/Mハイブリッド遺伝子による変異 3色型や遺伝子欠失による 2色型がある.ヒト以外の旧世界霊長類ではこれらの変異は稀でほぼ正常 3色型しかみられないため,野生霊長類では正常 3色型の強い有利性が示唆されている.対照的に多くの新世界ザルは 1座位 L/Mオプシン遺伝子の対立遺伝子分化によって,様々な3色型と 2色型からなる高頻度の種内色覚多型を有する.そのため霊長類の色覚進化は,哺乳類で一般的な 2色型から,一部の原猿類と多くの新世界ザル類で見られる 2色型と変異型及び正常型の 3色型の多型色覚を経て,旧世界霊長類で一般的な均一な正常 3色型へと向かう定向的パターンに従うことが想定される.新世界ザルの中でホエザル属 (Alouatta)は旧世界霊長類に類似して,正常な Lと Mオプシン遺伝子を直列して有するため,定向的色覚進化モデルを支持する好例として,均一な正常 3色型をもつと考えられている.しかし,我々は一昨年の本大会で,コスタリカ及びニカラグアのマントホエザル (A. palliata)とベリーズのユカタンクロホエザル (A. pigra)の野生集団調査により,それぞれの種に異なるハイブリッド L/Mオプシン遺伝子を報告し,モデルの妥当性に疑問を投げかけた.
     今回我々は両種のハイブリッド L/Mオプシンを再構成し,最大吸収波長がA. pigraで 546 nm, A. palliataで 554または 547 nmであると実測した.ハイブリッド L/Mオプシンを持つ場合の 2つの L/Mオプシン間のスペクトル分離は,前者では 14 nm,後者で 10~22 nmとわかった.これは他の新世界ザルにみられる様々な変異 3色型に近い.このような多様性の高さは,色覚の定向的進化モデルを支持しておらず,均一な正常 3色型が霊長類色覚進化の究極段階ではないことを示している.
  • 北詰 裕子
    近代教育フォーラム
    2017年 26 巻 147-
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/09/08
    ジャーナル オープンアクセス
  • 市居 米子
    英文学研究
    1991年 67 巻 2 号 281-
    発行日: 1991/01/31
    公開日: 2017/04/10
    ジャーナル フリー
  • 太田 一昭
    英文学研究
    1991年 67 巻 2 号 281-
    発行日: 1991/01/31
    公開日: 2017/04/10
    ジャーナル フリー
Top